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2010年01月06日

平成22年あけましておめでとうございます! 古代のもちつき 2010.1.2・3

もう新年も6日経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
今年も考古博物館協力会をどうぞよろしくお願いいたします。

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↑新年にいただいた金太郎飴のトラさんです☆

☆協力員の皆様へ
今年一年も考古博物館を盛り上げていただければ幸いです。
皆様が健康で過ごせますように、そして実り多き年になりますようお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、考古博物館は1月2日より開館してしておりますが、新年初日2・3日(土・日)の2日間、恒例の「古代のもちつき」イベントを開催しました。
新年早々でしたがたくさんの方にご参加いただきました。

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*今年のお餅は…
2日→もち米+黒米、陸稲のもち米+雑穀(キビ)
3日→もち米+赤米、陸稲のもち米+ドングリ(クヌギ)+クルミ(半分には黒米も+)

※陸稲のもち米は、水田ではなく畑でできたもち米です。
 昨年の古代のもちつきイベントに参加された高井様(甲州市)にいただきました。
 貴重なもち米をありがとうございました。

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では、今年のもちつきの様子です♪

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大きくて重さのある竪杵で「ぺったんぺったん」お餅をつきました。
おいしいお餅がつけますように…。

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武井館長ももちつきに参加です。大人も子どもも一生懸命。

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お子さんは職員やパパやママと一緒に。粘りが出てくるとますます大変。

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黒米入り・キビ入り・赤米入り餅をついてます♪

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つきあがったお餅はみんなでおいしくいただきました!
自分でついたつきたての温かいお餅を「おいしい、甘みがある」と何個も食べてらっしゃいました。

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協力員さんお餅の取り分け作業頑張ってくれました。

毎回違うお餅でしたが、どれも好評でしたよ♪

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黒米もち・キビもち

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赤米もち・クヌギ+クルミもち

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クヌギ+クルミ+黒米もち  「う~ん、やわらかくておいしい(^^)」

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炉では、クヌギを土器で煮たり、マテバシイ(協力員の今福さんよりいただいたものです)を焼いて食べたりしました。
※マテバシイいただきました記事→こちら

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マテバシイは今年収穫のもので生のままのものを焼きました。
焼くと殻がテカテカ油を塗ったように光ってきてびっくりです。
お味は、香ばしくて甘みがあってクリ?みたいでおいしかったですよ。

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たくさんお餅を食べた後は…
考古博物館の展示解説ツアーです!!

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保坂学芸課長と石神学芸員が常設展、冬季企画展、新年干支展をご案内しました。

参加された方はお腹も頭もいっぱいになったようでした♪

イベントをお手伝いいただいた協力員の皆様ありがとうございました。
もち米をふかしていただいたり、お餅を返していただいたり、お餅を取り分けていただいたり、いろいろお手伝いいただきました。手際よく作業をしていただきまして大変助かりました。
また、イベントに参加でいらしてくださった協力員の方にも急遽お手伝いいただきました。
ありがとうございました。

2010年01月31日

こうこはくdeタッチ&トーク 2010.1.31

本日第6回目のギャラリートーク「タッチ&トーク」を開催いたしました。
第6回のテーマは本日までの開催の企画展「表門郷ものがたり」に関連して「表門郷の土器を触ろう!!」でした。

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表門郷の土器の話をしたり、土器を実際に触っていただきました。

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話を聞きながら本物に触ることができてよかったと参加された方はおっしゃっていました。さらに企画展を満足していただけたようでした。

※写真で触っていただいている土器は表門郷時代と同じくらい時代の違う地域の遺跡の甕です。

次回のタッチ&トークは2月14日(日)、テーマは「めったに触れない須恵器(すえき)に触ろう!!」です。ぜひご来館ください。

2010年02月12日

風土記の丘望見展「ものづくり体験の現状と展望 青銅器作りを中心として」開催中です

来月3月22日(月)まで風土記の丘研修センターエントランスホールにて「風土記の丘望見展」を開催中です。

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ものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」と「チャレンジ博物館」を開催している風土記の丘研修センター。ほかの施設ではなかなかできない体験学習教室を企画、研究しております。
昨年度から始まった「青銅鏡作り教室」は今年度8回開催され、3月にも2回開催される予定の今年一押しの教室です。

ということで、今回の望見展のテーマは「ものづくり体験の現状と展望 青銅器作りを中心として」。今年度のものづくり教室の成果(=現状)と新しい体験学習にむけた試作品(=展望)を展示しています。

では、展示を紹介します。

一般の方対象の「原始古代の技を学ぶ」から》

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復元をした数々の青銅鏡

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九州型銅戈の復元、富本銭の枝銭の復元

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イノシシのキバのペンダント

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草木染めと原始機織りでの新たな試み


《小中学生の親子対象「チャレンジ博物館」から》

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チャレンジ博物館での青銅鏡作りの企画は初でした。
お子さんができるようにアレンジされています。

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第1回ユニークな土偶をつくろう
第2回縄文時代のかごをつくろう
第3回粘土作りから野焼きまで~縄文土器をつくろう~
第4回縄文時代の布を編んでみよう
第5回弥生時代の矢じりをつくろう
第6回弥生時代の稲かりに挑戦しよう
第8回古代の青銅鏡をつくろう
第9回干支の土鈴をつくろう

第10回縄文時代のアクセサリーをつくろうはこれから開催します♪

チャレンジ博物館の開催レポート公開中です。
こちら

「風土記の丘望見展」の詳しい情報は考古博物館のこちら

たくさんの方々にこの展示みていただいて、教室へも参加いただけたらと思います。

第7回わたしたちの研究室

第7回わたしたちの研究室でご応募いただいた小中学生の考古学や歴史学などの研究作品を展示中です。

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会期:平成22年2月9日(火)~3月7日(日)
会場:考古博物館 特別展示室

展示公開に先立って、2月7日(日)に考古博物館エントランスホールにて表彰式・発表会を行いました。

選考結果はこちら

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表彰式の様子です。

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考古博物館武井館長・山梨県考古学協会谷口会長より一人一人に賞状をお渡ししました。

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表彰式の後は、受賞されたみなさんでナウマン象の前で記念写真を撮りました。

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それから、発表会です。

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受賞された児童・生徒さんに研究を発表していただきました。

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児童・生徒の皆さんは、発表事前の準備、練習をしてくださっていたようです。
みなさん立派に発表されていました。

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展示の様子。

個人研究部門・中学校の部 
最優秀賞(山梨県教育委員会委員長賞)
山梨英和中学校 1学年 小関里歩さん
「縄文の響き」

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作製した土笛と縄文土器も展示してあります。

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団体研究部門(学校・学年・学級単位)
最優秀賞 (山梨県教育委員会委員長賞)
増穂町立増穂小学校 6学年 「富士川舟運を探る」

超大作です。奥の展示ボード、机にもびっしり成果が展示してあります。


全246点の小中学生の研究成果を同じ小学生から年配の方まで幅広い年齢の方々にご覧いただきたいと思います。
3月7日(日)までです。

2010年02月13日

古代の音色コンサート-縄文笛毅さん公演- 2010.2.13

1月30日富士吉田市歴史民俗博物館から始まった1・2月の古代の音色コンサート。平成22年2月13日(土)は考古博物館の回でした。
土笛やフルート奏者の縄文笛毅さんに午後2時から1時間たっぷりご公演いただきました。

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90人の方においでいただき、大盛況です。
協力員さんも何人かいらしてくださいました。

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縄文笛毅さんは、自分で作られた土笛や復元された弥生笛、意外なものでは小さな貝や竹輪(食べながら吹く)、コップなど様々なものでパフォーマンスしてくださいました。

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エントランスホールや展示室は縄文笛さんが創り出す音色が響きわたってなんとも言えない不思議な空間になりました。
「展示室にある縄文土器と共鳴しているようだ」と縄文笛さんはおっしゃっていました。

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縄文笛さんの演奏は聴く人を引き込み、また語りも魅力的でさらに皆さんを引き付けていました。

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「カラカラカラ~コロコロコロ~」と山梨県の遺跡でも出土する縄文時代の土でできた鈴である土鈴(どれい)の復元品も鳴らしてくださいました。

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それから、現代のフルートも演奏。
昭和10年代の曲「ワカバ」という曲が演奏された時にはご年配の方の歌詞を口ずさむ声も聞こえてきました。

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それから、特別楽器にて演奏いただきました。
特別楽器というのは、遺跡から出土した本物の土笛です!!

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いい音色でした音符
縄文人が出した音色もこんな音色だったのかなと想像しながらお聴きいただけたと思います。

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最後は復元された縄文笛での演奏です。

縄文笛は北海道の美々4遺跡から発見された、アザラシのような動物形土製品をもとにして作られたそうです。
この土製品はちょうど今東京国立博物館で開催されている国宝土偶展で展示されているもの。この偶然にびっくりした協力員さんもいたようです。

国宝土偶展 2月21日(日)まで東京国立博物館で開催中
北海道 千歳市ホームページ 動物形土製品(国指定重要文化財)

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縄文笛さんの音色に引き込まれた1時間。
聴かれた方の温かい拍手でコンサートが締めくくられました。
縄文笛毅様ご公演ありがとうございました。


次の古代の音色コンサートは20・21日に釈迦堂遺跡博物館・谷戸城ふるさと歴史館で
開催いたします。→縄文王国山梨
考古博物館での古代の音色コンサートは2月27日(土)です。
この日は縄文王国イベントも開催いたします。
展示を見て、縄文体験をして、古代の音色を聞いて、1日楽しめます!
(詳細が決まりましたら、また考古博物館のホームページに掲載します)。

お子さんからご年配の方まで参加大歓迎です。お越しをお待ちしています。

2010年02月28日

縄文王国山梨イベント「考古博で縄文体験!」2010.2.27

昨日(2月27日土曜日)、縄文王国山梨の巡回イベント(今年度2回目)を今回は考古博物館で開催しました。

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「考古博で縄文体験!」をいうことで体験メニューは↓を用意しました。
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外では土器でドングリを煮てあく抜き。
ひたすらグツグツです。

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石器でクルミやドングリ割り。
すごく固いクルミもこの石器の威力なら割れます!

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縄文クッキーを食べてみる。
今回はドングリクッキーとトチクッキー。
警戒しながらも1枚食べるともう1枚。

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ドングリ(クヌギ)+クルミ(オニグルミ)
トチ+クルミ(オニグルミ)
トチクッキーは初めて作ったものを食べていただきましたが、なかなか好評。

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ミニ土偶づくりは、オーブン粘土で土偶の写真を見ながら気に入った土偶の顔を真似しながら作ってみました。
作った人の顔に似ると言われる土偶…かわいくできました。

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午後2時からは古代の音色コンサート♪
今回の演奏家さんはオマタタツロウさん。
エントランスホールは満員でした。

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土笛や縦笛やドングリの殻や自然の木、貝、太鼓など本当に様々なもので演奏していただきました。

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遺跡から出土した土笛を吹いていただきました。
これは前回縄文笛さんの時も吹いていただいたもので、またその時とは違った音色でした。

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3つの楽器を同時に!陽気な明るい音楽です♪

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次々と繰り広げられるパフォーマンスに聴いているみなさんは音色に耳を澄ませたり、時には笑顔を見せたり、驚きの表情を浮かべたりしていました。
音色に合わせて踊っている!?ようなお子さんもいましたよ。

オマタさんには今回の古代の音色コンサートで3回ご出演いただきました。
ありがとうございました。

-おまけ-
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コンサートに来てくれたお子さんと前回もオマタさんのコンサートへ来てくださった方にオマタさんがプレゼントしたもの。
この葉っぱはオマタさんが拾って絵を描いたものです。
素敵なプレゼントでした。

そして
本日、1月末から毎週行ってきた毎古代の音色コンサート最終回を釈迦堂遺跡博物館で開催します!!!
矢島たかしさんとアマウツシさん公演です。午後2時より。
雨模様ですが、縄文の音色を聞きに釈迦堂さんへお出かけください♪

2010年03月02日

こうこはくdeタッチ&トーク「2万年前の石の道具に触ろう」2010.2.28

2月は毎週日曜日行ってきた「タッチ&トーク」。
平成22年2月28日、今年度最後のタッチ&トーク「2万年前の石の道具に触ろう」を常設展示室、旧石器時代コーナーにて開催しました。

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旧石器時代は展示の一番最初の時代です。
展示を見に来てくださった方々に保坂学芸課長が石の道具ということで、石器のお話をしました。

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そして今回、触っていただいた石器はこちら。
すべて県内の遺跡から出土した黒曜石の石器です。

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中には、実際に槍として投げられ、その衝撃の痕が残っている石器もありました。
石器を手に取りじっくり見ていただきました。

来年度もギャラリートーク「タッチ&トーク」を開催する予定です。
次はどんな貴重な出土品に触れるのか…楽しみにしていてください。
1年間ありがとうございました!

2010年03月10日

平成21年度山梨県立考古博物館協力会県内研修【山梨県立博物館・甲州市大和町】 2010.3.6

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平成22年3月6日(土)山梨県立考古博物館協力会県内研修を行いました。
協力員対象の年に1回の県内研修、天気はあいにくの雨模様でしたが23名の協力員さんにご参加いただきました。

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今回の研修先は
県立博物館(笛吹市)→景徳院(甲州市大和町)→栖雲寺(甲州市大和町)

景徳院と栖雲寺では山梨県埋蔵文化財センター所長小野正文氏を講師にお招きしてご説明いただきました。
また事務局では3名同行いたしました。
移動は大型バスです。

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最初の研修先は山梨県立博物館で好評開催中の「世界遺産 アンコールワット展-アジアの世界に咲いた神々の宇宙-」を観覧しました。
展示の入口アンコールワットの模型があるところで博物館の展示交流員さんにアンコールワットの説明やこの展覧会の概説をご説明いただきました。

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この説明を受けた後は展示室の67の発掘された仏像などを個々でじっくり観覧しました。
神々の顔を見て心も穏やかになり、精巧な作りを見て感心したのではないかと思います。
今回の展示は、美術的な展示であったのですが、展示されている神々からアンコールワットの歴史や魅力が伝わってきたのではないでしょうか?

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そしてこれもお楽しみの昼食です。
甲州手打ちうどんをお腹いっぱいにいただきました。
とてもおいしそうにみなさん食べてらっしゃいました。

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そして次の研修先へ。
武田勝頼の墓のある天童山景徳院へ。
雨ざんざんでしたがしっかり見学しました。

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景徳院の唯一残っている江戸時代の建造物、山門。
県の指定有形文化財です。
講師の小野所長が説明をしてくださいました。

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保存修理された「武田勝頼の墓」を見学しました。
お墓は平成18年にお墓の基壇から勝頼、信勝、北条夫人の戒名が書かれた経石がみつかったことでも注目されました(山梨県指定史跡に指定されています)。

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小野所長の解説を聞き、勝頼のことやその時代のことを考えたりしたのではないでしょうか?

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景徳院の次は僧、業海本浄(ごっかいほんじょう)が建立した栖雲寺を訪れました。

境内内にある「甲斐の五鐘」の一つの銅鐘を見学しました。
これは県の指定文化財です。
小野所長は鐘に記してある詩の読み下しをしたそうで、その詩の意味や素晴らしさを伝えてくださいました。
この鐘は「甲斐の五鐘」の中で今でも鳴らすことができるとても貴重なものです。
協力員さんが鐘を鳴らしてみるととても重みのあるいい鐘の音が響きわたりました。

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本堂の裏手に安置された県文化財である普同・開山業海供養塔の2基の宝篋印塔(ほうきょういんとう)を見学しました。

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それから保存庫「伝燈庵」を特別に檀家総代さんに開けていただき、中を見学させていただきました。
中には木造普応国師坐像(重文)をはじめとする数々の貴重な品が保管されておりました。

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中国の元王朝時代の貴重な宗教美術品である可能性が高まって、メトロポリタン美術館(米ニューヨーク市)で来秋開催される企画展に出品されることになった掛け軸「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)画像」(甲州市文化財)もこのお寺の所蔵です。

現在は実物は修復されほかのところに出張中でレプリカを展示中でした。
熱の入った小野所長の解説でありました。

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宝篋印塔の塔下から発見された常滑の大甕を触らせていただきました。

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そして業海が座禅修行したとと言われる県の名勝に指定されている庭園を見学しました。
自然の山を利用してつくられている庭です。

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急傾斜もありましたが、揚々と協力員さんは登ってらっしゃいました。

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雨が石に生えた苔の緑を鮮やかにし、庭の全体に霧?雲をかけ、また晴れの日と違ったよい雰囲気を演出していました。

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岩に彫られた地蔵菩薩です(県指定文化財)。

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「初めて栖雲寺まで来た」、「今日はよく歩いたからよく眠れる」とおっしゃっていた協力員さんがいました。

そして、栖雲寺見学を終え、帰りに向かいました。

参加された協力員の皆様、今回の県内研修いかがだったでしょうか?
1日ありがとうございました。

平成21年度の大きな活動はこれで終わりになります(日々のショップのお当番は続きますが)。
平成21年度の協力会の活動にご参加いただきましてありがとうございました。
22年度もよろしくお願いいたします。

2010年03月13日

山梨県埋蔵文化財センター主催 「山梨の遺跡展2010」始まりました

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本日3月13日(土)より山梨県埋蔵文化財センターが毎年開催している展示会「山梨の遺跡展2010」が始まりました。


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平成21年度に山梨県内で県埋蔵文化財センターや市町村教育委員会などで発掘調査された遺跡の出土品約430点が展示されています。また、埋蔵文化財センターの資料普及活動も展示されています。

会期:平成22年3月13日(土)~4月12日(月)
時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
場所:県立考古博物館 特別展示室
観覧料:無料

詳しくは県埋蔵文化財センターホームページをご覧ください。
県埋蔵文化財センターホームページ

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【遺跡展観覧の様子】

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【美通遺跡の展示】
都留市の遺跡です。
都留パイパス建設事業に先立ち発掘調査され、縄文、奈良・平安時代、中近世の遺物などが発見されました。

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【美通遺跡出土猿形土製品】
かわいらしい猿の土製品です。
県内での類例は少ないものです。
遺跡展のチラシなどにも載っています。
先日新聞でも取り上げられた遺物です。

皆様のご来場お待ちしております。

2010年04月30日

平成22年度考古博物館協力会総会 2010.4.17

遅くなりましたが、
平成22年4月17日(土)に開催しました平成22年度考古博物館協力会総会について報告します。

時間:午後1時半~4時
会場:考古博物館 多目的室
出席者:協力員41名

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椎名会長あいさつ

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事務局顧問榊原館長あいさつ

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議事

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総会を華やかにしてくれた生け花(演台横)

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この生け花は、協力会副会長の原田さんが総会前日にお忙しい中いらして生けてくださったお花です。
毎年総会のお花は原田さんの生け花です。
今年もありがとうございました。

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ミュージアムショップ運営委員会より

ミュージアムショップ運営委員
 ☆運営委員さん(敬称省略させていただきます)
  広瀬はるみ、一瀬順司、藤森たか子、
  雨宮千代子、今福政江、大久保長仁、
  大山智恵子、曽根瑠璃子、堀内淳子、山崎義雄

委員長の広瀬さんからミュージアムショップについて・ショップについてのアンケートのご協力のお願いの話がありました。


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ボランティアガイド証交付式

平成20・21年度に行われたボランティアガイド研修を受講し、十分な実績をあげられるガイド可能となりました協力員8名に考古博物館よりボランティアガイド証およびボランティアガイドマスター証を交付しました。また新しくできあがったばかりの見学の手引きも1冊ずつお渡ししました。

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一人一人にガイド証を交付

ボランティアガイド証交付者お名前(敬称省略させていただきます)

☆ボランティアガイドマスター証
 野口正樹
 広瀬はるみ

☆ボランティアガイド証
 今福政江
 真田義夫
 杉野美幸
 芹沢昇
 藤森たか子
 藤原貴憲

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ボランティアガイドガイド・マスター証

すでに昨年の6月よりガイドをしていただいているガイドさんもいます。
ガイドの皆さんのこれからの活躍に期待しています。


平成21年度出労感謝式は日頃の感謝を気持ちとして行いました。
記念品はまた後日ということで、スタンプ12個以上(ご協力など12回以上)集めた方のお名前をお呼びしました。


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記念講演

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山梨県立博物館、平山優氏に「武田氏研究の最前線~新発見の山本菅助関係文書を読み解く~」という演題でご講演いただきました。

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興味深いお話ありがとうございました。
平成22年6月5日(土)から開催される県立博物館のシンボル展「実在した山本菅助」見に行かなくてはですね!


*協力員のみなさまへ*
 多くの皆様に総会に出席いただきましてありがとうございました。
 今年度も多大なご協力をいただきます。
 1年間どうぞよろしくお願いいたします。

月の第4土曜日は考古博物館の日イベント「古代のアクセサリーをつけよう」2010.4.24

考古博物館では今年度から「月の第4土曜日は考古博物館の日」として、月の第4土曜日にミニイベントを開催することになりました。
お子さんから大人の方までより考古学を親しんでもらえたらと思い、始めたイベントです。

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第1回目となった考古博物館の日4月24日(土)はちょうど春季企画展「古代のアクセサリー」のオープンの日。
その企画展に合わせて「古代のアクセサリーをつけよう」として復元した古代のアクセサリーを実際につけて体験してみるという内容で行いました。


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古代衣装も着て、ガラス玉・勾玉のネックレスをつけて気分は↑↑

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鮮やかなガラス玉のネックレス。
実は手作りです。


写真はありませんが、ミュージアムショップではミュージアムショップ運営委員の方がこのイベントに合わせてグッズを販売、またこの時だけ・特別価格でオリジナルピンなどの販売も行いました。
(ミュージアムショップ運営委員の方々お疲れ様でございました)
今後も考古博物館の日イベントに合わせての販売を行っていく予定だそうです。


次回の「考古博物館の日」は5月29日(土)。
内容は今回と同じく「古代のアクセサリーをつけよう」です。
企画展「古代のアクセサリー」を見たり、アクセサリーをつけてみたり、ミュージアムショップをみたり、きっと楽しいですよ。
お待ちしてます♪

2010年05月01日

第44回史跡文化財セミナー「久遠寺と門前町『身延』」2010.4.29

平成22年4月29日(木・祝)に考古博物館の人気イベントの第44回史跡文化財セミナー「久遠寺と門前町『身延』」を身延町で開催しました。

☆今回の史跡文化財セミナーコース

 寺平駐車場・受付(寺平遺跡)
   ↓
 覚林坊(かくりんぼう)
   ↓
 山田屋裏のオハツキイチョウ
   ↓
 門前町を通る(歩く)
   ↓
 久遠寺三門
   ↓
 久遠寺菩提梯下
   ↓
 日蓮聖人御廟所・日蓮上人草庵跡
   ↓
 樋之沢坊の門
   ↓
 昼食(樋之沢坊)
   ↓
 斜行エレベーター
   ↓
  久遠寺

☆参加者
 32名
 朝の台風のような雨・風にも関わらず、お申し込みをされた
 すべての方にご参加いただきました。

☆天気
 雨のち曇りときどき雨のち晴天

☆講師
 身延町教育委員会 坂口広太さん
 久遠寺三門からは 身延山大学名誉教授望月海淑(かいしゅく)先生


セミナーの様子を写真でお伝えします。

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寺平駐車場・受付(寺平遺跡)スタート

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朝の空模様

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道々でいろんなところに立ち寄りました。
願満稲荷大善神さま

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講師の坂口さん。
作った説明資料を示しながらかわりやすく説明くださいました。

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今から約550年前に行学院日朝上人により開かれた塔頭寺院の覚林坊

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町指定史跡の覚林坊庭園

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山田屋裏のオハツキイチョウ(町指定天然記念物)

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雨がまた降る中の見学です。

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門前町を三門に向かって歩きます。

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三門からは講師は望月先生。
先生は法華経などを研究しているそうです。

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久遠寺三門をくぐります。

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身延山三門わき慈済橋のほとりにある宮沢賢治の文学碑
「塵点の刧をし過ぎていましこの妙のみ法にあいまつりしを」

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見学

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久遠寺菩提梯

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説明のみ。階段は上りませんでした。

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日蓮聖人御廟所

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御草庵跡
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雨で苔の緑が一層際だってきれいでした。

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樋之沢坊
望月海淑先生はこの坊の住職でもあります。
門は町指定の文化財です。
茅葺きの屋根の苔がなんとも風情があります。
ここでお昼を取らせていただきました。

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午後は久遠寺へ。
新しくできた斜行エレベーターで本堂脇までいきます。

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本堂の中です。
天井にはとても大きな龍の絵がありました。

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旧書院から庭園を眺めました。

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中央の島は亀と鶴です。

この他にも写真はありませんが、久遠寺の各場所にて望月先生が説明してくださいながら見学をしました。

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宝物館前で解散です。宝物館は自由見学で。

講師の先生の解説は参加者の皆さんにとても好評。
普段、身延山の説明はしていないということなので貴重な機会となりました。

お疲れ様でした。


次回の史跡文化財セミナーは6月13日(日)「能見城防塁と新府城」ということで韮崎市で開催します。
お申し込みは開催日一ヶ月前からです。
人気イベントですので、参加される方はお早めにお申し込みください。


2010年05月07日

第22回風土記の丘こどもまつり 2010.5.2・3

第22回風土記の丘こどもまつりを平成22年5月2・3日(日・月)に今年は初の試みで富士観光・富士グリーンテックグループさんと共催でこどもまつりを開催いたしました。

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協力員の皆様にはゴールデン期間中4月29日より5月5日まで多くの方々にご協力をいただきました。
では、今年のこどもまつりの様子を振り返ります。

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2日間夏のようなお天気でとても暑く、かき氷がおいしい天気となりました。
今年は駐車場に車が入りきれないほど4600人もの多くの方々が来場されました。
お子さんを連れたご家族がほとんどです。

今年もさまざまなアトラクションが用意されました。

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「勾玉作り」
体験古墳時代の装身具「勾玉作り」を体験

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どの回も定員いっぱいでした。やっぱり勾玉作りは人気。
協力員の方には勾玉づくりの指導の手伝いをしていただきました。

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丸く角を削るのが難しいようです。お父さんも見守りながら。

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できあがった勾玉を嬉しそうに首にさげて帰りました。

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「トンボ玉作り」
体験バーナーを使い斑点模様のトンボ玉作りを体験

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職員と一緒に作ります。
棒を水平にして回し続けるのが大変。

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模様もつけました。冷やしてできあがり。

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「古代の貨幣作り」見学
古代の雰囲気で、炉で青銅を溶かし鋳型に流し込む様子を見学

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今年初のアトラクションでした。
貨幣の鋳造についての説明。

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砂でできた鋳型にどろどろに溶けた青銅を流し込みます。

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みなさん注目のまなざしで作業を見学しています。

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鋳型から取り出した貨幣

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その貨幣を見て驚いています。

最後まで見学した方には記念品をお渡ししました。

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今年も「縄文土器太鼓」体験岡谷市民が中心の「JOMON DOKI DRUM BAND 森の精霊」さんにおいでいただきました。

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演奏に参加して太鼓をたたいてもらいました。
「あなたの気持ちはどんな音?~♪」
みなさんリズムよく楽しそうに太鼓をたたいていました♪

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「鹿肉燻製」試食鹿肉試食
木のチップを燃やして鹿肉を燻製にしています。

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縄文風スナックの鹿肉燻製を試食です。
お子さんも「おいしぃ」。

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「古代の火起こし」体験
まいぎり式火起こし器で古代の火起こしを体験

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協力員さんもお手伝いしながら火を起こしています。

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土器で炊く古代のご飯試食

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おいしく炊けました。
土器の中のご飯が気になります。

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古代風「黒米・キビ入りご飯」です。

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ご飯の配膳開始。長蛇の列でした。
おいしく味わっていただけたようです。

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史跡クイズウォークラリー
風土記の丘公園内や博物館に表示されたクイズを解きながら歩きます。
受付に多くの方々が。

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全問正解賞は土偶やガラス玉、ペンダントなどをプレゼント。

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歴史に関係するペーパークラフトペーパークラフト

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細かい作業も頑張っていました。

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狩猟体験
弓矢で動物(絵)の標的を倒す
毎回人気の体験です

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古代と遊ぼう
埴輪を的にした輪投げや縄文土器・土偶などのジグソーパズルで遊ぶ

輪投げがすべて入るまで何回もチャレンジしていました!


それから富士観光・富士グリーンテックグループさんも楽しい企画をしてくださいました!
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芝生広場でかわいい犬たちに触れることができるふれあいコーナーやドッグショー、迫力ある警察犬の訓練シーンを見られた警察犬訓練ショー、ステージでは演奏会などが行われたようです。
さらに研修センター下では、焼きそばやかき氷、特製カレーライスなどの軽食コーナーを出店くださいました。特にカレーライスはおいしいと評判でしたよ!

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ゴールデンウィーク期間中博物館のほうでは、ミュージアムショップでの活動も積極的に行っていただきました。
2、3日は特にショップを強化して、ショップのお当番の協力員さんに加えてショップ運営委員さんがショップに入りました。

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ショップでは期間限定発売でネクタイピンやオリジナルピン、オリジナルネックレスを特価で販売をしました。
またお買いあげくださったお子さん限定でオリジナルいっちゃんパッチをプレゼント!

売り上げは上々だったのではないかと思います♪

それから、4月29日より5月5日まで毎日ボランティアガイドさんに来ていただきました。
(写真がなくてすみません)
ボランティアガイドは、たくさんのお客さまに解説をしていたようで、展示室からガイドさんがなかなか出て来れないという嬉しい事態が。
1日10組を超えるお客様の解説をされたガイドさんもいたり。
お客様から逆に教わったりして勉強になったというガイドさんもおられたり、お客様から認められる評価をいただいたことに喜ぶガイドさんもおられました。


お忙しいこの期間中に御協力いただきました、協力員の皆様本当にお疲れ様でした。
またこどもまつりでは関係者の皆様にもお手伝いいただきました。
皆様ありがとうございました。

2010年05月16日

ボランティアガイド活躍中 2010.5.16

常設展の解説を土日を中心に協力員のボランティアガイドさんにしていただいております。

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今日の担当者は野口さん。
ウォーキングの会の団体様の解説をしていただいきました。
この団体様は風土記の丘内の古墳などを歩いて見学した後の常設展見学です。

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縄文時代コーナーでの解説。
野口さんの解説を聞いて理解を深めていただきました。


ボランティアガイドによる解説は不定期です。
日替わりで違うガイドさんが行います。
ボランティアガイドの予定日はこちらに掲載中。

ガイドの皆さんの解説は好評です。
活躍中のボランティアガイドの皆様、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

2010年05月20日

ぞくぞくとご来館 2010.5.20

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5月になり学校での来館も増えています。
今日は3校の学校さんが来館してくれました。

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こちらかわいい来館者。
甲府市の小学校の小学1年生です。
小学校1年生が来館してくれることは少ないです。
「昔のことを勉強しに来ました。いろいろ教えてください。」と考古博物館に来てくれました。

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元気な声をあげながら展示を見てくれました。

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こちらは上野原市の学校の中学生2年生。
歴史を勉強しています。

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弥生時代の展示見学です。
みなさん歴史を勉強しているので、縄文時代との違いがわかります。

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現在開催中の春の企画展「古代のアクセサリー」。

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古代のアクセサリーを楽しそうに見てくれました。
また取材も入りました。

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埴輪のレプリカにも大はしゃぎ。
これらの埴輪も古代のアクセサリーをつけています。

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しっかり見学していってくれました。

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そして今日は横浜市の博物館の友の会の方もご来館。
公園内を見学した後、常設展・企画展を観覧、そしてミュージアムショップへも立ち寄っていただきました。
お当番の協力員さんも来館者が多く来られて嬉しそう。

たくさんのご来館に感謝いたします。
またのご来館をお待ちしています。

2010年06月08日

平成22年度考古学講座第1回「縄文時代の女性たち」2010.6.6

今年度最初の考古学講座を平成22年6月6日(日)(午後1時半~3時20分)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

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平成22年度の考古学講座は、秋に開催します、特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」に関連して「女性研究者が語る考古学最前線」というテーマで県内の数少ない女性研究者のうち4人の方にご講演いただくことになりました。

その4回シリーズの第1回目は「縄文の女性たち~釈迦堂遺跡出土遺物から~」ということで釈迦堂遺跡博物館の学芸員秋山圭子さんを講師にお招きしてご講演いただきました。

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釈迦堂遺跡についてや縄文時代の女性の姿についてなど親しみやすくお話してくださいました。

【主な内容】
 時の流れ、釈迦堂遺跡について、釈迦堂遺跡の特徴、
 人骨からわかること(病気、縄文人・弥生人の顔、出産)、
 集落での風景~女性たちの仕事、女性たちの道具、
 縄文時代のたべもの、縄文土器、土器の「重さ」、土偶、
 人の一生、いのちの区切り、つながる かさなる

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48名のご参加をいただきました。
みなさん秋山さんの終始和やかな雰囲気に癒されながら話を興味深く聞いているようでした。

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秋山様にはこんな釈迦堂遺跡の土偶のサンプルもお持ちいただきました。
参加された方に手に取って見ていただきました。

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秋山様ご講演ありがとうございました。


☆★☆講座は、あと3回続きます☆★☆

次回以降の講演もご期待ください!!

 第2回 6月27日(日)
 「甲斐黄金村ものがたり~湯之奥金山遺跡の発掘調査と博物館活動~」
  講師:湯之奥金山博物館 小松 美鈴氏

 第3回 7月18日(日)
 「 鏡よ鏡~その輝きに魅せられたわたしたち~」
 講師:当館 雨宮 加代子氏

 第4回 8月8日(日) 「女性の考古学よもやま話」
 講師:山梨県埋蔵文化財センター 野代 恵子氏

※2回目は現在受講お申し込みを受け付けております。
※3・4回のお申し込みは開催日1ヶ月前より受け付けます。

4回受講していただいた方には受講証お渡しします。
ぜひ続けてご参加ください。
お申し込みお待ちしております。

2010年06月17日

第45回史跡文化財セミナー「能見城防塁と新府城」2010.6.13

平成22年度2回目の史跡文化財セミナーになります、第45回史跡文化財セミナーを「能見城防塁と新府城」を平成22年6月13日(日)、韮崎市にて開催いたしました。

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☆今回のコース☆
はじめの会(新府城公園駐車場)

新府城
東出構~搦手~二の丸~本丸(登る)
本丸~三の丸~枡形・三日月堀(降りる)

新府城公園駐車場…車で移動…穴山さくら公園駐車場

宿尻遺跡を通って、能見城防塁の一部を見る

昼食(穴山ふれあいホール)

御名方〔みなかた〕(黒駒)神社・能見城防塁

終わりの会(穴山さくら公園駐車場)

今回の史跡文化財セミナーには29名の方にご参加いただきました。
参加くださった方々…
韮崎市の方、史跡文化財セミナーリピーターさん、協力員さん、2年前にも参加してくれたお父さんと息子さん、いつもは講座に参加してくれている方、どうしても参加したくて参加してくださった方…ありがとうございました。

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講師は韮崎市教育委員会 閏間俊明氏。
新府城や能見城防塁などをわかりやすくまた、時折笑いが起こるような解説をしていただきました(今回の解説バージョンは笑いありバージョンでお願いしました!希望を叶えていただきましてありがとうございました)。

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東出構からの新府城の見学スタートです。
新府城は武田信玄の息子武田勝頼さんが築いたお城で、戦国武将武田氏の最後の城です。
勝頼は天正9年(1581年)、1年足らずで新府城を造らせ、天正9年12月24日~10年3月3日までいたそうです。

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堀を見学
幅の広い堀です…堀の種類は3つあるそうです。
ここは今は水がありませんが、雨が降るとぐじゃぐじゃになるそう。

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いよいよお城の中へ入ります。北西玄関である搦手(からめて)前まで来ました。
そのすぐ横は吸い込まれそうなこんな断崖です。敵はこんな崖登って来れないはず!

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搦手を通ります。まっすぐ入って来れないような構造になっています。

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ずんずんお城の中へ…登ります。草木が茂っている中を歩きます。
所々で見学。

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大きな大きな井戸発見!ろうと状をしていてここに水が集まってくるそうです。
深さがかなりあるので説明をしてくださっている閏間さんもちっちゃいです。

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道道にはホタルブクロやアザミ?が咲いていました。

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二の丸到着です。二の丸からの眺めはとてもよい!

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ということでしたが、あいにく曇りで鳳凰三山は見えず…残念。
ここの場所からも崖を見渡すことができました。ここからも敵は来られまい。

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そして約1時間ほどかけて歩いて新府城の頂上本丸到着!

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本丸からの眺めは…

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こんな景色です。
晴れればきれいな八ヶ岳が見られたはず。
能見城も見えます。
新府城は佐久・諏訪・駿河の方面を見渡すことができる位置にあることがわかります。

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ここまでの道のりのおさらい。
複雑な構造をしていて容易にはここまで来られなかったはずです。
「昔、新府城で道に迷ったことあります…。」という閏間さんの昔の体験談もお話いただきました。

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本丸から下ります。シトミ構えの構造がわかる部分です。

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三の丸を見学しつつまた下ります。

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三日月堀・丸馬出、枡形などを見学。
丸馬出は武田氏の築城した城の特徴の一つと言われています。
三日月堀はまだ発掘調査されていません。

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さらに下って新府城を降りました。

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次は能見城防塁跡の見学です。
その途中にある宿尻(しゅくじり)遺跡を見学。
発掘調査されていて縄文時代の住居跡などが発見されています。

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今でも土器片が落ちているのが見られます。
閏間さんが持ち上げているものはなんでしょう??

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能見城防塁の一部を見学。
一見するとどこが防塁??ですが、言われるとわかります。
能見城は新府城築城に際して外郭として改修されたものなどと言われていますが定かではありません。

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城跡は開発でほとんどが破壊されてしまいましたが、防塁の一部は今でも存在が確認できます。

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そしてお昼です。穴山ふれあいホールをお借りして昼食を取りました。
(ホールを快くお貸しくださいましてありがとうございました)。
ここは十数年前に廃校となった穴山小学校の敷地に建てられたホールです。

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旧穴山小学校の校庭にある樹齢100年を超える(小学校が創立されたくらいの時に植えられた?)プラタナスです。

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鈴懸の木(すずかけのき)とも呼ばれています。実がこのように鈴なりにぶら下がっていました。

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午後の部です。
能見山を前に眺めながら、説明いただきました。

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そして歩いて御名方〔みなかた〕(黒駒)神社へ。

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高さ26mもある赤松、黒駒の松(市指定天然記念物)も見学しました。

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また境内の北側に残る土塁跡も見学。
能見城の北側を守っていたという土塁の跡を確認しました。
これで見学が終わり、穴山さくら公園まで戻って終わりとなりました。

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が、今回はまだ続きが…続史跡文化財セミナー。
閏間さんのご厚意で終わった後に*オプション*(このオプションは、希望者のみでしたが全員?ほとんど?の方が参加されました)で

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他の防塁の一部や道祖神、トンネル、穴山スイッチバック跡を20分ほど見学しました。


雨も心配されましたが、雨も降らず無事今回のセミナーを終えることができました。
嬉しいことに、参加者の方から「今回参加できてよかった」というお言葉を重ねていただきました。
講師の閏間さま、参加者の皆さま、お疲れさまでございました。

次回、第46回史跡文化財セミナー「富士信仰と浅間神社」を8月1日(日)に富士吉田市にて開催します。
夏の暑い日、涼しい富士北麓周辺を歩きませんか?
こちらの参加お申し込みは7月1日(木)より受け付けます。
早めのお申し込みをお願いいたします。


2010年06月18日

新しく県の文化財に指定されました-甲府城跡出土飾瓦-2010.6~

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今年度も新指定文化財展を開催中です。
今回は平成22年3月31日に新しく山梨県の文化財に指定された「甲府城跡出土飾瓦」を6月17日(木)より期間限定にて考古博物館のエントランスホールで展示しております。

昨年度の新指定文化財展についてはこちら

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★考古博物館ホームページにもこの展示の紹介があります。新指定された瓦についての詳細はこちらのページをご覧ください。

こちら

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桐文様の鬼瓦。

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鷹羽(たかのは)文の飾瓦。

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鬼瓦の上につく鳥衾(とりぶすま)。

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金箔が所々に残っているのを確認できます。

今回指定を受けた瓦は151点でここに展示していますのは一部になります。
また常設展示甲府城コーナーにも指定になった瓦を展示しております。

期間限定展示なのでお見逃しなくご覧ください!!

2010年06月27日

月の第4土曜日は考古博物館の日イベント「縄文ぬりえをぬろう」2010.6.26

第3回目の考古博物館の日イベント「縄文ぬりえをぬろう」を6月26日(土)に開催しました。

*月の第4土曜日は考古博物館の日」について

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縄文時代を想像しながらぬりえをぬっていただきました。
今回のぬりえは展示室に展示してある縄文土器や土偶、そして南アルプス市の遺跡に関係するかわいらしい縄文ぬりえ(ぬりえを南アルプス市さんからいただきました!ありがとうございました)です。

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家族でぬりえをぬってくれています。
どんなぬりえになったかな?

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土偶ちゃんをこんなにカラフルにぬってくれました!

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ぬりえの前でピース!

このぬりえは考古博物館エントランスホールにて1週間ほど展示しています。

次回の「考古博物館の日」は9月25日(土)。
(7・8月は夏休みフリーパスポート期間中なのでお休みです)。
内容は「特別展事前ぬりえをぬろう」。
第28回特別展「発掘された女性の系譜」で展示されるもののぬりえをぬってみます♪
少し先になりますが、次回の「考古博物館の日」もお楽しみに。

2010年06月29日

平成22年度考古学講座第2回「甲斐黄金村ものがたり」2010.6.27

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第2回考古学講座「甲斐黄金村ものがたり~湯之奥金山遺跡の発掘調査と博物館活動~」を平成22年6月26日(日)(午後1時半~3時)に風土記の丘研修センター講堂にて開催し、36名のご参加をいただきました。

*平成22年度考古学講座について

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湯之奥金山博物館の学芸員小松美鈴さんを講師にお招きしてご講演いただきました。

甲斐黄金村・湯之奥金山博物館の活動や湯之奥金山遺跡(国指定史跡)について、また戦国期の鉱山作業や甲州金、昨年度行われた茅小屋(かやのや)金山遺跡の測量調査・ロボット坑測量についてなど様々なお話を流れるようにかろやかにお話いただきました。

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湯之奥金山博物館は身延町にある平成9年開館、今年11年目の博物館で甲州金など91点をメイン展示にしているそうです。
この数の甲州金を一同に見られるのは「ここだけ」とおしゃっていました。

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展示の様子やこども金山探検隊の様子、砂金掘り大会の様子の映像も流していただきました。
砂金掘りは「スポーツ」だそうです。
毎年好評の砂金堀り大会は今年は8月7日(土)に開催されます。

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講演中には参加者のみなさんにこの写真で持たれている金塊を触らせていただきました。

「これ本物だと思いました?実は本物の金ではありません…。」


また講演最後には博物館の役割についてお話いただきました。
湯之奥金山博物館は子どもでも大人でも気軽に立ち寄ってもらえる「敷居の低い博物館」を目指して活動しているそうです。
「地域文化を未来に伝えていくこと、つながっていくことが大事でその一助となるのが博物館の使命である」と小松さんはおっしゃっていました。

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小松さんには、12ページにもわたる講演資料も作製していただきました。
さらにこれらの資料もいただきました。
「よってけし、身延」の6ページには、小松さんも地元で活躍する人として紹介されています。

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さらに講演後には小松さんからステッカーとシールを参加者の方1人1人お渡しいただきました。
シールのキャラクターは博物館のマスコット「もーん父さん」だそうです。
ステッカーは「蝙蝠山(こうもりやま)」。←車にも貼れます!

*湯之奥の遠景を身延方面から見ると蝙蝠が羽を広げているような形に見えるそう。

この講演を聴いて、博物館へ行ってみたい、金山に登ってみたい、砂金採りをやってみたいと思ったのではないでしょうか?
みなさん講演の内容が濃く満足されていたようです。

小松様ご講演ありがとうございました。


☆★☆講座は、あと2回☆★☆

 第3回 7月18日(日)
 「 鏡よ鏡~その輝きに魅せられたわたしたち~」
 講師:当館 雨宮 加代子氏

 第4回 8月8日(日) 「女性の考古学よもやま話」
 講師:山梨県埋蔵文化財センター 野代 恵子氏

どちらの講座も興味深い貴重な話が聞けるかと思います。
受講お申し込みお待ちしております。

2010年07月11日

北杜市立明野中学校、職場体験を行いました。2010.7・8・9

今年度初めての職場体験を平成22年7月7日~9日の3日間にわたって行いました。
山梨県埋蔵文化財センターとともに受け入れ)
今回の受け入れは、北杜市立明野中学校2年生1名です。


今回はこんな職場体験をしてもらいました。
1日目:考古博物館での職場体験
    考古博物館と学芸員、展示・古墳見学、夏季企画展準備作業
2日目:埋蔵文化財センターでの職場体験
    遺物の整理作業(土器の洗浄、拓本など)
3日目:風土記の丘研修センター・考古博物館での職場体験
    教育普及活動(火起こし体験など)、夏季企画展準備作業

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職場体験生の彼は以前山梨県埋蔵文化財センター主催の発掘体験セミナーに参加したこともあり、この職業に興味を持って今回職場体験を希望したそうです。

対話をしながら、「学芸員とは?」のお話です。

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常設展示の見学です。
これは北杜市の金生遺跡縄文時代の耳飾り。
「土偶も耳に丸い耳飾りしてるよね。」
「うん、うん。」

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ただいま、7月17日(土)よりオープンの夏季企画展「縄文時代の大形土器」の準備真っ最中。
その準備の一つの作業として展示をする大形土器の石膏部分の色塗りをしました。
彼は美術が得意だそうです。適役。
集中してきれいに色を塗ってくれました。
これで土器の見栄えよし!です。
彼、この作業楽しかったようです。

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それから埋蔵文化財センターでは土器の拓本作業をしました。
昨年度発掘調査された遺跡から発見された土器片の拓本を取りました。
細かいところまで入念に墨を打って拓本を取っていました。

3日間お疲れ様でした。
彼は、職場体験を終えて「いろんな体験ができてよかった」と感想を述べていました。


☆考古博物館では、職場体験・インターンシップを随時受け入れております。

今年は特に7・8月、多くの職場体験・インターンシップが入っています。

今後の職場体験・インターンシップ(予定)
7月:身延町立中富中学校、私立山梨英和中学校、甲府市立南中学校、山梨県立白根高等学校
8月:甲府市立南中学校、甲府市立東中学校

来館者の皆様とも接する機会があるかと思います。
よろしくお願いいたします。

☆インターンシップ・職場体験についてはこちら

2010年07月19日

身延町立中富中学校、山梨英和中学校職場体験 2010.7.13・14、2010.7.15・16

今年の考古博物館は職場体験ブーム?らしいです。
先日の明野中学校に続き、今回は身延町立中富中学校2学年の生徒さん1名と私立山梨英和中学校3学年の生徒さん2名をそれぞれ2日間にわたって受け入れました。

2校の職場体験の様子をかいつまんでお伝えします。

☆☆☆2010.7.13・14実施 中富中学校☆☆☆

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本物の土器が触れるコーナーで土器を触ってみる。

この分野にとても興味があって将来この分野の仕事に就いてみたいという生徒さん。
話をよく聞き、よくメモを取ったり、一生懸命さが伝ってくる生徒さんでした。

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考古博物館常設展示室を見学しました。

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風土記の丘研修センターで火起こしを体験してもらいました。
真剣に職員の火起こしの様子を観察し、

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その後、実際にやってみました。
頑張って火を起こしていました。


☆☆☆2010.7.15・16実施 山梨英和中学校☆☆☆

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美術部に入っている生徒さん。
常設展の見学。
歴史的な観点だけでなく美術的な観点でも展示を見ているよう。

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ほとんど見ることのできない準備中の夏季企画展も見学。
大形土器展示中です。

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埋蔵文化財センターでの職場体験。
土器に着いている土を取る土器の洗浄作業をしました。

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洗い上げた土器。
その後行った、土器の拓本作業、とても2人上手だったそうです。


☆考古博物館では、職場体験・インターンシップを随時受け入れております。

次は甲府市立南中学校の生徒さんが職場体験に来られます!

☆インターンシップ・職場体験についてはこちら

夏休み自由研究プロジェクト2010 合同プレゼン アイメッセ山梨 2010.7.19

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最高気温34度、7月19日(月・海の日)「博物館を活用した夏休み自由研究プロジェクト2010」の合同プレゼンに今年も考古博物館参加してきました。

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会場:アイメッセ山梨
時間:午後1時30分~4時30分

プロジェクト参加館は30館で、今回ブースを設けたのは21館でした。

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こんなにたくさんの親子が来場してくれました。
どのブースも人気です。

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考古博物館は遺跡から見つかった縄文土器のかけらの模様を写し取る土器の拓本カード(しおり)づくりを行いました。

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どのお子さんも真剣にまた楽しみながら拓本を取ってくれました。
79人の子どもさんがこの拓本に挑戦してくれました!

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それから県内の小中学生の考古学研究を募集・表彰・展示をする「私たちの研究室」、昨年度、個人研究部門(中学校の部)最優秀賞を受賞した作品山梨英和中学校 1学年 小関 里歩さん「縄文の響き」も展示しました。

※今年度も9月1日より作品を募集します。詳しくはこちら

それから縄文王国山梨の仲間もこのプレゼンに参加してましたよ!

