« 2012年07月 | メイン | 2012年09月 »

2012年08月 アーカイブ

2012年08月02日

平成24年度考古博物館の日イベント「考古博物館まるごと探検隊!~土偶にさわろう!土偶を作ろう!~」2012.7.28

月の第4土曜日は考古博物館の日!(行われない月、第3土曜日の日もあります)ということでお子さんから大人の方まで楽しめる体験メニューをご用意して開催しています!

→詳しくはこちら

20120802-1.jpg

7月の考古博物館の日は平成24年7月28日(土)、「考古博物館まるごと探検隊!~土偶にさわろう!土偶を作ろう!~」を開催しました。
*7月のご案内

7月の考古博物館の日イベント「考古博物館まるごと探検隊!~土偶にさわろう!土偶を作ろう!~」の内容は…
その1 いつもは見られない、博物館の収蔵庫を見てみよう。 
その2 展示室をのぞいてみよう。      
その3 本物の土器や土偶にさわってみよう。
その4 土偶をつくってみよう。 
ということで楽しい体験が盛りだくさん!でした。  

それらの考古博物館での普段はできない体験のようすをみてみましょう! 


会場
 ①博物館収蔵庫
 ②展示室
 ③学習・閲覧コーナー(土器・土偶をさわろう、土偶づくり)

時間
 午前の部:午前10時半~正午
 午後の部:午後1時半~3時

参加者
 午前の部 25名
 午後の部 27名
 計 52名

夏休みのイベントということで、参加された方は、ほぼ親子連れ(小学生とその保護者)でありました。
夏休みの自由研究の宿題をするために参加されたお子さんもいました。また協力員さんもお子さんと一緒に参加してくれました。

*このイベントは、とても人気をいただき、参加お申込みを早々締め切らせていただきました。
 たくさんのお申し込みありがとうございました。
 参加できなかった皆さんごめんなさい。またの機会のご参加お待ちしています。


☆その1 いつもは見られない、博物館の収蔵庫を見てみよう。 

20120802-2.jpg

はじめに保坂学芸課長とともに県内の遺跡から発掘された出土品が収蔵されている博物館収蔵庫の一部を(2階)を見学しました。
普段では見られない収蔵庫見学はこのイベントの売りであります。

20120802-3.jpg

保坂学芸課長が収蔵庫について、また収蔵品について説明します。

20120802-5.jpg20120802-6.jpg

説明をしながら、縄文土器や平安時代の坏などに触れてもらいました。
さっきのはこうだった!今のはこうだ!などと比べながらまたいろいろ感じながら触っていたようです。

20120802-4.jpg

収蔵状況も見ていただきました。
収蔵された数多くの遺物を見たり、ちょこっとだけ触れてみたり。

それから、前回のイベントで収蔵庫を見学時にはなかったものがあるのですがなにかわりますか?


答えは棚に付けられたバンド(横に張られた黒いバンド)です。
地震対策でこのバンドを棚に取り付けました。このバントで棚からの収蔵品の落下・飛出しを防止します。
収蔵品を守るためにこのようなことも行っているんですよ。

☆その2 展示室をのぞいてみよう。

20120802-7.jpg

野代学芸員や村石学芸員とともに常設展や夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」(8月31日まで開催)を見学しました。

20120802-8.jpg

常設展では縄文時代、土偶を中心をよく見学してもらいました。
学芸員の話を聞き取り熱心にメモを取る小学生。夏休みの宿題でしょうか。

20120802-9.jpg

夏季企画展「土偶のねがい」ではこれから行う土偶づくりのモデルになる土偶、重要文化財 一の沢遺跡(笛吹市)の土偶(愛称はいっちゃんです)や大木戸遺跡(甲州市)の土偶をはじめ、県内各地からみつかった数々の土偶を見てもらいました。

20120802-10.jpg

いろんな土偶がいっぱい。
土偶は女性で妊婦さんなんだよ。
いっちゃん(土偶)もいるね!

☆その3 本物の土器や土偶にさわってみよう。

20120802-11.jpg

土偶づくりの前に土器や土偶の話をしながら参加者に土器や土偶に触れてもらいました。

20120802-12.jpg

実物の触れられるなんて。全部に触れておこう!
土偶に触れ、土偶パワーをもらったかも。

☆その4 土偶をつくってみよう。 

いよいよ土偶づくり。夏季企画展に関連してこの土偶づくりを行いました。
土偶づくりを楽しみにしていた子どもさんが多かったです。

20120802-14.jpg

重要文化財一の沢遺跡(笛吹市)の土偶の「いっちゃん」と

20120802-15.jpg

大木戸遺跡(甲州市)の土偶のどちらかをモデルとして選んで

20120802-16.jpg

オーブン粘土で土偶を製作しました。

20120802-17.jpg

僕は大木戸ちゃんを作る。お母さんはいっちゃん。
どちらの土偶も同じくらいの人気ぶり。

20120802-18.jpg

見学した土偶を思い出しながら、また写真やレプリカを見ながら作ります。
皆さん楽しそうに作っていました。

20120802-19.jpg

作ってみると…
いっちゃんは空洞なんだ。目は丸じゃなくて切れ長。口は丸い。イレズミもしているんだね。後は巻髪をしてるんだ。

20120802-20.JPG

大木戸ちゃんは脚と長め胴に横長の頭。目は切れ長で口は少し笑っているかんじ?薄くつなぎ眉もあるんだね。

20120802-21.jpg

などなど土偶を見ていただけでは見過ごしてしまうところに気付いたり、昔の人の土偶づくりの想いなどを感じることができたようでした。

20120802-22.jpg

僕の大木戸ちゃんできあがり。
にっこにこです。土偶も笑顔(゜o゜)

