« 2012年12月 | メイン | 2013年02月 »

2013年01月 アーカイブ

2013年01月02日

平成24年(2013)もどうぞよろしくお願いいたします 2013.1.2

20130102-1.gif

平成25年巳年、あけましておめでとうございます。
本日1月2日(水)より開館しております。
31年目の考古博物館もどうぞよろしくお願いいたします。
また引き続き、本ブログもよろしくお願いいたします。

協力員の皆様、本年もよろしくお願いいたします。

1月2・3日はイベント「古代のもちつき」を開催します。
新年のひとときを考古博物館でぜひお楽しみください。

新年イベント「古代のもちつき」
古代人も食べたという古代米(黒米・赤米)などを混ぜたお餅を木の臼と竪杵(たてぎね)でみんなでついて味わいます。

開催日:平成25年1月2日(水)、3日(木)
時間:各日とも 午前11時から、午後2時から(1日2回)
会場:考古博物館 前広

同時開催「新年干支展」

詳しくは、考古博物館ホームページをご覧ください。→こちら

2013年01月08日

平成25年巳年 2013.1.8

平成25年になって早1週間です。
まだまだお正月気分、冬休み気分でしょうか。
さて平成25年の干支は巳です。
考古博物館の受付の置物も新年になり「巳」になりました。

20130108-1.jpg

華やかに着飾っている2匹のヘビです。
この置物、考古博物館協力員さんが作って飾ってくれたもので、少し離れたところ見ても「なんだろう?」と目を引きます。
(ありがとうございます!!!!)
協力員さんの素晴らしい手仕事にいつも感心させられます。

20130108-2.jpg

後姿

20130108-3.jpg

横姿

20130108-4.jpg

巳は木製です。
糸鋸で巳という文字をくり抜いています。

20130108-5.jpg

小ヘビさん。
ヘビは布製です。
それぞれのパーツを作り、縫い合わせているようです。

20130108-6.jpg
20130108-7.jpg

帽子をかぶっておめかし♪
梅のようなお花の帽子です。

20130108-8.jpg
20130108-9.jpg

ヘビさんたちの足元には赤いツバキの花。
クヌギの殻からお花が咲いています。

20130108-10.jpg

大ヘビさん。
胴には、お正月らしい、梅や竹の葉の飾りがあります。

20130108-11.jpg
20130108-12.jpg

20130108-13.jpg
20130108-14.jpg

布地には桜やキキョウの花。

20130108-15.jpg

かわいらしい表情をしたヘビさんです。

20130108-16.jpg
20130108-17.jpg

こちらの帽子もとてもすてき。

考古博物館では、干支の資料をミニ展示する「新年干支展」をエントランスホールにて開催中(1月27日(日)まで)です。
あわせてこちらの置物もご覧ください。

平成25年 新年イベント「古代のもちつき」 2013.1.2・3

20130108-18.jpg

恒例の新年のイベントとなっております「古代のもちつき」を1月2・3日(水・木)、各日2回ずつ(午前の回 11時~12時20分、午後の回 2時~3時30分)開催をしました。

このイベントでは、蒸したもち米(古代人も食べたという古代米など混ぜたもち米)を弥生時代の出土品を模してつくられた木の臼と杵(竪杵)でつき、おもちにして、味わいました。
また、おもちつきの後には、当館学芸員による楽しい館内の展示解説(常設展・冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」・新年干支展)を行いました。

2日間で109名にご参加いただき、新年のひとときを楽しんでいただきました。

古代のもちつきご案内

*平成25年の巳年のおもち*
2日 午前 もち米+黒米(古代米)
20130108-19.jpg 20130108-20.jpg 

2日 午後 もち米+赤米
20130108-21.jpg
    
3日
午前 もち米+黒米(古代米)

午後 もち米+雑穀(アワ・キビ)、半量にエゴマをプラス

20130108-22.jpg(アワ)
20130108-23.jpg(キビ)

20130108-24.jpg(エゴマ)

エゴマの圧痕土器や炭化物から縄文時代からエゴマがあることがわかっています。

1/3に使用した黒米は、昨年に引き続き、甲府市にお住まいの三枝様(黒米は韮崎市産)が育てたものをいただきました。
ありがとうございました。

20130108-25.jpg

20130108-26.jpg

考古博物館前の炉でもち米、黒米などを蒸しました。
昨年度から使っているカマド・羽釜・蒸籠です。
協力員さんが火の番をしてくださいました。

このようなおもちつきの各作業を協力員さんにもお手伝いいただきました。
(1月2日 4名、1月3日 1名、午前のみ2名)
新年のお忙しい時にお手伝いいただきありがとうございました!