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ふじさん(富士吉田市歴史民俗博物館)さん

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長坂郷土資料館・谷戸城ふるさと歴史館さん

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けんぱくん(山梨県立博物館)さん

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にらみん(韮崎市民俗資料館)さん

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ほっくん(北杜市埋蔵文化財センター・明野民俗資料館)さん

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しゃかちゃん(釈迦堂遺跡博物館)さん

縄文王国山梨のみなさんお疲れ様でした!!

考古博物館のブースに来てくれたみんなありがとうございました。
「博物館・美術館には自由研究のヒントがいっぱい!」
県内の博物館・美術館に足をお運びください。
考古博物館へもぜひ遊びに来てくださいね!


2010年07月21日

平成22年度考古学講座第3回「鏡よ鏡」2010.7.18

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第3回考古学講座「鏡よ鏡~その輝きに魅せられたわたしたち~」を平成22年7月18日(日)(午後1時半~3時)に風土記の丘研修センター講堂にて36名の参加のもと開催しました。

*平成22年度考古学講座について

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今回の講師は考古博物館 雨宮加代子さん。
考古博物館で開催している大人の方対象のものづくり教室「原始古代の技に学ぶ 青銅鏡作り体験」において行ってきた青銅鏡の復元研究成果(研究途中)についてなどお話いただきました。

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実際に青銅鏡復元作業で使っている道具や復元した鏡を見せながらお話を進めます。

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参加者の皆さん休まる時がないくらい集中して話を聞き、物を見ています。

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材料や砂型(鋳型)やるつぼなどなど。

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復元された青銅鏡や六鈴鏡もあります。

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最近復元された六鈴鏡(ろくれいきょう)からは涼やかな音色が聞こえました。

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休憩中、参加者の方に復元された青銅鏡や道具を近くに来て見てもらったり、触れていただきました。

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本物の青銅鏡に近い薄さまで削り、磨かれた復元された青銅鏡を触っています。
輝きを見、重さを感じています。

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実験に基づかれた講演、皆さんとても面白く聞かれたようです。
雨宮様ご講演ありがとうございました。


☆★☆最終回は☆★☆

 第4回 8月8日(日) 「女性の考古学よもやま話」
 講師:山梨県埋蔵文化財センター 野代 恵子氏

4回すべて受講された方には修了証をお渡します。
最終回もぜひご参加ください。

2010年07月22日

考古博物館夏休みのワンカット 2010.7.22

夏休みに入ったお子さんが考古博物館へ来てくれています。

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夏休みフリーパスポートイベント「土器の拓本カード(しおり)をつくろう」
最後の仕上げ、縄文(麻縄)を拓本カードにつけて

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できあがり!

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甲府市内のお子さんです。
拓本カードを作って大喜び!
外はすごく暑いのですが、これから古墳へ登って「合い言葉」を見つけにいきます!
元気いっぱいのお子さんとお母さんでした。

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それから、遠く都留から考古博物館に朝一で来てくれた中学生です。
古墳へ行き、展示を見学し、拓本カードを作りをした後

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銚子塚古墳について調べていきました。
勉強熱心。第8回私たちの研究室に個人個人で応募するかも。

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ミュージアムショップにお子さんとお母さんが。
どれにしようか悩んでいる様子。
にこやかな笑顔で協力員さんがお子さんに話しかけています。

甲府市立南中学校、職場体験を行いました。2010.7・21・22

甲府市立南中学校の職場体験を平成22年7月21・22日の2日間にわたって行いました。
今回は甲府市立南中学校(2年生)の4人の生徒さんです。


◇甲府市立南中学校職場体験内容◇
1日目:考古博物館での職場体験
    考古博物館と学芸員、展示・古墳見学、
    学校見学の様子を見学、夏休みフリーパスポートイベント拓本カード作り
2日目:埋蔵文化財センターでの職場体験
    土器の洗浄、注記など

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1日目、まず最初は考古博物館と学芸員の講義(お話)です。
みなさん礼儀正しい真面目な生徒さんです。
石神学芸員の話の内容を真剣にメモします。
生徒さんから質問がたくさん出たそうです。

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永関教育主事の展示解説も真剣に聞きます。
もちろんメモも取ります。

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みなさん、歴史に興味ありの生徒さんたちです。
意欲的です。

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夏休みフリーパスポートイベント「土器の拓本カードをつくろう」の拓本カードを実際に作ってみます。

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慎重に作業を進めます。これで拓本の仕方も習得。
その後、来館者のお子さんに拓本を教えたそうです(教育普及活動)。

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2日目、埋蔵文化財センターでの職場体験は土器洗浄から。
最初は座って作業をしていた4人。途中から総立ちで作業をしていました。

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上の平遺跡の土器片を洗いました。
洗う前は土だらけ。

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洗った後。すっきりした土器片たち。
よく洗えました!

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その後は土器の注記作業。
とにかく作業をテキパキとする4人です。

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土器片の裏表、上下を見て注記する場所を決め、細かい文字を土器に書いていきます。

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もくもくと作業。緊張感を持って作業をしています。

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注記ができた土器。後は上からニスを。
よくできました。

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★職場体験を終えての感想…生徒さんたちのおわりのあいさつより

「思ったより大変な仕事だと思った」
「いろいろ体験できて面白かった」
「考古博物館で働いている人はかっこよいなと思った」
「これからの経験に生かしていきたい」 など

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4人ともよい緊張感を持って今回の職場体験に取り組んでいました。
これからの成長に期待が持てるいい生徒さんたち。
2日間お疲れさまでした。


次のインターンシップは、「山梨県立白根高等学校」です。

☆インターンシップ・職場体験についてはこちら

2010年07月31日

山梨県立白根高等学校インターンシップ 2010.7.28・29・30

立て続けに職場体験・インターンシップを受け入れております。
今回は山梨県立白根高等学校のインターンシップです。

実施日:平成22年7月27・28・29日の3日間
インターンシップ生:山梨県立白根高等学校2学年6名

◇白根高等学校インターンシップ内容◇
1日目:考古博物館・風土記の丘研修センターでのインターンシップ
    考古博物館と学芸員
展示・古墳見学
    夏休みフリーパスポートイベント拓本カード作り実習
    風土記の丘研修センターにて勾玉作り体験(3日目の事前実習)

2日目:埋蔵文化財センターでのインターンシップ
    富士川町町屋口遺跡(まちやぐちいせき)にて発掘体験
    出土品の整理作業-土器の拓本・注記作業

3日目:風土記の丘研修センターでのインターンシップ
    夏休みフリーパスポートイベント「勾玉をつくろう」補助・指導
   (教育普及活動)

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1日目 午前
石神学芸員から考古学とは…、学芸員とは…のお話。

考古学が学べる大学への進学や将来この仕事で働きたいと考えている生徒さんもいます。
生徒さん緊張している様子。

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午後
夏休みフリーパスポートイベント「土器の拓本カードをつくろう」の拓本カードを実際に作ってみました。
自分が文様を取った土器と拓本とを比べてみます。

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2日目 午前
現在、埋蔵文化財センターが発掘調査をしている南巨摩群富士川町青柳町にある町屋口遺跡での発掘体験。
町屋口遺跡は、甲州三河岸の一つ「青柳河岸周辺にひろがる町並み景観を物語る、江戸から明治時代にかけての遺跡です。

地面を掘ってその土をベルトコンベアーへ。
暑い中のこの作業は汗だくです。

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午後
午後は出土したものを整理している整理室内での仕事です。
土器の注記作業です。
ずいぶん悩みながら注記をしているよう。

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3日目
風土記の丘研修センターにて夏休みフリーパスポートイベント「勾玉をつくろう」補助・指導をしました。
その前の実習室の清掃活動。

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湯川教育主事よりこれからの勾玉補助・指導の心得のお話がありました。
その後、10時・12時・2時と3回の勾玉補助・指導をしたそうです。


最後に永関教育主事がお話をした「働く3つの理由」も心に刻んでいただけたでしょうか?
3日間お疲れ様でした。

まだまだ8月も職場体験が入っています。

☆インターンシップ・職場体験についてはこちら

2010年08月04日

第46回史跡文化財セミナー「富士信仰と浅間神社」 2010.8.1

第46回史跡文化財セミナーを「富士信仰と浅間神社」を平成22年8月1日(日)、富士吉田市にて開催いたしました。

このセミナーを写真で簡単に振り返ってみます。

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時間:午前10時~午後2時半
天気:晴れのち曇り
参加者:28名

☆今回のコースは…

はじめの会(富士吉田合同庁舎駐車場)

金鳥居

旧外川家住宅

富士山元講

昼食(北口本宮富士浅間神社)

北口本宮富士浅間神社

山神社

上行寺

西念寺

根神社

中宿山神社

終わりの会(富士吉田合同庁舎駐車場)


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講師は 富士吉田市歴史民俗博物館 布施 光敏氏。
縄文王国山梨のメンバーでもあります。

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富士吉田市は「吉田のうどん」が有名です。
「吉田のうどんマップ」もあります。
農業に不向きな土地柄であることから、古くは雑穀栽培のほか富士裾野傾斜地に流れる 流水を利用した水掛麦と呼ばれる独特の麦作をしていたそうです。

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富士吉田の地形や町の話をしながら歩きます。

今回のセミナーはご夫婦で参加された方が多かったです。

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金鳥居交差点南にある金鳥居
鎌倉往還と富士山道が交わる地点にこの金鳥居が建っています。
これは1955(昭和30)年に建てられたもの。
一番初めに建てられたのは1788(天明8)年。

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この金鳥居交差点の北には江戸時代に建てられた「道しるべ」が今も残っています。
側面には「右ハ江戸ミち 左ハ甲州ミち」と刻まれている。

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御利益があるように!?金鳥居に触って浅間神社方面へ歩いていきます。

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今回は町(タウン)歩きですね。
緩い傾斜の道です。
暑い中でもみなさんどんどん歩いていきます。

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「世界遺産 インフォメーションセンター 金鳥居茶屋」では富士吉田市の観光パンフレットを手に入れることができます。
また無料で周辺をガイドしてくれるガイドツアーもしているそうです。

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富士吉田市歴史民俗博物館付属施設である「御師 旧外川家住宅」を見学。
旧外川家住宅山梨県指定文化財です。

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まずは外観から。
短冊状の地割りで細長い建物です。

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御師は富士山の神霊と崇拝者の間にたち、崇拝者に代わって祈りをあげ、お札を配り、登拝(信仰登山)の際には自宅を宿泊所として提供して、富士信仰を広める役割を果たした人々だそうです。
旧外川家住宅はこうしてみることができる富士吉田市唯一の御師宿坊です。

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住宅前にはあじさいが咲いていました。
ここは標高800mくらいだそうです。
気温は少し涼しいですが、紫外線が強いです。

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主屋の居間にて。
主屋は1768(明和5)年に建造されました。
貴重な建物です。市がこの貴重な建物を後世へ残すため、頑張って管理・維持を続けているそう。

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裏座敷 広間にて。
富士山の信仰の歴史やその信仰の雰囲気を感じ取ることができます。

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後神前です。

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御師の衣装も展示してありました。
住宅の部屋の中は涼しく少し長居してしまいました。
住宅にはご案内をしてくれる方が常駐しているそうです。
お世話になりました。

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富士山元講(ふじやまもとこう)です。

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道沿いには「御師宿坊」が数々みられます。
重要文化財 小佐野家住宅もそのひとつです。

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北口本宮富士浅間神社に到着。

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参道を歩く…

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仁王門礎石もみられます。


そして午前の部終了。
社務所をお借りしてお昼。


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午後は北口本宮富士浅間神社の境内の見学から。
御神木太郎杉と拝殿が後ろに見えます。

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拝殿横から後ろを回って見学。
東宮本殿(重要文化財)

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たくさんの社があります。

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諏訪神社。
毎年8月に開催される「吉田の火祭り」はこの神社のお祭りです。

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浅間神社の見学を終えて、山神社へ。

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そして上行寺へ。

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ご住職が神社の縁起など説明してくださいました。
山梨県指定有形文化財の銅造如来立像(高さ11cmほどの小型の金銅仏)は毎年4月8日にだけご開帳するそうです。

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快くご説明いただきましてありがとうございました。

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上行寺さんに咲いていたこすもす。

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西念寺へ。

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時宗のお寺です。
一遍上人像もありました。

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根神社。

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中宿山神社。

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合同庁舎に戻って終わりの会。「お疲れ様でした」。

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その後のオプション…

富士吉田市歴史民俗博物館を見学(希望者)
続いて布施さんにご案内いただきました。

一つ前の金鳥居の2分の一の模型です。
すぐ右下には昼間見た「道しるべ」のレプリカが。

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富士吉田の土層。
縄文時代の遺跡としては、古屋敷遺跡や池之元遺跡が有名です。

富士山の信仰に関する展示や地域をささえた産業の展示もありました。

富士吉田市歴史民俗博物館では
8月7日(土)より子ども向け展示として
「企画展 富士の女神さま」を開催するそうです。

今回の史跡文化財セミナーはいかがだったでしょうか?
吉田の町を歩くことで富士山への信仰の歴史の深さを強く感じたのではないでしょうか?
また参加者された方のご感想をお寄せくだされば幸いです。
講師の布施さん、参加された皆様1日お疲れ様でした。
ありがとうございました。

次回、今年度最終回、第47回史跡文化財セミナー「米倉山と周辺の古墳群」を10月24日(日)に開催します。
考古博物館では特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」も開催中です。
こちらのセミナー参加お申し込みは9月24日(金)より受け付けます。
次回も多くの方のご参加お待ちしております。

2010年08月07日

平成22年度 第1回こうこはくdeタッチ&トーク「縄文土器がいっぱい!考古博物館収蔵庫バックヤードツアーで縄文土器に触っちゃおう」 2010.8.7

今年度から少し形を変えたギャラリートーク「こうこはくdeタッチ&トーク」。
第1回目は、「縄文土器がいっぱい!考古博物館収蔵庫バックヤードツアーで縄文土器に触っちゃおう」(タイトルが長いです)ということで、平成22年8月7日(土)に考古博物館にて午前・午後の2回開催しました。

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第1回こうこはくdeタッチ&トークについてはこちら

それでは、今回初の試みの「第1回こうこはくdeタッチ&トーク 縄文土器がいっぱい!考古博物館収蔵庫バックヤードツアーで縄文土器に触っちゃおう」の内容をお見せします。
参加されなかった方は後悔する…かもしれませんよ♪

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スタートは普段は見ることができないたくさんの出土品が収蔵されている博物館収蔵庫を見学から!

学芸員が収蔵庫をご案内!
この収蔵庫をイベントで見せるのは初めて?

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学芸員が収蔵しているものの説明をしながら、参加者のみなさんに土器や石器、土師器、陶磁器などなどに触っていただきました。

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古墳時代の器台です。

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学校の社会の夏休みの宿題があるそうで、一生懸命話のメモを取っている中学生もいました。

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中世の焙烙(ほうろく)です。

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縄文王国山梨!を誇る縄文土器を並べて、観察していただきました。

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ここでも縄文土器を触ってみます。
貴重な体験。

収蔵庫の中は暑かったのですが、皆さんその暑さ以上に熱心で収蔵庫に保管されている土器などに夢中なようでした。

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収蔵庫見学の後は常設展見学へ。
引き続き、学芸員の解説で展示を見学。

縄文時代の生活について。

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土偶についての話。
見学中も話のメモを取る姿が見られました。

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常設展見学の後は土器の拓本カード作り。
いつもは夏休みフリーパスポートイベントとしてお子さん限定で行っていますが、今日は大人の方もOK。

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楽しそうに土器の拓本を取っています。

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できあがり。親子でそのできばえに満足そう。

参加された13名の皆様、ご参加ありがとうございました。
1回、1時半という時間設定でしたが、みなさん興味がとてもある方々で1時半を軽くオーバー。2時間くらいの時間があっという間でした。
最後に参加された方から「ありがとうございました」の声が聞けて嬉しく思います。

今後もこの形を変えた「こうこはくdeタッチ&トーク」を計画していきたいと思っております。次回もお楽しみに…。


2010年08月11日

平成22年度考古学講座第4回「女性の考古学 よもやま話」2010.8.8

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平成22年8月8日(日)(午後1時半~3時)に平成22年度考古学講座の最終回、第4回考古学講座「女性の考古学 よもやま話」を風土記の丘研修センター講堂にて開催いたしました。

*平成22年度考古学講座について

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今回の講師は山梨県埋蔵文化財センター、文化財主事を長年されている野代恵子さん。
3人のお子さんがいらっしゃる母でもあります。

「女の女神」、「出産と子育て」、「生活の道具」の3本柱でお話を進めてくださいました。

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今回の参加者は44名です。

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お話の内容は、山の神様・トイレの神様(これらの神様は女性)についてや富士御室浅間神社本宮(富士山二合目)など野代さんが実際に発掘調査をされた調査結果について、胞衣(えな…胎児を包む膜や胎盤)儀礼についてや出産する縄文人が表された土器や子育てをする土偶、手形足形土製品などについて、また、土器の使われ方など、さまざまな内容で、まさによもやま話でありました。

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内容濃い講演後には、参加された方から講師の方へ活発なご質問も出されました。
野代さんご講演・質問にも答えていただきましてありがとうございました。

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その後、4回すべて受講された21名一人一人に考古学講座の修了証と10月9日より開催します第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」のご案内状を授与いたしました。

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最終回44名の受講者のうち半数近くは全4回受講された皆勤賞の方でした。
これを楽しみに全4回を受講された方もいらっしゃいました。
数ある講座の中、当講座を選んでご参加いただいたことはとてもありがたく思っております。ありがとうございました。


第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」の事前講座は9月5日(日)に開催いたします。
ただいま受講お申し込み受付中です。
こちらも引き続きお願いいたします。
事前講座のご案内

2010年09月07日

第28回特別展「発掘された女性の系譜」事前講座 2010.9.5

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10月9日(土)より開催の第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」に先駆けての特別展事前講座を平成22年9月5日(日)午後1時半~3時、風土記の丘研修センターにて開催したしました。

この日も残暑厳しくとてもとても暑い日でしたが、33名の方においでいただきました。

*事前講座のご案内

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事前講座の講師は今回の特別展を担当している考古博物館石神孝子学芸員。

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特別展では旧石器時代~近代の女性や子ども、家族にかかわる出土品を展示します。
特別展に展示される出土品について、またその時代時代の女性や子ども、家族についてわかりやすくお話いただきました。
スライドもたくさんご用意いただき、特別展のダイジェストをお送りした事前講座でした。

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また話の中では、特別展準備の裏話もしていただきました。

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この講座の話を聞いて特別展でその実物を見ることが楽しみになったのではないでしょうか?
10月9日(土)の特別展オープンまでもうしばらくお待ちください。

*第28回特別展のご案内

特別展期間中には外部の講師をお招きして行う特別講演会を3回開催いたします。
9月10日(金)より参加お申し込みを開始いたします。
そちらの講演会もぜひご参加ください。

*特別講演会のご案内

平成22年度夏季企画展「縄文時代の大形土器~世界最大級の土器を見にこうし~」終了しました(9月5日)

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7月17日(土)から約1ヶ月半開催してきました、考古博物館平成22年度夏季企画展「縄文時代の大形土器~世界最大級の土器を見にこうし~」が9月5日(日)に終了いたしました。

展示では、山梨県内から出土した大形土器を中心とした縄文土器を27点展示しました。

夏休み中の開催となった夏季企画展、たくさんの子どもさんにこの展示を見ていただきました。


考古博物館来館者アンケートより企画展の感想をいくつか掲載させていただきます。

・とても大きな器でびっくりした。(12歳・44歳)
・土器の大きさに圧倒した。(53歳)
・大きい土器がたくさんあって驚いた。(14歳)
・土器の中にドングリを入れた展示がおもしろかった。(12歳)

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常設展にもたくさんの大形土器があるということでそれを探してみよう!企画もしました。

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常設展、重要文化財一の沢遺跡土器にもたくさん大形土器がありました。

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大形土器には、こんな表示をしてみました。
ちなみに土器の口径または高さが50cm以上あるものを大形土器としました。

いくつ探せたでしょうか?

山梨ではこんなに大きくて素晴らしい縄文土器がいくつも出土していることを知っていただくよい機会になったと思います。
観覧された皆様ありがとうございました。


*次回の企画展、冬季企画展は12月11日(土)より開催いたします。

冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ~古代の道、中道からの眺め~」
第3回目の冬季企画展。今回は甲府市教育委員会が発掘調査した甲府市中道地区の遺跡の遺物を展示します。
◇会期 平成22年12月11日(土)~平成23年1月30日(日)

2010年09月26日

考古博物館の日「特別展のぬりえをぬろう」2010.9.25

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平成22年9月25日(土)。4回目の考古博物館の日。
今回のイベントは10月9日(土)より開催される第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」にちなんで特別展に展示される遺物のぬりえをぬってもらいました。

*考古博物館の日についてはこちら

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どんな色に塗ろうかな…ちょっと考えながら色を塗っています。
毎年特別展ぬりえをぬってくれている小学生の男の子です。

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ぬりえの柄は遮光器土偶と巫女埴輪です。
このぬりえの柄になっている土偶と埴輪を特別展で見ることができるんです。

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埴輪をかわいいピンクで塗ってくれています。

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ミュージアムショップではこの考古博物館の日に合わせて特別販売をしてくださいました。
*特別販売についてはこちら

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できあがったぬりえはボードへ貼って展示しました。

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遮光器土偶です。

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巫女埴輪です。
協力員さんも塗ってくれました。

次回の考古博物館の日は10月30日(土)「古代衣装を着よう」です。
巫女などの復元された古代衣装を着ることができます。
古代人気分を味わってください♪

2010年10月03日

特別展の準備中…協力員の方々にご協力いただきました。2010.10.1・2

10月9日(土)より開催されます、考古博物館第28回「特別展発掘された女性の系譜」の準備のため、8日(金)まで休館中の考古博物館です。

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10月1・2日には協力員の5名の方にその準備のお手伝いをいただきました。
ケースの移動などの力仕事、展示品の移動や展示ケースのお掃除、展示パネルの貼りつけなどの作業をしていただきました。

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それと時期を同じくして1日~3日まで大学生のインターンシップ生を1名受け入れています。

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慎重に重い瓦を運んでくれています。

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特別展で使うケースの移動です。
これには何が展示されるのでしょうか。

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常設展のパネルを貼ってくれています。

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長身なインターンシップ生、展示ケースの上のほうのガラスも含めて、きれいに拭いてくれました。

皆さん颯爽とした動きで作業をしていただき、おかげさまで作業も順調に進みました。
ありがとうございました。
特別展オープンを楽しみにしていてください。

2010年10月13日

第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」オープニングセレモニー・レセプション 2010.10.8

平成22年10月8日(金)、考古博物館にて第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」オープニングセレモニー・レセプションが行われ、13名の協力員の方のご列席をいただきました。

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オープニングセレモニーの様子

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内覧会。
一般の方より一足先に特別展を観覧。
協力員の方々、唐渡宮遺跡の人物が描かれている土器に興味を持ったよう。

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第3章「出産と子育て」コーナー
今回の特別展を担当した石神学芸員による解説です。

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レセプションの様子。

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協力員の方々、古代料理に舌鼓。


特別展期間中約50日間、毎日協力員の皆様にはミュージアムショップでの商品の販売、来館者の方のご案内、そして特別展の監視などにご協力いただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

第28回特別展「発掘された女性の系譜」特別講演会第1回「縄文土器にみる母子の神話像」 2010.10.10

平成22年10月10日(日)に第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」特別講演会の第1回目を午後1時半から3時半の2時間、風土記の丘研修センターで開催いたしました。


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◆第28回特別展についてはこちら

◆特別講演会の詳細はこちら

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「縄文土器にみる母子の神話像」という題でご講演いただきました。
講師の先生は長野県 井戸尻考古館 館長 小林公明氏です。

井戸尻考古館ホームページ

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先生には、資料ならびにスライドやパワーポイントもご用意いただき、それによってご説明いただきました。

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小林先生は土器の模様を神話と照らし合わせたお話をしてくださいました。
とても奥深いお話で、土器の造形と神話はいくつもの符合点があることを示してくださいました。

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講演会参加者は43名でした。
いつも常連で来てくださってる方、小林先生のファンの方、この講演に興味を持って初めて参加してくださった方々ありがとうございました。

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特別展に展示しています、長野県の唐渡宮遺跡の漆で人物が描かれている縄文土器の模様の説明もありました。
人物画は、何か産み落としている様子とか大地から何か吸い上げている様子を描いたとも言われます。

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参加された皆さんは、きっと先生がこんなにも土器の造形を読み解いていることに驚いたのではないかと思います。
小林先生、ご講演ありがとうございました。

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講演後は恒例となりました、学芸員がご案内する特別展観覧です。
講演の中でもお話のありました、唐渡宮遺跡の人物が描かれている縄文土器の説明です。
めったに貸し出されることのない土器で貴重な資料です。


次回第2回目の講演会は
奈良県藤ノ木古墳の出土装身具に注目し、そのうち1体の被葬者は女性ではないかとおっしゃられていることで有名な奈良芸術短期大学講師の玉城一枝氏にご講演いただきます。

11月7日(日)「装身具からみた古墳時代の女性像」
ただいま参加お申し込み受付中です。

2010年10月21日

2010 風土記の丘・曽根丘陵公園 秋のふれあい祭り 2010.1017

10月17日日曜日晴れ、風土記の丘研修センター・芝生広場において「2010 風土記の丘・曽根丘陵公園 秋のふれあい祭り」が開催されました。

秋のふれあい祭りは昨年初めて公園を管理している富士観光・富士グリーンテックグループさんが開催し、今年は考古博物館も一緒に開催させていただきました。

芝生広場では巨大ダルマ落としやグラウンドゴルフ、ディスクドックショー、ヴァンフォーレ甲府のクラブマスコット「ヴァンくん」との記念撮影会行われたようです。
(写真がなくてすみません)

では、風土記の研修センターで行われた体験アトラクションの様子は…

①勾玉作り
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いつも大人気のものづくり!
こどもまつりと違い今日は大人も参加OK

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丸く丸く…石を削ります

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このニコニコ顔で勾玉作り

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協力員さんにも勾玉作りの指導をお手伝いいただきました!


②古代の火起こし
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舞ぎり方式で火起こし

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火種を作って、火までにしよう!
今日の着火率はかなりよかったです。

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午後は「ヴァンくん」も火起こしに挑戦しました
火起こしをする「ヴァンくん」もかわいい☆

③土器の拓本カード作り
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本物の土器のかけらの模様を写し取る…難しいのかな?

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出来上がったカードと土器のかけら
土器と同じ模様!

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首に提げているのは作った勾玉、手には作った拓本カード、ご機嫌で「ヴァンくん」と記念撮影

この体験アトラクションに参加してくれた皆様には無料で考古博物館で開催中の特別展「発掘された女性の系譜」を観覧いただきました。

みなさんそれぞれ楽しんでくださったようでした。

秋のイベント盛りだくさんの時期に「秋のふれあいまつり」にご来場ありがとうございました。

2010年10月23日

第28回特別展イベント「ぬりえを塗って考古博物館へ行こう」

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小学生対象第28回特別展イベント「ぬりえを塗って考古博物館へ行こう」を開催中です。
小学生がそれぞれ塗ったぬりえを持って来館してくれています!

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第28回特別展ぬりえは、現在展示中の
秋田県藤株出土の斜光器土偶と群馬県塚周り4号墳の大刀を持った女性埴輪です。

持ってきてくれたぬりえの数々です!

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この土偶と埴輪の実物を特別展で見ることができます!
特別展開催中にかわいく塗ったぬりえを持ってご来館くださいね!

2010年10月29日

第47回史跡文化財セミナー「米倉山と周辺の古墳群」201010.24

第47回史跡文化財セミナーを「米倉山と周辺の古墳群」を平成22年10月24日(日)、考古博物館および米倉山周辺(甲府市旧中道町)にて開催いたしました。

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今回も写真で様子を振り返ります。

時間:午前10時~午後3時
天気:曇り
参加者:28名

☆今回のコースは…

はじめの会(考古博物館エントランスホール)→
丸山塚古墳→銚子塚古墳→小平沢古墳→天神山古墳→
昼食→特別展観覧→
終わりの会(考古博物館エントランスホール)

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国指定史跡丸山塚古墳へまずは登ります。

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墳丘で丸山塚古墳(円墳)の説明を。
講師は、考古博物館学芸課長保坂康夫氏。

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考古博物館の裏手にある大丸山古墳(前方後円墳)を丸山塚古墳の墳頂から眺めます。
考古博物館で開催中の特別展に大丸山古墳の石室から発掘された石枕(東京国立博物館より借用)が展示されています。

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次はお隣の国指定史跡銚子塚古墳(前方後円墳)を登ります。

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墳頂で銚子塚古墳の説明です。

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これから向かう米倉山を眺めます。

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そしていよいよ米倉山-小平沢古墳へ。
米倉山登っています。

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そんな道々にはいろんな作物が。
秋の実り、カキ。

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登っていく途中、遠い眼下には、銚子塚古墳が見えました。
(赤矢印が銚子塚古墳)

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米倉山の北斜面、標高320m付近に小平沢古墳はあります。
県内唯一の前方後方墳で、米倉山古墳群にある古墳で最古のものと考えられている古墳です。

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小平沢古墳、墳丘に登りました。

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後方墳の墳頂上へ登りました。
後方部より副葬品である「斜縁二神二獣鏡」が見つかっています。
鏡は考古博物館で展示中。

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植物茂っていますが、前に見えるのが前方部です。

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天神山古墳へ。
こんもりしているところが天神山古墳。

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古墳は、私有地のため普段は見学できないのですが、今回特別に見学させていただきました。

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いざ、天神山古墳!
天神山古墳は県内の前方後円墳としては唯一の未発掘の古墳です。
近年、甲府市教育委員によって墳丘の測量調査が行われ、古墳の前方後円墳の姿を確認できます。

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前方部です。
竹林になっています。

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前方部から後円部を見上げた様子です。
前方部と後円部に落差があるのがわかります。

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後円部。大きさは、銚子塚古墳に次いで県内の前方後円墳で2番目の大きさです(132m)。
この下にまだどなたかが静かで眠っているのでしょうか?

参加されたみなさんは、上り下りのあるコースを足取り軽く歩いていらっしゃいました。また、見る機会の少ない古墳を見ることができ満足されたようでした。

これで外の部は終了。
1時過ぎに考古博物館へ帰って来ると昼食を食べ、中の部へ。

考古博物館で開催中の第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」を石神学芸員の案内で観覧しました。

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第1章 女性の素顔
長野県栃陰岩陰遺跡の縫い針や青森県三内丸山遺跡のヒスイ製玉類未成品などがあります。

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第2章 女性の造形とその変化
栃木県飯塚31号墳の埴輪、群馬県塚廻り4号墳の大刀を持つ女性埴輪(重要文化財)を中心とする埴輪がズラリ。

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第3章出産と子育て
かわいらしい顔が付いた人面装飾付土器。
海道前C遺跡(北杜市)の土器もここで登場。

解説を聞きながら、みなさんそれぞれの視点ででも展示品を見られたようでした。
この特別展の観覧でセミナーは終了となりました。


この人気企画「史跡文化財セミナー」は今年度は今回が最後回。
参加くださった皆様ありがとうございました。
来年度(平成23年度)ご期待ください。
では、また来年の第48回史跡文化財セミナーでお会いしましょう。

2010年11月01日

Evening Fourum 2010 第1回「発掘された女性の系譜~縄文時代編~」2010.10.28

山梨県埋蔵文化財センター・文学館・美術館・博物館の館長・所長がそれぞれの専門分野からテーマを設定してお話をする「Evening Fourum 2010」が今年も開催されています(山梨県生涯学習推進センターなどが主催)。

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全4回の第1回目「発掘された女性の系譜~縄文時代編~」が平成22年10月28日(水)午後6時30分から8時まで山梨県県民会館・地下展覧会場で開催されました。

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トップバッターの第1回の講師は山梨県埋蔵文化財センター所長 小野正文氏。
テーマは考古博物館で開催中の特別展「発掘された女性の系譜」にちなんで「発掘された女性の系譜~縄文時代編~」とされました。

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今回は講義形式の講座ではなく、

「埋蔵文化財センター 所長 小野正文 VS 考古博物館 学芸課長 保坂康夫」

ということで、考古博物館保坂康夫学芸課長とディスカッション形式で話が進んでいきました。

もちろん、協力員さんもこの話を楽しみに聞きにいらしていました。

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縄文時代の土偶や出産土偶、お産などについてお互いの考えをぶつけ合いました。
保坂課長が小野所長へ疑問を投げかけ、答える、また小野所長が保坂課長へ意見を求め、述べるといったおもしろい展開でした。

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この二人の話に終わりはない!?1時間半。
特別展「発掘された女性の系譜」もまた興味深く観られる内容でした。

ちなみにこのフォーラムに参加された協力員さんは「おもしろかった」とおっしゃっていました。

小野所長、保坂課長、参加された方々お疲れ様でした。


次回第2回目は11月17日(水)、文学館長近藤信行氏による「甲州・旅びとの記」だそうです。

秋の一夜をお楽しみください。

特別展関連イベント「古代衣装を着よう」2010.10.31

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10月31日(日)、イベント「古代衣装を着よう」を考古博物館エントランスホールにて開催しました。
特別展「発掘された女性の系譜」を観覧するとともに復元された古代衣装5種類を実際に着ていただきました。

今年はこの古代衣装の貸し出し(学校などの教育機関)も多く、人気の体験です。

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胡服と女官。
剣の小道具を持ってカッコイイ姿を披露!
女官は優雅な雰囲気。

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巫女と胡服の衣装で。
巫女が持つ道具「鈴鏡」も今回登場!
シャラシャラと音も鳴らしてもらいました。
ご機嫌で鳴らしてみる…鏡…ちょっと重い?

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館長も古代衣装を着てみました。
似合ってます。

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協力員さんにも衣装の着付けを手伝っていただきました。
ありがとうございました。

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お時間のあった方は、古代衣装を着て、展示室を一周。
「巫女埴輪」見つけられたかな?

ちょうど来館者された方から衣装を着た子供たちを見て思わず「かわいい」
の声が。

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家族で古代人気分♪
パパ、ママと僕。


古代衣装を着てみて、
「古代の服は重いな」という感想や
「織姫と彦星みたい」なんて感想も。
たくさんの笑顔も見られました。

「古代衣装を着よう」は11月13日(土)、27日(土)も開催します。
特別展をご覧になった方に無料でご参加いただけるものです。
お待ちしています。


*「古代衣装を着よう」についてはこちら

2010年11月03日

ドングリクッキーイベント 2010.11.3

初企画イベント「ドングリクッキー」を本日11月3日文化の日に開催しました。
このイベントは前にもお伝えしたように、手作りの「どんぐりクッキー」を特別展を観覧していただいた方(先着100名様)にプレゼントするものです。

10月29日ブログ「11月3日(水・祝)開催「どんぐりクッキー」イベント準備中です。」
(協力員の方のご協力もあり、たくさんのクッキーが作れました)

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考古博物館学芸員が特別展を観られる方に手作りした「ドングリクッキー」を手渡ししています。
このクッキーを楽しみにして来てくださった方もいらっしゃいました。

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渡しているものは…コレ!

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中には…縄文時代、主食の一つとして食べられていた「どんぐり」の入ったクッキーが。
チョコレートのような色をしているのは焦げているのではなく、どんぐりの色です。
どんぐりはつい先日収穫した「クヌギ」を使用。
またクルミも入っています。

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クッキーのお味は…?
「素朴な味」です。
(食べた感想をプレゼントした方々に直接聞けませんでした…)


食べられなかった皆さん、またの機会に食してくださいね。

2010年11月11日

特別展・常設展学校見学の様子

秋の校外学習で学校さんが考古博物館へ来館してくださっています。
学校から自転車でサイクリングしながら来館してくださった学校さんもいます。
また県外からバスでいらっしゃる学校さんもいます。

今回のその見学一場面の写真を載せていきます。
*第28回特別展のご案内


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児童のみなさん、教育主事の先生の特別展の解説をよく聞いてくれています。

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顔の付いた土器の数々。
どこに顔が付いているのかな?

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第2章、埴輪が展示してあるコーナーでもよく靜かに解説を聞いてくれています。
全国でも珍しい子どもを背負う女性埴輪やお乳を飲む赤ちゃんを抱く女性埴輪もここに展示してあります。

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ぬりえになった「大刀を持つ女性埴輪」はこの埴輪の列の中にあります。
埴輪をスケッチする小学4年生もいました。

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よく観察しながら、子どもを背負う女性埴輪をスケッチ。

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こちらは常設展。
重要文化財の考古博物館のシンボル的な土器殿林遺跡出土縄文土器!
この土器のプロポーション素敵です。

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今回の特別展のポスターやチラシにも掲載されている茨城県のお乳を飲む赤ちゃんを抱く女性埴輪も人気です。

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竪穴住居の模型の展示も大人気。
いつもの特別展でこの展示が見られなくなっていました。
が、今回は住居の中をライトアップして公開しました。

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人面装飾付土器をスケッチ。
かわいらしい顔におなじみの海道前C遺跡(北杜市)の花子さん(人面装飾付土器)もt特別展に展示されています。

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エントランスホールの様子です。

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滋賀県の木でできた木偶(もくぐう:弥生時代)も展示されています。

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県外では初展示だそうです。
茨城県の常陸大宮市の泉坂下遺跡人面付土器(弥生時代)。

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竪穴住居の展示にゾロリと並んで中を観察。
土器が火にかけられていたり、木の実や動物の毛皮があったり…。
家の隅に置いてあった土偶を見つけた子もいました。

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秋田県の遮光器土偶も人気。
ぬりえの図柄にもなっています。

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復元された縄文服も展示されています。
縄文人はなかなかイケメン?

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ブログでは初紹介かもしれません。
研修センターでは古代の火起こし体験。

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体験学習で人気の火起こし。初めての体験なのに次々と火を着けていましたよ。


特別展は28日(日)までです。
来てくださった児童さんが家族の方などととまたゆっくり来てもらえたらいいなと思っています。
ご来館ありがとうございました。

2010年11月12日

第28回特別展「発掘された女性の系譜」特別講演会第2回「装身具からみた古墳時代の女性像」 2010.11.7

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特別講演会の第2回目を平成22年11月7日(日)午後1時半から約2時間、風土記の丘研修センター講堂で開催いたしました。


◆第28回特別展についてはこちら

◆特別講演会の詳細はこちら

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第2回目テーマは「装身具からみた古墳時代の女性像」。
講師は奈良県からお招きした、奈良芸術短期大学講師である玉城一枝先生です。

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玉城先生は、神戸女子大学や佛教大学の講師もされています。
絵画鑑賞がお好きな先生です。
埴輪の装身具から古墳時代の女性像を探りました。

講演会は29名のご参加をいただきました。
「前回の講演会に参加しておもしろかったのでまた今回も来た」という方もいらっしゃいました。
協力員の方も何人もいらしてくださいました。
みなさん、とても積極的な参加です。

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埴輪の髪型や埴輪している首飾りや手玉、足玉に注目されていました。
古墳時代の女性は島田髷を結っていることも埴輪からわかります。
結上げている位置はそれぞれですが。
また手玉や足玉をしているのは女性だそうです。

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奈良県の藤ノ木古墳の2体の被葬者についてもお話がありました。
先生は近年、出土した副葬品に注目して南側の被葬者は女性ではないかと提唱されています。

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南側の被葬者は骨はほとんど残ってはいませんでしたが足玉をしているそう。
女性あるいは女装をした男性だったのでは。

お話を聞いたみなさんは埴輪についてもっと興味を持った様子です。
山梨の埴輪について、参加者の方から質問もありました。

玉城先生、ご講演ありがとうございました。


「講演を聞いて、埴輪の展示を見直さないと」「耳にも玉をしている(耳玉)なんて」
と協力員さんおっしゃっていました。
特別展でも耳玉をしている埴輪を見ることができますよ。

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恒例となりました、講演会後の学芸員による特別展解説です。
もう何度が展示を見た方も解説を聞きながら展示を見直して、新たな気付きがあったようです。


次回最終回第3回目の講演会は
山梨県埋蔵文化財センター所長であり、土偶が多数出土した釈迦堂遺跡を発掘された、小野正文氏に11月7日(日)ご講演いただきます。
男性ですが「縄文人のお産」についておもしろい話が聞けるはずです。
参加お申し込み受付中。→こちら

2010年11月16日

特別展関連イベント「古代衣装を着よう」2010.11.13

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11月13日(日)、イベント「古代衣装を着よう」を考古博物館エントランスホールにて開催しました。
今回もまた特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」を観覧するとともに復元された古代衣装5種類を実際に着ていただきました。

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親子で体験。
官吏・巫女・女官の衣装

朝廷に仕えた男性の衣装(今の役人のような人)・神に仕えた皇子の衣装・朝廷に仕えた女性の衣装

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巫女さんはガラス玉・勾玉の首飾り、手玉をつけ、腰には巾着、手には「鈴鏡」を持ってもらっています。

写真の笑顔でおわかりかと思いますが、みなさん楽しそうに体験されていました♪


次回「古代衣装を着よう」は11月27日(土)に開催します。
これらの古代衣装を着られる機会は今年度最後かもしれません!!

*「古代衣装を着よう」についてはこちら

2010年11月20日

県民の日 2010.11.20

今日、2010年11月20日(土)は県民の日。
この県民の日に考古博物館へたくさんの方が来てくださいました。

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来られた方は、親子連れやご夫婦、おじいちゃん・おばあちゃんとお孫さん、ご友人同士やおひとりさまなどさまざまです。
毎年11月20日県民の日は、特別展・常設展ともに無料で観覧いただけます。

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特別展「発掘された女性の系譜」の展示会場も観覧している方が常時何人もいるような状態でした。

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ボランティアガイドさん、今日も活躍されてました。
お母さんと息子さんで観覧。楽しそうな様子。

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この日に合わせての県民の日イベント「特別展と甲斐銚子塚古墳を巡ろう」も開催しました。
このイベントは2つのキーワードを探してきてもらうイベントです。
キーワードは、特別展の展示室の中に1つ、甲斐銚子塚古墳の墳頂に1つあります。

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特別展の展示室で1つキーワードを見つけたよう。

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キーワードを忘れないようにメモメモ。

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そしてもうひとつのキーワードがある銚子塚古墳。
今日は晴れ。外はあったかいです。

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墳頂までのぼり、キーワードをメモ!
これで安心。

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銚子塚古墳、前方部から眺めた公園の景色。
紅葉がきれいです。

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岩清水遺跡です。
いちょうは紅葉真っ盛り。

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黄色のじゅうたん。

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2つキーワードを集めた方にはプレゼントを差し上げました。
プレゼントは、考古博物館オリジナルここでしか手に入らないクリアファイルと銚子塚古墳産くるみです。

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銚子塚古墳には1本くるみの木があるんです。
今年採れたくるみです。
喜んでくれたかな?

ちなみにキーワードは12月11日から開催の冬季企画展の題名「古代の道」「中道からの眺め」でした。

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あっ、協力員さん発見!!
お孫さんを連れてきてくれました。
他の協力員さんも奥様いっしょに、ご家族と一緒に来てくださいました。

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最後にショップの様子です。
今日の売れ行きは?

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特別展の図録や埴輪が売れているようでした。

協力員さん、今日はショップにカウント、ガイドにお疲れさまでした。

県民の日の1日の様子でした。

2010年11月26日

第28回特別展「発掘された女性の系譜」特別講演会第3回「縄文人のお産」 2010.11.21

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特別講演会の第3回目を平成22年11月21日(日)午後1時半から3時まで、風土記の丘研修センター講堂で開催いたしました。


◆第28回特別展についてはこちら

◆特別講演会の詳細はこちら


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第3回目テーマは「縄文人のお産」。講師には山梨県埋蔵文化財センター所長小野正文氏をお迎えしました。

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講演は、まず藤森栄一先生の縄文時代のお産に関する最初の論文である「縄文人のお産」の話から始まりました。
今回の講演会の題目は…「縄文人のお産」。そのものズバリのタイトルです。

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それから出産土偶についてやお産のかたちのお話、お産の土器などのお話がありました。また、特別展に展示中のだっこ土偶(東京都宮田遺跡)やツボを持つ土偶(長野県目切遺跡)、人体絵画土器(長野県唐渡宮遺跡)などについてもお話くださいました。

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講演会は30名のご参加をいただきました。
いつも講演会にご参加くださるリピーターの方や協力員さん、助産学を研究されている専門家の先生もいらっしゃいました。
考古学ファンだけではなく、「お産」の専門家も注目した講演会でした。

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最後に理学博士である松井孝典(まついたかふみ)が書いた「おばあさんが存在することによって人類が繁栄する」という内容の「我々はなぜ人間圏をつくったのか」という文章を提示して「おばあさんの存在」について述べられました。
と同時に宮田遺跡のだっこ土偶は背骨の曲り具合などから女性はおばあさんではないかと提言されました。

「知り得ている日本の土偶のすべてをお見せできた講演であったと自負している」という小野所長さまの言葉で講演は締めくくられました。


小野所長さま、ご講演ありがとうございました。


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今回も講演会後、学芸員による特別展解説を行いました。
先程の講演の内容を踏まえた解説もプラス。
参加された方々は、土偶や出産土器を丁寧に見ているようでした。
また、もう何度も展示を見ていただいた方もこの解説を聞きながら、展示を観覧されていました。


以上をもちまして全3回の特別講演会は終了です。
特別展「発掘された女性の系譜」は明後日11月28日(日)までです。
山梨ではもう見ることができない遺物の数々お見逃しなく!

2010年11月28日

考古博物館の日イベント「古代衣装を着よう」2010.11.27

11月27日(日)、考古博物館の日イベント「古代衣装を着よう」を考古博物館エントランスホールにて開催しました。

古代の復元衣装を特別展を観覧された方に着ていただきました。

笑顔がいっぱいみられたひとときでした。

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母と子で体験
左より:胡服(こふく)、巫女(巫女)、女官(にょかん)

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女の子が胡服を着るのは初めてかも。
剣を持ってポーズ!

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もう一着着てみました。
お姉さんは、女官。妹さんは巫女。

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みんな似合ってます。古代人気分♪

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大はしゃぎ!
お友達同士、おじいちゃんと来館した小学生の男の子二人。
左の写真の官吏(かんり)の男の子、「地味に似合う…」という感想。

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古代衣装を着た後は、ショップでお買い物をしてくれました。
ショップでは優しい協力員さんが希望の品を用意してくれました。
豆はにわをお買い上げ。
お買い上げありがとうございます♪

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その後もガチャガチャも楽しんでくれていました。
小判をゲット!