♪みなさんが作った土偶ちゃん♪

20120802-23.jpg

かわいい、いっちゃん。いっちゃんの特徴をよくとらえて作ってくれました。

20120802-24.jpg20120802-25.jpg

頭だけでなく肩から胸の部分もつくったバージョンです。
後は巻髪も表現。

20120802-26.jpg

激カワ❤大木戸ちゃんカップル❤

1時間半、なかなかできない体験が盛りだくさん。夏休みのよい思い出の1つになったのではないかと思います。
ご参加ありがとうございました。

次回の考古博物館の日は少し先になりますが来年1月26日(土)です(8月~12月まではお休みです)。
再び収蔵庫見学や展示見学、それとおまけ企画(計画中)の内容で開催する予定です。

2012年08月03日

考古博物館平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」勉強会(協力員対象) 2012.7.25・29

20120803-1.jpg(7月29日)

考古博物館では平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」が開催されています。※夏季企画展ご案内
考古博物館協力員対象でこの企画展の勉強会を平成24年7月25日(水)、29日(日)に行いました。
(この勉強会は、明日8月4日(土)にも行います)。


会場:特別展示室

下記の参加者人数、解説担当で開催しました。
7月25日(水):参加協力員 10名、担当 野代学芸員 
7月29日(日):参加協力員 19名、担当 村石学芸員

*8月4日(土)は保坂学芸課長が担当する予定です。

◇企画展の構成
 1.土偶とは?
 2.姿いろいろ、縄文の女神たち
 3.誕生と死
 4.そして、再生をねがう

 参加型展示コーナー
 土偶・土器にニックネームを付けよう!
 土偶にさわってみよう、鳴らしてみよう!

20120803-2.jpg(7月25日)

県内各地から出土した土偶や人面装飾などが展示されています。
「土偶」は縄文時代に作られた土人形です。
妊娠している女性の姿をあらわしたものが多いです。
何のために使われたのかははっきりわかっていませんが、安産や豊穣を願ってつくられたと考えられています。
協力員さんにとっては縄文土器と並んで、土偶も身近なものなので関心が高くよく解説を聞いて勉強されていました。

出産経験のある協力員さんは自分のお産経験に重ね合わせながら土偶を見ていたようです。
縄文人たちの思いを感じ取ることができたでしょうか?

20120803-3.jpg(29日)

また「富士山への祈り」が同じ会場で開催されています(同時開催)。
本展示では、近年活発に行われている富士山に関する調査成果の一部を写真パネルや出土遺物で紹介されています。
行われた調査によって富士山の謎が少しずつ明らかになりました。

20120803-4.jpg(29日)

野代学芸員は昨年度まで山梨県埋蔵文化財センターで「山梨県内山岳信仰遺跡詳細分布調査事業」を担当し富士山などの山岳信仰遺跡について調査を行ってきました。
その成果も紹介されています。
*山岳信仰遺跡の扉(県埋蔵文化財センターホームページ)
※調査成果の一部は『山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第285集 山梨県山岳信仰遺跡群詳細分布調査報告書』(山梨県埋蔵文化財センター発行)で見ることもできます。考古博物館協力会では1部1500円で有償頒布しております。

また、村石学芸員は昨年度まで本庁の学術文化財課で「富士山」の学術調査研究を担当されていました。山梨県教育委員会・山梨県教育庁学術文化財課発行の『富士山 山梨県富士山総合学術調査研究報告書』(2012.3発行)もまとめております。
※本書は有償頒布されておりません。県内の市町村図書館などで閲覧できる体制になっていれば見ることができます。

世界文化遺産を目指している「富士山」にも協力員さんは関心が高いようでした。
日本人の心の中に深く根付いている「富士山」についてもっと知りたくなったことと思います。

勉強会のご参加ありがとうございました。

20120803-5.jpg(29日)

勉強会終了後、考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年」での協力員さんの活動内容等について簡単に10分程度で説明させていただきました。
また、詳細につきましては(通知でお知らせしました8/1発送)「考古博物館開館30周年記念特別展「マチュピチュ「発見」100年」事前研修会でお話いたします。
8月19日(日)までに出席される研修会の日(8/25、26、29のいずれか)をご連絡ください。
ご多忙とは存じますが、全員の協力員の方の出席をよろしくお願いいたします。