もち米などを火にかけて40分ほどで蒸しあがりました。

20130108-27.jpg

もち米・黒米の蒸しあがり。
ホカホカです。

20130108-28.jpg

もち米、雑穀(アワ・キビ)の蒸し上がり。

いざ、臼の中へ入れおもちつき!

20130108-29.jpg(1/2午前)
20130108-30.jpg(1/3午後)

ですが、その前に少し竪杵や臼・もちつきの歴史などの説明を聞きお勉強。

臼は寸胴ではなく、くびれた形をしています。杵は竪杵です。
竪杵は脱穀や精米などに使用されたものです。

県内からは南アルプス市の油田遺跡から竪杵が出土しています。
(最大長78.5㎝、最大幅7.2㎝)
山梨県埋蔵文化財センター遺跡トピックス№144

ではではお待ちかねのおもちつき開始!

20130108-31.jpg(1/2午後)

20130108-32.jpg(1/2午前 黒米)
20130108-33.jpg(1/2午前)
20130108-34.jpg(1/2午前)

ペッタン!ペッタン!
杵はとても重いので、小さいお子さんは職員と一緒につきます。
お父さんも頑張って何度もついてくれました。

20130108-35.jpg20130108-36.jpg20130108-37.jpg
(1/2午後 赤米)

20130108-38.jpg(1/2午後)

20130108-39.jpg(1/2午後)

20130108-40.jpg20130108-41.jpg

協力員さんがおもちを返す役をしてくれました。
熱いおもちを返します。

20130108-42.jpg

協力員さんもひとつき!ふたつき!!つく作業にも参加!

20130108-43.jpg(1/3午前)
20130108-44.jpg(1/3午前)

20130108-45.jpg

黒米もちのつきあがり。つぶつぶ黒いのが黒米(玄米)です。

20130108-46.jpg

雑穀もち。アワ・キビもちのつき始め。
お米ツブツブ状態です。

20130108-47.jpg 20130108-48.jpg(1/3午後雑穀)

20130108-49.jpg1/3午後)

20130108-50.jpg

半分にはエゴマを入れて軽くつく。

みなさん、古代人の気持ちになりながら、一生懸命「おいしくなぁれ、おいしくなぁれと」と言いながらおもちをついてくれたのでとってもおいしそうなおもちにつきあがりました。

20130108-51.jpg

20130108-56.jpg

黒米もち(1月2日 午前の回、1月3日 午前の回)
紫色のおもち。
まるでおはぎのよう。

20130108-52.jpg
20130108-53.jpg

赤米もち(1月2日 午後の回)
赤い色はほとんどおもち自体にはついていないです。
赤いツブツブで残っているのは赤米です。

20130108-57.jpg

雑穀もち(1月3日 午後の回)
キビの黄色がきれいです。
アワはクリーム色をしているので同化してしまっているようす。

20130108-58.jpg

エゴマ入りは大人の味かな。

20130108-54.jpg
20130108-55.jpg

きな粉(砂糖入り)やエゴマを磨ったもの(砂糖入り)をおもちにかけて食べました。
大豆は北杜市酒呑場遺跡出土の縄文土器の中からは栽培された大豆がみつかっています(痕のみ)。

20130108-59.jpg
20130108-60.jpg
20130108-61.jpg

つきたてのおもちは小さくわけて、味わいました。
取り分ける作業は協力員さんお手伝いいただきました。
素早く、取り分けてくれました。

20130108-62.jpg
20130108-63.jpg

つきたてのおもち(どの種類も)をおいしそうにほおばっていました。
3種類(そのまま、きな粉、エゴマ)食べ比べ、なにもかけないそのままの黒米おもちが一番おいしいと言っていたお子さんもいました。


お腹がいっぱいになった後は…

20130108-64.jpg
20130108-65.jpg

学芸員の解説で展示見学。

新年干支展。
平成25年 新年干支展

20130108-66.jpg
20130108-67.jpg
20130108-68.jpg

常設展、冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」を見学しました。

皆さん干支に関係する出土品や弥生時代の稲作に関する展示などを興味深く見ていました。

20130108-69.jpg
20130108-70.jpg

おもちつきに関連して「常設展 弥生時代のコーナー 稲作に関わるものをみてクイズにチャレンジ!」も行いました。
クイズに参加してくれた方には、古代のもちつきのチラシやポスターに描かれている干支の巳ちゃんのシールつきのパッケージに入ったクルミ(公園内で採集)をプレゼントしました。