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巫女です。斜めからのショット。
革袋もさげています。

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首にはネックレス、手には六鈴鏡を持ち、手首には青い手玉。
巫女さんは5つの古代衣装のうち人気№1でした。

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男の子には官吏の服が人気。

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お父さんと娘さんで一緒に着てくれました。
左:官吏と女官
右:官吏と巫女。

着た姿を鏡で見てウキウキしているようでした。
持参したデジカメでその姿を記念にパシャリ。

「学校でこういう体験できるのはいいですね」とお父さん。
実は、この古代衣装は学校への貸し出しを行っているんです。→こちら


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最後に巫女姿でターン。
このポーズは特別展で展示をしていた「坏を奉献する巫女埴輪(栃木県小山市飯塚31号墳)」のポーズを真似してみました。→こちら

腰に六鈴鏡をつけてみました。
そして、帯とタスキののこぎりの歯の形をした柄は鋸歯文(きょしもん)といいます。
タスキの後ろ姿もかわいいんです。

毎回好評をいただいた「古代衣装を着よう」は今年度は終了いたしました。
最初は恥ずかしがっていたお子さんも、古代衣装を着て自分の姿を見ると笑顔になるのが印象的でした。
ご参加ありがとうございました。

2010年11月30日

第28回特別展「発掘された女性の系譜」終了いたしました。2010.11.28

10月9日(土)から会期中無休(51日間)で開催してきました、第28回特別展発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」は昨日11月28日(日)をもちまして終了いたしました。
期間中は4300人を越える方に特別展を観覧いただきました。
来館された皆様、ご協力いただいた関係者の皆様、そして協力員の皆様…ありがとうございました。


最終日28日の様子です。

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天気は晴れ。
考古博物館前に飾られたpinkの旗も51日間来館者の皆様をお迎えしました。
お疲れ様でした。

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特別展観覧の様子。
縄文人の復顔、各地から3体が集まりました。
めったに見ることができない青森山内丸山遺跡の遺物も展示しました。

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埴輪たち。みなさん注目のコーナーでした。
山梨ではほとんど出土しない、人物埴輪を他県からお借りしてきました。
琴をひくもの、坏を捧げるもの、大刀をもつもの、珍しい子どもを背負うものなどなど重要文化財を含む数々の埴輪を展示しました。

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そして、最終日もボランティアガイドさんにたくさんの方々に解説をしていただきました。期間中は毎日のように交代でガイドさんたちにおいでいただきました。

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28日の夜にブログに嬉しいコメントをいただきました。
ボランティアガイドより特別展の解説を聞いた女性の方からです。
以下、コメントを掲載させていただきます。

「11月28日、特別展を見学しました。
 年配の男性のガイドさん(野口さんかな?間違っていたらすみません)の分かりやすく、丁寧な説明で特別展を堪能できました。
 ガイドさんがいなければ、素通りしてしまうような箇所にも歴史の醍醐味があり勉強になりました。
 また、ガイドさんの豊富な知識、お話の上手さにも感心させられました。このボランティアは是非とも、継続をお願いします。」

ボランティアガイドとして冥利(みょうり)に尽きるコメントをいただいたと思っております。
丁寧にコメントをいただきましてありがとうございました。
ボランティアガイドさんは考古博物館にとってなくてはならない存在です。
またのご来館をお待ちしております。

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常設展の入口では、協力員さんがお出迎え。

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常設展は特別展期間中は縮小バージョンでしたが、特別展とあわせてよく見ておられるようでした。

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ミュージアムショップです。
協力員さん、接客中。
特別展期間中は特別展に関連した新商品も登場しました。
特別展の図録も販売しました。

話がちょっとずれますが…
先日、11月23日(水・祝)にこのブログを見てくださっている方がショップに来られて、ご購入いただいたというお話をショップにおられた協力員さんからうかがいました。またこのブログのファン?だということも。
恐縮です…
気ままにゆるりと書いているこのブログですが、見てくださっている方がいてとても嬉しいです。これをまた励みにそして引き続き「お気に入り」でいられるよう更新していこうと思っております。
それから、普段より「ブログ見てるよ」「ブログに載ってた」という協力員さんのお声もいつも嬉しく思っています。
ありがとうございます。

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小学生対象の「ぬりえを塗って考古博物館へ行こう」のぬりえもこんなにたくさん集まりました。
遮光器土偶さんのほうが埴輪さんより人気だったような気がします。
お子さんがぬりえの実物(展示品)に駆け寄ったりもしていました。

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特別展が終わり、寂しい気持ちもありますが、本日11月29日(月)~12月6日(月)まで
特別展から常設展へ展示替えのため臨時休館いたします。
ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

また12月11日(土)からは冬季企画展甲府市内の出土品Ⅲ「古代の道、中道からの眺め」を開催します。
こちらの企画展も足をお運びくださいませ。

2010年12月02日

常設展復旧作業を協力員さんにお手伝いいだきました。 2010.12.2

考古博物館はただいま休館中ですが、館内では常設展復旧作業が急ピッチで行われています。
考古博物館は毎年特別展を開催するために常設展で展示されている大半の展示物を別の場所へ移動させます(常設展示室を特別展会場に替えるんです)。

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今日は、常設展復旧作業を協力員さんにもお手伝いいただきました。
展示ケースを移動させたり、遺物を並べたり、展示ケースを拭いたりしていただきました。

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作業も順調に進み、おかげ様で本日で常設展の復旧はほぼ完了できました。

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復元竪穴住居前の石器もきれいに並べていただきました。

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金生遺跡の配石遺構もこんなにきれいに。復旧前よりきれい?なようです。

ご協力いただきました3人の協力員の皆様、ありがとうございました。

2010年12月14日

平成22年度冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ 古代の道、中道からの眺め」始まりました。

少しご無沙汰しておりました。
12月になったと思ったら、もう半月が過ぎようとしています。
ホント走り去る12月ですね。

さて、
考古博物館平成22年度冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ 古代の道、中道からの眺め」12月11日より始まりました。

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冬季企画展は第3回目を迎えることができました。
今年も甲府市内の出土品ということで、考古博物館が所在する「中道」地域にスポットを当て、甲府市教育委員会(旧中道町教育委員会)が発掘調査をした出土品を展示しています。

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展示のようすです。
甲府市には現在、このように展示ができる施設がありませんので、いつもは見られないものを見ることができます。
また、初公開資料もあります。

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親子で宮ノ上遺跡の土器や石器を見ています。

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今回は土器がほとんどです。
大陸から伝わった須恵器もあります。


地域の歴史を知るよい機会です。
中道にお住まいの方はもちろん、甲府市内にお住まいの方、そうでない方にも見ていただきたい展示会です。
実は今日もテレビの取材が入っているんです。
(12月14日(水)夕方のUTYのニュース「ニュースの星」中で企画展の様子が放送される予定です)

冬季企画展は1月30日(日)まで。
冬季企画展は会期が非常に短いのでお早目にお越しください。

*冬季企画展のご案内→こちら

「落ち葉で、焼きいも!!in曽根丘陵公園」2010.12.12

平成22年12月12日(日)、快晴。
まだ空気ひんやりとしている午前9時です。

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甲斐風土記丘・曽根丘陵公園でイベント「落ち葉で、焼きいも!!in曽根丘陵公園」が開催されました。

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集合場所の風土記の丘研修センター前にはこんなにたくさんの方々にお集まりいただきました。

このイベントは甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園を管理している富士観光開発・富士グリーンテックグループさんが立案、計画を立ててくださったもので初めてのイベントです。
山梨県立考古博物館、山梨県埋蔵文化財センター共同で開催させていただきました。

内容は公園内の落ち葉を拾って(ボランティア)、公園をきれいにした後、みんなでおいしい焼き芋を食べるというもの。
緑豊かな美しいまちづくりを基本に、参加者全員が協力して落ち葉を拾うことによって公園利用者のマナーと環境美化の意識を高めていただこうというものだそうです。

*山梨県曽根丘陵公園ホームページ→こちら

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公園の園長さん、考古博物館次長さんからのお話の後、さっそく清掃作業に取りかかりました。
研修センター周辺と考古博物館周辺を清掃するグループに分かれての作業です。

協力員さんもご家族を連れてなどご参加いただきました。

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考古博物館西側にある復元住居や考古博物館構内古墳、馬乗山1号墳のある古代の広場の落ち葉拾いの様子です。

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たくさんに落ち葉にびっくり!
気合も入ります。

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ほうきやクマデで落ち葉を集めて…

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袋に詰めて、収集します。

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構内古墳の溝に入っている落ち葉もきれいに掃きだしてくれています。

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大人も子どもも一緒にがんばります。
ものすごい葉っぱの量です。

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みるみるうちにきれいに。

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考古博物館東駐車場から考古博物館まで向かう通路もきれいにしました。

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1時間半ほどで集めた落ち葉は軽トラックの荷台いっぱいになりました。

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みなさんのがんばりでこんなにきれいになりました。

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研修センター周辺で作業をされた方、写真が撮影できなくてすみません。
たくさんのビニール袋の中には落ち葉がぎっしり。
こちらの皆さんのがんばりもこの落ち葉で見て取れます。

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参加された方には、ご協力くださったお礼として考古博物館も無料で見学。

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「山梨にいて初めて考古博物館に入った」とおっしゃられる方も…展示室に入ると興味を持って見ているようでした。

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そしてお待ちかねの「焼きいも」です!!

参加された方に1本ずつ配るので、焼くお芋の本数もかなりのものです。
職員も煙と熱さに耐えながら、お芋を焼きました。

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落ち葉で焼いたお芋はどんなかんじに焼けたでしょうか?

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ほくほくであまぁい焼き芋が焼けました。
しかもBigサイズのお芋です!大人の手のこぶし2個分くらいありそう。

あつあつの焼きたてを味わいます。
お芋も割っただけでも「うまそう~!」の声が。

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みんなで作業をしてみんなで食べるとおいしさ倍増だね!
次々と「おいしい」の声が!
満足満足。

ちなみにこのイベントには甲府CATVさんが取材に来られいて、みなさんの様子が番組で放送されたようです。

参加された皆様、公園もすっかりきれいになりました。
ありがとうございました。
またこの風土記の丘・曽根丘陵公園へ遊びに来てもらえたらうれしいです。


2010年12月23日

平成22年度ボランティアガイド実習 2010.12.18

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今年度のボランティアガイド研修の最終回の「ボランティアガイド実習」を12月18日(土)に考古博物館常設展示室にて行いました。

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参加された協力員さんは6名。
午前・午後の2回の予定でしたが、午前午後続けて行うかたちになりました。
実習は、実際に展示の解説を協力員の方にしていただき、末木学芸主幹がその力量を見るというものです。

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主幹からは解説をどうやったらいいのかお手本の解説や補足解説もありました。

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今、ボランティアガイドで活躍されている方も参加してくださいました。
更なるガイドを目指しています。

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協力員さんからは疑問も出されたりしました。
それに主幹がまた答える場面もみられました。

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参加された方はさらに知識が深まったようです。

果たして今年度は新たにボランティアガイド、ボランティアガイドマスターになれる方はいるのでしょうか?
またこれからのガイドさんに期待しております。

NHK甲府「もうすぐ山梨のおひる」に石神学芸員が出演しました。2010.12.22

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12月22日(水)にNHK甲府のお昼前の番組(11:40~12:00)「もうすぐ山梨のおひる」の「やまなしミュージアムガイド」のコーナーに考古博物館 石神学芸員が出演しました。

担当をしてくださったのは、前回の「やまなしミュージアムガイド」やイベントPRでもお世話になった小倉実華アナウンサーさん。

*前回5月の「やまなしミュージアムガイド」のようす

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今回紹介したのは、ただいま開催中の冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ 古代の道、中道からの眺め」です。

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石神学芸員、展示の魅力を伝えます。

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後呂遺跡の人面装飾付土器。
土器に2つの顔の装飾が付いている土器です。

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宮の上遺跡の方形周溝墓から出土した土器について話したり、

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東山南B遺跡の須恵器についても。

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「出土品をたくさん見ていただいて、地元にもこんな歴史があったと知ってもらいたい」
と石神学芸員は最後に述べていました。

この冬季企画展は、1月30日(日)までの展示です。
ぜひぜひ地域の歴史に感心を持ってみていただければと思います。


協力員さん対象 冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ 古代の道、中道からの眺め」勉強会 2010.12.16・19・23

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協力員さん対象の冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ 古代の道、中道からの眺め」勉強会を考古博物館特別展示室にて12月16日(木)・19日(日)・23日(木・祝)の3回行いました。

*解説担当
 12月16日(木)保坂学芸課長
 19日(日)・23日(木・祝)石神学芸員

*参加者
 12月16日(木)10名
 19日(日)5名
 23日(木・祝)5名

冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ 古代の道、中道からの眺め」

1.縄文時代の中道地域
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このケースには後呂遺跡の土器を展示しています。
「ミュージアムガイド」で紹介された土器もこのケースの中に。

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協力員さんは、初めて見る資料もあり、その展示品に驚いているようでした。
解説を聞きながらメモを取るようすもみられました。

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宮ノ上遺跡の縄文土器です。石器もあります。

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釣手土器もありました。

2.有力者の集団墓~宮ノ上遺跡の方形周溝墓群~
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方形周溝墓が多数見つかっている宮ノ上遺跡。

壺がたくさん出土しています。
儀式用の壺と考えられます。

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この他には台付甕やS字状口縁台付甕も多数出土。
濃尾平野影響を受けた土器もみられます。

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これは赤く塗られた土器です。首の部分にはボツボツ模様あり。
こんな土器他に見たことありません。変わった土器です。
当時の作り手のおしゃれ感が伝わってきます。

3.大陸からもたらされた新しい器~須恵器の到来~
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石神学芸員の解説も力が入っています。
須恵器展示コーナー。
宮ノ上遺跡、朝日古墳、岩清水遺跡、東山南B遺跡の須恵器が展示してあります。
今回初公開の須恵器の破片もあり、これらの遺跡の年代を考える上でとても貴重な資料です。

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樽形ハソウは県内で4例しか出土していません。
その2例がここに展示してあります。
東山南B遺跡と朝日古墳から出土したものです。

4.交通の要衝~中道往還~
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最後に古墳時代の後期の宮ノ上遺跡の出土品です。
終始よく解説を聞いていただいた勉強会でした。

この勉強会で考古博物館のあるこの中道の歴史を知っていただけたでしょうか?
年末の忙しない時期の勉強会にご参加いただきましてありがとうございました。

2011年01月07日

平成23年新年干支展開催中 1月30日(日)まで

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新年2日から30日(日)まで平成23年新年干支展を考古博物館エントランスホールにて開催しています。

平成23年の干支は『卯』、ウサギです。
ウサギに関係する資料はとても少なく展示するものを頑張って探しました。

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まずは平安時代のウサギの骨です。都留市井倉(いくら)の九鬼(くき)Ⅱ遺跡から出土したものです。

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とても小さいこの骨はウサギさんのかかとの骨です。

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そして次は中世の出土品。
北杜市大泉町の金生(きんせい)遺跡B区の、16世紀の瀬戸・美濃焼きの鉄釉兎形水滴(てつゆううさぎがたすいてき)です。

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江戸時代末から明治にかけてはやった、おはじきなどのおもちゃとして使われた泥メンコです。鰍沢河岸跡(富士川町旧鰍沢町)から見つかったものです。

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どんな姿のウサギさんかわかりますか?
ウサギがお餅つきをしている姿の泥メンコとウサギを正面からみた顔の泥メンコです。

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鰍沢河岸跡出土の明治時代の磁器碗に、ウサギの餅つきの姿(左)やウサギの絵柄(右)がみられます。
ウサギさんはやっぱり竪杵でお餅つきをしているんですね。
台形を二つ重ねた形の赤い臼が描かれています。
その右横にウサギさんが立った姿でお餅つきをしているのでよく見てください。

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上の写真の右側のお椀です。
お椀の右端にウサギさんがいます。

そして、このかわいいペーパークラフトのウサギさんは協力員さんが作ってくださいました。
かわいいウサギさんありがとうございました。
大きいのと小さいのと2羽います。

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鰍沢河岸跡出土のガラス製のおはじきです。
きれいな色です。

ガラス製のおはじきが作られるようになったのは、明治時代の終わり頃のようです。
ここに展示したガラスおはじきは大正時代から昭和の戦前頃までのものと思われます。

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実はこの中にウサギの顔の模様がついたおはじきが1つあります。
探してみてください。


*山梨県埋蔵文化財センターホームページの遺跡トピックス(毎週水曜日更新)にも紹介されています。そちらのページもみてくださいね。

遺跡トピックスNo.0271 金生遺跡
遺跡トピックスNo.0270 鰍沢河岸跡-うさぎ文様の茶碗

休館日のお知らせ:
1月11日(火)より1月27日(月)まで

休館日となります。
休館日に注意して、ご来館ください。

2011年01月11日

平成23年 新年イベント「古代のもちつき」 2011.1.2・3

今年も恒例の新年イベント「古代のもちつき」を1月2・3日(日・月)の2日間、1日午前午後の2回開催しました。
考古博物館のおもちつきの特徴は古代人も食べたという古代米を混ぜたお餅を弥生時代の臼と杵(竪杵)を模してつくられたものでつくということです。

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*平成23年の卯年のお餅*
2日→もち米+黒米(古代米)、もち米+雑穀(アワ・キビ)
3日→もち米+赤米(古代米)、もち米+ドングリ(クヌギ)、半分にはエゴマ+クルミ

※黒米は、昨年の古代のもちつきイベントに参加された川口様(中央市)にいただいたものです。ありがとうございました。

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では、今年のもちつきのはじまり♪はじまり♪

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今年は初めてもち米をかまどで蒸しました。
考古博物館前の炉にて。

昨年このイベントに来られたある方には「もち米はかまどで蒸さないとだめだ」というお言葉をいただいておりました。

そしてその方が今年も来られました。
かまどで蒸しているようすをみると「こうでなきゃ」ととても喜んでくださいました。

移動できるかまど、羽釜、せいろをお借りすることができ、かまどでのもち米蒸しが実現しました。
ありがとうございました。

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かまどの横の炉では、弥生・古墳時代の土器、台付甕(だいつきがめ)でドングリ(クヌギ)を蒸してみました。
協力員さんが火の番をしてくださいました。

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せいろの蓋の間からはおいしそうな湯気がたっていました。

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「これからおもちつきを始めます」保坂学芸課長。
館長が自らかまどの火の番をしてくださっています。

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かまどはガスよりも熱効率がよく早くもち米を蒸すことができました。
これはやってみてわかったことです。驚きました。
30分ほどで蒸しあがりました。
この写真は1月2日の午後の回、もち米+アワ+キビを蒸したようすです。

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蒸しあがったものを臼へ。
つきはじめ。
「中はどんなかな?」臼を覗き込むお子さんもいます。
写真は1月3日午前の回、もち米+赤米。
赤茶色のお米が赤米。古代米。

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みんなでつきます。

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お父さんと息子さんでつきます。
杵は重い!のでふたりで。

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つけてきています。黒米もち(1月2日午前の回)

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新年明けてすぐの2日間したが、4回で約130人の方にご参加いただきました。

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職員と一緒に。
もちに粘りがあるのがわかります。
「杵におもちがくっついてきてる!」

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楽しそうについています。
そういえば、今年の干支「ウサギ」さんもこんな竪杵でおもちをついてるよね!?

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赤米もち。
よい感じにつけています。
柔らかそう。

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まだまだつきます。

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協力員さんと一緒についています。
協力員さんにもこのイベントをお手伝いいただいています。

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協力員さんもおもちつき。
竪杵でつく難しさにびっくり。
お手伝いいただく協力員さんとは別におもちつきに来てくださった協力員さんが何人もいらっしゃいました。
お越しいただきまして、ありがとうございました。

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考古博物館榊原館長もおもちつきに参加!
力強くついてくださいました。
よい年になりますように!

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3日午後のドングリ(クヌギ)もちの半分にはエゴマとクルミを混ぜました。
エゴマもちは初めてです。

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赤いバンダナの男性は、テレビで流れた2日のおもちつきのイベントのようすを見て手伝いに来てくださった方です。
今年のおもちつきはテレビに新聞にいくつもマスコミの取材がありました。

NHK甲府さん、甲府CATVさん、テレビ朝日さん、毎日新聞さん、朝日新聞さんなど。

なんとテレビ朝日さんでは全国放送でおもちつきのようすが流れたんです!
見逃した方は↓で見られます!!
全国放送ぜひご覧ください!
youtube

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最後のひとつき!
気合が入ります!

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黒米もち。つきあがり。
この色は黒米の色。
濃紫色。

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一口大に丸めて。
右のおもちにはすったエゴマがかかっています。

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おもちにつける調味料としての「エゴマ」。
エゴマは縄文時代から食べられていました。

★エゴマ(荏胡麻)
エゴマは一年生のシソ科植物です。
花鳥山遺跡 (笛吹市御坂町)では縄文時代前期の
竪穴住居跡の中からは、エゴマの種が出土しています。

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雑穀もち。
おもち伸びます!

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キビの黄色がきれいです。

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キナコもかけてみました。

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赤米もち

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ドングリもち

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エゴマ・クルミ入り。
クルミは公園内で採れたもの。

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おもちを丸めてくださったのは協力員さん。

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手際よく丸めて参加された方におもちを振舞っていました。

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自分でついたおもちをみんなで味わいます。

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赤米もち。
やわらかい。
いただきます!

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ほおばります。
う~ん、つきたてのおもちはよく伸びる。

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おいしい。おいしいね!おいしい!おいひい。

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お餅を食べた後は…
考古博物館内へゴーゴー!
保坂学芸課長によるの展示解説。

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お正月気分をさらに。
2日より開催の新年干支展もみていただきました。
ウサギに関係する資料を展示。
小さいものですが、よくみてくださいました。
おもちをつくウサギもいます♪

*新年干支展

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おもちつきに関連して「常設展 弥生時代のコーナー 稲作に関わるものをみてクイズにチャレンジ!」も行いました。
「うーん、これかな…。」展示をみてクイズを解きます。
クイズに答えてくれた方にはプレゼントを差し上げました。


新年より多くの方においでいただきましてまことにありがとうございました。
考古博物館でお正月の楽しいひとときを過ごしてくだったようでした。

ご協力くださった協力員さん、お手伝いいただいた方、新年の貴重な日をお手伝いいただき、イベントを盛り上げていただきましてありがとうございました。

今年はウサギ年、ウサギのようにピョンと飛躍する年になりますように。
どうぞよろしくお願いします。


2011年01月21日

平成22年度 第2回こうこはくdeタッチ&トーク「考古博物館収蔵庫へ全員集合!ツアー」 2011.1.22

今年度から少し形を変えたギャラリートーク「こうこはくdeタッチ&トーク」。
第2回目は、「考古博物館収蔵庫へ全員集合!ツアー」ということで、平成23年1月22日(土)に考古博物館にて午前・午後の2回開催しました。

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午前の回

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午後の回

冬の企画でしたが、午前34名、午後23名の方にお集まりいただき、集合のエントランスホールは賑やかでした。

このイベントは事前にお知らせをNHK甲府ラジオ(1/17)などラジオやテレビで流していただき、多くの反響がありました。

第2回こうこはくdeタッチ&トークについてはこちら

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では、考古博物館へ全員集合!ツアーのメニューを紹介しましよう♪
 ① たくさんの出土品が収蔵されている博物館収蔵庫を見学
 ② 本物の土器に触ることができます
 ③ さらに当館の学芸員の解説を聞きながら展示室を見学
 ④ さらに本物の土器のカケラの文様を写し取る、土器の拓本体験
 ⑤ プレゼントもあり!!
   ↑プレゼントは受付にて非売品オリジナルクリアファイルと銚子塚古墳産くるみをプレゼントしました!食べられるクルミは喜ばれましたよ。

ではツアーの始まりです。

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午前の回

①収蔵庫見学
他のイベントに来てくださっている方、県外の方も参加してくださいました。
ご夫婦、親子など参加者はさまざまでした。
収蔵庫の中は暖房設備がないのでまるで冷蔵庫のよう。

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でも、そんな寒さはなんのその、収蔵庫のお宝に夢中です。

土器など収蔵品にも触っていただきました。
本物の迫力にお子さんは大はしゃぎ。

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保坂学芸課長が遺跡の話や土器の話などしながら、出土品をみていただいています。
石鏃が入ったケースを手に取ってみています。

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午後の回も盛況です。
収蔵品の量や土器でも様々な大きさ、模様…石器など…驚いているようです。

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②土器に触る
このコーナーでは実際に縄文土器に触ってもらいました。
土器の重量や歴史の重みを感じていたようでした。

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土器の中はどうなっているのかな。と土器の外だけでなく中にも関心が。
貴重な機会は参加者のみなさん楽しそうです。

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NHKさんの取材もありました。
このインタビューを受けているお子さんは収蔵庫にあった大きな土器が印象的だったようで手でその大きさを表現しています。
このようすはお昼のニュースや夕方の県内ニュースで流れました。

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③展示見学
学芸員の案内で常設展と企画展を展示を見学。

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展示が替わったばかりの常設展縄文時代コーナーを見学しています。
縄文土器のマニアにはたまらない!?展示になっています。

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縄文時代の食べ物の展示コーナー
年始に見学された方にも展示が替わってまた楽しんでみてもらえたようです。

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冬季企画展「甲府市内の出土品Ⅲ~古代の道、中道からの眺め~」は1月30日(日)まで。

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③part2土器に触る
学習・閲覧コーナーにはこの企画のために触れる土器を集めました。

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学芸員がこれらにまつわることをお話しし参加者のみなさんに触っていただきました。
坏もありますね。

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④土器の拓本カード作り。
土器のかけらの文様を写し取る拓本、小さいお子さんからお父さん、お母さん、おばあちゃんまで拓本に挑戦しました。

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実際にやってみたほうが面白いという声も。
親子3人で楽しそう。

この1時間半という時間、「見る・触る・体験する」がぎゅっと濃縮され満足いくものになったと思います。
ご参加ありがとうございました。


参加できなかった皆さん、来年度もこの企画を開催できればと思っておりますので、次回をご期待ください。

2011年02月09日

小中学生の考古学研究「第8回わたしたちの研究室」展示会開催中

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小中学生の考古学に関する研究成果を募集・表彰する、わたしたちの研究室。今年度第8回を迎えました。
第8回わたしたちの研究室でご応募いただいた小中学生の考古学や歴史学などの研究作品286点を展示中です。

*第8回わたしたちの研究室について
会期:平成23年2月8日(火)~3月6日(日)
会場:考古博物館 特別展示室

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2月6日(日)には考古博物館エントランスホールにて研究室表彰式・発表会を開催しました。

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表彰式では受賞された方一人一人に賞状が授与されました。

応募状況・選考結果こちら

○最優秀賞(県教育委員会教育長賞)受賞者
・個人研究部門・小学生の部
 飯山舞優さん(都留市立東桂小学校4年)「じょう文土器はおなべとして使えたのか?」
・個人研究部門・中学生の部
 小関里歩さん(山梨英和中学校2年)「よみがえる土器」
・団体研究部門
 富士川町立増穂小学校4年「発見!ふるさと増穂のひみつ」


個人研究部門:受賞されたみなさん

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団体研究部門:受賞されたみなさん

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受賞された方々には研究した内容を発表していただきました。

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個人研究部門 小学校の部
最優秀賞受賞 飯山舞優さん(都留市立東桂小学校4年)
「じょう文土器はおなべとして使えたのか?」
夏休みに風土記の丘研修センターで行われた「縄文土器づくり」に参加して、土器の作り方や模様付け方について学びました。また「縄文土器づくり」で自分で製作した土器を使って、縄文時代の人びとが行っていたように本当に土器で煮炊きすることができるのか?ということを実際にトウモロコシやジャガイモを煮て実験してみました。

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個人研究部門 小学校の部 
優秀賞受賞 田中 凛さん(甲斐市立双葉西小学校4年)
「すばらしい古ふん~旧双葉町の古ふんについて~」
お船石古墳や中秣塚古墳、往生塚古墳、二ッ塚古墳など甲斐市内にある古墳に足を運んで調査したり、甲斐市の文化財担当者の方に取材をして、それぞれの古墳の年代や形、現在の状況などを詳しく調べ、調査や見学を通して思ったことや考えたことをまとめました。

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個人研究部門 中学校の部
最優秀賞受賞 小関里歩さん(山梨英和中学校2年)「よみがえる土器」
土器の接合について体験したことをまとめたレポートです。発掘調査で発見された土器片を洗浄し、どこから出土したかわかるように土器にメモをする注記作業、接合の方法など土器の発見から土器が復元されるまでの課程を詳しく調べ、その課程で自分が思ったこと、感じたことを詳しくレポートしています。また、土器の土の成分に着目し、土器が作られた土地と土の特徴、土に含まれる砂との関係についても学芸員さんへの取材を行い、考察を導き出しています。実際に釈迦堂遺跡博物館や県立考古博物館に何回も見学に行き調査を行いました。

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個人研究部門 中学校の部
優秀賞受 小倉楓子さん(都留市立都留第二中学校1年)
「私の住んでいる田野倉・小形山史跡調査」
法福寺やお経塚、稲荷神社、尾県郷土資料館など地域の寺院や建物、史跡について現地調査し発見したこと、また、関係者の方々への取材でわかったことをまとめたレポートです。図書館で調べることも重要ですが、実際に足を運んだり、話を聞いたりすることで、再発見したこともあったようです。地域に今も残る昔の人が残してくれた史跡の重要さや郷土の史跡を大切にしようとする気持ちが今回のレポートを通して改めて認識できました。

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奨励賞・努力賞を受賞された方にも一言ずつ発表していただきました。

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団体研究部門
最優秀賞受賞 富士川町立増穂小学校4学年
「発見!ふるさと増穂のひみつ」
増穂小学校では、これまで24年間に渡り「地域の歴史」を地域の方や保護者とともに学習し、発表会を行ってきました。今年度の研究は「発見!ふるさと増穂のひみつ」という学年の大きなテーマのもと「『利根川の昔と今』について調べ、発表し、伝えていこう!」という課題で学習に取り組みました。「天井川と人々のくらし」「水害」「新利根川の開発」「今の利根川」の4つのテーマを設定し、それぞれ4つのグループに分かれて資料調査や取材活動、フィールド学習を進めました。

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代表者6名の児童さんによる発表でした。


短い時間でしたが、どの研究の発表も素晴らしいものでした。
受賞された皆様、おめでとうございました。


では、次は展示を紹介します。

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最優秀賞 飯山舞優さんの研究作品です。

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研究で作った縄文土器です。
実験(煮炊き)をしたので真っ黒になっています。

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個人研究部門 小学校の部優秀賞・努力賞・奨励賞受賞作品です。

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個人研究部門 中学校の部 最優秀賞 小関 里歩さんの作品です。
レポートを拡大して展示してあります。

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個人研究部門 中学校の部 優秀賞・努力賞・奨励賞受賞作品です。


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団体研究部門 最優秀賞 富士川町立増穂小学校4学年の作品です。
たくさんの模造紙に書いています。

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「天井川だったころの利根川と3つのトンネル」の模型もつくりました。

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優秀賞 都留市立都留第二中学校1学年
「身近な地域の歴史を調べよう」
博物館見学や遺跡調査などを通して、身近な地域の歴史を調べるレポートを夏休み課題レポートとして取り組みました。

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レポートとあわせて青銅鏡や山車(都留市)の模型も製作した生徒さんもいました。

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奨励賞(山梨県立考古博物館館長賞)
駿台甲府中学校1学年
「縄文土器作りに挑戦」
土曜日の「チャレンジ・サタディ」の時間に取り組みました。縄文人と同じ材料・製法による技術と知恵の体感を目的に、外部講師の協力の下で製作した作品が出展されました。このほか、同校では勾玉作りなど様々な体験・研究などもすすめられています。

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駿台甲府中学校さんは毎年、この研究室に応募してくださいます。


この展示会は約1ヶ月、3月6日(日)まで開催しております。
同じ小学生・中学生のお友達の作品をぜひ見に来てください。

第8回わたしたちの研究室展示会

※来年度第9回わたしたちの研究室も開催します!

2011年03月01日

平成22年度考古博冬まつり 2011.2.26

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今年度初めてのイベント「考古博冬まつり」平成23年2月26日(土)に考古博物館にて開催しました。
さて、どんな冬まつりになったのでしょうか?

冬まつりでは、さまざまな古代体験アトラクションを用意。
まずは…

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おなじみの体験、毎回大人気!
あなたも縄文ハンター「弓矢で狩猟体験」

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狙うはどの動物?
上手に弓が射れたかな?
協力員さんにも弓矢の打ち方を教えてもらったりお手伝いいただきました。

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「石器で木の実割り体験」
「土器で煮てみよう」

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ドングリを割ったり、クルミを割ったり。
割ったクルミは食べてみよう!
夢中で割っています。

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割ったドングリは土器の中へ。
ぐつぐつ煮て、ドングリの灰汁を抜きました。

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「古代衣装を着てみよう」
子どもも大人も古代人。

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秋に開催した「古代衣装を着よう」とは違うカラーの衣装を着ていただきました。
着付けは協力員さんにおまかせ。

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お母さんは女官、僕は胡服(こふく)。

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男性の胡服姿きまってます!
カッコイイ!

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「本物の土器に触ってみよう」
普段は触ることのできない遺跡から発掘された縄文土器と平安時代の鉢と坏に触っていただきました。
重量感があるね、縄文土器!

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すごいね、これはいつのもの?

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「土器の拓本しおり作り」

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土器のかけらと同じ模様!

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拓本の裏の土器の写真の台紙は考古博冬まつりだけのオリジナル台紙。
今日の日付も入ってます。
この写真の土器は酒呑場遺跡(北杜市)のあの有名なダイズ土器です。
新柄喜んでいただだけたようです。

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「考古博クイズラリー」
展示室と考古博物館前広場、公園にあるクイズを解いてもらいました。
難しい?

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山梨で一番古いお寺は??
展示を見ればわかるよ。

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ボランティアガイドさんも活躍されていました。

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今回アトラクションを体験するごとにスタンプを押しました。

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1つ体験すると入門、4つで上級、7つ体験すると考古博博士!

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全部の体験した方にはプレゼントを差し上げました。
全部制覇した人もたくさんいらっしゃいました。


まだまだ家にこもりたい時期の開催でしたが、100名を超える皆様にご来場いただきました。

生き生きとした表情
嬉しそうな笑顔
「楽しい、楽しい」という声

冬の賑わいをみせた冬まつりになりました。
ありがとうございました。

2011年03月09日

平成22年度考古博物館協力会県外研修「長野東部の縄文・旧石器の旅」 2011.3.6

平成22年3月6日(日)山梨県立考古博物館協力会の日帰りの県外研修を開催しました。

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《長野県御代田町 浅間縄文ミュージアムにて参加者集合写真》


今回の研修では、「長野東部の縄文・旧石器の旅」として今年度・来年度の特別展に関連した資料館を訪ねました。

■研修先■
 ①南牧村美術民俗資料館(長野県南牧村)
  素晴らしい旧石器時代の細石刃が展示されている資料館

 ②北相木村考古博物館(長野県北相木村)
  国史跡 栃原岩陰遺跡の出土品を展示。
  今年度の第28回特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」で
  「女性復顔」や「骨製針」などをお借りしました。

 ③浅間縄文ミュージアム(長野県御代田町)
  重要文化財 川原田遺跡 焼町土器が展示されている。
  来年度の特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」で展示品の借用を
  交渉中。

34名の協力員さん、6名の協力員さんのご家族の方、事務局5名で参りました。

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天気は晴天。
移動は大型バス。45名で座席が満席です。
協力員さんに自己紹介もしていただく場面もあり。

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事務局長(保坂学芸課長)による今から訪ねる博物館のみどころの話やそれに関連する
遺跡の話などを聞きながら施設まで移動していきました。

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1番目の研修地、南牧村美術民俗資料館(長野県南牧村)に到着。
開館して間もない9時少し過ぎにお邪魔しました。

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まずはじめに後期旧石器の宝庫である国史跡 矢出川遺跡の石器を見学。

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地元の研究者土屋忠芳さんの46年にわたって採集したコレクションが展示されていました。
数々の細石刃と細石刃石核を見て、協力員さんはその素晴らしさに感心されたようでした。また山梨での細石刃文化について興味を持たれていた方もいらっしゃいました。

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土屋忠芳さんが採集した石器がズラリ。圧巻です。

その他にも民具や動物の剥製、土器なども展示されていました。
室内の気温は4度と旧石器時代の温度を体感!?しながら約30分見学いたしました。

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次は北相木村考古博物館(長野県北相木村)へ。
北相木村教育委員会 学芸員 藤森英二さんに展示をご案内いただきました。

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栃原岩陰遺跡から出土した貝製装飾品や表裏縄文土器、遺跡では残りにくい獣骨(その量はザクザクと言っていいほど)やカワシンジュウガイなどが展示されていました。

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協力員さんが藤森学芸員に質問を。
研究成果に基づいて答えていただきました。

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岩陰の発掘のジオラマ。
発掘の様子が再現されていてとてもビジュアル的でわかりやすいものでした。
人骨が発掘された様子もよくわかったようです。

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-ハートの木-が博物館玄関付近に展示されていました。

サイカチという木の幹。
かつて村の天然記念物で樹齢は100年を超すと伝えられていた木だそうです。
なにかよいことありそう。

30分の見学時間はあったいう間で後ろ髪を引かれるように博物館をあとにしました。

次はいよいよ佐久市の昼食場所へ移動。

その道すがらのバスの車窓から-

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一瞬でしたが、栃原岩陰遺跡の岩陰が見えました。

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それから、虹の雲。(私は初めて見ました)

●彩雲(さいうん)という雲だそうです。
-
 wikipediaより
 彩雲は、太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象である。瑞雲、慶雲、景雲などともいう。
 この現象は、日光が雲に含まれる水滴で回折し、その度合いが光の波長によって違うために生ずるもので、大気光象の1つである。巻積雲や高積雲、風で千切られた積雲などに見えることが多い。

虹色の雲は良いことがある前兆とも言われているそうです。
いいことありましたか??

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昼食場所「佐久乃おぎのや」さんに予定通り12時に到着。

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協力員さん同士の会話もはずみながらおいしい釜飯をいただきました。
満腹、満足。

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ご飯を食べた後は最後研修地、浅間縄文ミュージアム(長野県御代田町)へ。
ミュージアムへ行く車窓には雪をかぶった浅間山。

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午後1時浅間縄文ミュージアム。
考古学博士であり学芸員の堤 隆さんにご案内いただきました。
活火山浅間山とその山麓に花開いた縄文文化をご紹介いただきました。

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女性たちの縄文土器作りをジオラマ前にて。
展示がスタイリッシュ。

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特別展示室では、国重要文化財「川原田遺跡の縄文土器」や石器を展示していました。

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素晴らしい縄文土器・焼町土器。

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カワラダくんこと川原田遺跡の顔面把手。
博物館のシンボルマークになっています。

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「この土器すごいね、いいね」の協力員さんの声。

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「どっちが本物?」という展示。
本物は右か左かみなさん、わかりましたか?

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2階は「浅間山の自然」として世界的活火山浅間山の自然史を展示。
浅間山や周辺の模型を見ながら、浅間山の歴史について。
天明3(1783)年に大噴火をしている浅間山(歴史時代の記録に残る、有名な大噴火)

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窓越しに活火山浅間山。

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時折噴煙をあげていました。

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ショップ運営委員さん、ショップでどんなものを売っているか気になります。
ポストカードや便せん、土鈴などオリジナル商品も販売されていました。

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体験工房の前にいた「カワラダくん」
体験工房では勾玉作りや土器作りができます。
この日は土器を作っている方がいらっしゃいました。

1時間の見学時間、まだまだゆっくり見学したいという思いもありましたが、帰路に向かいました。
堤様ありがとうございました。

4時半考古博物館着。
県外研修を無事終えることができました。


●協力員さんの一言感想文●

協力員 原田 みゆきさん

 天候も光の春の恵みをいっぱいいただきながらの佐久方面の研修とても充実した1日を過ごしました。
 旧石器、縄文の素晴らしいものを見ることが出来ました。
(矢出川遺跡の)見事な黒曜石の石器の数には驚き、用途など思いを寄せて。
楽しい時間をありがとう。


協力員 大久保 長仁さん

 南牧村美術民俗資料館の数多くの旧石器時代の細石刃をはじめとする石器、北相木村考古博物館の北相木人の人骨頭部復元模型、くらしのジオラマ、縫い針の精巧さに感心しました。
 浅間縄文ミュージアムは縄文土器をつくっている母と娘のジオラマや国重要文化財川原田遺跡の中期縄文土器の展示など展示施設が充実していました。それから、佐久乃おぎのやの「つくり続けて約50年。」の峠の釜めしもおいしくいただきました。素晴らしい研修でした。

《この他にいただいた感想文は下にあります。》


参加された協力員の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。

この後の協力員さんの懇親会は16名参加(+事務局3名)のもと甲府のロイヤルガーデンホテルにて開催しました。
食事を取りながら楽しい時間を過ごされたようです。


☆ありがとうございます!協力員の方からいただいた研修の感想文を追加して掲載しました☆

協力員 石田 仁さん

 この度、考古博物館協力会県外研修に初めて参加させていただきました。幸い天候にも恵まれ、無事終了しましたことは館長さんをはじめ、事務局の方のご尽力のおかげと感謝しております。
研修に参加しまして、いろいろと勉強させていただきました。いろんなものを見、知ることによってその歴史などがよく理解できると思っております。
今後の考古博物館協力会の研修にも期待しています。ありがとうございました。


協力員 遠藤 栄子さん

 大勢の参加者と晴天に恵まれ快適な研修となりました。車内で保坂課長の資料にもとづいた説明もお聞きすることができ、長野県東部の縄文・旧石器の旅は有意義な旅になり、感謝しております。また、他県での資料館の展示、地震に対する設備、対応の方法等見聞でき参考になりました。


協力員 野口 正樹さん

 今回の研修を非常に楽しみにしていました。理由の一つは、私が普段接して見慣れている山梨とは様子が違うであろう縄文文化が見聞できるという期待感です。そして期待どおりの素晴らしい石器や土器の数々、遺跡などを見聞でき、目を見張る思いでした。もう一つは、昨年11月に別れた女性との再会です。北相村考古博物館の栃原岩陰遺跡コーナーで静かにほほ笑んでいる彼女と再会を果たし、感無量でした。釜めしも美味でしたし、身を切るような寒風に氷河期の雰囲気まで体験でき、言うことなしの有意義な研修となりました。企画立案・実施に尽力された事務局の皆さん、有り難うございました。


協力員 杉野 美幸さん

 野辺山といえば、駅最高地点やSLランド、「高原のポニー」、Nゲージ宿など鉄道マニアの聖地の響きしかなかったけれど、新たに水晶石器の産地という魅力的なイメージが加わりました。南牧村美術民俗資料館で見た石器の水晶加工技術の高さや、あまりにも実用的な使われ方に素朴な職人気質の集団が偲ばれました。地質学的・化学的視点からのパワーストーンに最近注目している私としては、火山跡周辺に自然への畏敬の念をもって集まる縄文人の姿が浮かびます。
 北相木村考古博物館では「目で見る考古学」の気概を感じました。一般の人に広く周知されなければ博物館の意味が無いわけで、展示のそばに絵入りパネルでポイント解説をされていたり、実際の現場を復元して「見方」の解説をするなど初心者がわかる楽しみが随所に工夫されていました。お爺さんが孫に魅力の真髄を語るような「ちょっとした話」があちこちに散りばめられていました。
浅間縄文ミュージアムは非常にお洒落!ライトの当て方、テーマカラーの赤×黒、触れるレプリカとレプリカ技術の高さ、ショップの雑貨屋さんのような雰囲気・・・体験が随時行えるのも非常に魅力でした。洋服屋さんに行く感覚で楽しめるスタイルは、やはり若年層のリピーターに受けているようです。ちょっと「高尚」なわが博物館も学ぶべき視点では??
 研修旅行に夫婦で参加し、徐々に歴史愛好家に染色中です。退職後は夫婦で協力会員になれるかな???楽しい旅行になりました♪

《2011.5.6 掲載》

アナザーカルチャー 協力員 芹沢 昇さん

 八ヶ岳の反対側にはもう一つの縄文王国があった。考古博物館協力会の研修で南牧村から佐久市を訪れた。ETCの普及で高速道路を使って遠出する機会が増えたこの頃、近くて遠い八ヶ岳の北側。そこにはもう一つの文化があった。旧石器時代からヒトが生活を営んでいた跡が多く石器とともに残されていた。さらに縄文王国山梨に勝るとも劣らない縄文文化。その中心にある華やかな土器の数々…新鮮な感動とともに来年度、ボランティアガイドとショップ運営委員への新たなステップに向けて実りの多い研修であった。

2011年03月19日

「山梨の遺跡展2011」開催中です。

毎年開催されている「山梨の遺跡展」。
「山梨の遺跡展2011」を開催しております。
考古博物館と併設されている、「山梨県埋蔵文化財センター」が主催をしている展示会です。
遺跡展は、山梨県内で、その年度に発掘調査して得られた成果を、速報展示するものです。

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このポスターにも掲載されている美通遺跡出土の浅鉢形土器について↓
遺跡トピックスNo.0281 美通遺跡(みとおしいせき)〈都留市〉

今年は埋蔵文化財センターの調査成果とともに、甲州市教育委員会、甲府市教育委員会、笛吹市教育委員会、北杜市教育委員会、山梨市教育委員会、山梨文化財研究所のご協力をいただいて、遺跡の解説や遺跡から出土した遺物の展示、遺構の写真を見ていただけます。
また、埋蔵文化財センターの普及事業や埋蔵文化財学習活用事業のようすも展示されています。

先日3月13日(日)に現地説明会がありました甲府城跡(県庁構内)発掘調査の成果も展示されています。

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※節電のため、展示の照明の数を減らして展示をしています。

☆展示されている遺跡・事業☆

【山梨県内山岳信仰遺跡分布調査】(富士河口湖町、富士吉田市)
【美通遺跡B 区4(みとおしいせき)】(都留市)
【甲府城下町遺跡(甲府地方検察庁)】(甲府市)
【町屋口遺跡(まちやぐちいせき)】(富士川町)
【御坂中丸遺跡(みさかなかまるいせき)】(笛吹市)
【三光遺跡(さんこういせき)】(笛吹市)
【中丸東遺跡(なかまるひがしいせき)】(笛吹市)
【県指定史跡 甲府城跡石垣補修事業】(甲府市)
【県指定史跡 甲府城跡 鉄門復元整備事業】(甲府市)
【甲府城跡 (県庁構内)】(甲府市)
【山梨県内分布調査】
【埋蔵文化財学習活用事業】
【資料普及活動事業】
【梶畑B 遺跡(かじばたけびーいせき)】(甲州市)
【神の前B 遺跡】(北杜市)
【川田窯跡】(甲府市)
【金塚西遺跡(かなづかにしいせき)】(甲府市)
【甲府城跡 (清水曲輪)】甲府市)
【金地蔵遺跡(かねじぞういせき)】(笛吹市)
【三ヶ所遺跡(さんがしょいせき)】(山梨市)


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会期:平成23年3月12日(土)~4月10日(日)
  →開催日が変更されています。(3月15日(火)より開催)
時間:午前9時~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
   ※ただいま開館時間の短縮を行っております。
    開館時間は考古博物館ホームページをご覧いただくか、
    お電話でお問い合わせください。
休館日:毎週月曜日
会場:山梨県立考古博物館 多目的室


考古博物館はただいま節電中のため、暖房を入れておりません。
また、照明を落として展示を行っております。

ご理解・ご協力をお願いいたします。

2011年04月19日

第48回史跡文化財セミナー「於曽屋敷と武田ゆかりの寺院」2011.4.17

平成23年4月17日(日)に開催した今年度最初の史跡文化財セミナー(今年度の史跡文化財セミナーは全4回)第48回史跡文化財セミナー「於曽屋敷と武田ゆかりの寺院」を甲州市塩山にて開催しました。
その開催レポートです。

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於曽屋敷へ向かいます。

参加者 25名
天気 晴れ
講師 甲州市教育委員会 飯島 泉さん

☆見学コース☆
甲州市役所駐車場
    ↓
於曽屋敷(於曽公園)
    ↓
甘草屋敷(旧高野家住宅) 
    ↓
昼食(甲州市役所)  
    ↓
菅田天神社
    ↓
向嶽寺
    ↓
甲州市役所駐車場
 
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甲州市塩山下於曽にある、於曽屋敷。
現在屋敷の半分が市に寄贈され、公園となっています。
鎌倉時代の代表的な豪族の屋敷跡です。山梨県の史跡に指定されています。
屋敷を囲んでいた土塁(内土塁)をみることができます。3mくらいの高さがあります。

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講師の甲州市教育委員会 飯島さんのご案内・解説で史跡を巡りました。

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土塁の上より中の公園を望む。

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公園内にはしだれ桜も咲いていました。

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飯島さんの解説を聞き、当時のようすを想像しながら見学します。

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二重土塁の痕跡がわかる場所へ。(東北隅)

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於曽屋敷を見学した後は、甘草屋敷へ。
その途中、JR塩山駅前にて。
電車の話。
感心しながらお話を聞きました。

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甘草屋敷に到着。
桃の花の鮮やかなピンクがきれいです。
甘草屋敷(旧高野家住宅)は重要文化財に指定されています。
19世紀初頭の建築と考えられています。

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高野家は江戸時代に薬用である甘草を栽培をして幕府に納めていた家です。
ここから「甘草屋敷」と呼ばれたそうです。

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甘草が植えられている甘草園前にて。
「甘草は1日1回は口にしている植物」という甘草を身近に感じることができるお話もしてくださいました。

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もともとの株の甘草。成長中。

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ひな飾りと桃の花まつりが開催中で、主屋にはたくさんのお雛様が飾られていました。

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お琴の生演奏の音色を聞き、優雅にお雛様を鑑賞できました。

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これは高野家のひな飾りだそう。

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次は塩山駅南口にある石碑前にて。
しおの山と塩山の地名の由来について。
お昼へ。

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午後は、菅田天神社へ。

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神社は承和9年(842)年に国司の藤原伊勢雄が建てさせたと伝えられている神社です。
国宝「小桜葦威鎧兜 大袖付」がある神社で有名です。
今回は残念ながら鎧はみることができませんでしたが、飯島さんはまたみなさんにみていただく機会を作りたいとおっしゃっていました。

向嶽寺へ。

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向かう途中に塩山市中央区区民会館へ寄りました。
旧千野学校校舎で明治時代の建物。
登録有形文化財にも指定されています。
山梨県は登録有形文化財の指定がまだ少ない県だそうです。

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途中、この町屋通りには古い町並みのようすを垣間見ることができました。

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臨済宗向嶽派の大本山の向嶽寺に到着。
国宝「絹本著色達磨図」など多くの文化財を所有しているお寺です。
重要文化財中門。
檜皮葺についてのお話もうかがいました。

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向嶽寺中にある秋葉神社。
明日18日のお祭りの準備をされているようでした。

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本堂前にて。
お寺の歴史を詳しく聞くことができました。
みなさん名勝である庭園もみてみたいと思ったことでしょう。

帰路へ。

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帰りは古材ギャラリーへも立ち寄りました。

塩山の文化財を堪能した5時間でした。
講師の飯島様、参加された皆様、ありがとうございました。


次回の第49回史跡文化財セミナーは6月12日(日)「天狗沢瓦窯跡と往生塚古墳」として甲斐市で開催します。
お申し込みは5月12日(金)からです。
次回もお楽しみに。

2011年04月28日

平成23年度考古博物館の日イベント「古代の衣装を着てみよう!」2011.4.23

月の第4土曜日は考古博物館の日!平成23年度も開催してまいります!
→詳しくはこちら

4月の考古博物館の日は「古代の衣装を着てみよう!」

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「着心地いい」


この古代衣装は学校などの教育機関へも貸し出しをしているものです。歴史の授業などに活用されています。古代の暮らしを考えることができると好評です。→こちら

では、平成23年4月23日(土)の開催のようすです!

天気は雨。参加人数12名。でした。

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職員が古代衣装の着付けをします。
写真はないのですが、協力員の方にも着付けを手伝っていただきました。
着ている服の上から衣装をまといます。
変身中!?

