« 山梨県立考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」事前講演会「世界遺産"マチュピチュの歴史保護区"を訪ねて」2012.8.26 | メイン | 協力員対象 考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」事前研修会2012.8.25・26・29 »

考古博物館平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」同時開催「富士山への祈り」は8月31日(金)まで開催!

20120829-1.jpg

【夏季企画展外看板】

20120829-2.jpg

はるか昔の縄文時代-
子どもが産まれ、大人に成長することは、それはそれは大変な事でした。
「子どもたちが、健康で大きく育ちますように…」
そんな縄文人たちのねがいは、今の私たちのねがいとも重なります。
縄文の母たちからのメッセージを聞きに来てみませんか?

7月21日(土)より開催してきました、平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ」同時開催「富士山への祈り」の会期もあとわずか明後日までとなっています。かわいい土偶たち皆さんご覧いただけたでしょうか?

20120829-3.jpg

たくさんの夏休み期間中のお子さんなどにご覧いただいております。
では、写真で展示を紹介します。

☆展示構成
1.土偶とは?
2.姿いろいろ、縄文の女神たち
3.誕生と死
4.そして、再生をねがう

20120829-4.jpg

今回の展示のリーフレットは書き込み式にしてみました。展示をみながら楽しんで書き込んでもらっています。
まず展示を入ってお迎えするのは(シンボル展示)
鋳物師屋遺跡(南アルプス市)の土偶さん(レプリカ:原品は重要文化財)と
上黒駒出土(笛吹市)の土偶さん(レプリカ:原品は重要文化財)です。
人とはかけ離れた部分をみつけてもらっています。
どこがちがうかな?

1.土偶とは?

土偶は縄文時代に土で作られた人形です。
特に妊娠した女性をあらわしたものが多いです。
何のために使われたのでしょうか?
「子どもがたくさん生まれて大きく育ちますように」
「たくさんの食べものが収穫できますように」といった願いを込めて使ったものなのでしょうか?

2.姿いろいろ、縄文の女神たち

20120829-5.jpg

ひとくちに「土偶」といっても様々な形があります。
形に注目してみます。
この展示ケースにはかわいい土偶たちがたくさん集まっています。

20120829-6.jpg
20120829-7.jpg
20120829-8.jpg

最初の土偶~立ち上がる土偶~顔かたちそっくり、双子の土偶?いろいろな土偶がいます。

20120829-9.jpg

ここにはいつも常設展にいる一の沢遺跡(笛吹市)重要文化財の土偶の「いっちゃん」もいます。

20120829-10.jpg

こちらの二人は顔かたちそっくり、双子の土偶?です。
桂野遺跡(笛吹市)から見つかったものです。
(左の土偶は笛吹市教育委員会蔵)
同じ遺跡でも二つはお互い離れたところからみつかったそうですが、
顔のつくりがそっくり。同じ人がつくったのでしょうか?

20120829-11.jpg

もうひとつのケースには、「かたち、様々。」な土偶がおります。
変わった姿の土偶たちです。
これも土偶!?

20120829-12.jpg

大木戸遺跡(甲州市)の土偶。
参加型コーナーで名前を付けてもらっています。

20120829-13.jpg

妊婦さんの気持ちを表している土偶です。
大事そうにお腹に手を添えています。
宮之上遺跡(甲州市:甲州市教育委員会蔵)

3.誕生と死

20120829-14.jpg

子どもがたくさん生まれて大きく育つように
食べものがたくさんとれますように
と願った縄文人たち。
縄文人の誕生と死(特に子ども)について考えます。

人の顔がついた土器。
お母さんが赤ちゃんを産む姿を表しています。
海道前C遺跡(北杜市)のかわいらしい母の顔がついた人面装飾付土器や子どもが生まれそうなようすを表した人面装飾付土器などが展示してあります。
生まれる縄文人をようすをよくみてください。
海道前C遺跡の土器はお名前を付けてね!の土器です。

20120829-15.jpg

人面装飾の顔なんともかわいいです。

20120829-16.jpg
20120829-17.jpg

子どもの死をとむらう、土器と土偶です。
埋甕や容器形土偶です。

4.そして、再生をねがう

20120829-18.jpg

20120829-19.jpg

遺跡からみつかる土偶。
その多くは壊されてバラバラな姿をしています。またわざわざ壊されやすいように作られているものもあります。
頭、胴体、足…ほとんどがバラバラな状態でみつかります。
バラバラに壊した土偶を種のようにまくことによって、再生を願ったのかもしれません。


これらの展示を通じて縄文人たちの思いにふれ、忘れがちな大切なことを思い出してもらえれば…と願っています。

20120829-20.jpg

土偶の展示の他にも参加型展示コーナーを設けました。

・土偶・土器にニックネームを付けよう!
・土偶にさわってみよう、鳴らしてみよう!

20120829-21.jpg

土偶は鳴る土偶で職員手作りです。
一番左は縄文王国山梨の仲間、釈迦堂遺跡博物館(しゃかちゃん)で販売されている土偶です。

20120829-22.jpg

どんな音が鳴るかな?

20120829-23.jpg
20120829-24.jpg

土偶・土器にニックネームを付けよう!では本当にたくさんのお名前を考えて付けてくれました!
かわいらしい名前が多かったです。

20120829-25.jpg

同室、同時開催として「富士山への祈り」を開催しています。

☆展示構成
1.富士山信仰に関わる調査
2.発掘!富士山信仰遺跡

わが山梨が誇る山、富士山。
近年、富士山に関する調査が活発におこなわれ、様々な「謎」が明らかになってきています。今回は、その一端を紹介しています。

20120829-26.jpg
20120829-27.jpg

富士山の学術調査についての説明や山梨県内山岳信仰遺跡分布調査(山梨県埋蔵文化財センター平成21~23年度実施)でみつかった遺物を展示しています。

20120829-28.jpg

20120829-29.jpg

冨士御室浅間神社 二合目本宮境内地遺跡からみつかった陶磁器、かわらけ、火打ち石など。
(冨士御室浅間神社蔵)

20120829-30.jpg

里宮遺跡からみつかった水晶や墨書石、剣形鉄製品など。
(冨士御室浅間神社蔵)
片山社の土台からみつかったということで地鎮具と考えられています。


ミニ展示ですが、世界文化遺産登録を目指している「富士山」について少し知っていただければと思います。

夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ」
同時開催「富士山への祈り」

20120829-31.gif
20120829-32.jpg

会期:平成24年7月21日(土)~8月31日(金)
会場:考古博物館 特別展示室
観覧料:無料

まだご覧になられていない方お見逃しなくご覧ください。

*ご案内

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)