20130108-71.jpg

この古代のもちつきイベントはテレビ・新聞の方に取材いただき、放映されたり記事が掲載されたりしました。

甲府CATVさん、テレビ朝日さん(You Tubeで昨年同様、みることができます→こちら)、朝日新聞さん、毎日新聞さん。
ありがとうございました。

開館31年目となりました考古博物館、今年1年もよろしくお願いいたします。

2013年01月09日

平成25年 新年干支展開催中(1月27日(日)まで)

20130109-1.jpg

1月2日(水)より考古博物館エントランスホールにて平成25年の干支「巳」にちなんだ出土品をミニ展示しています。

平成25年新年干支展


「巳」はヘビです。
日本では古来よりヘビは信仰の対象となっています。
縄文人はヘビを崇めていたと思われ、ヘビの姿を縄文土器に見ることができます。

20130109-2.jpg
20130109-3.jpg

酒呑場遺跡(北杜市) 縄文土器
この土器の口縁にはにょろりとはっているかわいらしいヘビの姿があります。

20130109-4.jpg
20130109-5.jpg

重要文化財 縄文土器 一の沢遺跡(笛吹市)
こちらのヘビは少し生々しい姿をしています。

20130109-6.jpg
20130109-7.jpg
20130109-8.jpg

ヘビが土器のどこにいるか探してみてください。

20130109-9.jpg
20130109-10.jpg

縄文時代の土偶にも。どこにいるでしょうか。

20130109-11.jpg

古墳時代の青銅鏡にもヘビを表現した装飾があります。
どれがヘビでしょうか?

複製 甲斐銚子塚古墳 三角縁神人車馬鏡

20130109-12.jpg

縁を巡る三角形の連続がヘビを示すものだと言われます。
縄文時代のような具体的なヘビの表現はされなくなります。

20130109-13.jpg
20130109-14.jpg
20130109-15.jpg

これらも実はヘビに関係するものです。詳しくは展示をご覧ください♪

20130109-16.jpg

新年干支展は、新年の事始めとして1月27日(日)までエントランスホールにて開催しています。
観覧は無料です。
皆様にとって今年は、ヘビの神秘的な力に導かれ、活力の多い年となりますよう祈念いたします。

2013年01月10日

NHK甲府放送局で紹介予定~冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」

明日1月11日(金)、NHK甲府放送局の昼の12時前と夕方6時の番組内で考古博物館で現在開催中の冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」の紹介をしていただけることになりました(予定)。

かいなび 午後6:10~
NEWS まるごと山梨 午前11時35分~

*NHK甲府放送局 番組紹介

20130110-1.jpg

20130110-2.jpg
重郎原遺跡(甲州市) 深鉢形土器

冬季企画展では、甲州市内で行われた長年にわたる発掘調査の成果のうち縄文時代の遺跡からみつかった出土品を展示しています。
また近年の甲州市内の発掘調査成果として、県指定史跡「武田勝頼の墓」から発掘された経石についても紹介しています。

*冬季企画展のご案内

20130110-3.jpg
20130110-4.jpg

ポスター・チラシに掲載されている有孔鍔付土器(安道寺遺跡 甲州市)。

20130110-5.jpg
20130110-6.jpg

人面装飾(安道寺遺跡 考古博物館所蔵)。
2つ展示してあったのですが、1つはエントランスホールで開催している「新年干支展」に出張中です。


どんなふうに企画展が紹介されるのか…番組をご覧ください。


それから、

明後日12日(土)は関連講座「昔むかしの甲州市」を開催します。
甲州市教育委員会の飯島泉氏を講師にお迎えして、甲州市の縄文のこと、勝頼の経石のことなどをお話いただきます。

冬季企画展関連講座「昔むかしの甲州市」(第5回考古学講座)

開催日
平成25年1月12日(土)

時間
午後1時30分~3時

会場
風土記の丘研修センター

こちらもぜひご参加ください。


*放送の様子

お昼の前の「かいなび」では堀口キャスターに、夕方の「まるごと山梨」では小倉キャスターにご紹介いただきました。
この放送を見て講座に参加された方もいらっしゃいました。