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変身完了!!
古墳時代の豪族・武人の服、胡服(こふく)を着ました。
直刀を持ってキメポース!!
※直刀は本物の刀ではありません。

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女子に人気だったのがこの女官と巫女さんの衣装!
交替して2種類の衣装を着てみるお子さんもいました。
「どっちの衣装が好き?」
少し緊張しながらも笑顔です。

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巫女さんは手には六鈴鏡と首には勾玉ネックレス。
※小物はレプリカです。

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女官と官吏。

ある方は、衣装を着たお孫さんを見て「学校の先生に話したら」なんていう会話をしていました。

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大人の方も着られます。
一生着ることがないと思うので記念に。
ご夫婦&赤ちゃん。

みなさん、古代の衣装を着て、古代の服のこと、古代の生活などについて考えてみたようでした。
「よい記念になった」という感想も多かったです。

次回は5月28日(土)「土器で煮てみよう! 炊いてみよう!」です。
春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」に関連して、実際に土器でドングリを煮てみます。

→詳しくはこちら

2011年05月07日

平成23・24年度山梨県立考古博物館協力員委嘱状交付式、平成23年度考古博物館協力会総会 2011.4.24

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平成23年4月24日(日)に、風土記の丘研修センターにて、平成23・24年度山梨県立考古博物館協力員委嘱状交付式が開かれました。また、平成23年度山梨県立考古博物館協力会総会もあわせて開催しました。

遅くなりましたが、内容を報告いたします。

時間:午後1時半~4時45分
会場:風土記の丘研修センター 講堂
平成23・24年度協力員委嘱者:73名
出席者:41名


■平成23・24年度山梨県立考古博物館協力員委嘱状交付式

次第

1.開式
2.委嘱状交付
3.館長あいさつ
4.閉式

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委嘱状交付

代表して今年度新規で協力員になられた赤岡さんに
考古博物館金子館長より委嘱状が手渡されました。

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演台横の生け花は協力員原田さんがこの日のために生けてくださったものです。
紫はライラックです。

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その後、協力員になられた方のお名前を順次お呼びし、協力員になられた皆様一人一人あいさついただきました。


■平成23年度山梨県立考古博物館協力会総会

次第

1.開式
2.会長挨拶
3.新事務局員の紹介
4.議事
5.感謝状贈呈式、ボランティアガイド証交付式、平成22年度出労感謝式


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事務局顧問金子館長あいさつ

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椎名会長あいさつ

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議事
平成22年度事業報告、決算報告(案)についてや新役員選出、平成23年度事業計画、予算(案)などについて。

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役員選出もありました。

役員のみなさん(敬称省略させていただきます)

会長 椎名 慎太郎、
副会長 原田 みゆき、副会長 深沢 俊雄、
理事 雨宮 千代子、理事 野口 正樹、
理事 遠藤 栄子、理事 藤森 たか子、
監事 斎藤 一幸、監事 山崎 義雄

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平成20年度末に発足しました、ミュージアムショップ運営委員会。
2年目の平成22年度の活動について、委員長である広瀬さんから報告がありました。
平成23・24年度の運営委員会は、新しいメンバー3名を加えた8名となりました。

ミュージアムショップ運営委員
 運営委員さん(敬称省略させていただきます)
 委員長 広瀬 はるみ、副委員長 一瀬 順司、副委員長 野呂 忠敏、
 今福 政江、大久保 長仁、杉野 美幸、芹沢 昇、堀内 淳子
  

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感謝状贈呈式

金子館長より、10年の長きにわたり協力員をされた4名に感謝状と感謝の品を贈呈がありました。

表彰者のみなさん(敬称省略)
一木 昭男
亀山 惠之助
西崎 誠
野口 正樹

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感謝の品はミニ銅鐸。
舌もついているので鳴りますよ。

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野口さんにごあいさつをいただきました。

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続いて、ボランティアガイド証・ボランティアガイドマスター証交付式。
(写真が撮れなくてすみません)

協力員委嘱にともなって再交付ガイドマスター証2名、新に1名、再交付ガイド証5名にいたしました。
金子館長より一人一人にお渡ししました。

ボランティアガイド証交付者(敬称省略させていただきます)

☆ボランティアガイドマスター証
 今福 政江
 野口 正樹
 広瀬 はるみ

☆ボランティアガイド証
 真田 義夫
 杉野  美幸
 芹沢昇
 藤森 たか子
 藤原 貴憲


これからもガイドをよろしくお願いします。


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続いて、平成22年度出労感謝式

平成22年度出労を感謝しまして、年10回、出労や研修に参加された方のお名前をお呼びし、式の後に感謝の品をお渡ししました。
20回以上の方は図書券、10回以上の方はミニ土偶フェイス。

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総会の後は記念講演を行いました。

会長である椎名 慎太郎氏にご講演いただきました。
演題「三内丸山遺跡は縄文都市か?~縄文人のその出自とその文化を考える~」

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縄文人はどこからきたか?という今まであまり触れることのなかった基本的なお話から縄文集落である三内丸山遺跡の実態に迫るお話もいただきました。

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椎名先生の考えだと、
三内丸山遺跡は縄文都市ではなかったよう…

委嘱式より講演まで3時間を超えましたが、
最後まで協力員の方々はその話を興味深く聞いてらっしゃいました。


ご出席ありがとございました。
73名というたくさんのみなさまに協力員になっていただき、心強いです。
平成23・24年度の協力員のみなさま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


―報告です 2011.5.7―
この総会の折、椎名先生のご著書『教えて 椎名先生』を販売しました。
ここでの本の売り上げは、去る3月11日に発生しました東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の義援金とさせていただきました(山梨県立考古博物館協力会の名前で)。
椎名会長より報告がありましたので、ここでご報告させていただきます。

2011年05月11日

第23回風土記の丘こどもまつり 2011.5.3・4

今年もこどもまつりを新緑がまぶしい、平成23年5月3・4日(火・水・祝)の2日間、考古博物館のある甲斐風土記の丘曽根丘陵公園で開催しました。
昨年に引き続き、この公園を管理している富士観光開発・富士グリーンテックグループさんと共催です。
富士観光開発(株)
(株)富士グリーンテック

2日間で4300人あまりのお子さんと大人の方にご来場いただきました。
史跡クイズウォークラリーで公園内を歩いたり、縄文どんぐり染めや勾玉作りなど古代を感じながらものづくりをしたり、かわいい犬たちのショーをみたりと1日楽しく過ごしていただきました。

*第23回こどもまつりのご案内

では、では、2日間の盛り上がりのようすです。

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☆史跡クイズウォークラリー(すみません、写真はありません)
公園や考古博物館内にある問題を解きながら、公園を散策してもらいました。
クイズは、7問!全問解けたでしょうか!?
3択問題でしたが、回答に迷う問題も。
現地でヒントを探しながら、親子で一緒に考え、問題を解いていたようでした。

☆縄文どんぐり染め
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今年新しく行ったアトラクション。
公園内で採取したドングリ(クヌギ)を縄文土器で煮て、その煮出した汁(茶色)で綿の布を染めました。

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縄文ドングリ染め受付には列ができました。
このこどもまつりは、たくさんの協力員さんにご協力いただいています。
笑顔で染め物の説明をしてくれています。

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2時間煮ると渋い茶色、ドングリ色に染め上がりました。
布を輪ゴムでしばってしぼりも入れてみました。
「どんなふうに染まっているかな?」「模様はどんなかな?」土器から布を出して、しぼりのゴムを取って、ワクワク。

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染め上がり。
ゴムでしばった部分は、真っ白く残っています。
二重丸 三重丸 ◎
どのお子さんも作ったものをみて、嬉しそう。
「作ったものは持ち帰って、なにに使おうかな?」

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その他にもドングリを縄文人は食べていたということで、この公園内の木から採れたドングリとクルミの「ドングリクッキー」も試食してもらいました。
「お味はどう?」「おいしい?」

☆ロング滑り台オープン&音楽祭
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公園の遊具に「ロングすべり台」が加わりました。
5月3日がオープンで、たくさんのお子さんが気持ちよく滑っているようでした。
その奥の野外ステージでは音楽祭が行われました。

☆勾玉作り体験
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古代の装身具「勾玉づくり」は毎年大人気。
いつもより参加人数を増やし、保育園・幼稚園の小さいお子さんから中学生までたくさんのお子さんに勾玉作りに挑戦していただきました。
協力員さんに作る補助をしてもらっています。

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90分で四角い石を削り、勾玉の丸い形に整えていきました。
作ったものは、紐を通して、ネックレスに。
さっきのドングリ染めの写真のお子さんも勾玉をさげています。

☆トンボ玉作り体験
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これも定番のアトラクションになっています、トンボ玉作り。
バーナーでガラスを溶かして、丸いトンボ玉を作ります。
美しいトンボ玉できたでしょうか?

☆超ミニチュア銅鐸づくり
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昨年は古銭でしたが、今年は山梨ではまだ発見されていない弥生時代の鐘、銅鐸!
こんなミニチュア銅鐸を作りました。

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体験の人数が少なく、参加できた人はラッキー。レアアトラクション。
主に銅鐸作る過程を見学しました。
鋳型は自分で作りました。

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溶かした、青銅をみています。

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鋳型に青銅を流し込むところを見学。

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できた?
これから少しきれいに磨こう。

☆鹿肉の燻製
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3日限定で特製、鹿肉の燻製を丹精込めて作り、振る舞いました。
味は噛めば噛むほど、おいしい味が出てきます。
愛情もこもってます。

☆「古代の火おこし」体験
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暑い中でもこの賑わい!

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「よいしょ、よいしょ、早く起きて!」

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協力員さんと一緒に挑戦!
「頑張れ、頑張れ!」

☆古代と遊ぼう!狩猟体験
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これもいつも人気のアトラクション。
的のどうぶつさんたちはちょっと痛そうなくらい矢が当たっていました。

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こちらは協力員さんに弓矢のやり方を教わっています。

☆古代と遊ぼう 輪投げ
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土偶や埴輪さん、目がけて輪を投げます。

☆古代と遊ぼう ジグソーパズル
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縄文土器などのパズルに挑戦!
協力員さん見守ります。

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完成した?

☆縄文土器太鼓の演奏と踊り
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今年も長野の岡谷市から来てくださった「JOMON DOKI DRUM BAND 森の精霊」の演奏♪
バンドメンバーと一緒に縄文土器太鼓をたたいたり、かけ声を掛け合ったり♪

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リズムに合わせて、飛んだり♪跳ねたり♪たたいたり♪楽しそう♪


この他に、研修センター近くの芝生広場では、ドックショーや犬たちとのふれあい体験、愛犬撮影会などが行われていたようです。
そちらのようすは↓

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山梨県曽根丘陵公園ホームページをみてくださいね。

考古博物館では…
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展示室はもちろん。ミュージアムショップにもお客さまが来てくださいました。
ボランティアガイドさんも大忙しだったそうです。

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それから、こどもまつりのアトラクション(原始・古代が体験できるもの)に参加して、考古博物館まで来てくれた方には「おたのしみくじ」がひける、イベントも開催しました。
からくじありでしたが、このお子さんはあたり!(大吉!)
土器や土偶などのミニチュアがあたりました!
楽しんでもらえたようです。


最後に…

2日間、のべ36名の協力員の方にイベントをお手伝いいただきました。
(ショップ・ボランティアガイドさん含む)
ありがとうございました。

2011年05月15日

考古博物館平成23年度春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」協力員勉強会 2011.5.14・15

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現在、考古博物館では、平成23年度春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」を開催中です。
この企画展の勉強会(考古博物館協力員さん対象)を平成23年5月14日(土)、15日(日)に企画展会場にて行いました。

下記の参加者、解説担当で開催しました。
5月14日:参加協力員 14名、担当 石神学芸員
5月15日:参加協力員 6名、担当、保坂学芸員

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展示の最初のコーナーでは、尖底の縄文土器(中溝遺跡 都留市)を始まりとして現代の圧力鍋までずらっとお鍋を展示してあります。
煮炊きの変遷がわかる展示です。

毎日使っている鍋の原点は縄文時代の鍋-縄文土器にあります。
最初は炉で煮炊きをしていましたが、古墳時代後半にカマドが登場しました。
しばらくカマドが使われ、現代ではガスコンロなどに変わりました。
それにともなって土器-お鍋の形は変わっていきました。

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約1時間の解説時間。
身近な台所用具の話なので、興味がみなさんあるようで熱心に解説を聞いたり、質問もされていました。

この勉強会はあと1回、5月18日(水)午前10時から開催します。
積極的なご参加お待ちしています。

2011年05月24日

ミュージアムショップ研修にご参加ありがとうございました。

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5月17日(火)~22日(日)に出労日の話し合い後、ミュージアムショップ研修を行いました。
(出労日の話し合いにもご出席ありがとうございました)。

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《5月20日(木)のショップ研修》

ショップ研修は、ミュージアムショップ運営委員さんが担当しました。(事務局からの説明の日もありましたが)

ミュージアムショップに入った時の心得、手順、レジなどについて説明がありました。

新規の協力員さんは特に一からショップを覚えるということで、今回の説明1回では覚えきれなかったと思いますが、ショップに入った時の流れは少しわかったかと思います。

新規の協力員の方、ショップに不安のある方は、ミュージアムショップ運営委員さんがお当番の時に来て、一緒にショップをしてみてはどうですか?
きっとショップのお当番の不安がなくなりますよ。

また後日ショップ研修の日を設ける予定です。その研修にもぜひご参加をお願いします。

2011年05月29日

平成23年度考古博物館の日イベント「土器で煮てみよう!炊いてみよう!」2011.5.28

5月の考古博物館の日イベントを5月の第4土曜日5月28日(土)に開催しました。

月の第4土曜日は考古博物館の日→詳しくはこちら

5月の考古博物館の日は「土器で煮てみよう!炊いてみよう!」
ということでしたが、あいにく当日は雨…。
(楽しみにしてくださっていた方ごめんなさい。)

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内容を変更して「ドングリクッキーを食べてみよう!縄文土器に触ってみよう!」
という内容で開催しました。

考古博物館エントランスホールにて開催。
雨で足元の悪い中にもかかわらず、県内外の子どもさん、大人の方、50名に参加をいただきました。


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ドングリクッキーを食べたり、炒ったマテバシイを食べたり、クルミも食べてみたり。
縄文時代の食を想像しながら味わっていただきました。

※マテバシイは灰汁が少ないので煮なくても食べられるドングリです。しかし、縄文時代の山梨ではなかった木だと思われます(参考に)。

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ドングリクッキーを味わう。
少し固いですが、気に入って食べてくれました。
噛むと味がじわじわ出てくる。

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ドングリ含有率が高いのでこんなに真っ黒。

このドングリクッキーに入っているものは…
クヌギ(ドングリペースト)、クルミ、小麦粉、はちみつ。

※小麦はつなぎで入れさせていただきました。

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食べてみる?
炒ったマテバシイを噛みしめる-甘みがあります。
銚子塚古墳産のクルミも食べてみて。

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職員がお話をしながら…土器を触ってみる-「タッチ&トーク」。
土器は北杜市(旧高根町)海道前C遺跡から出土した今から5000年前の深鉢形土器と浅鉢。
重さを想像して持ってみてください。

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深鉢形土器は縄文時代のお鍋なんですよ。
土器の中には焦げた跡。
これできっとグツグツ、ドングリを煮たんでしょうね。

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今回はイベントは現在開催中の春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで」に関連して開催したので、企画展も見ていただきました。

ボランティアガイドさんに解説をしてもらいました。
(この日はボランティアガイドさん3人に来ていただきました)

時代時代のお鍋が勢揃い!
形がだんだん変わっていくのがわかるかな?


イベント内容を変更して開催しましたが、参加された感想-「勉強になった」「意外とおいしい」など、喜んでもらえたようです。


次回の考古博物館の日は6月25日(土)「土器カードをつくろう!」です。
春季企画展に関連して、本物の縄文土器のカケラの模様を紙に写し取る拓本で土器カードをつくります。

→詳しくはこちら

2011年06月07日

山梨県立考古博物館 平成23年度考古学講座 第1回「お鍋とお釜の考古学 ~土器からみる煮沸具の変遷~」2011.6.5

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平成23年度考古学講座の第1回目を平成23年6月5日(日)(午後1時半~3時)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

考古学講座ではいつも一つの大きなテーマを設けて4回行ってきましたが、今年はそのテーマを設けずに企画展や特別展に関連する講座4回開催することとなりました。

平成23年度考古学講座について


第1回目は春季企画展講座1として、6月26日(日)まで開催中の春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」に関連した内容で行いました。

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第1回 テーマ「お鍋とお釜の考古学 ~土器からみる煮沸具の変遷~」
講師:帝京大学山梨文化財研究所 櫛原 功一氏

39名の参加をいただきました。

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櫛原さんは「博士」でもあります。
博士の話も聞ける考古学講座です。

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博士なのですが、決して難しい内容ではなく、とてもわかりやすくお話いただきました。
また、櫛原さんは事前に企画展をご覧になり、その展示内容も盛り込んだ内容にしてくださいました。

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【主な内容】
 はじめに ―土器の見方―
 「土器の内外面の使用痕から、土器をどのように使ったかわかる」

 食生活の変化
 「食生活改善のために、たえず人間はさまざまな工夫や努力をしてきた。その結果、寿命の向上、ライフスタイル、住まいと集落の発達をもたらした」

 鍋と釜の地域性
 「日本列島でも南北の違いがある」

 土器の変遷(縄文時代から近世まで)
 「土器のかたちの変化は調理施設の変化の反映でもある」

 食物の変化
 「何を食べてきたのか、遺跡調査のなかで調査が進んでいる」

 炉とかまどの祭祀と象徴性
 「炉やかまどは、単なる調理施設にとどまらない象徴性をもっていた」

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今回の講座は初めて講座にいらっしゃる方も多く、勧学院の方も積極的にご参加いただきました。
勉強熱心なようすが伝わってきました。


櫛原さん、ご講演ありがとうございました。


今回の講座は春季企画展関連講座ということで、

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講座終了後は、石神学芸員による展示解説を開催しました。
10名くらいの方がこの解説にも参加してくださいました。

展示解説もすることで、企画展の理解度も高まったと思われます。

春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」
 

次回第2回目の考古学講座は、引き続き春季企画展関連講座として、
「生ゴミの考古学~骨から探る古代の食生活~」を6月26日(日)に講師に山梨県立博物館 植月 学氏をお迎えして開催します。

わたくし的にはタイトル(テーマ)が4回の講座の中で「おもしろそう!」と一番ヒットしました。
どんな内容かとても興味深いです。

こちらの回は只今参加お申込み受付中です。

考古博物館ホームページから簡単にお申込みいただけます。
最近はホームページからお申込みくださる方も多くなってきました。

お申込みページは、こちら

2011年06月13日

考古博物館平成23年度春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」開催中です。

4月23日(土)より開催してきました、平成23年度春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」の会期もあと2週間程となりました。

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展示をみた方からは、「おもしろかった」「一列にお鍋が並んでいる展示がいい」「身近に感じられる展示で興味を持てた」などという声をいただいています。

では、展示の一部を紹介します。

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縄文土器から圧力鍋までです!!
1万3千年前から作られるようになった縄文時代のお鍋―縄文土器が現代のお鍋―圧力鍋までどう変化をしてくるのか、煮炊きの変遷がわかります。

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古墳時代中頃、朝鮮半島より伝わったカマドによって土器も変化しています。
カマドが伝わってきた前と後の変化わかるでしょうか?

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奈良・平安時代の食事を再現してみました。
ご飯と海藻の汁、のびると塩というメニューです。

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これは、大月市郷土資料館さんからお借りした「カマドの模型」です。
住居に設置されたカマドが断ち割られてあり、中の構造がよくわかります。

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こちらは、平安時代の木製品。甲府市教育委員会さんからお借りしたものです。甲府市大坪遺跡出土品。
曲げ物の一部やお皿、火を起こすときに使ったひきり板などがあります。土器だけでなく、このような木製のものも併用していたことがわかります。

参考品としての中央市豊富郷土資料館さんからお借りした、現代の「せいろ」も展示してあります。

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南アルプス市大師東丹保遺跡から出土した中世のお椀です。漆塗りでカブのような絵も描かれています。

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これは復元されたものです。
山梨県埋蔵文化財センターの事業で復元作製)

遺跡からあまり木製品は出土されませんが、きっとここにあるような挽き物、刳り物、曲物などが使われていたと思われます。


春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」
会期
平成23年4月23日(土)~6月26日(日)

会場
考古博物館 特別展示室

観覧無料です。

ご来館お待ちしております。

*ご案内

次々来館 学校の校外学習の時期になりました

毎年、5月中旬から6月にかけて学校さんの来館が増えます。移動教室や校外学習で考古博物館へ来館してくださいます。
先日は1日に500人というたくさんの子どもさんが来てくださいました。

館内見学、勾玉作り・古代の火起こし体験学習、そして銚子塚古墳などの古墳見学。
1日この風土記の丘で過ごしてくださる学校さんもいます。


来館する子どもたちは元気いっぱいです!
縄文土器、古墳…歴史の授業で勉強したものがあって感動!
昔の暮らしを考えてもらいながら見学、体験をしてもらっています。

*考古博物館は博学連携を進めております。


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考古博物館・展示の概要説明 エントランスホールにて

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常設展示の見学
変わった形をしている重要文化財一の沢遺跡の縄文土器にびっくり。

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概要説明で話した、北杜市酒呑場遺跡の「ダイズ土器」も注目してくれました。

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人気コーナー復元され縄文時代の竪穴住居
中がどうなっているかとても気になります。
家の中で火が燃えてる!?
キジがいる!!
あの毛皮は本物?
あっ、土偶が置いてある!!

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縄文土器がズラリと並ぶ展示ケースで。
どんな縄文土器があるのかな。
いろんなのがあるね。

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古墳時代の土器―土師器です。
S字状口縁台付甕です。土器の厚さがとっても薄く作られていて軽いです。
縄文土器と随分違うよね。

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企画展「古代の台所」も見学。
お鍋の形がだんたん変わっているね。

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カマドが伝わる前と後の変化わかるかな?
カマドにセットしやすいような、胴の長い甕が現れました。

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東日本第4位の前方後円墳、甲斐銚子塚古墳!の上です。
昔の人のお墓にのぼったよ。
すごく大きい!

来館された、小平市立小平第6小学校さんのキッスブログ「八ヶ岳移動教室2011速報」では、考古博物館で体験した火起こし、勾玉作り、古墳見学が掲載されています。→こちら
*勾玉作り(後半)では協力員さんが勾玉作りを教えている写真が掲載されています♪

小平市立小平第4小学校のホームページにも来館のようすが掲載されています。→こちら

これからもぞくぞくと学校さんが来館します。
今年は7・8月の夏休み期間中の来館を予定してくださっているところもあります。
たくさんの子どもさんに山梨の考古学や歴史を知ってもらえる機会があって嬉しく思います。来館を楽しみにしています。

2011年06月16日

第49回史跡文化財セミナー「天狗沢瓦窯跡と往生塚古墳」2011.6.12

平成23年6月12日(日)に甲斐市にて第49回史跡文化財セミナーを開催しました。
*セミナーご案内

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往生塚古墳へ向かって歩く歩く♪

今回のセミナーのテーマは「「天狗沢瓦窯跡と往生塚古墳」。これらの史跡を中心にいくつもの市内の史跡を参加者27名で訪ねました。

昨日も雨が降り、天気が心配されましたが、歩くのにはちょうどよい曇りの天気となりました。

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セミナーは敷島総合文化会館から。出発地です。

☆見学コース☆
10:00 はじめの会
敷島総合文化会館→往生塚古墳→御座石→黄梅院跡→
龍地宿について(龍蔵院にて解説)→12:20敷島総合文化会館(昼食)13:00
→天狗沢瓦窯跡→大塚古墳→上条堰(一の堰)→敷島総合文化会館 終わりの会15:20

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文化会館出発して約3分程…
ここが、2006年に県内最古(縄文時代早期)のミニチュア土器がみつかった石原田遺跡です。

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講師は甲斐市教育委員会 大嶌 正之さん。
大嶌さんの解説はわかりやすいと好評でした。

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往生塚古墳―7世紀の円墳です。
赤坂台古墳群で現存する数少ない古墳でもあります。
甲斐市指定史跡。

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墳丘は直径約15m、高さ3.3m。石室の一部が見えています。

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石室の中を覗いてみました。

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中はこんなかんじ。意外と奥壁が近いように感じました。

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御座石。高さ約1m、縦横ともに約4mの大石。
往生塚古墳から約2分歩いた住宅地の児童公園内中にあります。
戦国時代に武田信玄の父である信虎が1521年の飯田河原の合戦でこの石に乗って指揮を取り、今川氏の福島正成の軍に大勝したことから「御座石」と名が付けられたといいます(実際そうだったかは定かではありません)。

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黄梅院跡。甲斐市指定史跡。
黄梅院は、武田信玄の長女の法号。
彼女が祀られた黄梅院は、明治初期には廃寺となり、現在は周辺から集められた五輪塔などが建てられています。

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穂坂路を歩きます。
重要な古代の道です。
周りの街並みなども見ながら歩きましょう!ということでした。

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龍地台地の末端部にあります龍蔵院にて、穂坂路から甲府へ向かう最終の宿、龍地宿についてなどお話を聞きました。
龍蔵院にはムクロジの木もありました(甲斐市天然記念物)。

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午後のメイン、山梨県指定史跡 天狗沢瓦窯跡。
白鳳時代の窯跡です。
3基の窯跡がみつかっています。

ここで焼かれた瓦はいったいどこへ…この瓦が葺かれた寺院は発見されていません。

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考古博物館の常設展示室では、この瓦窯跡から出土した瓦を見ることができます。
山梨県指定文化財です。

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古代の瓦、布目がついている(布目瓦)が地表に出ている時があります。
「布の模様が確かに付いている」とその古代の瓦を見てみなさん驚いていました。

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甲斐市指定史跡 大塚古墳。
敷島南小学校の南隣にあります。
古墳上には大きなエノキと大嶽山三社大権現の石碑。
大嶽山信仰のおかげで現在にまでこの古墳が残ったといいます。

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とても大きな石!石室が露出しています。

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石室を横から覗いてみました。中にも入れます。
石室の長さは約8.8m。
天井石がなくなっている部分もあるので、上からも石室内を眺めることができます。

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大塚古墳の甲府盆地の最北端にある古墳です。直径約16mの円墳です。
6世紀から7世紀初頭に造られたと考えられている古墳です。

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上条堰(一の堰)
今も水が勢いよく流れています。

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この堰にはかつて精米のための水車が60基もあったといいいます。1基で100臼もついていたそうです。
しかし、現在その水車はなく水車の水路のあとのみがみられます。
水車のある風景はどんな風景だったのでしょうか!?その風景の写真は残っていないそうです(残念)。

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このセミナーには地元の方が何人か参加してくださいました。
やはり地元の歴史は知っている部分も多いのですが、「もっと知りたい」「改めて知った」と関心が高いようすがうかがえました。

講師の大嶌様、車で伴走してくださった甲斐市の新津係長様に感謝いたします。
参加された皆様もお疲れさまでした。今回は坂道を上ったり下りたり、歩く距離も8㌔といつもより少し長かったようです。歩数計を着けていた方は、1万2千歩~5千歩くらい歩いたとおっしゃっていました。ご参加ありがとうございました。


次回の第50回史跡文化財セミナーは7月31日(日)「河口浅間神社と周辺文化財」として富士河口湖町で開催します。

2011年07月05日

平成23年度考古博物館の日イベント「土器カードをつくろう!」2011.6.25

6月の考古博物館の日イベントを6月の第4土曜日6月25日(土)に開催しました。

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月の第4土曜日は考古博物館の日→詳しくはこちら

6月の考古博物館の日は「土器カードをつくろう!」
本物の土器のカケラの拓本を取って、土器カードを作りました。
会場は考古博物館エントランスホール。


「発掘調査報告書」には土器などの拓本が図面や写真などとともに掲載されていたりします。
土器や瓦の文様などを墨の濃淡で表しています(拓本)。

※発掘調査報告書には発掘調査によって確認された遺構や遺物など調査成果が掲載されているもので、大切な国民共有の財産です。


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暑い中、ご来館。
山梨学院大学3年生の学生さん、拓本体験。

なかなか上手にできたそう。

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拓本の裏の土器の写真台紙は、春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」に合わせたものを特別に用意しました。
《縄文土器、平安時代の甕、中世の鍋》
これらは、企画展のポスターにも掲載されたものです。

土器はお持ち帰りいただけないですが、作ったカードはお持ち帰りいただきました。

ご参加ありがとうございました。

次回の7月の考古博物館の日は夏休み真っ最中の7月30日(土)。
テーマは「考古博物館まるごと探検隊!」です。

来年開館30周年を迎える、山梨県立考古博物館の中を探検します。

この回は事前に参加お申込みが必要です。
参加お申込みは6月30日(木)から受け付けます。

ご参加お待ちしております。

→詳しくはこちら

山梨県立考古博物館 平成23年度考古学講座 第2回「生ゴミの考古学~骨から探る古代の食生活~」2011.6.26

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平成23年度考古学講座の第2回目を平成23年6月26日(日)(午後1時半~3時)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

平成23年度考古学講座について


第2回目も春季企画展講座として、6月26日(日)まで開催の春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」に関連した内容で行いました。

第2回 テーマ「生ゴミの考古学~骨から探る古代の食生活~」
講師:山梨県立博物館 植月 学氏

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◇主な内容
 はじめに
  考古学の研究、動物遺体(骨)を出土する遺跡、土を洗う
 1.甲斐への海産物の流入の歴史
   海の幸を求めた縄文人、古代のカマドから出土したイワシ、中世武家館の食生活
 2. 肉食の歴史
  古代のウシ利用、中世の武家居館における肉食
 3.近世甲州の食生活
  甲府城下町の食文化、鰍沢河岸跡の動物遺体
 おわりに


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48名の参加。たくさんのご参加をいただきました。
とてもおもしろい話が聞けたと好評の講座となりました。
植月さん、ご講演ありがとうございました。


次回第3回目の考古学講座は、特別展準備講座として、
「縄文土器の作り方~土器の製作実験から~」を7月17日(日)講師に北杜市教育委員会 村松 佳幸氏をお迎えして開催します。

第29回特別展は「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」として9月28日(水)より開催します。

参加お申込みは、考古博物館ホームページから簡単にお申込みいただけます。
ぜひご利用ください。

お申込みページは、こちら

2011年07月07日

親子ものづくり教室チャレンジ博物館「縄文土器をつくろう」をPRしてきました。

ここはどこでしょうか?


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ここはNHK甲府放送局です。

また、夕方のNHK甲府のニュース番組「まるごと山梨」(午後6時10分~放送)のイベントPRコーナーに出させていただきました(平成23年7月6日放送)。
ありがとうございます。

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PRしたイベントは、来る7月17日(日)より開催の親子ものづくり教室「チャレンジ博物館 縄文土器をつくろう」です。

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この教室では、このような本物の縄文土器をモデルにしながら土器を作ります。

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北杜市の遺跡から発掘された土器も紹介しました。

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粘土づくりから形づくり・文様づけ、野焼きまでを体験できます。
(7月17日(日)・24日(日)・8月7日(日)の3日間にわたって行います)。

縄文土器を作ることによって縄文時代の知恵や、技術を感じてもらえたらと思います。

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第4回チャレンジ博物館「縄文土器をつくろう」のご案内

ただいま、参加お申し込みを受付中です(定員になり次第締め切ります)。
自分だけの縄文土器を作ってみませんか?夏休みの工作にもぴったりだと思います。
ご参加お待ちしてます!!

2011年07月20日

山梨県立考古博物館 平成23年度考古学講座 第3回「縄文土器の作り方~土器の製作実験から~」2011.7.17

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平成23年度考古学講座の第3回目を平成23年7月17日(日)(午後1時半~3時15分)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

平成23年度考古学講座について

第3回目は、この秋の考古博物館第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」(会期:9月28日~11月23日)の特別展準備として開催しました。

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第3回 テーマ「縄文土器の作り方~土器の製作実験から~ 」
講師:北杜市教育委員会 村松 佳幸氏
40名の参加をいただきました。

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《内容》
1.縄文土器の作り方
2.土器作りQ&A
3.縄文土器を見るポイント
4.各地域の縄文土器

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1.の縄文土器の作り方では、村松先生が作られた縄文土器の製作工程写真とともにお話が進められました(2つの有孔鍔付土器を作られました)。

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釈迦堂遺跡博物館所蔵の有孔鍔付土器(高さ20cmほど)をモデルに作られました(2個目)。
写真左が実物の縄文土器、右が村松先生が作られたもの。

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会場にもその作られた土器をお持ちいただきました。
村松先生はとても手先が器用と評判です。仕上がりにはいつも感心させられます。

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最後は特別展準備講座ということで、特別展に展示されるであろう新潟や長野、山梨などから出土した縄文時代中期の代表的な土器をご紹介いただきました。
写真の土器は、焼町土器。
特別展で実物を見るのが楽しみになったのではないでしょうか?

村松先生には、非常にわかりやすくお話いただきました。ご講演ありがとうございました。

参加されたある女性は、講演の帰りに、「縄文土器の粘土づくりから野焼きまでのお話を聞けてとてもよかった」と感想をおっしゃってくださいました。


次回最終回第4回目の考古学講座は、7月16日(土)より開催しております、夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」関連講座として、「大陸から伝わった器 ~須恵器の登場と消長~」を開催します。
開催日は、8月7日(日)、講師は考古博物館 学芸員 石神孝子氏です。

考古博物館ホームページから簡単に参加お申込みいただけます。
お申込みページは、こちら

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夏季企画展では、山梨では数少ない貴重な須恵器を一同に展示しております。
夏季企画展について
甲府市教育委員会などからも資料をお借りしています。
山梨の須恵器を一同にみられるまたとない機会です。
この講座をお聞きいただき、展示をご覧いただければと思っております。

夏休みの恒例イベント!夏休み自由研究プロジェクト2011 合同プレゼンに今年も参加してきました!2011.7.18

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平成23年7月18日(月・海の日)夏休みの恒例イベント!夏休み自由研究プロジェクト2011 合同プレゼンに今年も考古博物館参加してまいりました。
博物館を活用した夏休み自由研究プロジェクトは、2003年度より行われている事業で、今年で9回目を迎えたそうです。
夏休み自由研究プロジェクト2011について(県立博物館ホームページ)

いろいろな博物館の情報を一度に手に入れるチャンス!とあってたくさんの子どもさん・保護者の方がおいでになりました。
プロジェクトに初参加された館もあり、とても賑わいをみせたイベントでした。
《プロジェクト参加館33館、合同プレゼン参加館19館》
《会場:アイメッセ山梨、時間:午後1時30分~4時30分の3時間で開催》

※かいじあむ通信「交ひ」表面 裏面 夏休み特別号「夏休み自由研究プロジェクト2011」についての特別号。

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考古博物館ブースの左隣りは、昨年度の考古学講座でもお世話になった、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館さん、右隣りは、考古学講座でもお世話になったり、縄文王国山梨の仲間、しゃかちゃんこと釈迦堂遺跡博物館さん。

甲斐黄金村・湯之奥金山博物館さんの砂金採り体験、釈迦堂遺跡博物館さんの土偶作り体験どちらも大人気のようすでした。

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考古博物館では、今年も「土器の拓本カード」作りを行いました。
今年は、職員4人お揃いのピンクのポロシャツを着ての参加です。

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本物の縄文土器のカケラの模様の写し取りにチャレンジ!

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縄文土器を学校の授業で勉強して興味を持った子、ちょうどしおりがほしかったんだと本好きの子などなど、「やってみたい!」とみんなやる気満々です。

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墨を打つ作業では、模様が浮き出たところを見ると「ホントだ!」と言いながら模様を観察。

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「どんな模様が付けられているのかな」とわくわくしながら作業をしているようでした。

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ブースの後ろのパネルには小中学生の考古学研究、第8回わたしたちの研究室で最優秀賞に輝いた作品を展示しました(通常は考古博物館に展示してあります)。
個人研究部門・小学生の部で最優秀賞を受賞した東桂小学校の飯山さんの研究や個人研究部門・中学生の部で最優秀賞を受賞した山梨英和中学校小関さんの研究にみなさん感心したようすでした。
※飯山さんは7月10日に放送された山梨放送開局記念特別番組「子どものチカラ」で「元気の源は縄文時代!」少女として紹介されました。→「子どものチカラ」

今年も小中学生の考古学研究を募集します!(第9回わたしたちの研究室)
ぜひ夏休みの自由研究などで研究した作品をご応募ください。
9月1日より募集開始です。
第9回わたしたちの研究室について

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さてさて、土器の拓本カードの最後の作業は、考古博物館所蔵の縄文土器の写真カードと合わせてラミネート!
自分で作ったカードのできあがりに嬉しそう。
よくできました◎

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考古博物館のブースに来てくれたみなさん、ありがとうございました。
写真カードで選んだ本物の縄文土器をまた考古博物館へ見に来てくださいね。
再び会えるのを楽しみにしています。


2011年07月21日

平成23年度考古博物館協力会第1回日帰り研修「東日本第3の巨大古墳群馬県浅間山古墳への旅」 2011.7.3

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大変遅くなりましたが、
平成23年7月3日(日)に開催した、平成23年度山梨県立考古博物館協力会第1回日帰り研修「東日本第3の巨大古墳群馬県浅間山古墳への旅」の報告をいたします。

■研修先■
 ①国指定史跡 浅間山古墳(群馬県高崎市)
 ②国指定史跡 大鶴巻古墳
  小鶴巻古墳(群馬県高崎市)
 ③多胡碑記念館・多胡碑(群馬県高崎市)
 ④安中市ふるさと学習館(群馬県安中市)
  
28名の協力員さん、9名の協力員さんのご家族の方、事務局3名、計40名で参りました。

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天気は雨も心配されましたが、晴れ。協力員のみなさん晴れ男、晴れ女ですね。
移動は大型バス。運転手はアオイ観光の小林さん。

午前8時考古博物館駐車場を出発。

すぐ中央自動車道に乗りました。
バスの中では、研修の始めの会をし、参加されたみなさんに自己紹介をしていただきました。
今年度初めて協力員さんになられた方は、初の研修です。

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事務局長(保坂学芸課長)は今回もマイクを離しません♪
見学する遺跡の説明など詳しくしてくださいました。
資料(しおり)も活用いただきました。

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そうしているうちに(2時間20分ほどかかりました)今回のメイン研修地である国指定史跡浅間山古墳に到着しました。
浅間山古墳と次の見学古墳、大鶴巻古墳、小鶴巻古墳は徒歩で見学しました。
浅間山古墳は、墳丘には登れないので、周囲を歩きながら見学。
後円部から前方部へ。

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後円部~くびれ部~前方部

全長171.5m(高崎市史より)の前方後円墳で、東日本第3位の大きさです。
群馬県では一昨年研修で訪れた天神山古墳(太田市)についで2位の大きさになる古墳です。
我、山梨県が誇る甲斐銚子塚古墳は全長169mで東日本第4位。

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反対側からも見学します。墳丘は木が茂ってこんもり。
4世紀末から5世紀初頭に築造されたと推定されている、浅間山古墳。
甲斐銚子塚古墳は、4世紀後半に造られたのではないかと言われているので、銚子塚古墳より少し後にできた古墳になります。

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170mを超える巨大古墳は、1枚の写真には収まりきりません!
横からみると前方部が後円部より低いのがわかります。
周堀(内堀)は、馬蹄形をしていて、今は田んぼとなっています。
墳丘に登れないのは少し残念でありましたが、
間近くでみた、東日本第3の前方後円墳は、どうだったでしょうか?

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ではでは、次は大鶴巻古墳、小鶴巻古墳へ向かいます。
浅間山古墳からそれほど遠くないところにあります。
少し歩いていくと、向こうに大鶴巻古墳の後円部が見えました。

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小鶴巻古墳に到着です(10時50分)。ここが古墳と言われないとわからないかも。というかんじです。
5世紀後半に造られた前方後円墳です。全長87.5m(高崎市史より)。
宅地化が進行してすぐ隣に住宅がありました。周堀は把握することが難しくなっていました。
ですが、幅20m前後の周堀が墳丘を一周していることがわかっているそうです。
墳丘の一部は現代の墓地にもなっていました。

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お隣の大鶴巻古墳へ。国指定史跡。(11時)

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大鶴巻古墳は、4世紀末から5世紀初頭の築造と推定されています。
前方後円墳で全長123m(高崎市史より)。
周堀(内堀)の周りを歩いて、後円部~前方部へ。

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墳丘へ登ることができるようだったので登ってみました。

高崎市のホームページによると、大鶴巻古墳は、地元の「大鶴巻古墳保存会」の方々が、いつも草刈りや、清掃をしてくださるので、今でも美しい古墳の形を見ることができるということです。
地域の方の努力もあってこの古墳が守られ、未来の人へ伝えられていくのだなと思いました。

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古墳の石室は発掘調査がされていないので、不明ですが、おそらく竪穴系の埋葬施設だと考えられています。ここに眠っている方はどんな方なのか、副葬品はどんなものがあるか、想像しながら見学しました。

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高さは約10mです。眺めがいいです。
お隣の小鶴巻古墳の全景が見えたり、浅間山古墳の一部も見えました。

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埴輪片発見か!?

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前方部へも行ってみました。
大きさを実感できます。
大鶴巻古墳の周堀(内堀)も今は主に田んぼとなっていました。

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大鶴巻古墳、前方部より(11時30分)

これで午前の見学は終了して、お昼を取りました。

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お昼の場所へ移動中に発見。
群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」の旗。
いろんな姿をしたぐんまちゃんです。

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お昼は和食処 武笠路(むかさろ)さん(藤岡市)にて。

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お腹いっぱいいただきました。
ごちそうさまでした。

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さてさて、ご飯を食べ、午後の見学場所、多胡碑記念館へ。午後も好調です♪

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多胡碑記念館では、学芸員の和田さんにご案内いただきました。(13時)
駆け足でしたが、館内に展示されている貴重な石碑の拓本などを見学しました。
その後、館外にある、多胡碑を見学しました。

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多胡碑は国指定特別史跡で、那須国造碑、多賀城碑と併せて日本三大古碑といわれています。
また多胡碑(711年の銘があります)は上野三碑の一つです。上野三碑…「多胡碑」「山ノ上碑(681年)」「金井沢碑(726年)」。

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国内に現存する平安時代以前の石碑はわずか18しかないともいわれています。
この時代の文献資料は、あまり現存していないため、約1300年前につくられた石碑が文字を読むことができる状態で残っていることは大変貴重なことです。
現在は保護のため、覆屋が設けられています。
扉を開けた公開は毎年1回、3月9日の一番近い日曜日だそうです。

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約1300年前に刻まれた文字がしっかりを見えました。
記念館あわせて、40分ほどの見学でありました(13時40分)。

それから、最後の見学地、安中市の歴史をわかりやすく展示している安中市ふるさと学習館へ(14時25分)。

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館内は、ふるさと学習館の学芸員佐野さんにご案内いただきました。
佐野さんはあの菅助文書(真下家文書)を発見した方であります。

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これは縄文土器のイノシシ装飾の展示。この集合具合の展示があまりにも印象に残ったので。
記念に。

《広報あんなか2007年1月号 ふるさと学習の森 だよりより 抜粋》

イノシシ土器は、安中ブランド
約5千年(縄文時代前期後葉)も前に安中でつくられた土器にイノシシの顔が使われているのです。これらは、獣面土器と呼ばれ縄文式土器の中では、諸磯b式という土器に分類されます。獣面土器は、日本の中でも特に安中市を中心に群馬県西部地域から多く出土します。つまりイノシシ顔の土器は、この地で発祥した言わば安中ブランドなのです。

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戦国武将、山本勘助の実在を示す、真下家(ましもけ)文書の1通が展示されていました。

「山梨県の方はすぐこの文書を見学に来てくれました」と佐野さんはおっしゃってくださいました。

平成20年に5通の「武田氏関連文書」(真下家文書)が発見されました。
山梨県立博物館の学芸員も調査にあたり、これらの古文書は、昨年度県立博物館で開催されたシンボル展「実在した山本菅助」で展示されました。

ここで展示されていたものは、武田晴信信判物(天文17年(1548)年)。
山本菅助の信州伊奈郡における働きに対して恩賞を与えることを伝えたものです。

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すぐ近くでゆっくりと文書を見ることができ、「山本菅介」の文字も見えたようです。
はるばる安中市まで見に来た甲斐があったのではないかと思います。

14時50分。30分弱と短い時間でしたが見学を終え、山梨へと帰路に着きました。

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安中市ふるさと学習館前にて、第1回日帰り研修参加者集合写真

午後5時30分ちょうど考古博物館駐車場に到着。
予定時刻ぴったりということで、運転手さんの凄腕にびっくり。
1日の終わりもよく、研修を終了することができました。

参加されたみなさん、博物館をご案内いただいた、学芸員の和田さん、佐野さん、そして、安全に運転してくださったバスの運転手小林さん、ありがとうございました。

■研修記大募集中です■

協力員のみなさまには研修記をお願いしています。
はじめて研修に参加された方の研修記、今まで研修記を書いたことがない方の研修記など大大募集中です。
このブログでもいただいた研修記を順次掲載していく予定です。
どうぞよろしくお願いします。

2011年07月24日

考古博物館平成23年度夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」協力員勉強会 2011.7.22・24

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現在、考古博物館では、7月16日(土)より平成23年度夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」を開催しています。
夏季企画展
この企画展の勉強会(考古博物館協力員さん対象)を平成23年7月22日(金)、24日(日)に特別展示室にて行いました。

下記の参加者、解説担当で開催しました。
7月22日:参加協力員 13名、担当 石神学芸員
7月24日:参加協力員 11名、担当、石神学芸員

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石神学芸員がこの企画展を企画しました。
得意分野です。
わかりやすく親しみを持てる石神学芸員の解説は好評です。

1.須恵器(すえき)の登場コーナーにて
このケース内には、山梨県では5例しか出ていない「樽型ハソウ」を集めて一同に展示しました(4点展示)。
「ハソウ」も山梨県内からは数えるほどしか出土していないのですが、ここにほとんど集められ展示されています。

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2.古墳に供えられた須恵器コーナーにて
四ッ塚古墳(笛吹市)から出土した大甕や県指定文化財平林2号墳出土の須恵器などが展示されています。

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須恵器のカケラも貴重です。山梨で焼かれた須恵器をじっくり観察。

2日間で24名の協力員の方にご参加いただいたこの勉強会
参加された方からは、
「須恵器に興味が持てた」
「もっと須恵器について知りたくなった」
「須恵器おもしろいですね」との感想が聞かれました。

「これからまた勉強したい」と意欲をみせていた協力員さんたちでありました。

2011年08月03日

公開講座 「古墳時代の山梨を語る」2011.7.2

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平成23年7月2日(土)にベルクラシック甲府にて立正大学同窓会山梨県支部主催、協力会共催講座・公開講座「古墳時代の山梨を語る」が開催されました。

*ご案内のチラシはこちら

立正大学出身、山梨県立考古博物館 石神学芸員が講師としてこの講座に招かれました。
1時間ほどの講座でしたが、山梨の古墳時代についてわかりやすくお話いただきました。

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協力員さんも含め、30名ほどの参加者があったそうです。

参加された協力員さんから、「山梨の古墳時代についてよくわかった」「ボランティアガイド研修会でもそのような話を聞きたい」ということを聞きましたので、石神学芸員の講座はとてもよいものであったことがわかりました。

石神学芸員お疲れ様でした。

★ここに掲載しました、写真は協力員一瀬さんよりいただきました。
  ありがとうございました。

2011年08月04日

高校生-インターンシップ、中学生-職場体験を受け入れています。

ただいま、考古博物館では、高校生のインターンシップと中学生の職場体験を受け入れ中です。
この夏休み期間中たくさんの生徒さんが考古博物館の仕事や埋蔵文化財センターの仕事を体験しています。

その一コマを紹介します。

◆インターンシップ
 7月26~28日の3日間、山梨県立白根高等学校の3名のインターンシップを行いました。まじめに作業に取り組む姿が印象的な生徒さんたちでした。

1、2日目:考古博物館の仕事を体験、3日目埋蔵文化財センターの仕事を体験

○2日目のようす《考古博物館》

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4館共通夏休みフリーパスポートイベントの「土器の拓本カードをつくろう!」で使う材料を用意する仕事を行っています。
このようなイベント準備も大事な仕事です。

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大好評の学校(小学校団体)の体験メニューである古代の火起こし体験のようすです。
火起こし体験の補助・指導の仕事(教育普及)を体験しました。

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火起こしのデモンストレーションをしたり、

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道具の受け渡しをしたり、

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児童に火起こしのコツを教えたりしました。


◆職場体験
 8月2日に山梨市立山梨南中学校の3名の職場体験を行いました。歴史が好きでこの職場体験を楽しみにしていた生徒さん。1日でしたが、生徒さんの感想は、「いろいろ体験できてよかった」ということでした。

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職場体験担当の教育主事より考古博物館の展示の解説を受けました。学校で習ったものが展示されているということでとても興味深く展示を見学しました。

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土器の拓本を取る体験をしました。みなさん、丁寧に取り組んでいました。


高校生も中学生も初めての就業体験ということで緊張もしていましたが、とても前向きにまじめに取り組んでいました。
この経験を今後の生活に生かしてもらえたら嬉しいと思います。

この後、中央市玉穂中学校、北杜市甲陵中学校、甲府市立城南中学校など、ぞくぞくと中学生の職場体験が予定されています。

来館された際に「職場体験生」という名札をさげている生徒さんがおりましたら、あたたかく接していただけたらと思っております。
よろしくお願いいたします。

平成23年度博物館学芸員実習を行っています。2011.7.28~8.7

考古博物館では、平成23年7月28日(木)より8月7日(日)までの10日間、博物館学芸員実習を行っています。
この実習では、博物館活動の一環として、学芸員資格取得を希望する学生に対して実習の機会を提供し、優秀な人材育成に資すると共に、博物館活動の普及を行うために、実習生を受け入れています。
学芸員実習は3年ぶりです。2名の実習生がおります。

実習の内容は、講義、遺物梱包・写真撮影、体験学習、主催事業補助、レポートなどです。
これまでの実習のようすをみてみましょう。

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7月30日(土) 考古博物館の日イベント「考古博物館まるごと探検隊!」
参加者の受付の仕事をしています。

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イベント内での遺物タッチ&トークでのようす
参加者の様子や遺物を見ながら

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参加者に積極的に声かけをしています。

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7月31日(日) 第50回史跡文化財セミナー「河口浅間神社と周辺の文化財」
富士河口湖町で開催した、イベントにも参加してもらいました。
ここでも受付をしたり、

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イベントの最中は、参加者に気を配ったり、

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道を横断する際には安全を確保したりしてもらいました。

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8月3日(水) 展示室の点検実習
展示室内が良好に保たれているか点検します。

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電球が切れているところがあれば交換し、リーフレットが足りなければ補充したりします。

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8月3日(水) 遺物の梱包実習。
土器を梱包しています。しっかり包む方法を伝授されました。

実習は、残すところあと3日となりました。
様々なことを経験し、学芸員としての資質を磨いてもらえたらと思っております。

2011年08月08日

夏休みフリーパスポートイベント☆今年も好評開催中!

