« 平成24年度ボランティアガイド研修(実習)を行いました 2013.2.23・27 | メイン | やまなし県政だよりふれあい 平成25年3月号 「二つの博物館で遊ぼう!学ぼう!」 »

祝 国指定重要文化財指定答申「酒呑場遺跡出土品ミニ展示」3月31日(日)まで開催中

20130308-1.jpg

このたび、山梨県北杜市酒呑場遺跡(さけのみばいせき)から出土した縄文時代中期(約5000年前)を中心とする遺物683点(山梨県立考古博物館所蔵)が、国の重要文化財に指定されることになりました!!!

20130308-2.jpg

平成25年2月27日に開かれた国の文化審議会において、指定が答申されました。
答申されたことについて各紙新聞に掲載されました(平成25年2月28日)。
近く、「酒呑場遺跡出土品 一括」で重要文化財に指定される予定です。

現在、山梨県立考古博物館所蔵の国の重要文化財は、甲州市殿林遺跡 深鉢形土器(1988年指定)と笛吹市一の沢遺跡一括(1999年指定)の2件あります。
*山梨県立考古博物館所蔵 重要文化財
これに続く3件目の指定になります。

国の重要文化財になることを記念して指定される出土品の一部をミニ展示しています。


★酒呑場遺跡について
酒呑場遺跡は山梨県北杜市長坂町長坂上条に所在し、遺跡の広がりは東西約150m、南北約300mと推定されています。山梨県酪農試験場増改築工事に先立ち、平成6年度から平成13年度までに4次にわたって調査が実施され、遺跡全体面積の約2割にあたる合計10400㎡が発掘されました。

調査の結果、検出された遺構は、縄文時代前期(約6000年前)の竪穴住居跡40軒、同中期の竪穴住居跡190軒、同後期初頭(約4000年前)の竪穴住居跡1軒で、これに各時期の土坑5850基、中期後半の配石9基などが加わります。これらの遺構は中期前半では巨大な環状集落をなし、前期後半と中期後半を加えて大きく3つの時期に、地点を違えてそれぞれ集落が営まれていました。

20130308-3.jpg

今回の指定では、この集落跡から出土した遺物のうち、縄文時代中期を中心に一部前期の資料を含む土器・土製品463点と、石器・石製品220点、合計683点が対象となりました。

展示しているのはごくごく一部です。
(これから常設展示室(縄文時代コーナー)にも展示する予定です。)

20130308-4.jpg

特に特徴的なのは豊富な土器群です。
深鉢形土器は朝顔形・樽形・バケツ形など各種バラエティーを網羅し、これに浅鉢形・鉢形・有孔鍔付などの器種が加わります。

20130308-5.jpg

土製品には縄文時代中期に発達する立像形土偶(りつぞうがたどぐう)をはじめ、球形で内部に鳴子(なるこ)が入った土鈴や耳栓などもあります。

20130308-6.jpg

石器は、石鏃(せきぞく)・石匙(いしさじ)・石錐(いしきり)などの小形石器、打製石斧(だせいせきふ)・磨製石斧・凹(くぼみ)石などの中形石器、石皿・石棒などの大形石器があり、石製装飾品も豊富です。

20130308-7.jpg

酒呑場遺跡出土土器

祝 国指定重要文化財指定答申「酒呑場遺跡出土品ミニ展示」

会期
平成25年3月1日(金)~3月31日(日)

会場
考古博物館 エントランスホール

観覧料
無料

*ご案内

20130308-8.jpg
(3/5撮影)

そろそろ外も暖かくなってまいりました。
公園の梅の花も咲いております。
(甲府地方気象台では2月7日に梅の開花を観測したそうです。平年2/23より12日遅く、昨年2月8日より1日早い開花。詳しくは→甲府地方気象台
お出かけください。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2013年03月08日 20:26に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「平成24年度ボランティアガイド研修(実習)を行いました 2013.2.23・27」です。

次の投稿は「やまなし県政だよりふれあい 平成25年3月号 「二つの博物館で遊ぼう!学ぼう!」」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35