20120117-1.jpg

20120117-2.jpg

20120117-3.jpg

安道寺遺跡(甲州市塩山)から出土した、お酒づくりに使われたと考えられている「有孔鍔付土器」が特別出演。

20120117-4.jpg

ちょうど今年の干支「ヘビ」の装飾が付けられています。
土器出演はとても好評でした。

(2013.1.14追記)

2013年01月13日

新年の生け花 2013.1.11

20130112-1.jpg

考古博物館受付の手前(エントランスホール)に今年初めての生け花が飾られました。
今年初めての生け花を協力員の原田さんが昨日生けてくださいました。

20130112-2.jpg

お花も花器も素晴らしいです。

20130112-3.jpg
葉ボタン

20130112-4.jpg

20130112-5.jpg

20130112-6.jpg

20130112-7.jpg
水仙

20130112-8.jpg

20130112-9.jpg

20130112-10.jpg

20130112-11.jpg

花器の口縁近くにも。
たくさんの種類のお花が生けられている生け花です。

1月27日(日)まで開催です。
冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」
新年干支展

2013年01月17日

山梨県立考古博物館平成24年度考古学講座 第5回 冬季企画展関連講座「昔むかしの甲州市」2013.1.12

20130113-1.jpg

平成25年1月12日(土)(午後1時30分~3時10分)、平成24年度考古学講座の最終回、第5回考古学講座として冬季企画展関連講座「昔むかしの甲州市」が風土記の丘研修センター講堂にて開催されました。

20130113-2.jpg

☆平成24年度考古学講座について☆
各時代の基礎的な知識を学びながら、各時代の人々が自然災害や環境とどう向き合ってきたのかを通史的に概観します。

平成24年度考古学講座について

平成24年度考古学講座の第5回冬季企画展関連講座「昔むかしの甲州市」
昨日のNHK甲府放送局の番組内の紹介効果もあり、29名の参加をいただきました。

*放送のようす

講師には甲州市教育委員会の飯島 泉氏をお迎えしました。
旧塩山市を中心に長年甲州市の文化財に携わっている方です。
昨年度の史跡文化財セミナーでもお世話になっています。

*第48回史跡文化財セミナー「於曽屋敷と武田ゆかりの寺院」2011.4.17

20130113-3.jpg

《内容》

1.甲州市の縄文時代について
2.県指定史跡「武田勝頼の墓」の発掘調査について

考古博物館で現在開催中の冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代」に関連した話として、甲州市の縄文時代の話(安道寺遺跡など約25分)、県指定史跡武田勝頼の墓の調査成果について(約1時間)お話しいただきました。

*冬季企画展ご案内

20130113-4.jpg

平成21年度に行った「安道寺遺跡(甲州市塩山)」の発掘調査のようすを話してくださいました。
調査地点は、山梨県教育委員会が昭和51年に調査した地点と近いところです。
狭い範囲でしたが縄文土器が多く出土したそうです。
このあたり一帯がこのような縄文遺跡であると考えられるそうです。
昭和51年に調査した安道寺遺跡出土の土器は冬季企画展に展示されています。

20130113-5.jpg

近年の甲州市の発掘調査の成果として県指定史跡「武田勝頼の墓」の発掘調査について話されました。
調査を担当をされたのは飯島さんご自身です。
平成18年度~20年度にわたり調査されました。
調査は「武田勝頼の墓」(甲州市大和町)の保存修理事業により行ったもので、墓からは5000点以上のお経が書かれた石「経石」が見つかりました。

20130113-6.jpg

戒名文字資料の経石を含む見つかった「経石」の何点かは企画展に展示されています。

*戒名文字資料…右基壇より見つかった勝頼・北条夫人・信勝の法号などが記されている大きな経石。

この調査によって、中央基壇と左右基壇の経石は、年号が入った経石・文字資料の出土により、異なる時期に埋納されていたことや武田勝頼らを弔うために、非常に大がかな造成を行っていたことなどさまざまなことがわかったそうです。

20130113-7.jpg

参加者は興味深く話を聞いており、最後に2名が講師に質問をしました。講師はその質問に丁寧に答えてくださいました。
飯島様、小正月のお忙しい中、ご講演ありがとうございました。