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この「夏休みフリーパスポート」、おなじみになってきているのではないでしょうか

今年も「夏休みフリーパスポート」での県内小中学生の無料入館を行っています。また、夏休みフリーパスポートイベントも開催中です。

考古博物館夏休みフリーパスポート情報

考古博物館では、6つの体験イベントを日替わりで行っています。

□トンボ玉をつくろう!
□青銅鏡をつくろう!
□古代の火おこしにチャレンジしよう!
□勾玉をつくろう!
□超ミニチュア銅鐸作り
□土器の拓本カードをつくろう

博物館見学後、どのイベントも小中学生に楽しんでもらっています。

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「土器の拓本カードをつくろう」
会場:考古博物館 エントランスホール

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ここでは、発掘された縄文土器のカケラの模様を墨で紙に写し取る、拓本を体験してもらっています。
拓本は、土器片を和紙で包む→水を付ける→土器と紙の間の空気を抜き、ぴったりと紙を土器につける→乾燥させる→墨をつけるといった細かい手順がいくつもあります。

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どのお子さんもまずは職員の説明をよく聞き、その後に丁寧に作業を進めていきます。
和紙で包んだ土器片に水をつけています。
紙が破れないように気を付けながら。
こすらないように…。注意事項を守ってやっています。

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本当は、自然乾燥なのですが、このイベントでは時間がないので、ドライヤーで土器片+和紙を乾かします。
まんべんなく乾かしてね。お友達のも一緒に乾かして。

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いよいよ墨付け作業。
スタンプを押すようにつけてあげて。
土器片全体に同じ濃さで墨をつけて。土器片の端っこも忘れずに。
ここでもこすらないように。

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土器の模様浮き出てきた?きれい模様を写すコツ実践できたかな?
どの子もなかなかの腕前です。

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自分がとった拓本と土器を見比べてみよう!
「同じだ!」
そうです。土器の模様をそのまま写し取るのが拓本なんです。
わかったかな?

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拓本をカードの形に仕上げます。
拓本を切り抜く作業は手を切らないようにね。
できあがりまであと少し。

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で・き・あ・が・り!!!!

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友達同士で見せ合い。
どんな風にできた?みせてみせて!
なんだか楽しそう。

「土器の拓本かカードをつくろう」は、下記の日を除く、毎日体験できます。

拓本カードづくりの体験ができない日(8月9日以降)の予定:
8月9日(火)、11日(木)、14日(日)、17日(水)、25日(木)、27日(土)

時間は、下記の時間中、随時受け付けています。
午前の部 午前10時~午前11時30分
午後の部 午後1時~午後3時30分


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「勾玉をつくろう」
会場:風土記の丘研修センター

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勾玉作りはずっと人気が絶えない体験イベントです。
学校の校外学習の体験でも大人気です。
博物館の常設展示室でみた勾玉を思い出しながら、そして職員の説明をよく聞き、勾玉をつくります。
四角い石を削って、アルファベットのCの字を逆のような形の勾玉をつくっていきます。

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紙やすりで石を少しずつ削る。一緒に参加しているお父さんもその様子を見守ります。

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この勾玉作りでも協力員さんにお手伝いをお願いしています。
教え方ももう慣れたものです。

先日行った(6月下旬、7月初め)勾玉研修を受けた方にもお手伝いのお願いをしています。
このフリーパスポートイベントの勾玉作りで勾玉作り補助デビューです。

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中学生も参加しています。中学生でも丸く形を整えるのは難しいようす。

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この後は仕上げの磨きをかけ、透明感のある美しい勾玉に仕上げます。
上手にできたでしょうか?

「勾玉をつくろう」
開催日・時間はこちら

夏休みの1日を考古博物館で過ごそう!
展示見て、学んで、体験しよう!!!
夏のよい思い出になること間違えなし!
小学生は夏休みの工作や自由研究、中学生は夏休みの社会科のレポートもできちゃうね。
兄弟、お友達を誘って、考古博物館へ!
ご来館お待ちしてます!

2011年08月09日

平成23年度考古博物館の日イベント「考古博物館まるごと探検隊!」2011.7.30

7月の考古博物館の日イベントを7月の第4土曜日7月30日(土)に開催しました。

月の第4土曜日は考古博物館の日→詳しくはこちら

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7月の考古博物館の日は「考古博物館まるごと探検隊!」
山梨の考古学や歴史を学べる博物館(当館は来年開館30周年を迎えます)である当館の中を学芸員とともに探検するイベントです。

※このイベントは山梨県のブログ「やまなしものがたり」でも紹介されていました。→こちら
ブログ「やまなしものがたり」について→こちら ありがとうございます!


では、探検のようすをみてみましょう!

探検ミッション(探検内容)①学芸員の解説を聞きながら展示を見学せよ!
  夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」開催中!
② 出土品が収蔵されている博物館収蔵庫を見学せよ!
③ 本物の土器に触れること!

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会場
考古博物館
 エントランスホール
 ①展示室
 ②収蔵庫
 ③学習・閲覧コーナー

時間
 午前の部:午前10時半~正午
 午後の部:午後1時半~3時

イベント受付では、実習中の学芸員実習生が参加される方を気持ちよく迎えます。

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参加された人数は…
午前の部 25名(大人12名、子供13名)
午後の部 18名(大人10名、子供8名)
計 43名(大人22名、子供21名)

夏休みということもあってたくさんの親子連れの参加がありました。

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まず①のミッション
「学芸員の解説を聞きながら展示を見学せよ!」
常設展示室を解説を聞きながら見学しました。

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ただ展示をみるだけではわからない、展示品のヒミツを教えてもらったようです。

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午後の部ではテレビ(山梨放送 UTY)の取材もあり、夕方のニュースでイベントの様子が流れました。

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常設展示を見学のあとは、しっかり夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」も見学しました。

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須恵器はあまりなじみのない土器ですが、説明を聞くと「須恵器とはこういうものなんだ」とわかり、少し親近感がわいたようです。

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②のミッション
「 出土品が収蔵されている博物館収蔵庫を見学せよ!」

発掘された、出土品が収蔵されている博物館収蔵庫2階を見学しました。
この収蔵庫には6000箱に出土品が収蔵されています。

笛吹市(旧御坂町)の遺跡、二ノ宮・姥塚遺跡の出土品をご紹介。

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こちらは、縄文土器の一部。
この緻密な模様をみてください。
子どもたちは「みせて!みせて!」ともうこの土器に夢中。

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こちらは、富士川町(旧鰍沢町)の鰍沢河岸跡の出土品。
鰍沢河岸は、江戸時代から明治・大正時代、栄えた川の港です。甲州三河岸の一つとして栄えました。その頃の鰍沢の様子を伝えるものです。

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説明された出土品に少し触ってみるということもしました。
実物の触感はどうだったでしょうか?

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収蔵棚に収蔵されているようすも見学。
収蔵品の数に驚き、「こんなものも見つかっているんだ」というふうでした。

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③のミッション
「 本物の土器に触れること!」

手に触れることができる、縄文土器や須恵器など15点を特別に用意。

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説明をしながら、参加者にそれらを見て、触って、持って、匂いを嗅いでもらいました。

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本物を目の前にして、みなさん目がキラキラ。

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縄文土器と古墳時代の土師器(S字状口縁台付甕)を持ってもらい、二つの違い実感。

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こちらには、土師器の坏や須恵器の坏。
企画展でたくさんみた須恵器にも触ってみる。
「この須恵器は、蓋付なんだ。坏に蓋を合わせてみたよ。」

これでみなさん、3つのミッション「クリア!!!」となりました。

1時間半、楽しく考古博物館の中を探検して、考古博物館の「ヒミツ」わかりましたか?
来年の1月の考古博物館の日でもこの企画を開催する予定です。

次回の考古博物館の日は10月22日(土)です。
(8・9月はお休みします)
内容は、「縄文王国巡回イベント」です。
縄文王国山梨の仲間が集まって、体験イベントを開催します。
内容が決まりましたら、また情報を掲載しますので、こまめに考古博物館ホームページなどをチェックしてくださいね!

※縄文王国山梨について→こちら

第50回史跡文化財セミナー「河口浅間神社と周辺の文化財」2011.7.31

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平成23年7月31日(日)に富士河口湖町にて記念すべき第50回目の史跡文化財セミナーを開催しました。

*セミナーご案内

今回のセミナーのテーマは「河口浅間神社と周辺の文化財」。
河口浅間神社を中心とした河口地区を巡りました。

河口浅間神社は、平成23年2月に富士信仰の拠点として、富士河口湖町の御室浅間神社・富士吉田市の北口本宮浅間神社及び静岡県富士宮市の富士宮浅間大社などとともに、「史跡富士山」として史跡指定を受けています。

☆見学コース☆
10:00 集合・はじめの会(河口湖美術館駐車場)

旧鎌倉往還→滝沢遺跡→善応寺→御師住宅→河口浅間神社

12:15 昼食 13:00

五輪塔→桂久寺跡→御師集落→中村星湖生家

14:00 終わりの会(河口湖美術館駐車場)

時間
午前10時~午後2時(1時間の短縮バージョンで開催)
朝9時の時点では、雨がかなり降っており、開催が危ぶまれましたが、開催時刻10時になると雨はほとんどあがり様子をみながらの開催となりました。

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こんな天気でしたが、37名とたくさんのご参加をいただきました。
地元、富士河口湖町の方から参加された方も多かったです。

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はじめの会(河口湖美術館駐車場)
では、出発します。

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10分ほど歩いて、旧鎌倉往還へやってきました。

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講師は富士河口湖教育委員会 生涯学習課 杉本 悠樹さん。
若手の文化財担当者で、積極的に富士河口湖町の発掘調査などをされています。
このおかげで、いままでよくわかっていなかった富士河口湖の埋蔵文化財について少しずつ明らかになってきています。

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向こうにみえる道路の周辺が滝沢遺跡。
滝沢遺跡は、国道137号線河口第2期バイパス道路の建設に伴って、発掘調査されました。平安時代のムラの跡がみつかっています。

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旧鎌倉往還を歩いて、次の見学地へ。
道々にある石造物などをみながら進んできました。

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善応寺。
富士山信仰についてのお話もされました。

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古代の駅のひとつがあった場所なのでは!?と推定されている場所だそうです。

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富士河口湖町指定有形文化財 三浦家の門を見学しました。
三浦家は川口御師十二坊のひとつです。
4代将軍家綱が誕生した寛永18年(1641)より将軍家の御祈願所としての由緒をもちます。
この門は江戸時代末期の作といわれ、近年修復されたといいます。

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河口浅間神社の向かいのある西川遺跡。
近年発掘調査が部分的に行われ、奈良~平安時代の土師器や須恵器などの破片が出土、また製塩に使用されたとみられる製塩土器も発見されたそうです。県東部の富士山麓では初めての製塩土器の発見だったそうです。
それから、一昨年くらい話題となりました、「川」の字が書かれた奈良時代(8世紀)の墨書土器もここで出土しました。地名「河口」を意味するものかといわれています。

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川口御師の家を外から見学。
最盛期の御師の家は140軒を超えていたそうです。

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河口浅間神社にやってきました。
参道にて。
河口浅間神社は、貞観6年(864年)の富士山大噴火を鎮めるために、翌年建てられた神社です。祭神は木花咲耶姫。

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拝殿。お参りをしました。

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本殿も横から見学。

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山梨県の天然記念物 河口浅間神社の七本杉のひとつ「二柱の杉」。
縁結びの杉とも書かれていました。
根回りもものすごいです。

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神社の背後の尾根上にある、山宮社を訪れました。

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かつては火打場といわれる別の場所にあったそうです。
現在は木があって望むことができませんが、前方に富士山があります。

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山宮から降りると、たまたま河口浅間神社にいらしていた、堀内真先生にお話をしていただく機会を設けることができました。

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浅間神神社ついてなど興味深いお話をしていただきました。
ありがとうございました。

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昼食を取った後、天気も大丈夫そうなので、午後もセミナーを行うことにしました。

珍しい五輪塔をみたり、

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河口御師の集落の中の道を歩きました。

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小説家、評論家、翻訳家である中村星湖(せいこ)(1884年(明治17年)10月14日 - 1974年(昭和49年)4月13日)の生家もこの道を歩きながら見学しました。


午後2時、出発した河口湖美術館駐車場に戻って、終わりの会をしてセミナーは無事終了しました。

講師の杉本さん、ありがとうございました。
このセミナーでは学芸員実習生2名も同行しました。
講師の杉本さんも10年ほど前に自分も考古博物館で学芸員実習したことを思い出し、懐かしく思ったそうです。

そして、参加された皆様、記念すべき第50回目、盛況にそして無事に開催することができましたこと感謝申し上げます。

専門講師とともに史跡などを歩いて巡る「史跡文化財セミナー」ですが、今回で第50回ということは、年4回~6回の開催と考えるともう10年近く続けて開催されてきた企画です。
50回も続けることができたのは講師の方々、そして参加者の方々のおかげです。
ありがとうございました。
この企画は多くのみなさまに愛されている企画だと思っております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


次回の第51回史跡文化財セミナーは10月23日(日)「甲斐風土記の丘の古墳群」として考古博物館の所在する、甲斐風土記の丘で開催します。
このセミナーでは開催中の特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」も無料で観覧いただけます。
参加お申込みは、開催日1か月前から受け付けます。
最近は考古博物館ホームページからのお申込みも多いです。
24時間受け付けておりますので、早朝でも夜でもお申込みいただけます。
ご利用ください。

2011年08月10日

山梨県立考古博物館 平成23年度考古学講座 第4回「大陸から伝わった器 ~須恵器の登場と消長~」2011.8.7

平成23年度考古学講座の第4回目を平成23年8月7日(日)(午後1時30分~3時20分)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

平成23年度考古学講座について

平成23年度考古学講座最終回第4回目は、現在考古博物館で開催中の夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」(会期:7月16日~8月31日)の講座として開催しました。
※夏季企画展について→こちら

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第4回 テーマ「大陸から伝わった器 ~須恵器の登場と消長~ 」
講師:山梨県立考古博物館 学芸員 石神 孝子氏
49名の参加をいただきました。

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《内容》
1.はじめに
2.須恵器が伝わった頃のやまなし
3.古墳出土の須恵器
4.山梨県内での須恵器生産
5.須恵器の終焉
6.おわりに

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須恵器とはどんなものなのか、県内最古の須恵器‐米倉山B遺跡の須恵器(現在企画展で展示中)について、そのほか山梨県出土の須恵器についてなど、あまり馴染みのなかったと思われる須恵器について語っていただきました。

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パワーポイントの中には、夏季企画展の展示写真も盛り込まれ、展示への関心が高められたようでした。

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おわりに
須恵器が語ること…
須恵器は時代のものさしである。
須恵器は、全国で同じ時期、同じものが使われた(地域差がない)ので、須恵器をみることでその年代がわかる。
年代をはかることができる器として重要なのです。
このことを覚えていてほしい。

というまとめでこの講座は締めくくられました。


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講座の内容はわかりやすかったようでした。
話が終わった後には、参加者からいくつもの質問が講師に寄せられました。
講座を聞くことによって須恵器への興味・関心が高まったことがうかがえました。


石神学芸員ありがとうございました。


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今回平成23年度の考古学講座最終回として、講座終了後、全4回に出席いただいた方20名に考古博物館金子館長より、平成23年度考古学講座修了証と9月28日開催します、考古博物館第29回特別展のご案内状をお渡ししました。

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20名の中には、昨年度の考古学講座も全4回出席くださった方もおり、考古学講座の根強い人気を感じました。

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この後、講座に参加された方(希望者)に考古博物館特別展示室にお集まりいただだき、石神学芸員による夏季企画展の展示解説を行いました。15名ほどの方にご参加いただきました。みなさん、展示を見、解説を聞き、石神学芸員に質問を投げかけるなど須恵器についてさらに知識を深めていたようでした。

今年度の考古学講座は、企画展・特別展に関連したテーマで全4回開催いたしました。
開催中の企画展にいつもより興味を持ちやすかったのではないでしょうか?
また来年もテーマは未定ですが、考古学講座を開催する予定です。
来年もご期待ください。
ご参加いただきましたすべての方にお礼を申し上げます。

2011年08月25日

考古博物館平成23年度夏季企画展「大陸から伝った器~山梨の須恵器Ⅱ~」開催中です。

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考古博物館特別展示室にて、7月16日(土)より開催してきました、平成23年度夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」の終了が近づいています。
来週8月31日(水)まで開催中です。明後日、明々後日が最後の土日です。


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期間中様々に方にこの展覧会をご覧いただきました。

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学校の先生の見学会。

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イベントで見学。

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夏休みフリーパスポートでの入館で見学。

展示をみてみると…

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1.須恵器の登場
これは5世紀前半のものと考えられている山梨県で一番古い須恵器です。米倉山B遺跡(甲府市)から見つかったものです。大甕の一部で、とても大きなものであったことがわかります。
※須恵器は今から約1600年前(古墳時代中頃)に大陸から伝わりました。

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5世紀中頃になると山梨県内では曽根丘陵を中心に須恵器の出土例が増加します。

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県内で4例しか発見されていない樽型ハソウがここに集結しています。
数少ないハソウも集めて展示しています。

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2.古墳に供えられた須恵器

これは四ッ塚古墳群(笛吹市)から出土した大甕です。
古墳の前庭部でバラバラに割られた状態で出土しています。
儀礼の中でそうされたと考えられています。

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平林2号墳(笛吹市)からも多数の須恵器が出土しました。
年代は6世紀後半から8世紀まで様々です。

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3.山梨の須恵器生産
古墳時代後期(今から約1500年前頃)になると、須恵器が多く使われるようになり、各地で生産が始まりました。
下向窯跡(笛吹市)が最初の窯であるとされています。

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奈良・平安時代の須恵器生産。
野牛島・西ノ久保遺跡では、遺物がまとまって捨てられた1号谷から焼け歪んだ須恵器の甕が何点も出土しています。
この付近に窯があったのではないかと考えられています。

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天狗沢瓦窯跡で焼かれた須恵器。
天狗沢瓦窯跡(甲斐市)でも須恵器焼かれました。

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4.日常で使われた土器
奈良・平安時代の須恵器。奈良時代になると須恵器は日常生活の中に定着したことがわかります。
大塚遺跡や石橋北屋敷遺跡(南アルプス市)からは坏や坏蓋、甕などが出土しています。

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須恵器から灰釉陶器へ(須恵器の終焉)
平安時代(9世紀)になると須恵器は次第に使用されなくなり、代わって灰釉陶器が見られるようになります。10世紀になるとさらに灰釉陶器に代わっていき、その後時代とともに姿を消していきました。


夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」

会期
平成23年7月16日(土)~8月31日(水)

会場
考古博物館 特別展示室

観覧無料です。

お見逃しなく。

*ご案内

2011年09月08日

第29回特別展事前講座「縄文土器名宝展のみどころ」2011.9.4

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9月28日(水)より開催の第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」に先駆けての特別展事前講座「縄文土器名宝展のみどころ」を平成23年9月4日(日)午後1時半~3時15分、風土記の丘研修センターにて開催いたしました。

*事前講座のご案内

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講師は考古博物館学芸課長 保坂康夫氏。

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講座では、特別展のみどころとして、特別展で展示される土器を型式ごとに紹介され、特別展への期待感を高めていました。

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縄文時代中期の土器名品100点が展示されます。
みなさんがみたいと思われる、火焔型土器がみられます。
水煙文土器もみられます。
全展示の50パーセント(50点)が国の重要文化財の縄文土器です。
考古博物館所蔵の一の沢遺跡(笛吹市)の縄文土器(重要文化財)も展示されます。

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いつも講座に参加してくださる方、
初めて来てくださった方など
44名の方にご参加いただきました。
協力員さんにおいては10名の方にご参加いただきました。


今年の特別展はいつもより早い開催です。9月28日(水)から。
開催まであと20日。オープンまでのカウントダウンが始まっています。

*第29回特別展のご案内

特別展開催期間中には外部の講師をお招きして行う特別講演会を3回(10月9・30日・11月13日)開催いたします。
明日、9月9日(金)より参加お申し込みを受け付けます。
考古博物館ホームページからもお申込みできますので、お気軽にお申込みください。

*特別講演会のご案内

2011年09月25日

第29回特別展「縄文土器名宝展」まもなく開幕…協力員の方々に準備をお手伝いいただきました。2011.9.22・23

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9月28日(水)から考古博物館第29回「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」が開催されます。その準備のため、9月22日(木)から27日(火)まで、休館をして準備が進められています。

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考古博物館前には特別展のタペストリーも設置されました。
他にも特別展の看板も設置がされています。

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館の中では、着々と準備が進められております。
臨時休館初日22日と23日には、一大作業である常設展の移動作業などをお手伝いを協力員の方にしていただきました。
《22日1名、23日(午前)3名》

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常設展示品、パネルの移動や展示ケースのお掃除などをお手伝いいただきました。
初めてご協力いただく方もおり、博物館の裏側を知っていただく機会にもなりました。

ご尽力いただき、とても作業がはかどりました。
ありがとうございました。

特別展オープンは、しあさって9月28日(水)です。
縄文土器の名品がズラリと並びつつあります。
ご期待ください!!

※第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」のご案内→こちら

2011年10月05日

第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」オープニングセレモニー・レセプション 2011.9.27

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平成23年9月27日(火)、第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」」オープニングセレモニー・レセプションが考古博物館にて行われました。
関係者をはじめ、17名(兼4名)の協力員の方にもご列席をいただきました。

・セレモニー 午後2時~3時まで
・レセプション 午後3時10分~4時頃まで

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オープニングセレモニーの様子。
金子考古博物館館長よりあいさつ。
今回の特別展の概要もお話しいただきました。
特別展に期待が膨らみます。

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セレモニー終了後続いて、内覧会。
1日早く特別展を観覧しました。
通常の常設展が特別展会場に変わっています。
保坂学芸課長による解説での観覧です。

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第3章「各地域に影響を与えた、東北の優美な文様世界」
法正尻遺跡(福島県)の重要文化財の縄文土器が並ぶコーナーです。
縄文土器の迫力に圧倒されているようでした。

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縄文土器の名宝の数々をみて、感心しているようです。
UTY(山梨放送)の夕方ニュースでセレモニー・内覧会の様子が放送されました。

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内覧会後は、レセプションが行われました。

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古代料理を食しながら、今観覧してきた展示について語ったりしているようでした。
「明日からの特別展にたくさんの方が来られますように」祈念して。

特別展期間中、連日協力員の皆様にはミュージアムショップでの商品の販売、来館者の方のご案内、そして特別展の監視、ボランティアガイドなどにご協力いただきます。
特別展期間中もどうぞよろしくお願いいたします。

第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」オープンしました。2011.9.28

第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」が9月28日(水)にオープンしました。

オープンから1週間経過しましたが、すでに1000人を越える皆様に観覧いただいております。

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初日9月28日(水)、朝9時開館と同時に来館してくださったのは、
甲府市立善誘館小学校6年生のみなさん。

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教科書でみた?火焔型土器の本物を見学。

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縄文土器を比べてみてみると、いろいろな形、模様、大きさがあることに気付いたようです。
見学メモを取っている児童さんもいました。

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10月5日(水)には、東京都の学校さんもご来館。
展示室は賑わいをみせました。

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ミュージアムショップでは、協力員さんがにこやかに図録などを販売してくれていました。

第29回特別展は始まったばかり。
2日(日)には何時間も熱心に観覧される方もいらっしゃいました。

特別展は、11月23日(水・祝)まで開催。
第29回特別展のご案内20111005-20.bmp

期間中は特別講演会や各種イベントを開催いたします。
皆様のご来館心よりお待ちしております。

2011年10月16日

第29回特別展「縄文土器名宝展」特別講演会第1回「岡本太郎が発見した縄文芸術」 2011.10.9

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現在好評開催中(入館者は2500人を超えました!10月14日現在)の第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」の特別講演会、第1回「岡本太郎が発見した縄文芸術」を平成23年10月9日(日)の午後1時半から3時まで、風土記の丘研修センターで開催いたしました。

◆第29回特別展についてはこちら

◆特別講演会の詳細はこちら

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講師に山梨県立美術館 学芸員 春原 史寛(すのはら ふみひろ) 氏をお迎えして、「岡本太郎が発見した縄文芸術」という題目でご講演いただきました。

山梨県立美術館ホームページ

山梨へ来て3年目という春原さん。
日本近代美術や美術館での教育普及に関心を持って仕事と研究をされている若手の学芸員さんです。

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講演では、「縄文は芸術か?」、「美術史と考古学」といった岡本太郎以前の縄文土器の位置付けのお話や「岡本太郎という芸術家について」、「岡本太郎の『縄文土器』論」、「縄文土器論以降について」など岡本太郎の縄文土器論を中心にしたお話をしていただきました。

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様々な写真もパワーポイントで流されました。
講演の一部の内容は、第29回特別展図録の考察にも書かれています。

※第29回特別展図録について→こちら

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今回の講演会には、歴史好きという方だけでなく、美術に興味のある方も参加されていたようでした。
参加者は51名でした。


春原さん、ご講演ありがとうございました。

講演後は先生の周りに参加された方が駆け寄り、春原さんとお話しをされていました。
まだまだお話を聞きたいといったようすでした。


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今年も特別講演会の後は、学芸員が特別展を解説する、特別展解説会を開催しました。
ちなみに特別講演会に参加された方は、講演後、無料で特別展を観覧できます。
講演会に参加された約半数の皆様にご参加いただきました。
解説会も好評でありました。

次回の講演会は10月30日(日)です。

第2回 「縄文芸術の世界」
講師:國學院大學 教授 谷口 康浩 氏

考古博物館ホームページからも簡単に参加お申込みいただけます。
24時間お申込みOKです。ぜひご利用ください。
お申込み

第29回特別展イベント「ぬりえをぬって考古博物館へ行こう!」期間中いつでも開催中!

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お馴染みとなってまいりました、「特別展ぬりえ」。
今年で4回目となります。
もうぬりえをぬって考古博物館へ来てもらえたでしょうか??

このイベント「ぬりえをぬって考古博物館へ行こう!」は小学生対象のイベントです。特別展のぬりえをぬって考古博物館へ持ってくると、ぬりえをしたお子さんは無料で特別展をみることができるんです。
(毎週土曜日は小中高校生は年間通じて無料です。県内外問わず)
特別展開催期間中いつでも開催しています。

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持ってきてもらった、ぬりえは考古博物館受付前に展示しています。
学校で見学に来た時にもってきてくれたぬりえもあります。
写真のぬりえは甲府市立玉諸小学校のみなさんのぬりえです。


ではでは、第29回特別展「縄文土器名宝展」ぬりえの図柄の紹介です。

今年の図柄は表面のひとつです。
「縄文土器をつくる女性たち」です。
つくっている2つの縄文土器は、一の沢遺跡(山梨県笛吹市)の重要文化財の土器をモデルに描いてもらいました。
モデルの土器は特別展に展示されているので実物をみることができます。

裏面はイベントの説明と特別展のご案内です。
裏面の縄文土器(これも一の沢遺跡の土器)のイラストもぬってOK!
こちらの土器も展示されています。

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*ぬりえPDF


図柄は特別展の展示イラストをお願いしている方に描いていただきました。
展示パネルと特別展図録に掲載されたイラストはこちらです。

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子どもたちは自由にぬりえをぬってくれていますよ!

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素敵にぬってくれて、ありがとうございます。
実物の土器はどうだったかな?

みんなも「ぬりえをぬって考古博物館へ」来てね!

2011年10月17日

NHK甲府 もうすぐ山梨のおひるのコーナー「ミュージアムガイド」に石神学芸員が出演しました。2011.10.17

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本日10月17日(月)にNHK甲府のお昼前の番組(11:40~12:00)「もうすぐ山梨のおひる」の「ミュージアムガイド」のコーナーに山梨県立考古博物館 石神学芸員が出演しました。
実は春季企画展「古代の台所」を開催していた時にも出演していた(すみません、見逃してしまい報告なしです)ので今年度2回目の出演です。

度々お世話になっている小倉実華アナウンサーさんが今回も担当してくださいました。
笑顔が素敵なアナウンサーさんです。

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西田遺跡(甲州市)の縄文土器を持参しました。
大きさがなんと約62cmもあります。
昨年度の夏季企画展「縄文時代の大形土器~世界最大級の土器を見にこうし~」でも展示したものです。

インパクト大です☆

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ミュージアムガイドで紹介したのはもちろん現在開催中の第29回特別展縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」です。

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にこやかに特別展についてお話しする山梨県立考古博物館 石神孝子学芸員です。

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展示風景です。

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ちょうどボランティアガイドさんの野口協力員が展示を解説する姿も映りました。

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群馬県渋川市道訓前遺跡(重要文化財)の焼町土器の紹介です。
ドーナツ状の装飾が特徴です。
(展示番号3)

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山梨県の土器も紹介します。
安道寺遺跡(甲州市)の水煙文土器。
(展示番号88)
隣に展示されている重要文化財 釈迦堂遺跡(笛吹市・甲州市)水煙文土器も有名です。

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最後は、重要文化財 一の沢遺跡(笛吹市)の縄文土器(井戸尻Ⅱ式土器)です。
(展示番号4)
特別展のポスター・チラシに掲載されたり、特別展のぬりえの図柄にも描かれている土器です。
そろばん玉のようなとても不安定な形をしている土器なので作製するには高度な技術がいるでしょう。

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最後に、11月3日(木・祝)開催 「縄文土器で煮てみよう!」を告知!
実際に土器でドングリを煮たりしてみます。

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10月22日(土)開催 「縄文王国大集合 考古博物館で縄文満喫!」も!
弓矢をいってみたり、縄文服を着てみたりいろいろな縄文体験ができます。

どちらのイベントも特別展とあわせて楽しんでもらいたいと思います。


このミュージアムガイドで特別展へいってみたいと思った方が増えたのではないでしょうか?
縄文中期の縄文土器が100点展示されています。
実物を間近でご覧いただき、実物の迫力や縄文パワーを感じていただきたいと思っています。


☆第29回特別展「縄文土器名宝展」を注目していただき、ありがとうございます!
10月13日(木)のお昼のNHKの県内ニュースも特別展の紹介をしていただきました。
甲府CATVさん取材あり。
山梨日日新聞の連載中(全4回)。
10月14日(土)朝日新聞にも特別展に関する記事が大きく掲載されました。


ちょこっとお知らせですが、来週は考古博物館職員がイベントPRに出演させていただきます。
なにをPRするのかはみてのお楽しみです。

2011年10月26日

職場体験★秋の陣

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夏休みをピークに職場体験の受け入れは落ち着いていましたが、再び職場体験の受け入れをいたしました。


平成23年10月18日(火)昭和町立押原中学校 3名
平成23年10月19・20日(水・木)富士川町立増穂中学校 5名
※増穂中学校は、山梨県埋蔵文化財センターと共同で受け入れました。

****職場体験の様子****

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押原中学校の生徒さん(18日)
22日のイベントで配布するどんぐりクッキーの材料、クルミを用意しています。
石皿と磨石で考古博物館周辺で採取したクルミを割って中身を取り出します。
縄文人の気持ちになって、作業を進めます。
クルミの殻は堅く、簡単には割れません。
中身も取り出しにくいです。
細かい作業を根気よく続けていた3人でした。

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★増穂中学校の生徒さん(19日)
展示の観覧。
開催中の特別展「縄文土器名宝展」を教育主事の解説を聞きながら観覧しました。
教科書や授業で習っていないことを学んだようです。
一の沢遺跡(笛吹市)の重要文化財の縄文土器の数々。
また山梨の縄文土器の特異な大きさも実感したようです。

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18日の押原中中学校の生徒さんに引き続き、クルミ割りです。
なるべく大きな塊でクルミを取り出したほうがいいという指示を受け、懸命にその指示を全うしていました。

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そのほかにもイベントで使用するものの準備、資料の郵送準備など細々、日々行っている作業を体験してもらいました。

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20日は埋蔵文化財センターでの職場体験です。
現在山梨市で発掘調査されている上コブケ遺跡からみつかった遺物(土器)の洗浄を行いました。土器片に付いた土をブラシで軽くたたきながら落とし、丁寧に洗浄をしました。ほかには注記作業や銭貨の拓本作業などを行ったようです。


どの生徒さんもどんな場面においても真面目に取り組んでいました。
通年通して、山梨県立考古博物館・山梨県埋蔵文化財センターでは職場体験・インターンシップを受け入れております。可能な限り、ご要望を聞き入れながら受け入れております。ご相談ください。→ご案内

2011年10月27日

平成23年度考古博物館の日イベント・縄文王国山梨巡回イベント「縄文王国大集合 考古博物館で縄文満喫!」2011.10.22

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10月の考古博物館の日イベント「縄文王国大集合 考古博物館で縄文満喫!」を10月の第4土曜日10月22日(土)に考古博物館内にて開催しました。
考古博物館の日イベントであるとともに縄文王国山梨巡回イベントでもあります。
縄文王国山梨のメンバーと一緒にはりきって開催♪しました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、108名の方に1日考古博物館で縄文を満喫していただきました。

※月の第4土曜日は考古博物館の日→詳しくはこちら

※縄文王国山梨について→こちら

開催時間
午前10時30分~午後3時

雨のため、体験を縮小して行いました。
☆体験内容☆
 博物館&古墳クイズラリー(館内のみ縮小バーション)
 石皿・磨石で木の実を割ろう!(ごめんなさい…中止しました)
 縄文土器ぬりえ・スケッチ
 昔の服を着てみよう!
 縄文土器を触ってみよう!
 弓矢で狩猟体験!
 縄文土器で煮炊き体験(ごめんなさい…中止しました)
 縄文なべ
 縄文王国山梨の縄文土器大集合


ではでは、縄文満喫!イベントレポートです。

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まずは受付&博物館クイズラリー受付を通過。

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まず飛び込んでくるのが縄文時代のムラの風景…
そして「弓矢で狩猟体験!」

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もう夢中で最後の1匹まで射止める(倒す)まで挑戦し続けます。
どうぶつさんたちが少しかわいそうになるくらい命中し、みんな弓矢の名手。

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博物館クイズラリー
特別展・常設展にある4つの問題を解こう!
「縄文土器は何でつくられている?」3択だよ!

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特別展・常設展には、縄文王国山梨の各館の縄文土器大集合しています。
縄文王国山梨のマークを目印に各館の土器をみてみよう!

特別展には、考古博物館所蔵の土器はもちろん、「みなでん」こと南アルプス市ふるさと文化伝承館(南アルプス市教育委員会)、北杜市考古資料館(北杜市教育委員会)、「にらみん」こと韮崎市民俗資料館(韮崎市教育委員会)の土器が展示されています。
考古博物館所蔵安道寺遺跡(甲州市)の水煙文土器の隣には「しゃかちゃん」こと釈迦堂遺跡博物館所蔵の水煙文土器が展示されています。
2つ並んで迫力倍増の展示になっています。

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常設展には、「ふじさん」こと富士吉田市歴史民俗博物館所蔵の縄文土器と「けんぱくん」こと山梨県立博物館所蔵の縄文土器を特別に展示しました。
これで縄文王国山梨7館の縄文土器大集合です。

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さて、こちらはどんぐりクッキー。
いつもこのクッキーにはクルミを入れているのですが、クルミ含有率が今までつくったどんぐりクッキーのナンバーワン!
こんなに入れられたわけは…

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先日来た職場体験の生徒さんの働きのおかげなんです。
おかげさまでおいしくできました。
みんなありがとう!

このクッキー、本当(晴れたら)は、公園のどんぐりを拾ってきてもらって交換するはずでした。
クイズラリーに参加したみなさんに差し上げました。

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特別展の解説も行いました。
火焔型土器に感心。

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こちらはボランティアガイドさんがご案内。
特別展の締めは重要文化財殿林遺跡(甲州市)の縄文土器!

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縄文土器ぬりえ・スケッチ

どんな色にぬろうかな?ぬりえに夢中です。

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このイベントのために新しいぬりえを描いてもらいました。
重要文化財一の沢遺跡(笛吹市)の土偶のいっちゃんが木から覗くぬりえと
重要文化財一の沢遺跡(笛吹市)の踊る人体表現がされているという縄文土器をイメージしたぬりえです。
特別展ぬりえも加え3種類。

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こちらは縄文土器をスケッチ。
県内の遺跡から発掘された縄文土器を見ながらスケッチ。

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縄文後晩期の縄文土器です。
よく観察しながら描いたので土器につけられた模様もバッチリ描けてます!
上手にスケッチできました!

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「縄文土器を触ってみよう!」も兼ねています。
みなでん(南アルプス市教育委員会)の職員が縄文土器について熱く語ります。
本物の土器を触って、その質感、重さなどを体感してもらいました。

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昔の服を着てみよう!
縄文服を着て縄文人に変身。
仲良し兄弟。笑顔×笑顔×笑顔(*^_^*)
「着てみて楽しかった!」

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女官・官吏の服も人気でした。

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最後は、考古博物館のイベントでは、初めて挑戦する体験-縄文なべ。

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どんなお味?お汁の中には何が入ってるんだろう?

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縄文なべということで、ドングリ入りすいとんを入れました。
その他にさつまいも、里芋、菜っ葉類…いろんな野菜を入れてみました(縄文時代にないものも入れています)。
これらの野菜は事前に金子館長の畑より収穫したものです。
ごちそうさまでした。

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ミュージアムショップでは協力員さん、ショップの運営委員さんが活躍。


ということで、たくさん体験をして、山梨の縄文のよさを楽しく知っていただけたと思います。

おかげさまで盛況のうちに終了することができました。
ありがとうございました。


次回の考古博物館の日は来年1月28日(土)です。
「考古博物館でお宝発見!!」と題して、考古博物館の学芸員の解説を聞きながら展示室を見学します。また、普段は触ることができない本物の土器や石器などを触ることもできます。さらにいつもは見学できない県内各地から発掘された出土品が収蔵されている博物館収蔵庫も見学できます。
参加お申し込みは、12月28日(水)からです。
こちらもご参加お待ちしています。

第51回史跡文化財セミナー「甲斐風土記の丘の古墳群」2011.10.23

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《上の平遺跡》

平成23年10月23日(日)に第51回史跡文化財セミナー「甲斐風土記の丘古墳群」を考古博物館および甲斐風土記の丘で開催しました。

*セミナーご案内

考古博物館エントランスホールに集合し、午前中、約2時間40分は、風土記の丘の中、4、5kmを歩きました。午後は第29回特別展「縄文土器名宝展」を観覧しました。
参加者は21名でした。

■■■見学コース■■■

(10:00)はじめの会(考古博物館エントランスホール)
→考古博物館構内古墳、八乙女古墳(馬乗山1号墳)石棺移築展示
→東山北遺跡→東山南B遺跡→上の平遺跡→東山南A遺跡
→稲荷塚古墳→鍋弦塚→甲斐銚子塚古墳→丸山塚古墳
→岩清水遺跡、かんかん塚古墳
→考古博物館→考古博物館周辺で昼食
→特別展観覧→終わりの会(14:55)

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講師は、考古博物館 石神孝子学芸員。
石神学芸員案内でセミナーを進めました。

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まず最初は、考古博物館のすぐ東にある、考古博物館構内古墳。
無袖型横穴式石室をもつ円墳です。
無袖型ということで、山梨の横穴式石室の初期のものと推定されます。

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八乙女古墳(馬乗山1号墳)石棺移築展示

石神学芸員の解説はソフトでありますが、遺跡に興味関心が高い方にも応える難易度でありました。

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丘陵を10分ほどのぼり、東山北遺跡。
古墳時代前期の県内最大級の方形周溝墓です。
4世紀後半の馬の歯がみつかったことも注目されます!

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上までのぼります。
意外と急な坂を歩いていきます。
ドングリが道々に落ちていました。
紅葉はまだ少し早い?

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東山南B遺跡へ到着。
古墳時代の円形周溝墓です。
この夏に開催した夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」では、本遺跡の須恵器を展示しました。

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上の平遺跡へ。
125基の方形周溝墓がみつかり、当時(約30年前)も話題となった遺跡です。
上の平方形周溝墓広場として整備されています。

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研修センターのすぐ裏にある東山南A遺跡。
花の広場となっていて植え込みで円形周溝墓が表現されています。
ここからも須恵器がみつかっています。

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少し歩くとこんなところに古墳が。
稲荷塚古墳。
古墳時代後期の円墳です。
草木が整えられ、古墳のようすが見学できるようになりました。

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石室の石が露出しています。
銀象嵌された大刀(山梨県指定文化財)や銅鋺が出土したことが注目されます。

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丘陵を降ります。
中世の塚、鍋弦塚です。
ここも草刈りがきれいにされており、塚のようすや「東山の碑」を見学できました。

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東日本最大級の前方後円墳甲斐銚子塚古墳まで降りてきました。
墳丘をのぼります。

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墳頂で説明です。

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クヌギがたくさん落ちていました。
実りの秋ですね。

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続いて県内最大の円墳丸山塚古墳。

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そして、丸山塚古墳の東にある岩清水遺跡。
岩清水遺跡は石神学芸員がかつて発掘した遺跡です。
古墳時代中期の3つの円形周溝墓が復元整備されています。

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県内最古級の馬具がみつかったかんかん塚や考古博物館裏手の山中にある前方後円墳大丸山古墳も説明もありました。

参加者のみなさんは、いろいろよく知っておられるので、少しつっこんだ質問もされました。
石神学芸員も楽しく遺跡を巡れたようです。

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昼食後は、午前の古墳時代にかわって縄文時代。
1時間ほどで特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」を観覧しました。
このセミナーに参加すると観覧無料でしかも解説も聞けます。

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縄文土器の特徴や背景などを聞くことによって、100点の縄文土器の素晴らしさを一層感じたようでした。

第51回史跡文化財セミナーをもちまして、平成23年度の史跡文化財セミナー(全4回)を終了しました。
全4回、参加、皆勤賞の方もいます。
ありがたいことです。
ご参加ありがとうございました。

来年度4月からまた史跡文化財セミナーを開催する予定です。
心待ちにお待ちください。

2011年10月31日

職場体験受け入れました。2011.10.28

考古博物館では中学生の職場体験、高校生のインターンシップを受け入れています。
平成23年10月28日(金)に受け入れをしたのは、北杜市立甲陵中学校の2名の生徒さん。

1日下記を体験してもらいました。

①講義
考古博物館八巻次長から博物館の話、学芸員の話をを聞きました。

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②展示見学、古墳見学
小学生の団体見学と一緒に見学しました。

③教育普及活動
火起こし体験で使用する道具、麻玉を準備しました。
イベントで使用する、ドングリペースト作りとして公園内で採取したドングリ(クヌギ)を割りました。

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よく話を聞き、指示したことを懸命にしっかりを行う生徒さんたちでした。

生徒さんは「いろいろな体験ができてよかった」との職場体験の感想を述べていました。

11月にも職場体験を受け入れる予定です。
インターンシップ・職業体験を受け入れています

2011年11月01日

第29回特別展「縄文土器名宝展」特別講演会第2回「縄文土器の造形から読む縄文人の心」 2011.10.30

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現在好評開催中(入館者は4300人を超えました!10月30日現在)の第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」の特別講演会、第2回「縄文土器の造形から読む縄文人の心」(「縄文芸術の世界」)を平成23年10月30日(日)の午後1時半から3時まで、風土記の丘研修センターで開催いたしました。

◆第29回特別展についてはこちら

◆特別講演会の詳細はこちら


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講師に國學院大學教授である谷口康浩氏をお迎えして、「縄文土器の造形から読む縄文人の心」という題目でご講演いただきました。
※「縄文芸術の世界」は仮題とさせていただきます。

参加者は61名となりました。
参加者のみなさんはパワーポイントをみ、谷口先生のお話しに耳を傾けます。

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弥生時代と対比して縄文時代-縄文土器を考えました。
そして縄文時代の象徴性についてのお話しもされました。
最後は縄文土器の造形に表れた思考・観念についてお話しされました。

「現代社会とは違い、縄文時代は機能性だけにこだわらない象徴的造形がとても大事にされた。それが縄文土器の造形に表れた。」とのことでした。

谷口先生には特別展図録にも寄稿いただいています。

※第29回特別展図録について→こちら

谷口先生、ご講演ありがとうございました。

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特別講演会の後は、保坂学芸課長が特別展を解説する、特別展解説会を開催しました。
30名ほどの皆様にご参加いただきました。
講演内容を交えた解説で、熱心な方々の質問にも答える解説会となりました。


次回の講演会は11月13日(日)です。

第3回 「縄文文様を分解する」
講師:山梨県埋蔵文化財センター 副主幹 文化財主事 今福利恵(りけい) 氏

講師の今福さんは、名誉ある尖石縄文文化賞(第12回)を受賞された方です。
※尖石縄文文化賞は、特別史跡尖石遺跡の発掘と集落研究に情熱を注いだ名誉市民宮坂英弌(みやさかふさかず)氏の業績を記念し、縄文時代研究のさらなる発展を願い、研究に功績のあった個人及び団体を表彰。→詳しくはこちら

考古博物館ホームページからも簡単に参加お申込みいただけます。
24時間お申込みOKです。ぜひご利用ください。
お申込み

2011年11月06日

第29回特別展「縄文土器名宝展」関連イベント「縄文土器で煮てみよう!」2011.11.3

11月23日(水・祝)まで第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」を開催しております。

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平成23年11月3日(木・祝)文化の日に特別展関連イベントとして「縄文土器で煮てみよう!」を考古博物館前ピロティーにて開催しました。《午前10時30分~午後3時開催》

11月3日は考古博物館の開館日でもあります。29回目を迎えました。

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特別展は縄文時代中期の100点の縄文土器がみられますが、いったい縄文土器はなにに使われたのでしょうか?

実は、縄文土器は主に「煮炊き」に使われた道具です。
知られているようで意外と知らない方もいるのではないでしょうか?
イベントでは、お鍋として本当に使えるのか?縄文土器(レプリカ)で煮炊き(アク抜き)体験を行いました。

「グツグツをみに来た」という親子連れの方、静岡や滋賀など県外から来られた方、NHKのイベントPRをみて来られた方などで賑わいました。

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まずは、参加者のみなさんに石皿・磨石で考古博物館周辺から採集したドングリ(クヌギ)を割ってもらいました。
ドングリ割り体験は子どもさんに人気。
夢中でドングリを割り続ける子どもさん、たたき加減も習得して、まるで縄文人!?

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その後皮をむいたドングリを土器の中へ入れてもらって、ドングリのアク抜きをしました。グツグツ煮ると、みるみるうちにアクが出てきます。

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アクをすくい、お水を追加する作業を繰り返してドングリのアクを抜いていきます。
最後、丸い形をしていたドングリは煮崩れてペースト状になります。

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これらのドングリはアクを抜くのに時間がかかり、すぐには食べられないので、アク抜きをしたドングリペーストを入れた「ドングリクッキー」(現代風にアレンジ)を試食してもらいました。
職員から土器やドングリなどの話を聞きながら、ドングリを割ったり、ドングリクッキーを食べたりしました。

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そのほかには、特別展「縄文土器名宝展」のギャラリートークを1回(午前中1時間ほど)行いました。
「展示されている縄文土器は、みんなきれいなものばかり。なぜすすけていないのですか?」という質問も出たようです。

-おまけ-

実験的に甕・台付甕(レプリカ)で古代米(黒米)・白米を炊いてみました。
芯もなくふっくら炊けました。試食してみると「思いのほかおいしかった」と好評でした。
*炊いた黒米は、黒米を栽培している方からのいただきものです。

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この「縄文土器で煮てみよう!」は大人40名、子ども17名 計57名の方にご参加いただきました。
展示してあるだけではわからない土器の用途(お鍋・煮炊き)を知ってもらえるよい機会となったようです。

2011年11月12日

縄文王国山梨バスツアーがやってきました!2011.11.12

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紅葉が始まっている考古博物館周辺の木々です。

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ナウマンゾウの像の後ろの木も少し色付いてきたよう。
そんな本日11月12日(土)の秋晴れになったお昼頃、縄文王国山梨のバスツアーのお客さまが考古博物館へいらっしゃいました。

このバスツアーは、縄文王国山梨のなかま「しゃかちゃん」こと釈迦堂遺跡博物館さんと「みなでん」こと南アルプス市ふるさと文化伝承館さんが募集をしたツアーです。
49名のツアー参加者・スタッフが来られました。

ツアーはなんと!無料で南アルプス市ふるさと文化伝承館、考古博物館、釈迦堂遺跡博物館3館をめぐることができるものです。
しかも各館では担当学芸員の解説付きで観覧できるという特典もあり!とお得なツアーなんです。
縄文王国山梨とは?

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考古博物館ではまず特別展「縄文土器名宝展」を保坂学芸課長の案内で見学しました。

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「重要文化財 群馬県渋川市 房谷戸遺跡 阿玉台Ⅱ式土器」
扇を逆に付けたような独特の大きな波状口縁が大きな特徴です。
粘土にキラキラする雲母が含まれています。

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みなでん(南アルプス市教育委員会)からお借りして展示している縄文土器もしっかり見学。
名品と呼べる土器が南アルプス市にもあります!

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ここにはしゃかちゃん(釈迦堂遺跡博物館)からお借りしている水煙文土器(重要文化財)が展示されています。

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釈迦堂遺跡の水煙文土器の素晴らしさを改めて実感。
《写真右》

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その後自由見学で常設展やもう一度じっくり特別展を観覧したり、土器や土偶パズルをしたりと1時間楽しみました。

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ミュージアムショップでも図録などお買い上げいただきました。
協力員さんも張り切って接客です。

ということで、考古博物館でも「縄文」を満喫してもらえたようです。

*縄文王国山梨バスツアーは11月19日(土)も開催します。
次回は南アルプス市ふるさと文化伝承館さんのみの募集となります。
コースは半日コースで、伝承館と考古博物館、2館をバスでめぐります。
参加は無料!35名定員で申し込み順で締め切ります。
お申込みは、南アルプス市ふるさと文化伝承館 ☎055-282-7408までお願いします。

2011年11月13日

第29回特別展「縄文土器名宝展」特別講演会第3回「縄文文様を分解する」 2011.11.13

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第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」の特別講演会、第3回「縄文文様を分解する」を平成23年11月13日(日)の午後1時半から3時まで、風土記の丘研修センターで開催いたしました。

◆第29回特別展についてはこちら

◆特別講演会の詳細はこちら

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講師に山梨県埋蔵文化財センター 副主幹 文化財主事 今福利恵(りけい) 氏をお迎えしました。

講師の今福さんは、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期(史学専攻)修了。博士(歴史学)であります。
また、先日名誉ある尖石縄文文化賞(第12回)を受賞された方です。
※尖石縄文文化賞は、特別史跡尖石遺跡の発掘と集落研究に情熱を注いだ名誉市民宮坂英弌(みやさかふさかず)氏の業績を記念し、縄文時代研究のさらなる発展を願い、研究に功績のあった個人及び団体を表彰。→詳しくはこちら

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81名と非常に多くの皆様にご参加いただきました。
講演会場の部屋がいっぱいです。

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最先端の研究内容の講演でありました。
縄文土器の文様を分解して研究していくと、地域のネットワークがわかるということです。

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参加者の皆さんは、最初は少し難しい内容のようでしたが、だんだんとお話が進んでいくと「うん、うん」と内容が理解できてきたようです。

最後に今福さんは、これからの土器文様分析として「土器文様は、個々に付けられた名前のようなもの。土器文様から親族組織のような連続した社会背景を探ることができるのではないか?」とおっしゃられていました。

今福さんにも特別展図録の考察編を書いていただきました。

※第29回特別展図録について→こちら

今福さんのご著書『縄文土器の文様生成構造の研究』もございます。
※考古博物館ミュージアムショップにて販売中です。

著書のご案内(第29回特別展関連グッズ紹介Ⅲ
の下のほうにございます。

今福さん、ご講演ありがとうございました。

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今回も特別講演会の後は、保坂学芸課長が特別展を解説する、特別展解説会を開催しました。
48名の皆様にご参加いただきました。
みなさん、講演でのお話を踏まえて、文様に注目しながら見学されているようでした。


以上をもちまして全3回の特別講演会は終了いたしました。
第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」も会期が残すところ8日となりました。11月23日(水・祝)までです。《おかげさまで特別展観覧者は5400名を超えました。(11月13日現在)》

このような縄文中期の縄文土器100点が一度にみられる機会はもうないと思われます。
お見逃しないようお越し下さいませ。

2011年11月23日

県民の日 2011.11.20のようす-イベント「一の沢遺跡の土器の拓本を取ろう!」

11月20日は県民の日。県民が郷土について理解と関心を深め、ふるさとを愛する心をはぐくみ、共に次代に誇りうるより豊かなふるさと山梨を築きあげることを期する日として、「県民の日」が設けられました。
明治4年11月20日は、それまでの甲府県を山梨県と改めた日です。
県民の日について

11月20日県民の日は大いに賑わい、入館者は500人を越えました。
ではその日の考古博物館のようすです。

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県民の日はどなたでも特別展・常設展いずれも観覧無料です。
特別展入口などでは協力員さんが活躍中。
お客さまのご案内や入館者をカウントします。

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この日も何人ものお子さんが特別展のぬりえも持ってきてくれました。

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ボランティアガイドの今福さん(協力員さん)特別展を解説しています。
いろいろなお客様の疑問にも答えています。

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特別展だけでなく、常設展もみなさんにみていただきました。

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ミュージアムショップもたくさんに立ち寄っていただきました。
特別展の図録も喜ばれています。好調な売れ行きです。

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県民の日イベントとしては、考古博物館エントランスホールにて「一の沢遺跡の土器の拓本を取ろう!」を開催しました。
特別展にちなんだ企画です。一の沢遺跡(山梨県笛吹市)からみつかった土器のカケラの模様を写し取る土器の拓本体験を行いました。

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取った拓本は土器写真カードと一緒にラミネートして記念に持ち帰っていただきました。
土器写真カードは、本日限定の一の沢遺跡の土器カードです。
一番人気は特別展のポスターやチラシにも使用されている一の沢遺跡の土器集合写真でした。

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大人も参加OK!大人の方にも楽しんでいただきました。

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土器のカケラは今回のイベントのために収蔵庫からピックアップしてきたものです。

「そっちはどんな文様だった?」

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このカケラの文様はぐるぐる。アンモナイトのようなかんじ。
人気のカケラでした。

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取った拓本と土器を比べてみよう!
土器ではよくわからなかった文様が拓本をみるとよくわかるよね。

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縄目の文様がこんなにたくさん付けられていた土器でした。

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土器の把手部分。これを選んだ人はチャレンジャー!
難しさ☆☆でも、けっこう人気の土器でした。

大人・子供あわせて、44名の方に体験していただきました。
一の沢遺跡を知っていただくよい機会にもなりました。

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特別展を解説するギャラリートークも開催しました。
保坂学芸課長が担当の回です。
最後まで解説を熱心に聞いているようすでした。


館の外では…

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館の前の炉ではドングリのアク抜きとあるものを焼いていました。
あるものとは…

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さつまいもです!
このさつまいも、実はこの夏、節電対策で屋上緑化をしたときに育てたものなんです。
来館者の方に振る舞いました。
「おいしい」と評判で、みなさんにほっこりしていただきました。

そんなこんなで1日が過ぎ、県民の日に特別展入館者はおかげさまで6000人を越えました。

2011年11月24日

第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」終了いたしました。 2011.11.23

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9月28日(水)より2ヶ月弱開催しました、第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」、昨日11月23日(水・祝)をもちまして名残惜しくも終了いたしました。
無事会期を終了できましたこと、ご報告いたします。


11月23日、最終日のようすです。

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特別展には様々な感想が寄せられました。
〈来館者アンケートより〉

「土器がいっぱいあるところが印象に残った」
「土器の形がおもしろかった」
「いろんな土器が見れたことがよかった」
「いろいろな文様が描かれているところが印象に残った」
「火焔土器と水煙土器の対示がよかった。」
「火焔型土器。火をイメージしてつくったようだが、本当に炎の感じがでていてすごいと思った」

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保坂学芸課長による特別展のギャラリートークも行いました。


それから、23日には、昨年好評だったイベント「落ち葉で、焼きいも!!in曽根丘陵公園 2011」を開催いたしました。
イベントは、落ち葉を拾うことによって公園利用者のマナーと環境美化の意識を高めていただきたいと曽根丘陵公園を管理している富士観光開発・富士グリーンテックグループさんが企画してくださったものです。
《山梨県埋蔵文化財センター・山梨県立考古博物館共催イベント》

開催時間:午前9時~正午
定員100名を超える方に参加いただきました。

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イベントでは、まず風土記の丘研修センター前に集合し、考古博物館へ移動。考古博物館特別展・常設展も無料で見学。

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その後、考古博物館周辺の公園の落ち葉拾いを参加者みんなで協力して行いました。

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参加された方みなさん、一生懸命落ち葉を熊手やほうき、手で集めて、公園をきれいにしてくれました。

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作業の後はおまちかねのおいしい焼き芋タイム。
先程集めた落ち葉も使って焼いた、大きな焼き芋を口いっぱいにほおばっていました。

※(山梨県曽根丘陵公園ホームページ)のほうにもイベント開催のようすが掲載されています。そちらもぜひご覧ください。

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変わって館内では、特別展期間中、特別展とともに常設展もたくさんの方にご覧いただきました。
常設展受付に座っていただいているのは協力員さん。
「常設展もごゆっくりご覧ください。」と声かけをしながら、受付を担当してくださいました。

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縮小常設展でしたが、旧石器時代から近世までの山梨の遺跡の出土品をご覧いただきました。

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期間中、ボランティアガイドさんにも活躍いただきました。
最終日ボランティアガイドを務めたのは、ボランティアガイドマスターの野口協力員と広瀬協力員のお二人。最終日もたくさんの方にガイドをしてくださいました。

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ミュージアムショップも多くのお客さまが立ち寄っていただき、おかげさまで売り上げも◎。第29回特別展図録が特に売れたそうです。
協力員さんも接客上手になったのでは!?

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外では…ドングリのアク抜きのデモンストレーションと節電さつまいもを焼いて振る舞いました。

最終日は304人の方においでいただき、特別展入館者は6773名となりました。
多くの皆様においでいただきましたこと、感謝いたします。


終わりに…

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特別展終了後にお当番だった協力員さんたちと職員で簡単な締めの会をいたしました。
館長、次長よりお話があり、協力員さんへの感謝の言葉もございました。


特別展期間中、協力員の皆様には、様々な場面でご尽力いただきました。
今年も協力員さんに支えられ、無事会期を終了できましたこと、感謝申し上げます。


考古博物館は、本日11月24日(木)~28日(月)特別展片付け・常設展準備のため休館します。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

2011年11月27日

考古博物館休館中です。館内では…。2011.11.26

特別展片付け・常設展準備のため11月28日(月)まで休館中の考古博物館です。
その館内では、29日(火)の通常開館目指して特別展片付け・常設展準備作業が進められています。

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26日には、協力員の方、3名にも作業をお手伝いいただきました。

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常設展の展示を復旧したり、展示ケースを移動したりしていただきました。
みなさん積極的に動いていただきまして、おかげさまでだいぶ作業が進みました。
ご協力ありがとうございました。

2011年12月21日

平成23年度ボランティアガイド研修(実習)を行いました 2011.12.18・20

更新に少し間があいてしまいました。
師走ということで、皆様忙しくされているのではないでしょうか?
協力会のお当番の方は日にちを限ってお願いをしております。
お忙しい中ですが、冬季企画展勉強会、ボランティアガイド研修(実習)に協力員の方にご参加いただいております。
ありがとうございます。

では、ボランティアガイド研修(実習)のようすです。

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協力員さん対象のボランティアガイド研修(実習)を平成23年12月18日(日)、20日(火)に行いました。
今回の研修は、6月・8月に開催したボランティアガイド研修(前期後期)に引き続くものです。
実習研修(常設展解説実習)ということで実際に各自協力員の方に常設展の解説をしていただきました。

□時間
18日
午前1回(2時間程度)
20日
午前1回、午後1回(1時間半~2時間程度)

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□参加者人数
8名の方にご参加いただきました。
18日(日)4名
20日(火)4名

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研修担当は、ギャラリートークや団体解説案内などをされていてわかりやすいと評判の石神学芸員です。ボランティアガイドになれるのかの評価もします。

協力員の方には、各コーナーで交替で前回までの研修の話(講義・展示解説)をもとに、解説いただきました。
今まで聞いた内容を自分でピックアップして実際に解説用に話すことは少し難しいようでした。

ボランティアガイドさんを現在されている方も参加してくださいました。
よりよいガイドを目指して、日々鍛錬を積み重ねています。

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解説をした後は、知識の補強や解説のコツなど石神学芸員からアドバイスを受けました。
ガイドをやる気で参加されていましたので、これからの進展が期待できます。
また、古墳時代以降は石神学芸員の解説を聞く時間もありました。

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これから実地の練習を積んでいただき、慣れていただけたらと思います。
ご参加いただきましてありがとうございました。

ボランティアガイド研修に課題がみえましたので、後日追加研修など検討したいと思っております。

2012年01月25日

平成23年度考古博物館冬季企画展「甲州市内の出土品~国史跡 勝沼氏館跡の発掘調査~」ミニ講演会「勝沼氏館跡の発掘調査成果」 2012.1.22

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平成24年1月22日(日)考古博物館エントランスホールにて、現在開催中の平成23年度考古博物館冬季企画展「甲州市内の出土品~国史跡 勝沼氏館跡の発掘調査~」に関連してミニ講演会「勝沼氏館跡の発掘調査成果」を開催しました。
(時間 講演 1時半~2時55分、展示解説 ~3時50分)

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冬季企画展関連で講演会を開催するのは初めてです。
ミニ講演会ということでしたが、注目が高く定員を超える34名の方にご参加いただきました。

◆冬季企画展「甲州市内の出土品~国史跡 勝沼氏館跡の発掘調査~についてはこちら

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講師には甲州市教育委員会 入江 俊行氏をお迎えしました。
新進気鋭の入江さんは、30年にわたる勝沼氏館跡の発掘調査成果をまとめた報告書を刊行した方でもあります。

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勝沼氏館跡の立地環境、勝沼氏館と勝沼氏、発掘調査と整備経過についてなど発掘調査時の写真などをスライドで映しながら、お話しくださいました。

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なかなか聞くことができない内容で、参加された方は、前傾姿勢で話を聞いたり、メモを取っておられました。
入江さん、ご講演ありがとうございました。


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講演後は当館学芸員による冬季企画展の展示解説を行いました。
20名ほどの方に引き続きご参加いただきました。
講演内容を踏まえて展示をみると展示への理解が深まったようでした。

今回の講演会は、1月の寒い時期でどれくらいの方に参加いただけるかと思っておりましたが、この時期の講演会は少ないということで参加された方には喜ばれました。
もちろん協力員の方も数名参加してくださいました。


冬季企画展「甲州市内の出土品~国史跡 勝沼氏館跡の発掘調査~」会期も残すことろあと4日です。
1月29日(日)までの開催です。
初お目見えの資料を多数展示しております。
この機会をお見逃しなく。

2012年02月02日

平成23年度考古博物館の日イベント「考古博物館でお宝発見!!」2012.1.28

1月の考古博物館の日イベントを1月の第4土曜日1月28日(土)に開催しました。

月の第4土曜日は考古博物館の日→詳しくはこちら

1月の考古博物館の日は「考古博物館でお宝発見!!」

-イベント内容-
考古博物館には「先人たちの残したどんなお宝があるのだろう?」ということで
①学芸員と県内の遺跡からの出土品が収蔵されている博物館収蔵庫見学。
②展示見学。
③本物の土器に触れる。

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参加者された方
午後の部 17名(大人13名、子供4名)

会場
考古博物館
 始めの会 エントランスホール
 ①収蔵庫
 ②展示室
 ③学習・閲覧コーナー

時間
 午後の部:午後1時半~3時30分

では、「考古博物館でお宝発見!!」はじまりはじまり。

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早速、保坂学芸課長の説明で収蔵庫(2階)見学

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極寒の収蔵庫内でしたが、あれはこれはと数々の収蔵品にみなさん夢中です。

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普段は見られない収蔵庫。
満足のいく見学になったようです。

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続いて展示見学。
常設展。
熱心な方が多く、時折質問しながら、アットホームは雰囲気の見学となりました。

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こちらは国指定史跡銚子塚古墳出土の木製品を見学中。
母子で興味深く見学しました。

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1月29日まで開催していた冬季企画展「甲州市内の出土品」を見学。
漆の椀、折敷など今につながる出土品に話もはずみます。

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収蔵品である縄文土器に触っていただきました。

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「重い?」
「中が焦げてる!」
本物の迫力を見て、触って感じたようでした。

考古博物館でそれぞれの「お宝」を発見できたでしょうか?
「いい日になった」とある参加者の方には言っていただきました。
寒い日のイベントでしたが、ご参加ありがとうございました。

*翌日(1・29)の山梨日日新聞にこのイベントのようすが掲載されました。
 19面(社会)中央道のコーナーです。
                              

次回の考古博物館の日は2月25日(土)です。
内容は、「考古博物館冬まつり」。
毎回大人気の弓矢で狩猟体験をはじめ、ドングリ割り、土偶(どぐう)づくりなど様々な体験ができます。1日考古博物館へ遊びに来てください。
ご案内

2012年02月08日

縄文王国山梨巡回イベント「しゃかどうで 縄文体験!縄文王国 in しゃかどう」2012.1.29

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平成24年1月29日(日)(午前10時~午後2時)釈迦堂遺跡博物館にて縄文王国山梨巡回イベントが開催され、縄文王国山梨の仲間(縄文王国山梨の構成館6館の職員)が集結しました。

縄文王国山梨について
イベントご案内


真冬の寒さ厳しい日に関わらず、小学生の親子を中心に108名の方に様々な体験で楽しんでいただきました。

☆しゃかちゃんのづれづれ日記(1/29)にイベントのようすがづれづれ書かれています。
こちら

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博物館外では
大人気の「弓矢にチャレンジ」
獲物はイノシシにシカにイヌにウサギ…
全部倒すぞっと意気込むお友達!

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「石の道具でどんぐり割り」
クルミを割って食べてみました。
自然の恵みのありがたさも感じながら。

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「あたたかいお汁のサービス」
どんぐりすいとん入り。
寒い日だったので、お汁の温かさが身にしみておいしさアップ。


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博物館内では
しゃかちゃんでは定番の「土偶つくり」

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「縄文服を着よう」
ご家族4人で着てくださいました。
縄文家族!!

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「凧をつくろう」
ぐにゃぐにゃ凧に
「高く凧が揚がります」と
願いを込めてかわいい土偶ちゃんの絵を描きました。
外で作った凧を揚げてみたりもしました。

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しゃかちゃんの新体験メニュー
「プラ板でストラップ作り」
こちらも人が途切れる間がなく、大人気。
土偶ちゃんや縄文王国山梨のキャラクターの絵を描いてもらいました。

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作ったプラ板はさっそくカバンにつけているお友達もいました。

様々な体験をして、山梨の縄文に触れ、心もお腹も満たされた1日であったことを願います。

縄文王国山梨巡回イベントは今年度(平成23年度)は終了しました。
また来年度どこかの縄文王国山梨の仲間の館で会いましょう♪

2012年02月10日

第9回わたしたちの研究室 表彰式・発表会 2012.2.5

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「わたしたちの研究室」では、小中学生のみなさんが考古学や歴史学を学ぶ楽しさを知る機会とするために、その研究作品を募集・表彰しています。
今年度第9回目を迎えました。
今年度は応募289点、総数387人にご参加いただきました。

*第9回わたしたちの研究室について

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先日平成24年2月5日(日)に考古博物館エントランスホールにて表彰式・研究発表会を開催しました。

◆考古博物館ホームページ 表彰式・発表会のようす

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表彰式では、最優秀賞、優秀賞、努力賞、奨励賞に輝いた入賞者のみなさんに賞状が手渡されました。

《個人研究部門・小学校の部》
最優秀賞( 山梨県教育委員会委員長賞)
 土橋 祐太さん( 富士川町立増穂小学校6年)
 「おじいちゃんの畑を発掘調査」

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《個人研究部門・中学校の部》
最優秀賞( 山梨県教育委員会委員長賞)
 上原 梨乃さん( 都留市立都留第二中学校2年)
 「古代『都留郡』の謎 都留郡は相模国だったのか?」

※都留市立都留第二中学校ホームページ
 「考古博物館主催考古学コンクールで3名が入賞しました」(2月19日掲載)


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《団体研究部門》
 最優秀賞( 山梨県教育委員会委員長賞)
 富士川町立増穂小学校3学年
 「太鼓堂のひみつをさぐろう! 」

※優秀作品一覧はこちら

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その後、個人研究部門・中学校の部 最優秀賞を受賞された上原 梨乃さん( 都留市立都留第二中学校2年)からは受賞者の代表あいさつが述べられました。

研究発表会では、それぞれの方に研究作品を発表していただきました。

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最優秀賞
土橋 祐太さん( 富士川町立増穂小学校6年)
「おじいちゃんの畑を発掘調査」
中央市大鳥居にある祖父の畑から縄文時代の土器片や石器が見つかったことをきっかけとして、土器片が今からどのくらい前のものなのか、その土器はどのような形をしていたのか、山梨県内にで発見された黒曜石はどこでとれたものなのかという疑問について、考古博物館や井戸尻考古館の見学や学芸員の方からの取材でわかったことをまとめました。また、本物の土器を参考に縄文土器を製作しました。

彼は、最後に将来考古学者になりたいと述べていました。

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研究発表内容をみなさん興味深く聞き入ります。

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最優秀賞
上原 梨乃さん( 都留市立都留第二中学校2年)
 「古代『都留郡』」
「都留郡は相模国だったのか? 」という疑問に対し、山梨県史や論文などの文献調査や専門家の方々からの取材、遺跡や出土品の調査から研究を行いました。研究仮説を立て、都留郡の地形や生活、郷名、都留地域の遺跡から出土した遺物を調査しました。調査を進める中で、奈良時代の初め頃の都留地域の遺跡から出土した相模型土器や甲斐型土器の出土状況から、考えられる古代都留郡の社会の様子について専門家の先生方からお話を伺うことができたことは大変勉強になりました。調査研究を通して自分が住む地域の歴史についてくわしく調査することができました。

分厚い県史などの資料を読んだり、様々なところへ赴いたりと苦労もあったそうですが、このような研究ができてよかったということでした。

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努力賞・奨励賞受者からは研究の概要と感想について述べていただきました。

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最優秀賞
富士川町立増穂小学校3学年
「太鼓堂のひみつをさぐろう! 」
同校では、これまで25年間に渡り「地域の歴史」を地域の方や保護者とともに学習し、
発表会を行ってきました。今年度は3年生が「太鼓堂のひみつをさぐろう! 」というテーマのもと、今に残る藤村式建築の太鼓堂について「学校」をキーワードとして調べ学習に取り組みました。それぞれ「建物」「勉強」「生活」「遊び」の4つのテーマ、グループに分かれて資料調査や取材活動、フィールド学習を進めました。

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今回は15分程度の発表時間(一部分を発表)でしたが、本当は2時間くらいの発表時間のある大作です。
学校でも発表会があったということで、慣れたようすでハキハキ発表をしてくれました。

※優秀作品の概要はこちら


受賞者からは、

「自分の作品が選ばれて驚いた」
「頑張って取り組んだ甲斐があった」
「もっとやってみようとやる気が出た」

というコメントもいただきました。
みなさんのこれからの取り組み、広がりが楽しみです。

これらの優秀作品と応募作品は、現在考古博物館特別展示室にて展示中(~3/4まで)です。
子供たちの頑張った成果をぜひご覧ください。

2012年02月11日

小中学生の考古学研究「第9回わたしたちの研究室」展示会開催中

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2月7日(火)より第9回わたしたちの研究室に応募いただいた県内の小中学生の考古学や歴史学などの研究作品289点を展示中です。

*第8回わたしたちの研究室について

会期:平成24年2月7日(火)~3月4日(日)
会場:考古博物館 特別展示室


※優秀作品一覧はこちら

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個人研究部門・小学校の部
最優秀賞(山梨県教育委員会委員長賞)
土橋 祐太さん(富士川町立増穂小学校6年)の研究作品です。
「おじいちゃんの畑を発掘調査」

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模造紙5枚に成果がまとめられています。
祖父の畑で発見した縄文土器の破片や石器について調べたりしています。

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見つけた土器片や石器も展示しています。
(写真下段右側)

縄文土器作りにも挑戦しています。
(写真上段)
井戸尻式や藤内式土器などを模して作っており、立派なつくりです。


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個人研究部門・中学校の部
最優秀賞(山梨県教育委員会委員長賞)
上原 梨乃さん(都留市立都留第二中学校2年)
「古代『都留郡』の謎」

※都留市立都留第二中学校ホームページ
 「考古博物館主催考古学コンクールで3名が入賞しました」(2月19日掲載)

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13枚のレポートにまとめられています。
「都留郡は相模国だったのか? 」という疑問に対し、山梨県史や論文などの文献調査や専門家の方々からの取材、遺跡や出土品の調査から研究を行っています。

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都留市教育委員会の方からお話を伺っているようすもまとめられています。

「都留郡は相模国だったのか? 」という問いにどのような結論が導きられたのでしょうか?
展示でご覧ください。

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団体研究部門
最優秀賞(山梨県教育委員会委員長賞)
富士川町立増穂小学校3学年の作品です。

「太鼓堂のひみつをさぐろう! 」ということで調べ学習を行っています。

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文章だけでなく図や絵なども書かれており、全体の作品数は100枚を超えます。
同校では、これまで25年間に渡り「地域の歴史」を地域の方や保護者とともに学習し、
発表会を行ってきています。
これからも続けていただきたい伝統です。


優秀賞・努力賞・奨励賞の作品などその他にも数々の作品を展示。

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奨励賞(山梨県立考古博物館館長賞)
駿台甲府中学校1学年
「縄文土器作りに挑戦」
駿台甲府中学校の生徒のみなさんは毎年この土器づくりにチャレンジしてくれています。
土曜日の「チャレンジ・サタディ」の時間に縄文人と同じ材料・製法による技術と知恵の体感を目的に、外部講師の協力の下で製作したそうです。


☆2月8日(木)のNHK(甲府放送局)のお昼と夕方のニュースの中でこの展示会が紹介されました。

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取材を担当された方も展示をみて、こんなに素晴らしい作品なのかと驚いたようです。

このニュースのおかげもありまして、注目していただいている展示会です。

展示は、考古博物館特別展示室にて3月4日(日)までの開催です。

第9回わたしたちの研究室展示会

※来年度(平成24年)はわたしたちの研究室記念すべき10年目となります。
9月より作品の応募を始める予定です。来年度もたくさんのご応募お待ちしています。

2012年02月21日

2月23日は「富士山の日」関連イベント 「富士山ミニ展示」開催中

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山梨県では、富士山の豊かな自然及び美しい景観並びに富士山に関する歴史及び文化を後世に引き継ぐことを期する日として、2月23日を「富士山の日」としました。
現在、「富士山」は世界文化遺産登録を目指しています。


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「富士山の日」を記念して、富士山に関係する出土品を展示する「富士山ミニ展示」を2月29日(水)まで考古博物館エントランスホールにて開催しています。

ご案内
富士山の日について

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今回の展示は山梨県埋蔵文化財センター にご協力いただいています。

平成21年度から3カ年計画で行われている「山梨県内山岳信仰遺跡詳細分布調査」では、富士山の信仰の歴史や信仰形態を明らかにするために、多角的な調査が実施されています。
今回は発掘調査で出土した最新の資料を展示し、富士山の信仰の歴史について考えるものとしています。

調査でみつかったさまざまな遺物↓

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富士御室浅間神社社有地出土
平安時代末~鎌倉時代初期 山茶碗
江戸時代の陶磁器、釘

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行者平遺跡出土
中世 土器

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富士御室浅間神社社有地内 片山社出土
江戸時代か? 地鎮遺物

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富士山五合目 造成ヒナ壇出土
江戸時代 陶器・火打石・銭貨

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この調査で様々な信仰の痕跡が明らかになってきていることがわかるかと思います。
展示パネルとともにご覧ください。

2月23日は「富士山の日」。
これを機会に改めて私たちの心の中に深く根ざしている「富士山」について考えてみませんか?

2012年02月23日

甲府市立図書館出張展示 「甲府市内の身近な出土品」2月26日(日)まで

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今回初めて、考古博物館が所在する甲府市の市立図書館で出張展示「甲府市内の身近な出土品~表門郷ものがたり~」を開催しています。

甲府市東部は古代、「表門郷(うわとのごう)」と呼ばれた地域です。
古代のムラ「表門郷」を通して甲府市東部にある遺跡からの出土品を紹介しています。

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展示期間:平成24年2月18日(土曜日)~2月26日(日曜日)

会場:甲府市立図書館 展示室(1階)
   住所:山梨県甲府市城東1丁目12番33号
   電話:055-235-1427

観覧料:無料

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1975年、大坪遺跡で「甲斐国山梨郡表門郷」と文字が刻まれた土器が出土しました。
展示は複製品です。

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平安時代初めの坏(道々芽木遺跡)

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灰釉陶器(桜井畑遺跡)《写真左》

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小型瓦(桜井畑遺跡)

などを展示しています。

(遺物はすべて山梨県立考古博物館所蔵)


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甲府市立図書館周辺の遺跡からみつかったものばかりです。
身近な出土品に触れるよい機会となればと思っています。
考古博物館に馴染みのない方も気軽に図書館へ来た際にはご覧ください。

展示をご覧になった感想を自由に書ける感想ノートを置いています。
感想を一言でも二言でもお願いできたら嬉しいです。

2012年02月28日

平成23年度考古博物館の日イベント「考古博物館冬まつり」2012.2.25

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2月の考古博物館の日イベント「考古博物館冬まつり」を2月の第4土曜日2月25日(土)に考古博物館内にて開催しました。
130名ほどの方にご来場いただき、みなさん様々な古代の体験を楽しんでいただきました。

※月の第4土曜日は考古博物館の日→詳しくはこちら

考古博物館冬まつり

開催時間
午前10時30分~午後3時

☆内容☆
‐雨天のため、内容を縮小して開催しました‐

あなたも縄文ハンター~弓矢で狩猟体験~
本物の土器にさわっちゃおう!
ドングリ割りにチャレンジ!(雨のため中止しました)
かわいい土偶づくり
藍染めでエコバック作り
富士山クイズに挑戦
土器でどんぐりを煮てみよう!!(雨のため中止しました)
ホンモノのいのししにさわってみよう
考古博物館オリジナルぬりえをぬろう(中止しました)
黒米を食べてみよう(試食)
縄文汁を味わってみよう(試食)  

あなたも縄文ハンター~弓矢で狩猟体験~
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縄文時代のムラに迷い込んだみたい!な背景で狩猟体験。
動物たちの的を狙って
弓と引く!
射る!
バシッ!仕留めた?
弓矢の威力にちょっとびっくり!


かわいい土偶づくり
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縄文時代の土の人形、土偶。
土偶ちゃんの頭の部分。
カラカラ鳴るように(土鈴)作りました。

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土偶は作った人の顔に似るとか(゜o゜)
かわいく作れた(ハナマル)
展示室では本物の土偶ちゃんを見ようっと。


本物の土器にさわっちゃおう!
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普段は触れない縄文土器に触れてみました。


ホンモノのいのししにさわってみよう
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縄文時代食べられていたり、縄文土器のモチーフにもなっているイノシシ。
イノシシ(子どもと大人の中間の大きさ)とウリ坊の剥製に触ってもらいました。
剥製は山梨県鳥獣センターさん(甲府市)からお借りしました。
鳥獣センターは436個体の鳥獣の標本や図書、資料、絵画、録音テープ、生態写真や観察保護施設があります。
減少しつつある彼等の生態とその価値を学び、鳥獣愛護の心の普及を図ることをねらいにした施設です。

うり坊ちゃんの毛はツルツル。
イノシシはゴワゴワ。
何を食べるんだろう?.


嬉しい来客!登場したのは…なんと…
B級ご当地グルメ、『甲府鳥もつ煮』のみなさまの縁をとりもつ隊マスコット、ゆるキャラの「とりもっちゃん」!!!!!
冬まつりに遊びに来てくれました☆

とりもっちゃんは永遠の40歳♪
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狩猟体験を見学だっつこん☆

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子どもたちにも人気!
とりもっちゃんのお腹を触るとよい縁に恵まれるとか。
大いに会場を盛り上げてくれました!

とりもっちゃんの来場のようすはブログ「とりもっちゃんブログ―みなさまの縁をとりもっちも~よ―」で紹介されるに違いないだつっこん☆

2月25日(土)のブログの最後に注目!→こちら


イベントをお手伝いいただきました。
協力員さん、それぞれのチカラを振るってくれました。

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イベント受付にて

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黒米・縄文汁試食コーナーにて

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狩猟体験コーナーにて

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ミュージアムショップではミュージアムショップ運営委員さん♪


縄文汁を味わってみよう(試食)
黒米を食べてみよう(試食)
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大盛況♪

縄文汁もあっかくて冬にいいね!おいしい!
アントシアニンの色が出て紫色のご飯。
珍しい!もちもちおいしい!

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ただのお汁を思いきや、実はドングリすいとん入り。
公園で採取したドングリ(クヌギ)をアク抜きしたものを入れたすいとんを手作りしました。
愛情入りの縄文汁です。

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古代米の黒米のご飯(白米:黒米 1:1)
新年イベント「古代のもちつき」でも味わった黒米。
韮崎市の三枝様からいただいたものです。


富士山クイズに挑戦
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展示室にクイズを4問設置。
すべて解くとあるフレーズになります。
ヒントは2月23日!
正解できたでしょうか?
参加してくれた方には風土記の丘の遺跡案内ブック『遺跡を歩こう』をプレゼントしました。

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2月23日の「富士山の日」関連展示「富士山ミニ展示」を観覧。

藍染めでエコバック作り
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初企画コーナーです。
染め物体験。大人にも子どもにもなかなか人気。
タデアイの葉から抽出した染色液でコットンバックを染めてみました。
染め物のお話しをしながら、しばし染色液に浸します。

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液から出したすぐは黄色。みるみるうちに黄緑→緑→青→ジャパンブルーと変化するようすを眺めて染め上がりです。
できたぁ!
絞りを入れてみたよ。青と白のコントラストが素敵。

盛りだくさんの内容で開催しました、考古博物館冬まつり。
いつもよりたくさんの方にご来場いただき、考古学や歴史に親しんでいただきました。
近隣の学校のお友達・ご家族、染め物体験を目当てにいらっしゃった方、リピーターさん、とりもっちゃんetc…ありがとうございました。


□イベントの様子が紹介されました。
2月26日(日)付 山梨日日新聞 19面「中央道」のコーナー
ご覧になれる方はぜひ。

今年度の考古博物館の日イベントは2月の回で終了です。
また来年度お会いしましょう(*^^)v

2012年03月12日

山梨県埋蔵文化財センター主催 知ろう!山梨の歴史「山梨の遺跡展2012」開催しております。2012.3.10より

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3月10日(日)より毎年開催されています、山梨県埋蔵文化財センター主催の展示会(考古博物館は共催)知ろう!山梨の歴史「山梨の遺跡展2012」がオープンしました。

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平成23年度、山梨県埋蔵文化財センターや市町村教育委員会が実施した県内各地の遺跡の発掘調査・整理作業の成果などを出土品、解説や写真のパネルを用いて紹介します。

会期
平成24年3月10日(土)~4月8日(日)

休館日:3月12日(月)、21日(水曜日)、26日(月曜日)、4月2日(月)

時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場
考古博物館 特別展示室(多目的室)

観覧料
無料

主催 山梨県埋蔵文化財センター
共催 山梨県立考古博物館
協力 甲州市教育委員会、北杜市教育委員会、甲府市教育委員会、笛吹市教育委員会

※詳しくはこちら


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初展示される遺物が多く、最新の山梨の発掘調査の動向を知ることができます。
県埋蔵文化財センター11遺跡、3事業報告、市町村教育委員会4遺跡、320点ほどを展示しています。
美通遺跡D区(都留市)、上コブケ遺跡A~C区(山梨市)三ノ側遺跡(都留市)など。

初日10日もたくさんの皆様にご覧いただきました。

17日(土)には展示遺跡を含む県内の5遺跡の調査成果が紹介がされる「遺跡調査発表会」が帝京大学山梨文化財研究所大ホールで開かれます。
そちらにも併せて足をお運びください。

【H23年度(下半期)遺跡調査発表会】
今回は、平成23年度下半期に県内で実施された発掘調査より、注目の5遺跡について最新の調査成果をご紹介します。

都留市「三ノ側遺跡」発表 山梨県埋蔵文化財センター(奈良~平安時代の竪穴住居跡などを発見。)など。

開催日:平成24年3月17日(土)
時間:13:00~16:00
会場:帝京大学山梨文化財研究所大ホール(笛吹市)
主催:山梨県埋蔵文化財センター、山梨県考古学協会

※ホームページのご案内はこちら

2012年03月14日

平成23年度山梨県立考古博物館協力会懇親会 2012.3.10

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考古博物館協力員同士の交流を深めていただくため、懇親会を3月10日(土)に開催しました。

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普段は主に曜日班で活動している考古博物館協力員ですが、曜日を越えて交流を深めます。
素敵なお庭を眺めながら、おいしい昼食(バイキング)をいただきました。
(出席者 協力員17名、事務局4名)


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協力員の活動の話、考古学の話にも花が咲き、終始和やかな雰囲気です。
活動意欲を高めることができた会となりました。

協力員の皆様、平成24年度もどうぞよろしくお願いいたします。

3月の春の置物 2012.3.11

考古博物館受付カウンターに新たな春の置物が届きました。
3月の置物はこちら↓

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干支の辰をモチーフとした木と布でできた置物と布でできた鈴を持った稚児です。

毎月作ってくださる協力員さんの手の器用さに感心させられます。
ありがとうございます。

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作者もお気に入りの稚児さん。
細かいところにも注目!
手には扇子と鈴。
鈴は実際に鳴る鈴です。

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くるりと後ろ姿。

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干支の辰が切り抜かれた置物。
過去、ウサギトラバーションもありました。

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ちりめんの龍。

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前回の龍よりかわいらしい龍さんです。
女の子ですかね?

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その他にも季節物でちりめんのおひなさま。

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くるり後ろ姿。

一見ください。お待ちしています。

2012年03月15日

平成23年度考古博物館協力会第2回日帰り研修「特別史跡 登呂遺跡と世界文化遺産 富士山 構成資産への旅」 2012.3.4

掲載が大変遅くなったのですが
平成24年3月4日(日)に開催した、平成23年度山梨県立考古博物館協力会第2回日帰り研修「特別史跡 登呂遺跡と世界文化遺産 富士山 構成資産への旅」の報告をいたします。
終わりには協力員さんの研修記もありますので、そちらもぜひお読みください。

■研修先■
 ①特別史跡 登呂遺跡・静岡市立登呂博物館(静岡県静岡市)
 ②富士市立博物館(静岡県富士市)
 ③富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)
 ④山宮浅間神社(静岡県富士宮市)
 ⑤村山浅間神社(静岡県富士宮市)
  
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《特別史跡 登呂遺跡にて》

26名の協力員、7名の一般の方(協力員のご家族・ご友人の方)、事務局5名、計38名で行って参りました。

天気は天気なんとか持ちこたえてほしい曇り。移動は大型バスで行いました。

午前8時考古博物館駐車場を出発。

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バスの中。
椎名会長、金子館長(顧問)よりあいさつ。
協力員の自己紹介。
みなさんとてもこの研修を楽しみにしているようでした。

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保坂学芸課長の研修地解説。
これから向かう研修地の事前学習となります。
この解説が聞けるのを1つの目的をしている協力員さんもいらっしゃいます。
わかりやすく、奥深い解説はファンも多いようです。


特別史跡 登呂遺跡・静岡市立登呂博物館到着。(10時5分)
博物館は一昨年リニューアルされたばかりです。
以前の博物館は来たことあるという方も新しい博物館の立派さに驚いたようです。

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登呂博物館の長谷川さん(主幹)にご案内いただきました。
登呂遺跡についての概要説明。
登呂遺跡は弥生時代のムラ跡です。
近年の再発掘調査・整備によって新たにわかったことがいくつもあるそうです。

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2階の常設展示室入口より整備された登呂ムラを眺める。

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常設展示室見学。

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登呂遺跡から発掘された遺物がスタイリッシュに展示されていました。
木製品が豊富に登呂遺跡から発掘されています。
木製の高坏。

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開催中の特別展「赤い土器の世界」(平成24年2月11日(土)~3月20日(火))も観覧しました。

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登呂遺跡をはじめ長野県北信地域や愛知県の赤く塗られた土器などが展示されていました。
赤い土器の数々、見たことない土器に興味津々のようでした。

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登呂遺跡・登呂博物館のイメージキャラクター
「トロベー」にも会えました。
トロベーに会えてちょっとはしゃいでます!?

野外へ。

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復元住居を見学。
登呂遺跡は地下水位が高く、竪穴住居をつくる時に地面を掘ると水が染み出てくるので竪穴住居と同じ構造にするには、周囲に盛り土をし、地面を掘らない構造にしなくてはならなかったそうです(平地(式)住居)。

住居の中では火を炊いていました。

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高床倉庫
収穫したイネなどを保管した建物です。

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登呂遺跡で興味があった高床倉庫の「ネズミ返し」の写真。
実物は80cm×60cmだそうです。
(協力員 西崎 誠さんより)

床と柱の間にはネズミなどの動物が倉庫の中に入ってくるのを防ぐためのネズミ返しと呼ばれる板が挟み込まれています。


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平成の再発掘調査で新しくみつかった建物「祭殿」。
火起こし体験コーナーもありました。


後ろ髪引かれる思いで登呂遺跡のあとにしました。(11時20分)


昼食タイムです。(11時55分~12時30分)

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静岡ということで、海の幸。お魚の料理の定食をいただきました。
(魚河岸 丸天 富士店さんにて)
みなさん、ボリューム、味に大満足のようすでおいしくいただき、また午後の見学への力をチャージしました。


さてさて、午後の見学場所へ。

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富士市立博物館。市内から移築された建物(野外展示)を横目に館へ。
(12時50分~1時50分)

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(東平遺跡 高床倉庫)

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富士市の歴史を学ぶ(第1展示室)。学芸員の方にご案内いただきました。

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今回の研修のテーマに関して、この博物館での注目コーナー!「富士信仰」
修験の拠点として栄えた村山浅間の盛衰を今に伝える資料が展示されていました。
富士山信仰に関する知識を深めることができました。

第2展示室には紙に関する展示がされており、そちらも見学しました。


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世界文化遺産富士山の構成資産である富士山本宮浅間大社にやってまいりました。(2時5分~40分)
『信仰の対象』としての富士山の顕著な普遍的価値を表す枢要の要素であります。

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重要文化財 本殿 県指定有形文化財 拝殿、幣殿、楼門、透壁

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本殿・拝殿
お参りもしっかりして見学。

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神社は、富士山を遙拝し噴火を鎮めるために創建されたものであります。
15世紀頃登拝が盛んになるにつれて、富士山本宮浅間大社は村山浅間神社(興法寺)とともに大宮・村山口登山道の起点となり、宿坊が周辺に建設されました。

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浅間大社境内には富士山の湧水を起源とする湧玉池がありました。
とってもきれいなお水で冬でも13度の水温が保たれているそうです。

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構成資産である山宮浅間神社(3時5分~20分)
ここで少し雨が…。
富士山本宮浅間大社の社伝によれば、浅間大社の前身とされます。

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社殿建物がなく、石列でいくつかに区分された遥拝所があるのみの特異な形態です。

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晴れていれば向こうに富士山が見られるはず。

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最後にこちらも構成資産。村山浅間神社(3時25分~40分)

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拝殿
神仏習合の姿を留めています。
14世紀初頭には、富士山における修験道の中心地になったと考えられているようです。

個人ではなかなか行かれない浅間神社を見学し、貴重な機会となりました。

帰りに向かい、5時考古博物館駐車場に無事到着。

参加されたみなさん、お世話になった学芸員さん、そして、安全に運転してくださったバスの運転手お疲れ様でした。
ありがとうございました。


◆研修に参加された協力員の研修記◆

 参加した感想を自由に書いていただきました。


飯田 敬さん

研修旅行に参加するのが目的で協力員になったようなもの。有意義な一日でした。
数回訪れていた登呂遺跡・登呂博物館はリニューアルされ館内は明るく我々を受け入れてくれた。以前は木々の中に建物群は点在した。発掘を続けた結果その事実はなかったと学芸員の説明。現在、住居、倉庫、祭殿は北側に配置され南側に水田とムラのただずまい。確かに木々は水田にはいらない。ここは時間が足りなかった。
午後、富士市立博物館での市内歴史、文化を駆け足で学び、富士山信仰拠点である浅間神社を巡る。富士山本宮浅間大社の朱塗の鮮やかさに目を見張り、山宮浅間神社は本殿はなく、富士山がご神体であることに納得。村山浅間神社のひなびたたたずまいに心が落ち着き、それぞれ違った形で信仰されていたのを知る。
肝心の富士山が一度も顔を見せてくれなかったのは、私の日頃の心掛けが悪かったのか。
それにしても、毎回昼食にはこだわっていただき、全員が満足しました。
ありがとうございました。


井上 肇さん

行程がよかったです。
見学地も程よく見えました。
昼食が大変味良くよかったです。
浅間神社について呼称は何というのか あさま せんげん その分布などわかりましたら有り難いです。
また富士山一周の浅間神社巡りも面白いと思います。
ありがとうございました。


藤田博夫さん

初体験研修五驚(おどろきBEST5)
はじめて研修に参加させていただいた私のおどろきを素直な気持ちで5つ書き連ねてみます。
1.スタート段階でのおどろき…参加人数が思っていたより多かったこと。知らない人がまだ多いこと。バスが大きくデラックスなこと。
2.第1目的地までのおどろき…研修資料がよく出来ていることといつもながら保坂課長様の説明内容が豊かであること。
3.両博物館でのおどろき…施設が立派なこと。展示品や説明がよく出来ていること(分かり易い)。運営方針がしっかりしていること。
4.昼食でのおどろき…ボリュームたっぷりのこと(金目ではなく赤魚でした)。
5.世界文化遺産構成資産でのおどろき…普段行くことのない3神社を見られたこと。富士浅間神社の原点が遥拝所であったこと。


古屋広子さん

いつも楽しみにしている考古博物館協力会研修、今回の登呂遺跡は小学校の遠足ではじめて見た竪穴住居、そしてその区域で営まれる古代人の生活、子どもながらに驚いた記憶がよみがえりました。
現在は静岡市立登呂博物館と一体となり地域に開かれた「まちづくり」の拠点として明るくリニューアルオープン。
富士山本宮浅間大社、山宮浅間神社、村山浅間神社とそれぞれ研修し、参拝も出来、今年は良い年になりそうな、うれしい気持ちになりました。またこの研修の為に用意していただいた38ページの資料は、帰宅してもう一度読んでいます。
これもまた、実に楽しいものですね。
一緒に参加した娘もよい機会が得られたと大変喜んでおりました。
ありがとうございました。

2012年03月18日

平成23年度「風土記の丘望見展 日本人がはじめて見た黄金の輝き~弥生時代の青銅器~」 2012.2.1~3.20

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3月20日(火・祝)まで風土記の丘研修センターエントランスホールにて「風土記の丘望見展 日本人がはじめて見た黄金の輝き~弥生時代の青銅器~」を開催中です。

-展示リーフレットより-

「風土記の丘研修センター」では、平成20年度より青銅器の復元実験を進め、「原始古代の技に学ぶ」、「チャレンジ博物館」などのイベントで鋳造、研磨の体験学習を開催してきました。

今回は弥生時代の青銅器に焦点を当て、主に銅鐸の鋳造に取り組みました。風土記の丘研修センターが復元した資料を中心に金属器が日本にもたらされた弥生時代の「青銅の輝き」を紹介しています。

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会期:平成24年2月1日(水)~3月20日(火・祝)

会場:風土記の丘研修センター エントランスホール

観覧料:無料

時間:午前8時30分~午後5時

休館日:月曜日

-展示資料-

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青銅器のいろいろ

【左より】
袈裟襷文銅鐸、連弧文鏡(アップ写真)、方格規矩四神鏡

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中細形銅戈

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中細形銅剣

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有鉤銅釧

それぞれモデル品があり、現代つくられた青銅器です。

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風土記の丘研修センターでは青銅鏡よりも鋳造難易度が高い銅鐸の鋳造実験に取り組みました。その経過の展示。

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実験で完成したミニ銅鐸

実験から銅鐸鋳造の難しさがわかり、弥生人の技術力の高さがうかがえたようです。

「風土記の丘望見展」の詳しい情報はこちら

このほかにもエントランスホールには小中学生親子のものづくり教室「チャレンジ博物館」の展示もあります。

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今年度初めての企画「古墳時代のはにわをつくろう」のミニ埴輪も展示されています。