当日(1/12)は甲州市大和町で行われている小正月の行事「田野十二神楽」の日でありました。

*「田野十二神楽」…山梨県無形民俗文化財指定。明暦2年(1656)頃、当時流行していた伊勢参りができない人のために、伊勢の国から移したものといわれ、伝説では、天照大神が岩戸に隠れたとき祈祷に舞った神楽とも伝えられています。
県内唯一の「伊勢流」で、湯立てによる祓い清めの神事を行います。まず獅子が清めの舞を舞い、その名の通り、12の舞が次々に展開しますが、途中の舞の中にも獅子が入って共に舞う、独特の趣を持った神楽です。
第28回 国民文化祭 甲州市実行委員会 ホームページ「甲州市道祖神まつり」より)

20130113-8.jpg
20130113-9.jpg

飯島さんの講演に引き続き、平成24年度考古学講座全5回すべてに出席された方に修了証を授与しました。
今年度はいつもより1回多い全5回の考古学講座ということで修了のハードルが高かったのですが、5名の方が皆勤でありました。とても意欲ある方々です。
保坂課長より修了証が一人一人に手渡されました。

今回をもちまして平成24年度考古学講座全5回を終了いたしました。
多くの方にご参加いただきありがとうございました。
来年度も引き続き「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害」をテーマとし、第1回目は奈良・平安時代時代編を開催する予定となっています。来年度の講座にも、多くの方のご参加お待ちしております。

考古博物館雪情報 2013.1.17

20130117-4.jpg(2013.1.17)

1月14日は成人の日でした。新成人になられました方、ご成人おめでとうございます。
さて、1月14日(月・祝)には積雪があり、考古博物館のあたりも雪に包まれました。

20130117-9.jpg

15cm~20cmくらいの積雪があったと思われます。
びっくりする程まだ雪が残っています。
こんな状況ですが、1月16日(水)に開催した考古博物館協力員対象の研修「ボランティアガイド研修(後期)」には5名の協力員の方においでいただきました。
ありがとうございました。

20130117-5.jpg

日本庭園。かんかん塚古墳もまだ雪に覆われています。
園路は少し雪かきがされているので通行できます。
公園を散歩されている方もいらっしゃいました。

20130117-7.jpg

丸山塚古墳。
墳丘は誰かの足跡がいっぱいです。

20130117-8.jpg

これは…
岩清水遺跡の円形周溝墓です。
墳丘はまるでスクリーンのようです。
近くの樹木の影を映し出しています。

20130117-6.jpg

こちらの園路も少々雪かきがされていますが、凍結している部分もございますので、足元にお気を付けください。

考古博物館の東側の駐車場は、昨日・本日で雪かきが終了し、ご利用いただけるようになっております(一部凍結している部分もございますのでご注意ください)。

20130117-10.jpg

新年干支展冬季企画展「甲州市内の出土品~ワインの町の縄文時代~」は1月27日(日)までの開催です。

2013年01月23日

平成24年度ボランティアガイド研修(後期)を行いました 2013.1.16・20

20120123-1.jpg
(1/20)

考古博物館協力員さん対象のボランティアガイド研修の後期を平成25年1月16日(水)、20日(日)に開催しました。
研修前期は6・7月に開催しました

ボランティアガイド研修会は前期、後期、実習(全3回)があります。
前期・後期・実習の研修をすべて受けられると来年度よりボランティアガイドとして
活動していただけます。

現在十数名のボランティアガイドさんの登録があり、土日を中心に活動していただいております。
*平成24年度ボランティアガイド予定

この研修は、ボランティアガイドさんを養成することを目的としていますが、協力員さんの山梨の考古学や歴史などの知識を深めるためのものでもあります。

研修時間、約2時間、常設展の解説を学芸員が行い、展示への理解を深めていただきました。

参加人数・講師
1月16日(水) 午前 4名・村石学芸員、午後  1名・野代学芸員
1月20日(日) 午前 4名・保坂学芸課長、午後 1名・保坂学芸課長

20120123-2.jpg
(1/20)

20120123-3.jpg
(1/20)

まず始めは1時間弱で展示全体を解説(要点)。
その後詳しく解説するスタイルを取りました。

縄文王国山梨、縄文時代のコーナーは見所となります。
縄文が好きという方が多く、皆さん次から次と質問も飛びだします。
またボランティアガイドを現在されている方の参加もありました。
よりよいガイドをしようと日々研鑽しておられます。

20120123-4.jpg
(1/20)

ぜひ学んだ知識をお客様に還元していただければと思います。
ボランティアガイドさんに新たに何人加わっていただけるか…楽しみです。

ご参加ありがとうございました。
このボランティアガイド研修後期の次は実際に協力員の方に展示を説明いただく実習(常設展の一部を解説いただきます)となります。
2月開催予定です。
ご参加の程よろしくお願いいたします。