来年度も様々の企画を計画中です。小中学生のみなさんに楽しくものづくりをしながら古代について知ってもらったり、考えてもらえればと思います。


関連して風土記の丘研修センターでは一般の方対象のものづくり教室、

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3月17日(土)の開催のようす

原始古代の技に学ぶ「弥生時代の青銅器を作る」開催しております。

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ミニ流水文銅鐸(高さ17㎝)、連弧文銘帯鏡(直径8㎝、実物大)、ミニ中細形銅剣(長さ19㎝、ペーパーナイフとして使用可)、有鉤銅釧(腕輪:高さ10、5㎝、実物大)の4種類の中から1点を製作体験できます。

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銅鐸が人気のようです。
次回は3月25日(日)です。
ご参加ください。

→詳しくはこちら

2012年04月30日

第52回史跡文化財セミナー「国宝清白寺から窪八幡神社」2012.4.22

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平成24年4月22日(日)に山梨市にて第52回史跡文化財セミナー「国宝清白寺から窪八幡神社」を開催しました。

*セミナーご案内

今回のセミナーでは山梨市の史跡を徒歩で巡りました。
時間:午前10時~午後3時40分

☆見学コース☆
10:00 集合・はじめの会(山梨市役所駐車場)

亀甲橋・差出の磯、清水陣屋跡など 11:05 窪八幡神社 12:15

富士講、日下部遺跡など 12:40 昼食 日下部公民館 13:20

善行寺など 13:40 清白寺 14:30

14:40 連方屋敷 14:55

15:03 三ヶ所のナシ 15:08

15:40 終わりの会(山梨市役所駐車場)

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はじめの会(山梨市役所駐車場)
参加者:36名
大人気のセミナーで定員30名を超えてのお申込み・参加がありました。
天気は曇り。歩くのにはちょうどいい気温です。
雨が降らないよう祈ります。

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講師は山梨市教育委員会の三澤達也氏です。
山梨市の文化財のことをかれこれ20年くらいされている山梨市の文化財のエキスパートです。

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市役所駐車場を出発して、窪八幡神社へ向かいます。
その途中で、差出の磯などを見学しました。

「差し出の磯」は古今和歌集に「しほの山さしでの磯にすむ千鳥君が御代をば八千代とぞ鳴く」とあるように甲斐の歌枕として数多くの和歌に詠まれました。

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亀甲橋
笛吹川に架けられています。
3連の鋼ローゼ構造。昭和8年竣工。
最近塗り替えられて茶色のアーチになりました。

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旧大井俣神社(現在の大井俣窪八幡神社《窪八幡神社》)はあのあたりにあったと思われます。
三澤さんは丁寧に歴史を語ってくださいます。

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市指定史跡 清水陣屋跡
江戸幕府の第9代将軍徳川家重の第二子清水万次郎(重好)が宝暦12年(1762)甲斐の領地を支配するため山梨郡の下岩下(現笛吹市春日居町)に陣屋を置きました。
重好の死後領地は幕府に返され陣屋も廃止されました。文政13年(1830)に再び甲州に清水領が設定され、翌天保2年この地に陣屋を構えました。
5角形の陣屋敷地は周囲を掘で囲まれていたそうです。
現在敷地周囲の石垣と堀の痕跡をみることができます。

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午前中のメイン、大井俣窪八幡神社(通称、窪八幡)に到着しました。
窪八幡神社は『大井俣神社本記』によると清和天皇の勅願により貞観元年(859)に九州宇佐八幡宮が勧請されたのがはじまりと伝えられています。

窪八幡の建造物は本殿をはじめとして、建造物9棟11件が国指定重要文化財に指定されています。この他に4件が県有形文化財に指定されています。
室町期の神社建築は少なく、神社建築のうち、国指定は県内16棟あります。その16棟のうち8棟がこの窪八幡にあります。ここに50%が集結しているのです。

重要文化財 本殿は、日本唯一について最大の十一間社流造です。

窪八幡神社では現在、国指定重要文化財の本殿・拝殿・若宮拝殿の檜皮葺き屋根の葺替えを含む、社殿の改修事業が行われています。
桧皮葺き屋根の葺替えは前回の改修(昭和25年~昭和29年)以来、およそ半世紀ぶり、平成25年まで(3カ年)行われます。

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重要文化財 窪八幡神社摂社若宮八幡神社本殿
平成23年12月、拝殿・若宮拝殿の屋根が葺き上がりました。

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特別に宝物殿の中も見学させていただきました。

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市指定文化財の木造狛犬も納められていました。

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さらにスペシャルメニューとして現在本殿の屋根の葺き替え現場をみせていただきました。

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日曜日だったのですが、職人さんの作業のようすもみせてくださいました。

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軒の部分です。
これから野地板の上に桧皮を葺いていきます。
もうみることのできない貴重な現場をみて参加者の方も感動したようでした。

文化庁より「修理現場から文化力」
文化庁では、毎年、国宝・重要文化財(建造物)や重要伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物などの保存修理事業に対し、補助を行っています。
国宝・重要文化財(建造物)などの文化財は、所在する地域の歴史・文化を物語るものであり、国民の貴重な共有財産です。
保存修理がなされる文化財建造物が、各地域の「文化力」(=人々に元気を与え地域社会を活性化させて、魅力ある社会作りを推進する力)を盛り上げ、地域振興の核となるよう願っています。

このようにこの修理が「文化力」を盛り上げ、地域振興の核となればいいと思います。

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重要文化財 窪八幡神社鳥居
参道にある日本最古の木造鳥居です。
両部鳥居。

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昼食場所の日下部公民館へ移動します。
笛吹川の堤。
窪八幡神社の例大祭、拝殿での神事のあと行われる「水防祭」の場所です。
つぶてが笛吹川へ投げられるそうです。水除けの神事です。

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小原東(火葬場西)の富士講の碑。

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日下部遺跡1949年(昭和24年)に山梨市の日下部中学校(現山梨市立山梨北中学校)
の建設工事にともなって発見された遺跡です。
遺跡から出土した土師器の坏は「日下部式」と命名されました。
現在の奈良・平安時代の「甲斐型土器」です。

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お昼を食べて元気をチャージして午後の見学へ。
清白寺へ向かいます。

道すがら善行寺。

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御幸道を歩きます。

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蓮方屋敷を過ぎて、神輿石とお地蔵さん。
清白寺まであと少し。

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歩いている途中では、今年は開花が遅れたおかげで満開の桃の花をみることができました。

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黄色が眩しいたんぽぽも満開。

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清白寺前に到着です。
清白寺は、足利尊氏が夢窓疎石(国師)を開山とし、正慶2年(1333)に創立したと伝えられる臨済宗妙心寺の寺院です。

ここで雨がポツリと降ってきてしまいました。

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国宝 清白寺仏殿
仏殿の建立は、大正6年の解体修理の際に組物に墨書が発見され、応永22年(1415)と判明しています。
天和2年(1682)の寺院火災にも災いをまぬがれ貴重な遺構となっています。

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仏殿はわが国の仏教建築の主な様式のひとつである唐様(禅宗様)建築の代表的遺構として知られ、「方三間裳階付仏殿」とよばれる形式の典型例でもあります。

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内部も見学させていただきました。

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内部に文様彩色と丁寧な漆塗が施されている点は他に例がないそうです。

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鏡天井には龍が描かれています。(龍は古いものではないそうです)

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敷地内にあるこちらの桜は葉桜。

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こちらの八重桜は満開。

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重要文化財 清白寺 庫裏
仏殿背後の本堂右手にあります。
雄大な茅葺屋根をもつ禅宗庫裏です。
寺蔵の古文書より元禄2~6年(1689~1693)に再建されたと考えられています。
昭和61~63年の解体修理工事によって、ほぼ当初の形式に復元されています。
入口で中を見学しました。

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珍しい緑の桜。
御衣黄が植えられています。

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ちょうど花が咲いていました。
いい時期にみることができました。

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県指定史跡 連方屋敷
連方屋敷は、一辺が130mもある方形の広い屋敷跡で、四方に土塁と堀が巡っています。戦国時代には武田氏の財政面で活躍した「蔵前衆」が居住したとも、「蔵前の庁所(役所)」であったとも言われています。

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これまでの発掘調査の結果、礎石建物や掘立柱建物の跡、朝鮮半島や中国で作られた青磁、かわらけとよばれる使い捨ての土器の皿、常滑焼の大甕、内側に把手がついた内耳土器とよばれる土鍋などが発見されました。

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屋敷には土塁が巡っていました。一部が残っています。

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新町の説明を聞き、山梨市役所へ戻ります。
その戻る途中、ちょうど花の時期という市指定天然記念物三ヶ所のナシを見学しました。
根回り1.88m、樹高5.15mの大きさを誇るナシの木です。

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白い花が見事に咲いていました。
実もなるそうです。

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スタート地点に戻ってきました。
スペシャルな史跡文化財セミナー無事終了することができました。
雨もそれほど強くならず、軽快に歩け、本日の歩いた距離はいつもより少し長く7.5km、1万3000歩程でした。

参加者の方からは
「いろいろな山梨市の文化財をみられてよかった。」
「清白寺の仏殿の内部をみることができてよかった。」
など満足な感想が聞かれました。

講師の三澤さん、一緒に同行してくださった山梨市の文化財担当の雨宮さん、参加者の皆様ありがとうございました。


次回の第53回史跡文化財セミナー「中央市小井川遺跡と周辺の文化財」は6月17日(日)に中央市で開催します。
参加お申込みは、開催日1か月前から受け付けます。
最近は考古博物館ホームページからのお申込みも多数受け付けております。
次回もたくさんのご参加お待ちしております。

2012年05月02日

平成24年度考古博物館の日イベント「古代衣装を着よう!」「土器の拓本をとろう!」2012.4.28

月の第4土曜日は考古博物館の日!(行われない月、第3土曜日の日もあります)ということで毎月いろいろなメニューでイベントを開催します。昨年度とまた違った体験もできます。毎月皆様でご参加ご参加ください!

→詳しくはこちら

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4月の考古博物館の日は平成24年4月28日(土)に開催しました。
お馴染みの2つのメニュー「古代衣装を着よう!」と「土器の拓本をとろう!」をご用意してたくさんの皆さんに体験していただきました。
「古代衣装を着よう!」参加者20名
「土器の拓本をとろう!」参加者23名

会場は考古博物館エントランスホール。
午前10時半~正午、午後1時30分~3時30分の時間で行いました。


☆「古代衣装を着よう!」

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職員が古代衣装の着付けをしました。
着付けている間はなんだかそわそわ。
着用後は、鏡で姿を確認。
「わぁ!」見慣れない自分の姿に圧倒されています。

古代衣装は復元衣装です。また学校などの教育機関へも貸し出しを行っています。→こちら

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巫女さんの衣装を着用してみました。

神に仕える巫女(みこ)さんは手には六鈴鏡と首には勾玉ネックレス(復元品)。
大塚古墳(市川三郷町)の六鈴鏡のレプリカは現在、特別展示室にて開催中の春季企画展「躍動の5世紀~古墳時代中期の山梨~」で展示中です。

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親子で楽しみながら着用してくださいました。
巫女さんと古墳時代の豪族・武人の服、胡服(こふく)。

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教科書や図説で見たことある!?
奈良県の高松塚古墳の石室の壁画に描かれている朝廷に仕える男性「官吏(かんり)」。

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奈良県の高松塚古墳の石室の壁画に描かれている朝廷に仕える女性「女官(にょかん)」。

これらの服を着て「昔の人はどんな生活をしていたのだろう」と古代の生活を考えるきっかけになったようでした。

☆「土器の拓本をとろう!」

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夏休みフリーパスポートイベントなどでお馴染みのメニューです。
本物の縄文土器のカケラの文様を写し取る拓本体験をしていただきました。

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本物の土器のカケラに触る…縄文人に触れている!?

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丁寧に文様を移し取る。
「縄の文様が付けられている土器なんだね!」

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「できた!」思わずみんなにできた拓本をみせます。
自分で取った拓本はカードにして記念にお持ち帰りいただきました。

「今度、縄文土器の文様もよくみてみよう!」そんなきっかけになったようでした。

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この体験のようすは4月29日(日)付 山梨日日新聞 中央道のコーナーで紹介されました。

次回は5月26日(土)「古代米を炊いてみよう!」です。
実際に土器で古代米を混ぜたお米をを炊いてみます。

→詳しくはこちら

2012年05月12日

平成24年度山梨県立考古博物館協力員委嘱状交付式、平成24年度山梨県立考古博物館協力会総会 2012.4.29

掲載が大変遅くなりすみません。

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平成24年4月29日(日)午後1時30分より風土記の丘研修センターにて、平成24年度山梨県立考古博物館協力員委嘱状交付が行われました。また、引き続き平成24年度山梨県立考古博物館協力会総会を開催しました。

時間:午後1時半~4時00分
会場:風土記の丘研修センター 講堂
委嘱者:24名
出席者:59名


■平成24年度山梨県立考古博物館協力員委嘱状交付式

次第
1.開式
2.委嘱状交付
3.館長あいさつ
4.閉式

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神津館長あいさつ

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委嘱状交付

考古博物館開館30周年の特別事業などを見込み、考古博物館協力員を追加募集したところ、多くのご応募をいただき、新たに24名の方が協力員となりました。
※今回の協力員は追加募集のため委嘱期間が平成24年度(1カ年)です。

代表して新規で協力員になられた網野さんに考古博物館神津館長より委嘱状が渡されました。

新しく協力員になられた方はそれぞれ活動意欲があります。
存分に発揮していただきたいと思います。
これで協力員は総勢95名となりました。


■平成24年度山梨県立考古博物館協力会総会

次第

1.開式
2.会長挨拶
3.新事務局員の紹介
4.議事
5.ボランティアガイド証交付式
6.平成23年度出労感謝式

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協力会 椎名会長あいさつ

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議事に入りました。
平成23年度事業報告、決算報告(案)、平成24年度事業計画、予算(案)などについて話し合われました。

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つつがなく進行していき、すべての案が了承されました。

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その他として発足して4年目となりました、ミュージアムショップ運営委員会の委員長広瀬さんより運営委員会やミュージアムショップについてお話がありました。
現在、委員さんは9名です。

ミュージアムショップ運営委員
 運営委員さん(敬称省略させていただきます)
 委員長 広瀬 はるみ、副委員長 一瀬 順司、副委員長 野呂 忠敏、
 今福 政江、大久保 長仁、杉野 美幸、芹沢 昇、堀内 淳子、武江 公治(新加入)
  
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続いて、ボランティアガイド証交付式を行いました。

新たに7名の方にボランティアガイド証を神津館長よりお渡しし、考古博物館のボランティアガイドをお願いしました。

ボランティアガイド証交付者(敬称省略させていただきます)
 一之瀬 敬一
 菅沼 芳治
 武江 公治
 名取 正文
 藤田 博夫
 山地 隆公
 山本 達雄


これでガイド証を授与された方は15名となりました。
まずは先輩ガイドさんを見習いながらガイドに慣れていただきたいと思っております。
ガイドの参考にショップでも販売中の『見学の手引き』もお渡ししました。
これからどうぞよろしくお願いします。

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続いて、平成23年度出労感謝式です。

平成23年度出労を感謝しまして、年12回以上出労や研修に参加された方のお名前をお呼びし、特に多くご協力いただいた方(5名)感謝の品をお渡ししました。
「感謝する」ということで他の協力員さんから拍手も起こりました。

20回以上5名、12回以上17名 計22名

5名の方に渡したものは、3月に発行になったばかりの『よみがえる甲斐府中城』とちょっとした品です。
12回以上の方は準備中です。また後日…。
少しでも出労が励みになればと思っております。

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総会の後は記念講演を行いました。

協力員であり、元山梨県埋蔵文化財センター所長を務められましたで新津 健氏にご講演いただきました。
演題「イノシシの造形と縄文文化」

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新津先生は昨年ご著書『猪の文化史 考古編―発掘資料などからみた猪の姿』、『猪の文化史 歴史編―文献などからたどる猪と人』を出版されました(いずれも雄山閣より)。
※当ミュージアムショップでも好評販売中です。

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イノシシの話、縄文土器を飾るイノシシやイノシシ形土製品などの話をやさしい口調でお話をされました。

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縄文のイノシシがどういう存在であったのか、また弥生・古墳のイノシシはどうだったのか、時代を超えてイノシシはどうであったか。

縄文土器を飾るイノシシ造形から、縄文人のイノシシ観をはじめとしてイノシシと人の関わりや飼育の問題などについて考えてみました。

考古博物館の展示品にもイノシシの造形されたものがあります。協力員さんは関連あるお話でよく聞いていらっしゃいました。


*演台横の生け花*

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演台横の生け花は協力員原田さんが生けてくださったものです。
毎年総会の際にご厚意で生けてくださっています。

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紫はライラック、赤はガーベラ、白はカラー。
ありがとうございました。

協力員のみなさま、長丁場お疲れ様でした。
今年は開館30周年記念特別展『インカ帝国展』がございます。
日々の出労をあわせて特別展でも多大なご協力をいたさきます。
1年間どうぞよろしくお願いいたします。

2012年05月13日

第24回風土記の丘こどもまつり 2012.5.4・5

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第24回目を迎えた風土記の丘こどもまつり、平成24年5月4・5日(金・土・祝)の2日間、風土記の丘研修センターを中心とする甲斐風土記の丘曽根丘陵公園で開催しました。
今年もこの公園を管理している富士観光開発・富士グリーンテックグループさんと共催で行いました。
富士観光開発(株)
(株)富士グリーンテック

5月4・5日の2日間で7100人以上のお子さんと大人の方に史跡クイズウォークラリーや狩猟体験、勾玉作りなど様々なアトラクションを楽しみながら古代に親しんでいただきました。
また今年はプレイベント5月3日(木・祝)、ポストイベント6日(日)に追加開催いたし、20名ほどの方に「古代火起こし」を体験していただきました。

*第24回こどもまつりのご案内

♪5月4・5日のこどもまつりレポート♪

両日天気は晴れていいお天気でした。

☆史跡クイズウォークラリー

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写真奥にあるのがウォークラリーの第1問目がある上の平遺跡。

親子で家族みんなで、風土記の丘研修センターをスタートとして風土記の丘公園・考古博物館内にある7問の園内にある遺跡関係の問題を解きながら、新緑がきれいな時期の広い公園を歩いていただきました。

遺跡の現地にある説明板をよく読んだり、考古博物館内展示をよくみて答えていたようです。お子さんより、お父さん、お母さんの方が問題の解答に力が入ってる!?ような場面もあったようでしたが楽しく問題を解いていたようです。

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研修センターに再び戻ってきました。ゴール!!
問題の答え合わせ中!全問正解か!?

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ウォークラリーを無事ゴールしたみなさんには参加賞の考古博物館風土記の丘こどもまつりオリジナルてぬぐいをプレゼント。

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全問正解賞もご用意しました(勾玉、土面など)。

頑張ったかいがあったね!

☆縄文風スナック「鹿肉の燻製」試食

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縄文人も食べていたと思われる鹿肉をアレンジして燻製をつくりました。
特製縄文風スナックです。

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鹿肉を1時間~2時間ほどよく燻製をしたものを試食していただきました。
職員手作りです。

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おいしいと評判でした。
一緒に連れてきたわんちゃんも試食。おいしくてたまらなかたようです。

☆古代の食感「黒米ご飯」試食

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古代米である黒米を白米に混ぜたものを甕と台付甕(職員が作った土器)で炊きました。

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炊きあがりはこんな薄紫色に。

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協力員さんには、土器にお米を入れていただいたり、

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火を焚いて、ご飯を炊いてもらったり、

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配膳してもらったりと活躍していただきました。

ご飯の味もおいしかったと上々でした。

☆「勾玉作り」体験

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古代の装身具「勾玉づくり」体験は毎回大人気です。

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親子で協力しながら、四角い滑石を紙やすりで削って丸いCの字形にしていきます。
テレビの撮影も来たようです。

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協力員さんに作る補助もしてもらっています。

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約1時間半で完成です。
史跡ウォークラリーの全問正解賞でもらった勾玉と自分で作った勾玉を早速首にさげて嬉しそうでした。

☆「トンボ玉作り」体験

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遺跡からも出土しているトンボ玉。
このトンボ玉作り体験では、何色ものカラーのガラス棒から1色選んで、その棒をバーナーで溶かし、鉄棒に巻き取って丸いトンボ玉を作ります。

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柄は砕いたガラスの粒を付けて、斑点模様の美しいトンボ玉に仕上げました。

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考古博物館常設展示室には、古墳時代の発掘されたガラス玉が展示してあります。
そちらもみていただけたでしょうか?
昔のガラス玉は何色だった?

☆「古代の火起こし」体験

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まいぎり式火起こし器で古代の火起こしに挑戦しました。

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協力員さんと一緒に火起こし中。火が起きるか!?

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成功!火種ができました。

火の大切さを感じたようです。

☆狩猟体験

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弓矢で動物の絵の的を狙って打ちます。
人気で順番待ちの行列ができるほどでした。

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的の動物さんはちょっとかわいそう!?
昔のハンターは自分たちの食料がかかっているのでそんなことも言っていられません。

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もう夢中で矢を打っていました。


☆古代と遊ぼう ジグソーパズル

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縄文土器や土偶5種類のジグソーパズルで遊びます。
考古博物館の目玉の土器である重要文化財殿林遺跡(甲州市)、一の沢遺跡(笛吹市)の土器のパズルもあります。

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なかなか正しい位置にはまらないピースもあったようでしたが、最後にはちゃんと完成させていました。
どのパズルが一番難しかった?

☆古代と遊ぼう 輪投げ

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縄文土器や土偶、埴輪の的を目がけて輪を投げます。
輪が入る角度が難しいものもあります。

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5投すべて入った強者もいました。

研修センター周りにはツツジや藤の花もきれいに咲いていました。

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古代に親しむアトラクションの他には富士観光開発株式会社・富士グリーンテック グループさんのほうで、「甲州戦記サクライザー登場!」イベントや遊具で遊ぼうコーナー、いちにち動物むらなどが開催されました。

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野外ステージでは甲州戦記サクライザー登場!(5月4日のみ)

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遊具近くでは、お子さんみんな大好き、スマイル風船が配られていたようです。

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スピードレーサー
発電マシーンをこぐと発電した電気により表示パネルからエンジン音がしてレースが始まります。一生懸命こいでいました。

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白樺でクラフト・鹿を作ろう
昨年の秋のふれあいまつりで好評だった「クラフト」が今回こどもまつりのアトラクションで登場しました。

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白樺の木のパーツをボンドではって組み立てて、かわいい鹿の置物を作りました。

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名前など書いたプレートをさげて。ジュドウ号です☆
出来上がった鹿さんは大切に持ち帰っていました。

☆「縄文土器太鼓」の演奏と踊り

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今年も長野の岡谷市から「JOMON DOKI DRUM BAND 森の精霊」が来てくださいました。もう何年か連続で来ていただいています。

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使用している縄文土器太鼓は有孔鍔付土器を模した土器にシカ皮をはっているそうです。
オリジナル歌と演奏、陽気な踊りで周りの方を楽しませていました。

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縄文土器太鼓をみんなでたたこうコーナー♪
「トン」「トン トン」「トン トン トン」

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バンドメンバーと一緒にリズムよくたたきます。
「音をつなげるとリズムになるんだよ。」
みんな楽しそうでした。

☆考古博物館のようす

2日間、史跡ウォークラリーなどこどもまつりアトラクションに参加してくれた方を含めたくさんのみなさんに見学いただきました。

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ボランティアガイドさんもたくさんの方にガイドをしたようです。

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ミュージアムショップにもたくさんの方に立ち寄っていただきました。
協力員さん笑顔で商品の説明もしてくれます。

購入決定!お買い上げありがとうございます。


今年のこどもまつりもお天気にも恵まれ、大変な賑わいをみせました。
ご来場いただいたみなさまありがとうございました。

また、2日間、のべ46名の協力員の方にショップ、ボランティアガイド、こどもまつりにご協力いただきました。ここでもお礼申し上げます。ありがとうございました。

2012年05月31日

平成24年度考古博物館の日イベント「古代米を炊いてみよう!」2012.5.26

月の第4土曜日は考古博物館の日!(行われない月、第3土曜日の日もあります)ということでお子さんから大人の方まで楽しめる体験メニューをご用意して開催しています!

→詳しくはこちら

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5月の考古博物館の日は平成24年5月26日(土)、「古代米を炊いてみよう!」ということで古代米の一種である黒米を混ぜたお米を土器(復元)で炊いてみました。

昨年は雨でできなかった「土器で炊いてみよう!」企画です。
今年は晴天に恵まれました。

子ども21名、大人19名の方のご参加をいただきました!

会場は考古博物館前広場(ピロティー)。
午前10時半~正午、午後1時30分~3時30分の時間で行いました。

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まずは学芸員さんからお米や土器についてお話を聞きました。

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これから炊く、お米(古代米《黒米》と白米)と土器です。
土器は「甕」と「台付甕」と呼ばれている土器です。
煮炊きに使われました。
弥生時代にこのような土器が作られるようになります。

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「古代米を食べてみたかった」という少年。
お母さんと参加してくれました。
実際に黒米をみて感心しているようです。

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土器にお水を入れる作業。
黒米を浸したお水は、黒米の色素(アントシアニン)が出ています。
これも投入!水加減OK?

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いよいよ、炉に置いて炊き始めます!

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薪をくべる作業。
熱いので気を付けて!
火が土器が囲みます。
これで火加減、水加減を調整しながら炊いていきます。

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炊けるまでのしばしの時間…館内の展示見学へ。
学芸員から展示の解説を聞きます。

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常設展弥生時代コーナーには昔の炭化したお米(東山北遺跡:甲府市)や稲作に使った道具などを展示してあります。

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出土品をみて弥生時代の稲作や暮らしがどんなものだったのか考えました。

さっきみた縄文土器とだいぶ違うよね。
今、外で炊いている(使っている)復元土器の本物(甕・台付甕)はこちら。

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この4月にボランティアガイドになった新人ガイドさんもガイドに慣れるため来てくださいました。
昔のヒトの展示を説明しています。

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展示見学中の炊飯経過。
お水が沸騰し、順調に炊けています。

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もうすぐ炊きあがり!?
まだ気が抜けません。
炊けるまでしっかり火加減を調整します。

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30分くらいで炊きあがりました!
中のお米はどうなっているのでしょうか?

展示見学から戻った参加者の方にお披露目。
みなさん、本当に炊けているのかな?といった表情。

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ジャーン!

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わぁ!

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黒い!
炊けてる!
いろんな声が飛び交います。

昔の人は古代米をこんなふうに炊いていたことを実感。

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これは黒米100%で炊いてみました(実験)。
炊けましたがまるでおはぎのようです。

本日のご飯は山梨県産100%です。
炊いた黒米は、韮崎市の三枝様、甲州市の小野様が育てた黒米です。
貴重な黒米をいただきありがとうございました。

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炊いたお米はみんなで味わいました(試食)。

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黒い見た目とは違って、意外や意外。
もぐもぐ。おいしい。
おかわりするくらいこのご飯を気に入ったお子さんもいました。

参加者の皆さんはこの体験を通じて、当時どんなものを食べていたのか、またどんな生活をしていたのか考えたようです。


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先月に引き続いて、このイベントは5月27日(日)付 山梨日日新聞 中央道のコーナーで紹介されました!
4月の考古博物館の日イベントのようす

次回6月の考古博物館の日は6月23日(土)!
風土記の丘こどもまつりや縄文王国山梨の巡回イベントで大人気の「狩猟体験をしよう!」と新メニューの「石器で切ってみよう!」を開催します。

動物の的を弓矢で射ったり、石器で物を切ってみます!
ご参加お待ちしています。
→詳しくはこちら

2012年06月05日

平成24年度考古博物館協力会第1回日帰り研修「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」と多摩川台古墳群」 2012.5.29、6.9

*研修記追加で掲載しました(最後の部分に掲載)(6/13掲載)。6月30日まで募集中です。
*6月9日の研修の写真追加掲載しました(6/13掲載)。

平成24年度山梨県立考古博物館協力会日帰り研修の第1回目は今秋、考古博物館でも開催される「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」の下見見学としました。また春季企画展「躍動の5世紀~古墳時代中期の山梨~」に関連して東京都指定史跡である多摩川台古墳群の見学も併せて行うこととしました。
開催日は5月29日(火)と6月9日(土)の2日間としました。

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《国立科学博物館にて 5月29日参加者 37名》

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《国立科学博物館にて 6月9日参加者 26名》

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まず先発隊の平成24年5月29日(火)の研修のようすを紹介します。
*6月9日(土)の回の写真などはまた後日掲載する予定です。
*募集中の研修記も後日掲載します。みなさま提出をお願いします。

■研修先■
 ①国立科学博物館(東京都台東区上野公園)
 「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」見学
 ②多摩川台古墳群(東京都大田区田園調布)
  (浅間神社古墳、亀甲山古墳、多摩川台公園古墳展示室、宝萊山古墳も含む)
   
5月29日(火):37名の協力員、事務局4名、計41名で行って参りました。
大勢の方にご参加いただきました。
追記:6月9日(土):26名の協力員、事務局3名、計29名で行って参りました。
天気は雨模様。

天気は雨が降る予報もありましたが、晴れ。午後は少し曇ってきましたが雨にはなりませんでした。
考古博物館から各所の移動は大型バス、古墳の見学は歩いて巡りました。

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午前6時30分考古博物館駐車場を出発。
朝早くの出発になり申し訳ありませんでした。
早起き(朝4時)された方もいらっしゃいました。

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バスの中。
今回は村石リーダーが進行役・リーダー役で進めて参りました。

まず朝のごあいさつを協力会理事の野口さんからいただきました。
インカ帝国展も楽しみだが多摩川台古墳群も楽しみということでした。

続いて、協力員さんに自己紹介と今日の抱負など述べていただきました。
インカ帝国展をよく勉強しようという意気込みが伝わってきました。

一段落したところで、村石リーダーよりインカ帝国展のみどころなどの解説がありました。
これから観覧するにあたって事前勉強となったようです。

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道のり順調で一安心。
開館の9時より早く国立科学博物館に到着。

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開催中の特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」(国立科学博物館 会期2012年3月10日(土)~6月24日(日))を観覧しました。

*山梨県立考古博物館は2012年9月18日(火)~11月14日 (水)の会期で開催されます。

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インカ帝国に的を絞った展覧会、3つの視点(考古学、人類学、歴史学)からとらえるインカ帝国ということで展示品160点を2時間弱で観覧しました。
朝一だったのでそれほど混雑なく観覧できたと思います。

15世紀前半~16世紀前半に繁栄した南米最大にしてアンデス文明最後の国家インカ帝国。車輪も文字も鉄器も持つことがなかったそうです。

みなさんしっかり見学しておられました。
どの展示が一番印象に残ったでしょうか?
織物?ミイラ?マチュピチュ発掘品?

○展示構成○
プロローグ
第1部 帝国の始まりとその本質
 インカ王と彼が統治した国家がどのようなものであったかを、
 さまざまな遺物を使って探求していく。
 *主な展示品…アリバロ、ケロ(彩色土器)、チュニック(織物)、
        金製男女の小立像、開頭手術によって変形した頭蓋骨など。
第2部 帝国の統治
 謎多く解明半ばのインカ帝国の統治システムについて考える。
 *主な展示品…キープ、ミイラ包み、ミイラなど。
第3部 滅びるインカ、よみがえるインカ
 植民地期にインカのイメージがどのように生き残り、
 植民地統治に影響を与えていったかを考察する。
 *主な展示品…肖像画などの絵画など。
第4部 マチュピチュへの旅
 マチュピチュから最近発掘された遺物から、マチュピチュに
 住んでいた人々の生活の様子を見る。
 *主な展示品…2008年に発掘された遺物など。
 ※1911年7月24日米国人探検家ハイラム・ビンガムがマチュピチュを「発見」。
 ※世界遺産 マチュ・ピチュの歴史保護区 複合遺産/1983年登録。

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撮影OKポイント。
衣服づくりとインカの人たちの展示です。
インカ帝国では衣服の製作が盛んでした。
衣服ができる過程などが紹介されていました。
ビクーニャの毛はとっても柔らかい~。

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毛を染める染料の紹介です。
あの赤色のコチニールもありました。
こちらも興味深く見学。

展示の最後(第1会場)にはお待ちかねのマチュピチュの旅3Dスカイビューシアター。

530インチ(幅13m、高さ3.4m)の特大スクリーンに3D(立体視)映像として上映。
このシアターを楽しみにして方もいらっしゃいました。
マチュピチュ遺跡がバーチャルリアリティ映像で精緻に再現されているのが印象的でした。
再度見たい!と思ったはずです。

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第2会場には《考古学》《人類学》《歴史学》からひも解くインカ帝国3人の研究者の視点をヒントに、みんなで考えるインカの謎、キープを読み解くの展示がありました。

撮影OKな場所。
クスコのハトゥン・ルミヨック通りの石組み(12角の石)の模型です。
極めて精巧でカミソリの刃も入らないほどきっちり積まれた石組みです。
また中央の石は12角形に切られています。
インカ時代の石組み技術の高さがわかります。

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こちらはチャチャポヤ人の棺のレプリカ。
この中に遺体やミイラ包みを入れたそう。

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最後にインカ帝国展の来館者の数を示したキープ。
キープとはインカ帝国で使われた紐に結び目を付けて数を記述する方法です。
実物は展示の第2部に展示されていました。

5月27日(日)に来館者はなんと5885人!!
5月23日(水)、30万人突破したそうです。(会期67日 1日平均約4477人)


ミュージアムショップでは展示図録やインカ帝展オリジナルグッズ、ペルーの民芸品などさまざまなものが売られていました。
こちらの商品、考古博物館へもみんな来るのでしょうか?
愛らしいキャラクターデザインで大人気のパンソンワークスとコラボしたオリジナルグッズでアルパカ子ちゃんのグッズが売り切れでした。大人気です。

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観覧を終えて、国立科学博物館 日本館(重要文化財)の前にて

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博物館を後にしてバスへ向かうと5月22日に開業したばかりの東京スカイツリーが見えました。634m。

30分ほどバスで移動して昼食会場へ。

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お昼も楽しみにしていた方も多かったのでは!?
東京ベイ有明ワシントンホテルにてランチバイキング(レストラン ジョージタウン
)☆
11時半と少し早めの昼食ですが、朝が早かったのでお腹ペコペコ。

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お好きなものをお好きなだけ食べられます。
その場で切り分けてくれるローストビーフをはじめ、サラダやスープ、シェフのおまかせパスタやうどんやカレー、ケーキやシュークリーム、ゼリーなどのデザート♪
お好きな(全12種類)ドリンクも飲み放題!!

インカ帝国展の話などをしながらみなさんウキウキで満足いくまで食したようです。


いざ、午後の見学場所多摩川台古墳群へ。

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多摩川台公園13時20分到着。予定通りです。
まずは公園隣の浅間神社古墳を見学。

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古墳は、社殿の下なので姿を確認できずですが5世紀末~6世紀初頭の前方後円墳です。
規模は全長約60m、前方部幅約30m、後円部径約32mとされています。

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多摩川を臨みます。
すっきり晴れると富士山が見えるそうです。
東急東横線の電車が通過中。

《6月9日》
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あいにく浅間神社古墳に到着時には雨が強くなってきたようです。

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眺めもあんまり。

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少し歩いて多摩川台公園へ。

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早いかな?あじさいが咲いていました。

《6月9日》
雨を喜んでいるかのようです。あじさいがきれい。
あじさいを撮影している一般の方もいたようです。

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調布浄水場跡です。
多摩川の水をくみ上げて地域の飲み水を供給していた浄水場跡です。
草木が植えられ、整備されていました。

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調布浄水場跡の向こうには国指定史跡 亀甲山(かめのこやま)古墳があります。
後円部を臨んでいます。

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配水池だったところは池になっています。
池に咲いた蓮の花。

《6月9日》

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傘をさし、足元を気を付けながら見学。

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国指定史跡 亀甲山(かめのこやま)古墳(昭和3年2月7日指定)
4世紀後半の前方後円墳です。
規模は全長107.25m、前方部幅49.5m、高さ約7.5m、後円部径66m、高さ約10mとされますが、発掘調査がされていないため、出土品はありません。

整備されていないため周りから見学しました。

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甲斐銚子塚古墳と同時期の前方後円墳。比較しながら見学しました。

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公園内にある多摩川台公園古墳展示室も見学。

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展示室内には、6世紀の横穴式石室をもつ前方後円墳の後円部の一部を再現したものがあります。

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横穴式石室を入ると展示コーナー。

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周辺の多摩川台古墳群などの説明、出土品の埴輪、大刀などのレプリカを展示をみて勉強しました。
「この展示室は無料なのになかなか充実してるね」と言った声も聞かれました。

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《6月9日》
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展示室見学。


展示室見学後は、多摩川台古墳群を見学。
多摩川台古墳群は8基からなり、古墳時代後期(6世紀前半~7世紀中頃)に位置付けられます。

こんもりしたのが円墳です。
歩きながら見学。

古墳の一部の石室からは副葬された直刀や鉄鏃などの武具のほか、耳飾りや管玉などの装身具、馬具の轡(くつわ)、須恵器や土師器が発見されているそうです。
現在、開発が進んだ土地で往時の姿をとどめている多摩川台古墳群は貴重な古墳群と言えるようです。

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ここでの見学で一番古い古墳である東京都指定史跡 宝萊山古墳(大正15年4月指定、平成8年3月18日種別変更)。
4世紀前半の前方後円墳です。
規模は全長97m、前方部長45m、前方部幅36m、高さ8m、後円部径52m、高さ11mですが、後円部は壊されています。
埋葬施設は粘土郭で、四獣鏡や紡錘車形碧玉製品、玉類などが出土しています。

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こちらは散策路があったので古墳を登って向こう側へも行きました。

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公園は多摩川左岸の丘陵地に造られており、多摩川の河岸に沿って750mほどの長さです。
細長い公園内をたくさん歩きました。

また来た道を戻って約1時間半の見学を終えました。
みなさんこんなところにこんなにたくさんの古墳があったことに驚いたようでした。
周辺にある今日見学した他の古墳も訪ねてみたくなったようです。

2時45分帰りに向かいました。

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帰りの高速道路から。東京タワー333m。
1958年(昭和33年)10月14日竣工。

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考古博物館が近づくと協力会理事の遠藤さんからごあいさついただきました。
さらにインカ帝国展を頑張ろうと意欲が湧いたようです。

5時ジャストで考古博物館駐車場に無事到着。
運転手さんすご技です。

参加されたみなさん、安全に運転してくださったバスの運転手お疲れ様でした。
ありがとうございました。
考古博物館でのインカ帝国展開催にこのインカ帝国展の下見見学を生かしていただけたらなと思います。

6月9日に行かれる方は土曜日で展覧会も混雑しているかもしれません。
怪我がなく行って来てください。


☆研修記☆
協力員さんが研修に行って思ったこと、感じたこと、考えたこと

提出していただいた研修記の一部を掲載します。

協力員 遠藤 栄子さん《6月29日参加》
早朝の出発で交通量も少なく予定の時間に科学博物館に到着できた。大勢の見学者でゆっくり展示説明を解読する事は無理だったがその点は山梨の展示の折にゆっくり見学出来ると思い展示品を大まかにみてまわった。600年も前に機械も文字も持たない時代に高地に生活し、現代社会でも難しい緻密な模様の織物等は絶賛するばかりだった。展示見学の後は3Dの実写とバーチャル映像で世界遺産のマチュピチュを体感でき山梨でもこの映写が出来ると良いと思った。
昼食後は多摩川台公園内の8基の古墳群など村石リーダーの説明を受けながら見学してまわった。古墳はすべて樹木に囲まれ心地良い見学だった。
今秋、山梨で開催される下見研修として良い勉強会をさせていただいた。資料作り、説明、引率をしていただいた職員の皆様に心よりお礼申し上げます。


協力員 丹沢 千恵子さん《6月29日参加》
インカ帝国展 マチュピチュ「発見」100年を見て
 インカ帝国展
 前から一度は行って見たいと思っていたマチュピチュ遺跡でしたが、今回の国立科学博物館の一日研修で、その全貌をこの目で見ることが出来、念願がかないました。
 15世紀から16世紀にかけて繁栄した南米最大の国インカ帝国、文字も鉄器も車輪も持たなかった国が、なぜあのような巨大な建造物を、しかも高い山の上に短期間で造ることが出来たのか、文明も科学も発達した現在に生きる私達には想像もつきません。
 高い山の上の生活で、水や食料をどのようにして調達したのか、また「太陽の王」などの謎の一部が解けた感じがしました。

 多摩川台古墳群
 春季企画展「躍動の5世紀~古墳時代中期の山梨~」との関連を念頭におき、見学しました。
 国指定史跡亀甲山古墳と、都指定史跡宝萊山古墳の二つの前方後円墳、その間に挟まれた8基の古墳の群れ、太古の昔この多摩川丘陵に豪族をはじめとする多くの人々が平和な生活を営んでいたことが詳しい説明で理解でき、当時の模様を脳裏に描くことができました。
 今回の研修で得たことを、これから考古博物館に来館されるお客さんにその一部分でも還元できたらと思っています。
素晴らしい企画有難うございました。

2012年06月08日

近頃の考古博物館♪ 2012.6.6・7

近頃の考古博物館のようすです。

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学校での見学シーズンとなっています。
6月6日(水)は校外学習の一環として7校も来館してくださいました!
勾玉作りなどの体験学習、銚子塚古墳などの見学、博物館見学。

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子どもたちは積極的。学芸員に質問しながらワークシートを行っています。

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こちらは仲間同士で相談しながら解いています。
全問解けたかな?

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古墳見学。
今の時期は芝生の緑がきれいです。
記念写真を撮る学校さんもいます。
後ろの古墳は県内最大の円墳丸山塚古墳(国指定史跡)。

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解説を聞きながら見て、登って、歴史を感じてもらっています。

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後ろは銚子塚古墳(国指定史跡)の後円部。
残念ながら墳頂へはクヌギの木にただいま蜂が来ているため危険なので登れずですが、前方部へ登り、全長169mの大きさを実感。

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来館してくださるのは、学校さんだけではありません。
甲府市のほうで行っている甲府市施設めぐりの方も来館くださっています。
6月6日は国母地区老人クラブなんぶ会の方がおいでになりました。

常設展の甲府城跡展示コーナー。

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春季企画展「躍動の5世紀~古墳時代中期の山梨~」も観覧。

どちらも興味深く観覧くださいました。

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その他にも6月7日(木)には「かふふ歴史倶楽部」の皆様が来館くださいました。
かふふ倶楽部のみなさんは歴史の講演会を聞いたり、このような施設を訪れたりしているようです。
3月には会の講演会で県埋蔵文化財センターの職員が講演したそうです(内容は甲府城)。

大勢の倶楽部メンバーの中には、協力員さん、協力員さんのご家族の方、史跡文化財セミナーなどいつも考古博物館の事業に参加してくださっている方、知ってる顔の人が何人もいらっしゃいました。

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午前9時30分から約2時間で博物館と古墳を学芸員とともに見学。
皆さん歴史好きということでとっても熱心。
質問もしながらじっくり見学してくださいました。

これからも学校さんや甲府市施設めぐりなどの団体さん(特に平日が多いです)の来館が何件も入っています。
近頃の考古博物館はこんな状況です。

2012年06月13日

考古博物館平成24年度春季企画展「躍動の5世紀~古墳時代中期の山梨~」は7月1日(日)まで開催。

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【春季企画展外看板】

平成24年度春季企画展「躍動の5世紀~古墳時代中期の山梨~」の会期も7月1日(日)まであと2週間程となっています。

今回の企画展では、今から約1600年前の古墳時代中期にスポットを当てた展示です。
その頃山梨はどんなようすだったのでしょうか?
5世紀は日本の周辺、特に朝鮮半島は激動の時代を迎え、日本もその流れに巻き込まれていきます。その結果甲冑や馬具、かまど、須恵器なども日本に伝わってきました。

では、展示の一部を紹介します。

◆展示構成

Ⅰ5世紀の幕開けの前夜

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5世紀の以前(古墳時代前期)のようすを伝える遺物を展示しています。
甲斐銚子塚古墳(甲府市)出土の埴輪や伝甲斐銚子塚古墳出土の勾玉、物見塚古墳(南アルプス市)出土の鉄剣や管玉・臼玉など。

Ⅱ躍動の5世紀
メイン展示となる5世紀のようすを伝える遺物を展示しています。

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丸山塚古墳(甲府市)出土ヤリガンナ、東山南遺跡(甲府市)出土須恵器、塩部遺跡(甲府市)馬骨、かんかん塚古墳(甲府市)出土轡・三環鈴・輪鐙、大塚古墳(市川三郷町)出土六鈴鏡(複製)、大原遺跡(笛吹市)出土ミニチュア土器、大蔵経寺前遺跡(笛吹市)出土石製模造品など。

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「坪井正五郎 書簡」は今回新発見・初展示資料となります。
松野様よりご寄贈いただきました。

この書簡は、丸山塚古墳出土品を預かることになった坪井正五郎氏が調査のため保管を願い出た文書です。
※丸山塚古墳(甲府市)は5世紀初めの県内最大の円墳です。
明治40年当時の丸山塚古墳の出土品のやりとりがわかる資料として貴重な発見となりました。

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須恵器の登場
5世紀になって大陸から登り窯で焼かれる須恵器も伝わりました。
新しい器です。

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馬具の登場
馬具も5世紀始め頃に朝鮮半島から本格的に入ってき、5世紀後半以降に国産品がつくられるようになり副葬品として多くみられるようになりました。

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こちらの武人さんどこかで見たような…。

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企画展のポスター・チラシにも登場している武人さんも展示で登場しています。
武人さん短甲(たんこう)と眉庇付冑(まびさしつきかぶと)を身に付けています。

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古墳時代の神へのまつりに関係している遺物を展示しています。
大原遺跡(笛吹市)ではまつりの跡がみつかっています。
大量のミニチュア土器が出土しました。石製模造品(剣形)もまつりの道具です。

Ⅲ中期から後期へ
5世紀を経て6世紀のようすも紹介しています。
四ッ塚古墳(笛吹市)出土の玉類などを展示しています。

春季企画展「躍動の5世紀~古墳時代中期の山梨~」
会期:平成24年4月28日(土)~7月1日(日)
会場:考古博物館 特別展示室
観覧料:無料

ご来館お待ちしております。

*ご案内

山梨県立考古博物館 平成24年度考古学講座 第1回「 考古学が語る 暮らし・環境・自然災害1旧石器時代編~ここまでわかった!旧石器時代の環境と暮らし~」2012.6.10

平成24年6月10日(日)(午後1時半~3時)、平成24年度考古学講座の第1回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害1旧石器時代編~ここまでわかった!旧石器時代の環境と暮らし~」が山梨県立考古博物館 学芸課長 保坂 康夫氏、講師のもと風土記の丘研修センター講堂にて開催されました。

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☆平成24年度考古学講座について☆
昨年の東日本大震災以後、「自然災害」や「環境」について人々の関心が高まっています。今年度の考古学講座では、これらについて考古学的側面からみることにより、過去の人々がどのように様々な環境と向き合い、困難を乗り越えて暮らしてきたのかを知り、過去に学ぶ大切さを感じ、今後に生かしていくことを目的として開催。
講座は2ヵ年にわたって開催する予定で、今年度は旧石器時代~古墳時代までを、来年度は奈良・平安時代~近世までについて、各時代の基礎的な知識を学びながら、各時代の人々が自然災害や環境とどう向き合ってきたのかを通史的に概観します。
また、今年度の第5回目については、冬季企画展『甲州市の出土品Ⅱ』(会期:12月8日(土)~1月27日(日))にあわせたタイアップ講座となります。
なお、全5回受講された方には修了証が授与されます。

平成24年度考古学講座について


第1回「平成24年度考古学講座の第1回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害1旧石器時代編~ここまでわかった!旧石器時代の環境と暮らし~」

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保坂課長さんは旧石器時代の礫群の専門家で「博士」でもあります。
昨年博士号を取得されました。
博士からお話が聞ける第1回目の考古学講座となりました。

【主な内容】
1.人類進化と石器の変化
2.目からうろこの環境変動最新研究
3.旧石器時代の移動生活と分配社会

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講演では、パワーポイントを使用しながら、旧石器時代について最新の研究成果を交えてわかりやすく話していただきました。

参加された37名のみなさんは興味深く聞いておられました。

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お話の間には出土した石器の実物紹介もあり、参加者のみなさんに間近でそれらを見ていただきました。

天神堂遺跡、横針前久保遺跡(山梨の旧石器時代の遺跡)の話もあり、それらの遺跡の遺物にも興味を持ってもらえたようでした。(常設展で展示中 礫群、石器)

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参加者のみなさんは、お話を聞いて疑問や興味がわき、最後の質疑応答では、質問が数人から出されました。

ご講演ありがとうございました。
 

第2回目の考古学講座は7月1日(日)、「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害2 縄文時代編~富士山の火山災害と縄文の人々~」と題して富士吉田市教育委員会 篠原 武氏をお迎えしてお話しいただきます。

参加お申し込みは考古博物館ホームページから簡単にしていただけます。(電子申請:24時間受付)
お申込みページは、こちら

続いてのご参加、この回限りのご参加もお待ちしております。

2012年06月22日

第53回史跡文化財セミナー「中央市小井川遺跡と周辺の文化財」2012.6.17

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平成24年6月17日(日)に中央市にて第53回史跡文化財セミナー「中央市小井川遺跡と周辺の文化財」を開催しました。

*セミナーご案内

今回のセミナーは中央市の中世の遺跡である小井川遺跡やその周辺の史跡を徒歩で巡りました。
時間:午前10時~午後3時

☆見学コース☆
10:00 集合・はじめの会(中央市役所田富庁舎駐車場)

妙泉寺→小井川遺跡→上窪遺跡

12:00 昼食(玉穂総合会館)12:45

永源寺→双体道祖神→観盛院→御崎神社

15:00 終わりの会(中央市役所田富庁舎駐車場)

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はじめの会(中央市役所田富庁舎駐車場)

参加者は32名でした。

今回もたくさんのお申し込みをいただき、早めに参加お申し込みを締め切りました。
(今回参加できなかった方すみません…次回ぜひご参加ください。)

天気は前日雨、朝早くは雨で天気が心配されましたが、開催時には曇りのち晴れとなりました。
直前で天気に恵まれる文化財セミナーです。

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講師は中央市教育委員会の今村直樹氏です。
お話を上手にまとめて、わかりやすい解説をしてくださいました。

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市役所を出発して最初の見学地妙泉寺へ。
布施にあるお寺です。ここでは、お寺のお話ではなく「粘土お高やん」についての話がありました。
明治20年(1887)から内務省直轄工事として釜無川の築堤工事が本格的に始まった。
この時に旧田富町の釜無川土手の築堤工事に集まった男女の間に歌われたのが「粘土節」で、その歌の音頭を取ったのが旧小井川村山之神の人で声もよければキリョウも美しい娘さん、「お高いやん」だったという。
(セミナー資料より)

粘土節は現在、中央市の無形文化財に指定されています。

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明泉寺にはお高やんの銅像があります。

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立派なお寺です。
見学はしませんでしたが、妙泉寺にはお高いやんが眠るお墓があるそうです。

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次の見学地、小井川遺跡へやってきました。
小井川遺跡は、中央市布施地内にあります。
新山梨環状道路の建設に先立って発掘調査が行われました。

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今は道となり遺跡の面影はありませんが、写真の後ろあたりが小井川遺跡です。
当時を想像しながら、解説を聞きました。
参加者のみなさんはメモも取り、取り熱心です。

調査では中世の荘園「布施荘」の存在の手がかりとなる五輪塔や県内最古の有銘五輪塔が発見されたり、戦国時代の大型建物跡もみつかっています。
また平安時代の竪穴住居跡もみつかっています(カマドに特徴あり)。

小井川遺跡から発掘された遺物の一部は山梨県立考古博物館常設展中世コーナーでみることができます。

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上窪遺跡へやってきました。
下河東地内、山梨大学医学部の東から南に広がる遺跡です。
平安時代から鎌倉時代の水田跡や10世紀前半のお墓、10世紀前半の田畑、9世紀後半の住居跡がみつかっています。
上窪遺跡は講師の今村さん自ら調査をした遺跡だそうです。

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上窪遺跡は釜無川と笛吹川に挟まれた甲府盆地低地部の歴史のイメージを一新した遺跡。
この遺跡の調査を契機に思いも寄らない発見が相次ぐこととなった。
旧玉穂・田富町が「湖の底で何もない」というのは今は昔の話。
(セミナー資料より)

遺跡は開発され、面影はありません。

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10世紀前半のお墓(1基)からみつかった出土遺物を特別に見せてくださいました。
お墓の中にあった下駄(副葬品)です。他に櫛も副葬。
遺体は布団のような植物繊維で包まれていたそうで、お墓の底には斉串(いぐし)が42本敷かれていたそうです。
普段は見られないものが見られた、しかも現場でということでまたとない貴重な機会となりました。
参加者のみなさんからいろいろと質問も出ました。

午前の見学はこれで終了し、お昼へ。
しばし涼みながらお昼を食べました。

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午後はすっかりいい天気。とてもよく晴れました。
雨傘が日傘に。
午後の最初の見学地は永源寺。

豊田山永源寺は、慶長年間(1596~1615)、竜華院6世愚庵宗智によって再興された寺といわれるが、その草創は古く、平安時代後期にさかのぼると伝えられる。寺域は、室町時代中期の応永の頃、甲斐守護武田信満の次男右馬助信長を補佐した大力の武将加藤入道梵玄の屋敷跡ともいわれ、今も周囲にめぐらされた堀の一部が、惣門前に長く残って往時を偲ばせている。
(セミナー資料より)

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木造聖観音立像(国重要文化財)と木造普化禅師座像(市指定文化財)が所蔵されています。

木造聖観音立像は藤原時代造顕を思わせるそうです。
木造普化禅師座像江戸時代末期と推定されています。

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中央市の田んぼは田植えされたばかりでした。
そのつながりで紹介があった永源寺の境内にある「田植え地蔵さん」。

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農家の田植えを手伝ってくれたという伝説があるお地蔵さん。
ある年、田植えの季節というのに、馬の鼻取り人足がなくて植え代ができず、小沢家では困り果てていた。そこでお地蔵さんにお願いをした。
そして翌朝、みごとに植え代ができあがり、田植えも無事に仕上がった。そこで早速お地蔵さんにお礼を申し上げながら、ひょいと足元を見ると、なんとお地蔵さんの膝元は泥だらけ。お地蔵さん自ら泥田に入り植え代づくりをしてくれたとわかり、誰いうとなく田植え地蔵と呼ぶようになった。
その地蔵さんが、今は永源寺山門脇の小堂に納められている。元禄10年(1697)8月という記銘がある。
(中央市ホームページより)

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また境内には菩提樹の花やアジサイが咲いていました。
季節のお花も楽しめるのもセミナーのよいところです。

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聖観音立像は普段は公開しておらず、年1回(3月)ご開帳があるそうです。
この観音堂に祀られています。

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本堂。中を覗いてみなさんがみているものは…

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これです。「へそくり地蔵」さん。
「おへそをくり抜く」というお地蔵です。
小さい子どもが親などに「悪いことをするとへそくり地蔵さんのところへ連れていくぞ」と言われる。そんなお話があるお地蔵さんです。

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のどかな田んぼの間の道を歩きます。
田植えが終わったばかりの田んぼです。

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途中で双体道祖神さんを見学しました。
山梨では丸石道祖神が有名ですが、こちらは微笑を浮かべた男女2神が仲良く肩を寄せ合う道祖神です。
中央市にはこのほかにも双体道祖神があるそうです。
下三篠竹之花や大鳥居中村、東花輪など。

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ほほえみを浮かべたお顔をよくみてほしいということでした。

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歓盛院へやってきました。
下三条にあるお寺です。
富田山歓盛院は、上曽根(甲府市)の曹洞宗竜華院の末寺であった。往古は密教系寺院であったといわれているが、室町時代中頃、大虚自円という禅僧によって旧跡を復興して曹洞宗に改宗したと伝えられている。
(セミナー資料より)

国の重要文化財の木造薬師如来坐像は、現在、同寺の本堂内の特設保存庫内に収蔵安置されているそうです(こちらは非公開です)。
平安時代前期の制作とされます。

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境内にある岩舟地蔵さんを見学しました。
(写真が後ろ姿ですみません)
舟形の台座に立つ変わったお地蔵さんです。
享保4年(1719)の年号が刻まれています。
この頃に岩舟地蔵進行が流行したことがわかります。
中央市には岩舟地蔵は8体あるそうです。

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最後の見学地、御崎神社へ。
上三條にあります。
『甲斐国誌』には「御崎明神上三之条村社地縦廿六歩横十八歩」だけ記されているそうです。

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ここで注目されたのは鳥居の上の…

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2体あります。境内より撮影。

これ。
なんでしょうか?ネコさん?カピバラさん?

これは狛犬(初期の狛犬)とされます。
なにゆえかわかりませんが鳥居の笠石の上にいます。
なんとも珍しい。
みなさん「不思議」と思ったようです。
調べてもここの他にはないので、ここだけの形態と言っていいのでは?ということでした。

御崎神社の見学を終え、中央市役所へ戻ります。
帰りは一気に歩き、みなさん少々疲れの色が。
ですが、風が吹いてきて気持ちよく歩けました。

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無事時間通りに戻ってきました。

終わりの会です。
講師の今村さんありがとうございました。

今回は約14000歩歩きました。みなさまお疲れ様でした!!

次回の第54回史跡文化財セミナー「大月市子の神古墳と周辺の文化財」は8月5日(日)に大月市で開催します。
参加お申込みは、開催日1か月前7月5日(木)より受け付けます。
人気のセミナーですので、参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。

2012年06月27日

平成24年度考古博物館の日イベント「狩猟体験をしよう!・石器で切ってみよう!」2012.6.23

月の第4土曜日は考古博物館の日!(行われない月、第3土曜日の日もあります)ということでお子さんから大人の方まで楽しめる体験メニューをご用意して開催しています!

→詳しくはこちら

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6月の考古博物館の日は平成24年6月23日(土)、「狩猟体験をしよう!・石器で切ってみよう!」を開催しました。
会場は考古博物館エントランスホール、学習・閲覧コーナー。
63名の方にご参加いただき、大盛況でした。

★狩猟体験をしよう!

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動物的(パネル)を狙って弓矢(体験用)を打ってみました。
本物の弓矢の矢の先には石鏃(せきぞく)が付けられています。
展示室には石鏃(出土品)が展示してあります。

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お子さんから大人の方まで楽しんでいただいた狩猟体験。
この狩猟体験をしたいということで朝早くから来館された方もいらっしゃいました。

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昔の狩りを想像してハンターになった気分で体験しました。
特に男の子に人気。1時間近く矢を打ち続ける男の子もいました。
すべての動物さんを刈った、男の子たち。
狩りの名手登場!といったよう。

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おじいちゃんもなかなかの腕前でした。
命中して動物を倒すと拍手があがり、大盛りあがりでした。


★石器で切ってみよう!

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学芸員から石器のお話を聞きながら黒曜石の石器(体験用)でキャベツなどの野菜を実際に切ってみました。

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ザクザクよく切れます。
昔のナイフ、黒曜石の石器の切れ味に驚いたようでした。

これら2つの体験イベントは「石器」をテーマとしたものでした。
どちらも楽しんでもらえたようです。

次回7月の考古博物館の日は7月28日(土)!
「考古博物館まるごと探検隊!~土偶にさわろう!土偶を作ろう!~」を開催します。
学芸員とともに展示を見学したり、普段は公開していない博物館収蔵庫を見学を見学します。また夏季企画展「土偶のねがい」に関連して本物の土偶に触ったり、土偶を作ったりします。

7月の考古博物館の日は事前の参加お申し込みが必要です。
6月28日(金)より受付開始。

→詳しくはこちら

2012年06月29日

韮崎市立韮崎東中学校の職場体験 2012.6.28・29

韮崎市立韮崎東中学校の職場体験を平成24年6月28・29日(木・金)の2日間にわたって行いました。
今回来てくれたのは、韮崎東中学校2年生の2人の生徒さんです。

◇職場体験内容◇
1日目:学芸員より考古博物館と学芸員のお話、古墳見学、展示見学、
    拓本、夏休みフリーパスポートイベント「土器の拓本をつくろう」準備
2日目:古代の火起こし体験(風土記の丘研修センター)
    展示説明補助など

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常設展示を勉強中。
2日目の展示解説補助に備えます。

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7月16日より開催する夏休みフリーパスポートイベント「土器の拓本をつくろう」の準備作業


2人とも礼儀正しい生徒さんでした。
初めての職場体験でとても緊張していたようですが、一生懸命仕事をしてくれました。
お疲れ様でした。

これから夏休み期間中、何校か職場体験が入る予定です。
「職場体験生」の名札をつけた生徒さんがいましたら、温かく接してくださいますようお願いいたします。


☆インターンシップ・職場体験についてはこちら

2012年07月04日

山梨県立考古博物館 平成24年度考古学講座 第2回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害2縄文時代編~富士山の火山災害と縄文の人々~」2012.7.1

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平成24年7月1日(日)(午後1時半~3時)、平成24年度考古学講座の第2回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害2縄文時代編~富士山の火山災害と縄文の人々~」が風土記の丘研修センター講堂にて56名の参加のもと開催されました。

☆平成24年度考古学講座について☆
各時代の基礎的な知識を学びながら、各時代の人々が自然災害や環境とどう向き合ってきたのかを通史的に概観します。

平成24年度考古学講座について


平成24年度考古学講座の第2回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害2 縄文時代編~富士山の火山災害と縄文の人々~」

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講師には富士吉田市教育委員会(富士吉田歴史民俗博物館 学芸員)の篠原 武氏をお迎えしました。

講座の内容が「富士山」を含むということで(開催日7月1日が富士山の山開き)注目の高い講座となりました。

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講演では、縄文時代における富士山の火山災害について、また富士吉田市内の遺跡も紹介していただきながらわかりやすくお話ししていただきました。

火山灰に埋もれた遺跡の発掘事例が増えてきたことによって、火山活動下でも人々がいかに暮らしてきたのかわかりつつあるそうです。
富士山以外の活火山のいくつかでは、より研究が進み、災害による被災の実態だけでなく、その後の道筋まで語られつつあるそうです。

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上暮地新屋敷遺跡(縄文時代早期中葉~後葉(約9,000 ~7,000年前の遺跡)からは縄文時代中期後葉の焼木痕がみつかり、一帯のクリ林が焼失したことがわかったことが紹介されました。

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その他にも火山灰で住居が埋没した後も継続してその地に集落が営まれた遺跡があることも紹介されました。

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「縄文時代の人々は富士山が噴火することを前提に生活を営んでいた。」
このことは現代の私たちが学ぶことができる点であると篠原さんはまとめとしておっしゃっていました。

お話の後、篠原さんは参加者の方からのいくつもの質問にも丁寧に答えてくださいました。

ご講演ありがとうございました。


*数社の取材がありました。

NHK甲府放送局
当日の夕方・夜の県内ニュースの中で紹介がありました。
講座に参加した協力員の方がコメントしている場面も流れました。

讀賣新聞
平成24年7月2日(月)付 31面に記事が紹介されました。

山梨日日新聞
7月6日(金)の紙面に掲載予定です。


第3回目の考古学講座は7月22日(日)、「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害3 弥生時代編~農耕文化の到来と暮らしの変化~」と題して大月市教育委員会 稲垣 自由氏をお迎えしてお話しいただきます。

現在、第3回の参加お申し込み受付中です。
参加お申し込みは考古博物館ホームページから簡単にしていただけます。(電子申請:24時間受付)
お申込みページは、こちら
暑い時期となりますが、ご参加お待ちしております。

2012年07月09日

立正大学同窓会山梨県支部 公開講座「新発見の古文書から見る山本菅助(勘助)」が開催されました。2012.7.7

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平成24年7月7日(土)、ベルクラシック甲府(甲府市)にて立正大学同窓会山梨県支部主催の公開講座「新発見の古文書から見る山本菅助(勘助)」が開催されました。
山梨県立博物館 学芸員 海老沼 真治さんを講師として約1時間(午後3時30分~4時45分)の講座でありました。

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海老沼さんは立正大学のご出身です。
新発見の古文書である真下家文書(2008年発見)も調査されました。

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戦国武将である「山本菅助」に関しての講演でした。
架空の存在であったと思われてきた山本菅助が実在の人物であったことの経緯や真下家文書などの古文書解読から山本菅助が実際にどういう働きをしたかなどをお話くださいました。
最後に新史料から見えてきた菅助(初代)が果たした役割や菅助の後継者のことなどをまとめとして話されました。

参加者は約50名くらいいたでしょうか。
何人も協力員の方が参加しておられました。
皆さん勉強熱心です。
まとまったわかりやすいお話を聞けてよかったようです。
お疲れ様でした。


*開催のお知らせ
(協力員の中に立正大学同窓生の方がいらっしゃいます。そのご縁もあり本公開講座は協力会共催となっております。)

山梨県指定史跡甲府城跡鉄門復元整備事業関連企画 「ひらけ!玉手箱~よみがえる鯱」開催中です。

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考古博物館エントランスホールでは8月10日(金)まで山梨県指定史跡甲府城跡鉄門復元整備事業関連企画 「ひらけ!玉手箱~よみがえる鯱」を開催しています。

現在、山梨県指定史跡甲府城跡では、本丸の南西、本丸と天守曲輪(てんしゅくるわ)の境目にあった櫓門(やぐらもん)である鉄門(くろがねもん)が山梨県埋蔵文化財センターにより復元整備されています(鉄門は、来年1月完成予定)。

今回その鉄門の屋根の上に実際に乗る鯱瓦(しゃちがわら)(復元鯱瓦)」を特別展示中です。
先日6月22日(金)にこの復元鯱瓦を復元途中の鉄門の屋根に仮置きされたことがニュースとなり話題となりました。
地上10mの高さに乗ってしまえばもうこんな間近では見られません。
一見の価値ありです。この機会にじっくりご覧ください。

鉄門についてなどについてはこの展示を主催している山梨県埋蔵文化財センターのホームページなどご覧ください。
*『遺跡トピックス№345「ひらけ!玉手箱~よみがえる鯱」展の開催』でも紹介があります。

鉄門について

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会期
平成24年7月3日(火曜日)~8月10日(金曜日)

休館日:月曜日(7月16日は開館)、7月17日(火曜日)

時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場
考古博物館 エントランスホール

観覧料
無料
※ただし、常設展示をご覧いただく場合は、別途常設展観覧料が必要となります。

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鉄門復元鯱瓦(寸法:高さ95cm、長さ57cm、幅(顔部)25cm、体重39.5kg)
甲府城跡の出土遺物は考古博物館常設展でみることができます。
この復元鯱瓦のモデルとなった鯱瓦も展示しています。


展示期間中(7/3~8/10)は2体の鯱瓦の名前を募集しています!

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素敵な名前をぜひ付けてください。
この後投票で名前を決定します。(投票期間8/11~19 甲府城跡 稲荷櫓にて)

また7月21日(土)には写生大会(小中学生)も開催します。
詳しくはご案内ページをご覧ください。

考古博物館ホームページ本展示のご案内

2012年07月18日

夏だ!夏休みだ!PRに出掛けてきました!2012.7.14、16

梅雨も明けいよいよ夏本番!夏休みももうすぐです。
夏休み期間中にたくさんの方に考古博物館を活用していただけるよう、PRに出掛けてきました。

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まず1つは、平成24年7月14日(土)、昭和町にある大型ショッピングモール「イオンモール甲府昭和」の1階のほたる広場にて開催した、県内の小中学生対象の県立文化施設4館共通「夏休みフリーパスポート」のPRイベントに行っていました。
夏休みフリーパスポートについて

美術館、博物館、考古博物館、文学館、各館ブースを設けて、ミッフィーぬりえやオリジナル絵手紙、ネームカード、エコバック作り、縄文ぬりえやオリジナル缶バッチ作り、冑試・火縄銃着体験など様々な体験をショッピングモールへ来た子どもたちに体験してもらいました。
博物館に馴染みのない子どもたちも気軽に楽しく参加してくれたようです。

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考古博物館ではオリジナルの縄文ぬりえを体験してもらいました。

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縄文服を着た職員と一緒に塗っています。
一の沢遺跡の土偶のいっちゃん(重要文化財)やお馴染みの人が踊っているような模様がつけられている土器(重要文化財)をモチーフとしたぬりえ上手に塗れたかな?

あのB級グルメ鳥もつのマスコット「とりもっちゃん」も遊びに来てくれました。

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とりもっちゃんも縄文ぬりえに挑戦!

とりもっちゃんのブログにもこのようすが掲載されています!
考古博物館の職員も写真に写ってますよ♪

夏休みの宿題は県立文化施設を利用しちもうら!inイオンモール甲府昭和店(2012.7.14)

「みんな「夏休みフリーパスポート」を持って博物館へ遊びに来てね!」ということでいいPRの場となりました。


もう1つは毎年の恒例行事、夏休み自由研究プロジェクト2012 合同プレゼンに参加してまいりました。

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夏休み自由研究プロジェクト2012について(県立博物館ホームページ)」
※「夏休み自由研究プロジェクト2012」についての特別号  

いろいろな博物館の情報を一度に手に入れるチャンス!とあってたくさんの子どもさん・保護者の方がおいでになりました。
昨年度より多くの県内の博物館22館が参加しました。
(夏休み自由研究プロジェクト参加館は40館のうち22館が参加)

開催日:平成24年7月16日(月・祝)海の日
会場:アイメッセ山梨(甲府市)
時間:午後1時30分~4時30分

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縄文王国山梨の仲間も参加していました。

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考古博物館では、今年も「土器の拓本カード」作り(定番化!?)を行いました。
本物の縄文土器のカケラの模様を墨で紙に写し取ります。

今年は、職員4人お揃いの鮮やかなブルーのポロシャツを着ての参加です。
目立ってます。

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本物の土器カケラを和紙で包んでお水を付け、

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乾かし、墨を打つ。

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トントン優しく

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模様が浮き出てきた!

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自分が取った拓本と本物の土器を比べてみる!
土器の模様にみとれてる?

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最後は考古博物館所蔵の縄文土器の写真カードと合わせてラミネートして

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拓本カードの出来上がり!!

本物の土器に触って、自分で土器のカケラ模様を写し取って(拓本)、記念に持ち帰る。今年も好評でした。なかなできない体験をでき、よかったようです。

この合同プレゼンに5年連続参加しているという方もいらっしゃいました。
考古博物館の夏休みフリーパスポートイベントも青銅鏡以外は制覇して、ぜひ青銅鏡を作りたいという歴史好きの小学6年の男の子もいました。
※今年の夏休みフリーパスポートイベントはこちら

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また、ブース仕切りのパネルには小中学生の考古学研究、第9回わたしたちの研究室で最優秀賞に輝いた作品を展示しました(通常は考古博物館に展示してあります)。

小学生の研究作品に感心しながらお母さんも見ています。

もちろん今年も小中学生の考古学研究を募集します!(第10回わたしたちの研究室)
ぜひ夏休みの自由研究などで研究した作品をご応募ください。
9月1日より募集開始です。
第10回わたしたちの研究室について

3時間みっちり、93名というたくさんのお子さんに拓本を体験していただきました。
ありがとうございました。
自由研究のヒント探し、歴史の勉強、縄文土器や古墳見学、イベント参加など博物館へ遊びに来てください。
待ってます♪

2012年07月26日

山梨県立考古博物館平成24年度考古学講座 第3回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害3弥生時代編~農耕文化の到来と暮らしの変化~」2012.7.22

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平成24年7月22日(日)(午後1時半~3時)、平成24年度考古学講座の第3回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害3 弥生時代編~農耕文化の到来と暮らしの変化~」が風土記の丘研修センター講堂にて35名の参加のもと開催されました。

☆平成24年度考古学講座について☆
各時代の基礎的な知識を学びながら、各時代の人々が自然災害や環境とどう向き合ってきたのかを通史的に概観します。

平成24年度考古学講座について


平成24年度考古学講座の第3回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害3 弥生時代編~農耕文化の到来と暮らしの変化~」

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講師には大月市教育委員会の稲垣 自由氏をお迎えしました。
若手の弥生時代の研究者です。
普段は大月市の郷土資料館に勤務されています。

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1.はじめに(弥生時代のイメージ、弥生時代の年代などについて)
2.農耕期限に関する諸論
3.縄文時代はなぜ終わったか
4.日本列島への稲作伝来
5.弥生時代の暮らし
6.遺跡に残された災害の痕跡
7.まとめ

(講演資料より)

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弥生時代の基礎的なお話しをしていただいたり、甲府市の上の平遺跡の活断層のズレなど遺跡に残された災害の痕跡を紹介していただいたりしました。
参加者の皆さんも興味深くその話を聞いておられました。

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まとめとして「農耕文化の到来とそれに伴って生じた暮らしの変化は環境と大きな関わりを持っていた。」と稲垣さんはおっしゃっていました。

また「考古学的には遺跡に残された災害の痕跡の事例を集めることがこれからの生活に役立つことではないか」ともおっしゃっていました。

参加者の講演を聴いて湧いた疑問や稲垣さんが発掘調査された原間遺跡(南部町)に関する質問にも答えてくださいました。

ご講演ありがとうございました。

第4回目の考古学講座は8月19日(日)、「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害4 古墳時代編~カイノクニ(甲斐国)に生きる~」と題して甲州市教育委員会 入江 俊行氏をお迎えしてお話しいただきます。

第4回の参加お申し込みは↓
参加お申し込みは考古博物館ホームページから簡単にしていただけます。(電子申請:24時間受付)
お申込みページは、こちら

2012年08月02日

平成24年度考古博物館の日イベント「考古博物館まるごと探検隊!~土偶にさわろう!土偶を作ろう!~」2012.7.28

月の第4土曜日は考古博物館の日!(行われない月、第3土曜日の日もあります)ということでお子さんから大人の方まで楽しめる体験メニューをご用意して開催しています!

→詳しくはこちら

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7月の考古博物館の日は平成24年7月28日(土)、「考古博物館まるごと探検隊!~土偶にさわろう!土偶を作ろう!~」を開催しました。
*7月のご案内

7月の考古博物館の日イベント「考古博物館まるごと探検隊!~土偶にさわろう!土偶を作ろう!~」の内容は…
その1 いつもは見られない、博物館の収蔵庫を見てみよう。 
その2 展示室をのぞいてみよう。      
その3 本物の土器や土偶にさわってみよう。
その4 土偶をつくってみよう。 
ということで楽しい体験が盛りだくさん!でした。  

それらの考古博物館での普段はできない体験のようすをみてみましょう! 


会場
 ①博物館収蔵庫
 ②展示室
 ③学習・閲覧コーナー(土器・土偶をさわろう、土偶づくり)

時間
 午前の部:午前10時半~正午
 午後の部:午後1時半~3時

参加者
 午前の部 25名
 午後の部 27名
 計 52名

夏休みのイベントということで、参加された方は、ほぼ親子連れ(小学生とその保護者)でありました。
夏休みの自由研究の宿題をするために参加されたお子さんもいました。また協力員さんもお子さんと一緒に参加してくれました。

*このイベントは、とても人気をいただき、参加お申込みを早々締め切らせていただきました。
 たくさんのお申し込みありがとうございました。
 参加できなかった皆さんごめんなさい。またの機会のご参加お待ちしています。


☆その1 いつもは見られない、博物館の収蔵庫を見てみよう。 

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はじめに保坂学芸課長とともに県内の遺跡から発掘された出土品が収蔵されている博物館収蔵庫の一部を(2階)を見学しました。
普段では見られない収蔵庫見学はこのイベントの売りであります。

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保坂学芸課長が収蔵庫について、また収蔵品について説明します。

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説明をしながら、縄文土器や平安時代の坏などに触れてもらいました。
さっきのはこうだった!今のはこうだ!などと比べながらまたいろいろ感じながら触っていたようです。

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収蔵状況も見ていただきました。
収蔵された数多くの遺物を見たり、ちょこっとだけ触れてみたり。

それから、前回のイベントで収蔵庫を見学時にはなかったものがあるのですがなにかわりますか?


答えは棚に付けられたバンド(横に張られた黒いバンド)です。
地震対策でこのバンドを棚に取り付けました。このバントで棚からの収蔵品の落下・飛出しを防止します。
収蔵品を守るためにこのようなことも行っているんですよ。

☆その2 展示室をのぞいてみよう。

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野代学芸員や村石学芸員とともに常設展や夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」(8月31日まで開催)を見学しました。

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常設展では縄文時代、土偶を中心をよく見学してもらいました。
学芸員の話を聞き取り熱心にメモを取る小学生。夏休みの宿題でしょうか。

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夏季企画展「土偶のねがい」ではこれから行う土偶づくりのモデルになる土偶、重要文化財 一の沢遺跡(笛吹市)の土偶(愛称はいっちゃんです)や大木戸遺跡(甲州市)の土偶をはじめ、県内各地からみつかった数々の土偶を見てもらいました。

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いろんな土偶がいっぱい。
土偶は女性で妊婦さんなんだよ。
いっちゃん(土偶)もいるね!

☆その3 本物の土器や土偶にさわってみよう。

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土偶づくりの前に土器や土偶の話をしながら参加者に土器や土偶に触れてもらいました。

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実物の触れられるなんて。全部に触れておこう!
土偶に触れ、土偶パワーをもらったかも。

☆その4 土偶をつくってみよう。 

いよいよ土偶づくり。夏季企画展に関連してこの土偶づくりを行いました。
土偶づくりを楽しみにしていた子どもさんが多かったです。

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重要文化財一の沢遺跡(笛吹市)の土偶の「いっちゃん」と

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大木戸遺跡(甲州市)の土偶のどちらかをモデルとして選んで

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オーブン粘土で土偶を製作しました。

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僕は大木戸ちゃんを作る。お母さんはいっちゃん。
どちらの土偶も同じくらいの人気ぶり。

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見学した土偶を思い出しながら、また写真やレプリカを見ながら作ります。
皆さん楽しそうに作っていました。

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作ってみると…
いっちゃんは空洞なんだ。目は丸じゃなくて切れ長。口は丸い。イレズミもしているんだね。後は巻髪をしてるんだ。

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大木戸ちゃんは脚と長め胴に横長の頭。目は切れ長で口は少し笑っているかんじ?薄くつなぎ眉もあるんだね。

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などなど土偶を見ていただけでは見過ごしてしまうところに気付いたり、昔の人の土偶づくりの想いなどを感じることができたようでした。

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僕の大木戸ちゃんできあがり。
にっこにこです。土偶も笑顔(゜o゜)

♪みなさんが作った土偶ちゃん♪

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かわいい、いっちゃん。いっちゃんの特徴をよくとらえて作ってくれました。

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頭だけでなく肩から胸の部分もつくったバージョンです。
後は巻髪も表現。

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激カワ❤大木戸ちゃんカップル❤

1時間半、なかなかできない体験が盛りだくさん。夏休みのよい思い出の1つになったのではないかと思います。
ご参加ありがとうございました。

次回の考古博物館の日は少し先になりますが来年1月26日(土)です(8月~12月まではお休みです)。
再び収蔵庫見学や展示見学、それとおまけ企画(計画中)の内容で開催する予定です。

2012年08月10日

第54回史跡文化財セミナー「大月市子の神古墳と周辺の文化財」2012.8.5

平成24年8月5日(日)に大月市にて第54回史跡文化財セミナー「大月市子の神古墳と周辺の文化財」を開催しました。

*セミナーご案内

今回のセミナーは大月市強瀬にある子(ね)の神(かみ)古墳や名勝猿橋などその周辺の史跡を徒歩で巡りました。
時間:午前10時~午後2時30分

☆見学コース☆
10:00 集合・はじめの会(大月市民会館駐車場)

強瀬子の神古墳→西国三十三番観音霊場写し→森武七墓碑→猿橋、八ツ沢発電所施設

12:10 昼食(猿橋近隣公園)12:35

大月市郷土資料館→殿上の一里塚→旧甲州街道、東京電力駒橋発電所

14:30 終わりの会(大月市民会館駐車場)

※見学地・説明地は主なところですべてを網羅していません。ご了承ください。

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はじめの会(大月市民会館駐車場)

イベント参加者は24名でした。
前回前々回に比べると参加者は少ないのですが、この暑さの中5時間歩く覚悟が出来ている強者ばかりです。
協力員さんも3名参加してくださいました。

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講師には大月市教育委員会 社会教育課  課長 杉本正文氏をお願いいたしました。

天気は予報は曇りなっていましたが期待に反していい天気(晴れ)でした。
真夏の野外イベントは暑さとの戦いでもあります。
水補給をしっかりしながら歩きます。

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まずは市民会館前にて岩殿城址の説明。
(写真は駐車場から撮影したものです。)
ここからは岩殿山がよくみえます。
東京スカイツリーと同じ高さで話題となっています(634m)。

岩殿城址は岩殿山に築かれた中世の山城址で県の史跡に指定されています。
軍事的な機能を主として天守はなかったということです。
現在でも堀や池、曲輪が確認できるようです。

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現在も岩殿山に登ることができます。
今回は登らなかったのですが、岩殿山をみていると登山者の姿をみることができました。またの機会に登頂したいと思いつつ再び歩き始めました。(岩殿山は40分程で登れるそうです)。

セミナーのタイトルにもなっている「強瀬子の神古墳」へ。
その道すがらの桂川、道祖神さんなどなど。

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強瀬子の神古墳。
強瀬小学校の近くにあります。住宅地の間、中央道のすぐ近くこんなところに古墳があったのかと思います。

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直径5mほどの円墳で7世紀後半頃のものと推定されています。大月市指定史跡。
大月市は古墳の発見例が少なく5、6基しかないそうです。

出土品には直刀、須恵器片、矢じりなどが発見されており、直刀は大月市郷土資料館常設展示にてみることができます。

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横穴式石室で中を覗くと人頭大以上の楕円の石が積まれているのがわかります。
崩れ防止の棒も見えます。
奥壁は一枚の巨岩だそうですが、見えずでした。


西国三十三番観音霊場写しへ。
その道すがらの道祖神さん、東京電力駒橋発電所などなど。

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今回のコースは少しアップダウンもありました。

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西国三十三番観音霊場写し。
中央道近くの強瀬跨道橋南側の高台、こんなところにと思う場所にあります。

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「西国三十三番」は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音霊場のことで、「写」はコピー、ミニチュアという意味です。

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関西まで行かなくても石仏を巡拝することによって西国の霊場を廻ったことになり同じご利益が得られると信じられてきました。
坂東三十三箇所(神奈川県・埼玉県・東京都・群馬県・栃木県・茨城県・千葉県にかけてある33か所の観音霊場)、秩父三十四箇所(埼玉県秩父地方にある34か所の観音霊場)は山梨に比較的近いので実際に行くことができたと思います。
西国三十三番は遠いので行くことが難しかったのでこの西国三十三番観音霊場写しつくっただろうということでした。

もとは妙見山にこれらがあったそうですが中央道の開通で山がなくなり、また中央道の拡幅工事によってこれらは場所を移動し、現在はここに移され整備されているそうです。

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妙見山の三十三観音様は聖観音、千手観音、十一面観音、馬頭観音、如意輪観音、不空羂索観音、准胝(じゅんてい)観音の7観音を母体とした清楚で優美な舟型光背の浮き彫り石像です。

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25番 播州清水寺 十一面千手観音様

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高速道路の脇を歩いて森武七墓碑へ。

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かつて森武七墓碑が建てられていたところです。
高速道路の橋脚のすぐそばです。高速道路が建設され、日影な位置(あまり見学されない位置)になってしまったので現在の場所に移されたそうです。

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森武七墓碑。
墓碑の森武七は天保7年(1836)、天保騒動(甲州騒動・郡内一揆)の先導者の一人です。

武七は天保7年8月、郡内の農民たちが国中の米穀商と交渉に行く時に頭取に選ばれ、農民を率いて笹子峠を越えたが、人数が増えて暴徒と化し頭取の指揮に従わなくなった一揆勢に見切りをつけ、途中で引き返した。その後、武七は罪をかぶって役人のもとに出頭し、同年11月16日、石和牢舎に送られて同日牢死している。
大月市観光協会ホームページより)

墓碑はそれからしばらくしてからの18年後の嘉永7年(1854)に建てられたものです。
この墓碑は大月市の文化財に指定されています。

名勝猿橋へ向かいます。

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名勝 猿橋。
橋脚をはなく、両岸から張り出した四層の桔木(はねぎ)によって支えられている珍しい構造の木造橋です。
橋を中心とした付近一帯の景観を含めて名勝に指定されています(昭和7年3月25日指定)。
「猿橋」は、山口県の錦帯橋などとともに日本三大奇橋と呼ばれています。

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橋は桂川の最も川幅が狭まった箇所に架けられています。

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ここで虹を発見!!!

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猿橋から東側にある八ツ沢発電所施設(水路橋)を眺めました。国の重要文化財に指定されています。

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駒沢発電所で使用した水を八ツ沢発電所で再び使用するために作られた水路です。
水路が川を渡るということでこのような水路橋になっています。
今も水が流れているようすが確認できました。

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橋は31mほどの長さがあり、何度か架け替えが行われていて最近では30年程前(昭和59年)に総工費3億ほどで架け替え工事が行われたそうです。

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(大月市郷土資料館にて展示資料)

この架け替えでは今後の架け替えを考え、橋を支える桔木にH鋼を木材で囲ったものを使ったといいます。これで部分的な修理で済むということです。

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午前の見学はこれで終了し、お昼へ。
桂川を眺めながら…猿橋近隣公園でお昼を食べました。

お昼を早めに切り上げて、午後の見学へ。

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大月市郷土資料館

2階常設展示室では大月の歴史を学びました。
大月市の原平遺跡の縄文土器や子の神古墳の直刀、甲州街道の宿場町の模型(猿橋の模型もあり)、明治から昭和の機織り機具などの民具などを見学しました。

また期間限定展示中の現在修理工事がされている宝鏡寺(大月市七保町林)薬師堂(県指定文化財)の修復成果の展示も見学しました。
宝鏡寺薬師堂の板壁が展示されていましたが、その板壁からは約330年前の墨書(歌や落書き)などが発見されています。

また1階企画展示室ではしばし涼みながら、写真家白籏史郎さんの大月市から見える富士山の写真なども見学しました。

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入館券には、歌川広重が描いた「甲陽猿橋之図」。
記念スタンプは猿橋。

見学後は、大月市民会館へ戻る方向へ。

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道すがら、三嶋大明神さん(三嶋神社)

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殿上の一里塚跡について。
『甲州道中分間延絵図』によると阿弥陀寺前の道の両側に塚が描かれています。
江戸から22里目。大月市内では東から2番目の一里塚。
写真右上カーブミラーのあたりに一里塚があったそうです。

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『身延道中記』の挿絵にある「青面金剛」の文字庚申塔が今でも現存しています。

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こちらが一里塚跡。向かい側から横目で眺めて。
また歩きます。

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旧甲州街道を歩きつつ、発電所の水車

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午前中遠目でみた東京電力駒橋発電所の導水管

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大月市のマンホール
市の花「ヤマユリ」、市の木「八重桜」、名勝「猿橋」などがデザインされているようです。それから富士山も。

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歩きます、歩きます。
日陰がないのでとても暑かったと思います。
すごい汗。思わず自動販売機で飲み物購入した方も。

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歩いていると脚が3本の火の見櫓。
珍しい火の見櫓ということを参加者の方に教えていただきました。
通常は4本だそうです。

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やっと大月市民会館に到着。
建物の日陰に逃げ込みます。
終わりの会です。
今回は約1万3000歩歩きました(距離は8kmくらい)。
暑い中ご案内いただきました講師の杉本課長さんありがとうございました。
参加された方も大変の暑さの中お疲れ様でした。

ちなみに暑さですが8月5日(日)甲府で最高気温36.5度(14:35)、大月34.3度(12:28)でした。(気象庁ホームページより

最後に余談でありますが…
いつも文化財セミナーに参加してくださっている方から先日前回第53回の史跡文化財セミナーのブログにコメントをお寄せいただきました。
その方はご自身が撮影された写真と当日資料、そしてこのブログを一緒にアルバムに収めてくださっているそうです。
いつもこのセミナーやブログを楽しみにしてくださっていることを知り嬉しく思いました。
これからもいろいろな県内の文化財を一緒に訪ねることができればと思っております。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

次回の第55回史跡文化財セミナー「甲斐銚子塚から左右口宿」は10月21日(日)に当館周辺(甲府市)で開催します。
参加お申込みは、開催日1か月前9月21日(金)より受け付けます。
開催日10月21日は考古博物館では開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」を開催しております。セミナーのコースには入らない予定となっておりますが、あわせてぜひご覧くださいませ。
ご参加お待ちしております。

2012年08月15日

夏休み中の考古博物館 2012

小・中・高校生は夏休みも後半に突入!
残り少ない夏休みいかがお過ごしですか?
考古博物館はお盆も休まず開館しております。

夏休み中の考古博物館は夏休みフリーパスポートイベントに学校来館、職場体験などなどおかげさまで忙しくしております。

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考古博物館夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」開催中です。
「富士山への祈り」も同時開催中。
書き込み式のリーフレットの問題を解きながら展示を見学。
いろんな土偶、顔のついた土器に出会ってもらっています。
参加型コーナー「土器・土偶にニックネームをつ付けよう!」も大人気です。
会期は8月31日(金)まで。終了も迫ってきています。

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今年も夏休みフリーパスポート(県内小中学生対象)が配布されました。
今年はパスポートの形が変わって冊子になっています。
7月10日~8月31日までこのパスポート持参で観覧無料です。

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関連して夏休みフリーパスポートイベント(県内小中学生対象)を7月16日より8月31日まで毎日開催しています。
夏休みフリーパスポートイベント

今年の体験メニューは

「古代の火おこしにチャレンジしよう!」
「勾玉をつくろう!」
「トンボ玉をつくろう!」
「青銅鏡をつくろう!」
「土器の拓本をつくろう!」

を日替わりで開催しています。
本日は「青銅鏡をつくろう!」の開催日でありましたが、開館前に館入口に子どもたちが並ぶくらいの人気ぶりでした。

「青銅鏡をつくろう!」などは夏休みの工作にもいいかもしれません。

ここでは「土器の拓本をつくろう!」の写真のみの掲載でごめんなさい。

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みなさん楽しんで体験し、喜んで拓本しおりを持ち帰ってくれます。
体験終了後の「今日来てよかった」というある男の子の一言がとても嬉しく感じました。

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昨年度、小中学生の考古学研究を募集・表彰・展示する「第9回わたしたちの研究室」の個人部門 小学生の部で最優秀賞を受賞した土橋くんもお友達と一緒に来館してくれました。
考古博物館学習・閲覧コーナーには昨年度の個人部門の最優秀作品が展示してあります。子どもも保護者の方も感心しながらよく見ています。

今年も第10回わたしたちの研究室を開催します。作品募集は9月1日(土)からです。
夏休みなどに調べたものをぜひ応募ください。
第10回わたしたちの研究室

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一般のお客様も多いのですが、この時期にも学校での来館があります。
校外学習で当館を訪れてくれました。
8月9日来館、東京の小金井第一小学校の皆さん。
教育主事の話をエントランスホールにて聞きます。
館内だけでなく古墳も見学しました。
暑い中のご来館ありがとうございました。

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他には中学生の職場体験、高校生のインターンシップも夏休み中盛んに行っています。

インターンシップ・職業体験

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8月4日(土)甲斐市立竜王中学校 2年生の生徒さんの職場体験。
教育普及活動の一環で夏休みフリーパスポートイベントの「土器の拓本をつくろう! 」で小学生に土器の拓本を教えています。
とても緊張しながらも丁寧に説明していました。

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8月9日 甲斐市立双葉中学校、甲府市立甲府北中学校 2年生の職場体験。

作業を手伝い、優しく接していました。

教育普及活動以外の体験もしてもらっています。
「短い間だったがよい経験ができた」ということです。(職場体験生より)

*これまでの職場体験
8月2日 富士河口湖町立勝山中学校
8月2・3日 甲府市立南中学校、甲府市立東中学校
8月4日 甲斐市立竜王中学校
8月8日 山梨県立市川高等学校
8月8、9、10日 甲斐市立双葉中学校、甲府市立北中学校、山梨大学教育人間科学部附属中学校、富士河口湖町立河口湖北中学校
8月9、10日 笛吹市立浅川中学校

*これからの職場体験の予定
8月22、23日 甲府市立富竹中学校
8月22、23、24日 甲府市立城南中学校
8月23、24日 山梨県立甲府西高等学校

職場体験生は職場体験生の名札を付けております。
温かいご支援お願いいたします。

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夏休み期間中も協力員さんのボランティアガイドさん活躍中です。
今の時期は、親子連れの案内が多いです。

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4月より新しくガイドになられた方も頑張っています。

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最後にミュージアムショップ。
協力員の皆様、毎日ご協力ありがとうございます。
お子さんもよく買い物をしてくれます。
4月から協力員さんになられた方もベテラン協力員さんと一緒に頑張っています。

夏休みもあと少し。
館の中を涼しくしてご来館をお待ちしております。

2012年08月22日

山梨県立考古博物館平成24年度考古学講座 第4回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害4古墳時代編~カイノクニ(甲斐国)に生きる~」2012.8.19

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平成24年8月19日(日)(午後1時半~3時10分)、平成24年度考古学講座の第3回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害4 古墳時代編~カイノクニ(甲斐国)に生きる~」が風土記の丘研修センター講堂にて34名の参加のもと開催されました。

☆平成24年度考古学講座について☆
各時代の基礎的な知識を学びながら、各時代の人々が自然災害や環境とどう向き合ってきたのかを通史的に概観します。

平成24年度考古学講座について

平成24年度考古学講座の第4回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害4 古墳時代編~カイノクニ(甲斐国)に生きる~」

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講師には甲州市教育委員会の入江 俊行氏をお迎えしました。
今年1月には冬季企画展「甲州市内の出土品」ミニ講演会でもお世話になりました。

*平成23年度考古博物館冬季企画展「甲州市内の出土品~国史跡 勝沼氏館跡の発掘調査~」ミニ講演会「勝沼氏館跡の発掘調査成果」 2012.1.22

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1.「古墳時代」とはどんな時代だったのか?
2.カイ(甲斐)にはどのような古墳があったのか?(甲斐国成立前史)
3.古墳時代の暮らし
4.古墳時代災害
5.まとめ
(講演資料より)

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古墳時代がどんな時代であったのかという基本的な事項や山梨の古墳時代の古墳、暮らし、災害について話をしていただき、盛りだくさんの講座内容でありました。
参加者の中には遠方より(長野・京都)いらっしゃった方もいました。みなさん熱心に聴講していました。

入江様、ご講演ありがとうございました。

最終回第5回目の考古学講座はだいぶ先になりますが
来年1月12日(土)、冬季企画展『甲州市の出土品Ⅱ』タイアップ講座として開催します。
講師には甲州市教育委員会 飯島 泉氏をお迎えします。

参加お申し込みは12月12日(水)からです。
全5回参加された方には修了書をお渡しします。
お忘れなくご参加ください。

2012年08月28日

山梨県立考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」事前講演会「世界遺産"マチュピチュの歴史保護区"を訪ねて」2012.8.26

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もう開催まであとわずかとなっております、9月18日(火)より開催の考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」に先駆けての事前講演会「世界遺産“マチュピチュの歴史保護区”を訪ねて」が平成24年8月26日(日)(午後1時半~3時10分)風土記の丘研修センターにて開催されました。

*事前講演会のご案内

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講師は山梨県教育委員会 学術文化財課 森原明廣氏です。
インカ帝国の基礎知識や講師がマチュピチュ遺跡に訪れた時のお話などをしていただきました。

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講演内容
1.はじめに
2.世界遺産としてのマチュピチュ
3.インカ帝国とは?アンデス文明の歩み
4.マチュピチュを訪ねて クスコ~マチュピチュ~チチカカ湖
5.いよいよ始まる「インカ帝国展」
 (講演資料より)

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前売券をもう買ったという方、記念コンサートに出演者として出られる方、インカ帝国展を心待ちにしている方など多くの方、66名の参加を頂戴しました。
また十数名の協力員の方の参加をいただきました。

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講師が訪れた時の写真と思われるマチュピチュやチチカカ湖などの写真も示しながら話をしてくださいました。
最後の現地の人たちのポートレートも素敵でした。

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参加者は興味深く聴講しておられました。
みなさん特に"世界遺産マチュピチュ"に興味を持っていたようです。
この講演を聴いて、さらにインカ帝国展が楽しみになったのではないかと思います。

講師には、講演後の質疑応答の質問にもしっかり答えていただきました。
森原氏ご講演ありがとうございました。

インカ帝国展のCMがUTY(テレビ山梨)さんで盛んに放映され、注目が高まっております。
今年のインカ帝国(特別展)は昨年よりさらに早い開催、9月18日(火)からです。
「インカの謎が山梨にやってくる」ご期待ください!!!!!!!!

*インカ帝国展 山梨版 ホームページ

2012年08月29日

考古博物館平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」同時開催「富士山への祈り」は8月31日(金)まで開催!

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【夏季企画展外看板】

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はるか昔の縄文時代-
子どもが産まれ、大人に成長することは、それはそれは大変な事でした。
「子どもたちが、健康で大きく育ちますように…」
そんな縄文人たちのねがいは、今の私たちのねがいとも重なります。
縄文の母たちからのメッセージを聞きに来てみませんか?

7月21日(土)より開催してきました、平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ」同時開催「富士山への祈り」の会期もあとわずか明後日までとなっています。かわいい土偶たち皆さんご覧いただけたでしょうか?

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たくさんの夏休み期間中のお子さんなどにご覧いただいております。
では、写真で展示を紹介します。

☆展示構成
1.土偶とは?
2.姿いろいろ、縄文の女神たち
3.誕生と死
4.そして、再生をねがう

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今回の展示のリーフレットは書き込み式にしてみました。展示をみながら楽しんで書き込んでもらっています。
まず展示を入ってお迎えするのは(シンボル展示)
鋳物師屋遺跡(南アルプス市)の土偶さん(レプリカ:原品は重要文化財)と
上黒駒出土(笛吹市)の土偶さん(レプリカ:原品は重要文化財)です。
人とはかけ離れた部分をみつけてもらっています。
どこがちがうかな?

1.土偶とは?

土偶は縄文時代に土で作られた人形です。
特に妊娠した女性をあらわしたものが多いです。
何のために使