いよいよ1月27日(日)まで開催!考古博物館平成24年度冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」

20130119-1.jpg
冬季企画展会場

20130119-3.jpg
冬季企画展外看板

現在考古博物館で開催中の平成24年度冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」の会期もあとわずか1月27日(日)までとなっています。
寒さ厳しい中の開催にも関わらず、ぶどうやワインに勝るとも劣らない豊かな縄文文化が栄えた地域-甲州市の遺跡から出土した遺物の数々をご覧いただいております。

*冬季企画展ご案内

☆展示構成

1.甲州市の逸品(シンボル展示)
2.縄文人の足あと
3.ワインのルーツ?
4.自然とともに…
5.近年の調査から ~県指定史跡 武田勝頼の墓~ 出土経石

20130119-4.jpg

1.甲州市の逸品(シンボル展示)
大きい逸品、小さい逸品をご紹介!

20130119-6.jpg

大きな逸品としてはいつもは常設展の縄文時代コーナーの真ん中を飾っている
甲州市塩山出土の重要文化財殿林遺跡の深鉢形土器を展示しました。

20130119-5.jpg

この土器が展示されていたケースには現在、酒呑場遺跡(北杜市)出土の縄文土器(いずれも優品)が展示されています。

20130119-7.jpg

縄文時代中期のもので、大きさ(高さ)72cmあります。
口縁部は連弧文を重ね、胴部の縦に走る条線と大きく弧を描く曲線の構成が絶妙とだそうです。
いつもは見ることができない口縁部の美しい文様もご覧いただけるよう工夫して展示しました(鏡で文様を見ていただけますのでぜひ上を覗いてください)。

20130119-8.jpg

小さい逸品としては甲州市塩山の大木戸遺跡より出土の縄文時代の石鏃です。
石鏃は弓の矢の先につけるものです。多くは黒曜石で作られます。

20130119-9.jpg

が、中央に展示してある石鏃は水晶製です。
山梨は水晶製品が有名ですが、すでに縄文人も水晶を使っていたことがわかります。

20130119-10.jpg

2.縄文人の足あと
甲州市内の縄文遺跡を概観し、代表的な遺跡を紹介。

20130119-11.jpg

甲州市を代表とする3遺跡、宮之上遺跡(甲州市勝沼町)、安道寺遺跡(甲州市塩山)、重郎原遺跡(甲州市塩山)について紹介しています。

宮之上遺跡からは縄文時代中期(約5,500~4、500年前)の住居跡25軒や土坑などが見つかっています。
6号住居では縄文中期前半の土器が大量に見つかりました。
出土した土器や石斧、土偶を展示しています。

20130119-12.jpg
20130119-13.jpg

お馴染みの深鉢形土器(水煙文土器)が出土した安道寺遺跡(甲州市塩山)。
遺跡からは縄文中期住居跡が19軒、土器埋設遺構2基などが見つかっています。
近年の甲州市教育委員会による調査でもわずかな範囲から大量の土器が出土しています。

*冬季企画展関連講座でもお話がありました。

17号住居跡の土坑内から見つかった大形の水煙文土器や11号住居跡の土坑内から見つかったイノシシのモチーフのついた土器、8号住居跡から見つかった、ほぼ完形の有孔鍔付土器など山梨県の縄文の名品がそろって見つかっている遺跡です。
あの水煙文土器がどのようにして見つかったのかも展示しています。

20130119-14.jpg
20130119-15.jpg

重郎原遺跡(甲州市塩山)からは住居跡は1軒のみでしたが、この一つの住居跡よりなんと約40点の縄文時代中期の藤内~井戸尻式期(今から約4,500年前)の土器が出土しました。
近年はあまり展示する機会がありませんでしたが、ここにズラリと展示しました。

20130119-16.jpg

3.ワインのルーツ?
縄文時代、酒造りに使われていたともいわれる、少し変わった形の土器を展示。

20130119-17.jpg

縄文時代にお酒造りが行われていたのかまだはっきりしませんが、お酒造りに使われたと考えられているのが有孔鍔付土器です。
有孔鍔付土器の前の形、有孔土器も展示しています(大木戸遺跡、獅子前遺跡(甲州市塩山)など)。

20130119-18.jpg
20130119-19.jpg
20130119-20.jpg

有孔鍔付土器はとても不思議な形をしています。
その名の通り、数個の孔がグルッと1周あけられており、また鍔が付けられています。

20130119-23.jpg

お酒造り以外の用途として「太鼓」、「種を入れておく」などとも考えられています。
長野県の井戸尻遺跡の有孔鍔付土器の底からはヤマブドウの種が見つかっています。
ぶどう酒をつくっていたのでしょうか。まだまだ謎深い土器です。

20130119-21.JPG
20130119-22.jpg

チラシ・ポスターに登場している、安道寺遺跡の有孔鍔付土器です。
ほぼ完全な形で見つかったという大変珍しいものです。
他館への貸出もある優品です。
中央のヘビの装飾にも注目です。

20130119-24.jpg

4.自然とともに…
「縄文時代にも水晶を加工して使っていた!」「今も昔も豊かな木の実の文化」「自然の中に神をみる」のテーマのもと、今にもつながる縄文時代の暮らしの一端を追う。

20130119-25.jpg

獅子前遺跡(甲州市塩山) 水晶剥片・原石など

山梨には多くの水晶鉱山があり、水晶製品は山梨の特産品でもあります。
甲州市塩山の竹森鉱山のそばの乙木田遺跡では、水晶を加工した作業場の跡が見つかっています。
その他にも大木戸遺跡や獅子前遺跡からは水晶製の石器や原石が見つかっています。
原石が出土する遺跡は限られています。

20130119-26.jpg
20130119-27.jpg

イノシシ装飾(獅子前遺跡)やヘビの装飾がある深鉢形土器(大木戸遺跡)などを展示しています。
縄文人たちも身近な自然の中に神を感じていました。
ヘビ、イノシシです。甲州市の遺跡からもこれらをモチーフとした様々な土器が見つかっています。
ヘビの強靱な生命力や多産のイノシシなどあやかりたい身近な生き物を神聖視していたと考えれます。

20130119-28.jpg

5.近年の調査から ~県指定史跡 武田勝頼の墓~ 出土経石
甲州の近年の発掘調査成果として武田勝頼の保存修理事業に伴って見つかった、お経がかかれた石、経石を展示。

20130119-29.jpg

墓からは5000点以上のお経が書かれた石「経石」が見つかりました。
右基壇より見つかった大きな三角形の経石には勝頼・北条夫人・信勝の法号などが記されていました。
全国的にも大名クラスの人物の墓からこのように多くの経石が見つかるのは珍しいことです。

普段は展示されていないものも多数ございます。これらの素晴らしい出土品を直接皆さんの目でご覧ください。

20130119-2.gif

冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」

会期:平成25年12月8日(土)~1月27日(日)
会場:考古博物館 特別展示室
観覧料:無料

共催・資料提供:
甲州市教育委員会
山梨学院大学考古学研究室

*ご案内

2013年01月30日

平成24年度考古博物館の日イベント「考古博物館でお宝発見!!~縄文土器にさわろう!縄文ストラップをつくろう!~」2013.1.26

月の第4土曜日は考古博物館の日!(行われない月、第3土曜日の日もあります)ということでお子さんから大人の方まで楽しめる体験メニューをご用意してイベントを開催しています!

→詳しくはこちら

20130130-1.jpg
20130130-2.jpg

久々となった考古博物館の日、1月は平成25年1月26日(土)、「考古博物館でお宝発見!!~縄文土器にさわろう!縄文ストラップをつくろう!~」を開催しました。
*1月のご案内

1月の考古博物館の日イベント「考古博物館でお宝発見!!~縄文土器にさわろう!縄文ストラップをつくろう!~」の内容は…
その1 展示室を探検してみよう。学芸員がご案内いたします!
その2 発掘された土器・石器などをしまってある部屋を見てみよう。ふだんはなかなか見られないよ!
その3 本物の土器や石器にさわれるよ!どんな感じだろう…
その4  縄文ストラップをつくってみよう!どんなふうに仕上がるかな?

ということで今回も楽しい体験が盛りだくさん!でした。  

それらのイベントのようすをみてみましょう! 


会場
その1 展示室を探検してみよう。学芸員がご案内いたします!:展示室
その2 発掘された土器・石器などをしまってある部屋を見てみよう。:博物館収蔵庫
その3 本物の土器や石器にさわれるよ!どんな感じだろう…:学習・閲覧コーナー前
その4  縄文ストラップをつくってみよう!どんなふうに仕上がるかな? :学習・閲覧コーナー前


時間
 午前の部:午前10時半~正午
 午後の部:午後1時半~3時10分

20130130-3.jpg

参加者
 午前の部 21名
 午後の部 21名
 計 42名

小学生とその保護者の方、歴史に興味がある方などが参加してくださいました。

その1 展示室を探検してみよう。学芸員がご案内いたします!
20130130-4.jpg

野代学芸員や村石学芸員とともに常設展や冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」(1月27日まで開催)、新年干支展(1月27日まで開催)を見学しました。

20130130-5.jpg

常設展示室縄文時代コーナー。
特に縄文土器の文様をよく見てもらいました。
この後の縄文ストラップづくりで粘土につけたい文様を見つけます。

20130130-6.jpg
20130130-7.jpg

冬季企画展「甲州市内の出土品Ⅱ~ワインの町の縄文時代~」にも素晴らしい甲州市の縄文土器がたくさん展示してあります。

20130130-8.jpg
20130130-9.jpg

平成25年の干支、「巳」に関係する資料を展示する「新年干支展」。
ヘビに注目!!どこにヘビがいるのかな?
こんなところに「ヘビ」がいると言ったふうでした。

学芸員の説明を聞きながらの展示見学は、新たな発見が多数あり楽しかったようです。

その2 発掘された土器・石器などをしまってある部屋を見てみよう。
20130130-10.jpg

保坂学芸課長とともに県内の遺跡から発掘された出土品が収蔵されている博物館収蔵庫の一部を(1階)を見学しました。
収蔵庫を見学できる数少ない機会です。

20130130-11.jpg

どんなものが収蔵されているんだろう?
説明を聞きながら、数点実物に触っていただきました。

20130130-12.jpg

北杜市長坂町の酒呑場遺跡(縄文集落跡)の縄文土器の収蔵状況も見ていただきました。
収蔵庫内は、この時期はとても寒く、まるで冷蔵庫のようです。
ですが皆さん寒さに負けず、収蔵状況に驚いたり、間近でたくさんの縄文土器を見て、山梨の縄文土器の素晴らしさを感じていたようでした。

その3 本物の土器や石器にさわれるよ!どんな感じだろう…
20130130-13.jpg

山梨県埋蔵文化財センターの貸出キットの石器・復元品、本物の縄文土器を見たり、実際に触ったりしました。
それぞれの手でその土器のザラザラ感や石器のゴツゴツ感やツルツル感などの質感を感じました。

20130130-14.jpg
20130130-15.jpg
20130130-16.jpg

出土品を見ただけではそれがどう使うものかイメージが湧きにくいものがあります。
復元品は出土品の使われ方がよくわかったようです。

*山梨県埋蔵文化財センターホームページ 資料貸出ページ

その4  縄文ストラップをつくってみよう!どんなふうに仕上がるかな?
20130130-17.jpg

縄文ストラップづくりは初めて行った企画です。
見学してきた縄文土器の文様や縄文土器や縄文土器のカケラなどを参考にしながら、オーブン粘土に縄文原体や竹管などを使って、縄文・竹管文などを施文し、縄文ストラップを製作しました。

20130130-18.jpg

こうやって縄文人は文様をつけていたんだ!!

20130130-19.jpg

皆さん、さっき見た土器の文様や参考に手元にある縄文土器の文様を真似てみたり、楽しそうに作っていました。

20130130-20.jpg20130130-21.jpg

できあがり!!
難しい立体に挑戦した方、顔のついた土器の形を模したようです。
各家庭で乾燥後、電子レンジのオーブン機能で焼成、紐などをつけストラップに仕上げます。

参加された小学生の方は
「知らないことを知ることができてよかった」
「普段は見られない収蔵庫を見てお得感じだった」などとイベントの感想を述べてくれました。
ご参加ありがとうございました。

20130130-22.jpg
20130130-23.jpg

午後の部ではNHK甲府放送局の取材があり、夕方のニュースの中で「縄文文化を親しむ催し」としてイベントの様子(常設展見学と収蔵庫見学)が放送されました。

次回の考古博物館の日は2月16日(土)です。
内容は、「考古博物館冬まつり」。
大人気の弓矢で狩猟体験をはじめ、ドングリ割り、今回行って好評だったねんどで縄文ストラップづくりや古代米試食など様々な体験ができます。2月16日(土)は考古博物館へぜひ遊びに来てください。
一緒に遊びましょ!!お待ちしています!!
ご案内

About 2013年01月

2013年01月にブログ「山梨県立考古博物館協力会」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2012年12月です。

次のアーカイブは2013年02月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35