20120804-1.jpg
(8月4日)9名参加でした。

2012年08月04日

おしどり 2012.8.4

20120804-2.jpg

考古博物館受付カウンターにある置物の新作です。
おしどり夫婦です。

20120804-3.jpg

「おしどり夫婦」と言えば仲のよい夫婦(仲むつまじい夫婦)のたとえとされます。

製作者の山地協力員さんは、「今まで作った作品の中で一番簡単だったかも」とおっしゃっていたのですがこの出来映えです。

20120804-4.jpg
後ろから

20120804-5.jpg
上から

20120804-6.jpg

旦那さま。
ちょうどリボンのような柄が羽に合っています。
鶏冠も布を重ねてできています。先は糸を抜いて鶏冠のふさふさを再現しています。
手が凝っています。

20120804-7.jpg

奥さま。
羽の柄がちょうどお花柄になっています。
くちばしはなんとも言えないラインが入っていていいです。
全体はふわふわの触り心地。

20120804-8.jpg

今日はちょうどこの置物の製作者の協力員さんがショップのお当番でありました。
山地さんはご夫婦で協力員をされていて、今日は1日お二人でお当番をしていただいたのですがその様子はまさに「おしどり夫婦」でした。
ありがとうございました。

2012年08月09日

今朝のあじさい 2012.8.9

考古博物館の緑のカーテンのあさがおです。

緑のカーテン2012(2012年07月31日掲載)

20120809-1.jpg

花が最盛期です。

20120809-2.jpg

薄ピンク、濃いピンク

20120809-3.jpg

青紫

色取り取りです。

2012年08月10日

第54回史跡文化財セミナー「大月市子の神古墳と周辺の文化財」2012.8.5

平成24年8月5日(日)に大月市にて第54回史跡文化財セミナー「大月市子の神古墳と周辺の文化財」を開催しました。

*セミナーご案内

今回のセミナーは大月市強瀬にある子(ね)の神(かみ)古墳や名勝猿橋などその周辺の史跡を徒歩で巡りました。
時間:午前10時~午後2時30分

☆見学コース☆
10:00 集合・はじめの会(大月市民会館駐車場)

強瀬子の神古墳→西国三十三番観音霊場写し→森武七墓碑→猿橋、八ツ沢発電所施設

12:10 昼食(猿橋近隣公園)12:35

大月市郷土資料館→殿上の一里塚→旧甲州街道、東京電力駒橋発電所

14:30 終わりの会(大月市民会館駐車場)

※見学地・説明地は主なところですべてを網羅していません。ご了承ください。

20120810-1.jpg

はじめの会(大月市民会館駐車場)

イベント参加者は24名でした。
前回前々回に比べると参加者は少ないのですが、この暑さの中5時間歩く覚悟が出来ている強者ばかりです。
協力員さんも3名参加してくださいました。

20120810-2.jpg

講師には大月市教育委員会 社会教育課  課長 杉本正文氏をお願いいたしました。

天気は予報は曇りなっていましたが期待に反していい天気(晴れ)でした。
真夏の野外イベントは暑さとの戦いでもあります。
水補給をしっかりしながら歩きます。

20120810-3.jpg

まずは市民会館前にて岩殿城址の説明。
(写真は駐車場から撮影したものです。)
ここからは岩殿山がよくみえます。
東京スカイツリーと同じ高さで話題となっています(634m)。

岩殿城址は岩殿山に築かれた中世の山城址で県の史跡に指定されています。
軍事的な機能を主として天守はなかったということです。
現在でも堀や池、曲輪が確認できるようです。

20120810-4.jpg

現在も岩殿山に登ることができます。
今回は登らなかったのですが、岩殿山をみていると登山者の姿をみることができました。またの機会に登頂したいと思いつつ再び歩き始めました。(岩殿山は40分程で登れるそうです)。

セミナーのタイトルにもなっている「強瀬子の神古墳」へ。
その道すがらの桂川、道祖神さんなどなど。

20120810-5.jpg
20120810-6.jpg
20120810-7.jpg

20120810-8.jpg

強瀬子の神古墳。
強瀬小学校の近くにあります。住宅地の間、中央道のすぐ近くこんなところに古墳があったのかと思います。

20120810-9.jpg
20120810-10.jpg
20120810-11.jpg

直径5mほどの円墳で7世紀後半頃のものと推定されています。大月市指定史跡。
大月市は古墳の発見例が少なく5、6基しかないそうです。

出土品には直刀、須恵器片、矢じりなどが発見されており、直刀は大月市郷土資料館常設展示にてみることができます。

20120810-12.jpg

横穴式石室で中を覗くと人頭大以上の楕円の石が積まれているのがわかります。
崩れ防止の棒も見えます。
奥壁は一枚の巨岩だそうですが、見えずでした。


西国三十三番観音霊場写しへ。
その道すがらの道祖神さん、東京電力駒橋発電所などなど。

20120810-13.jpg
20120810-14.jpg
20120810-15.jpg
20120810-16.jpg

今回のコースは少しアップダウンもありました。

20120810-17.jpg

西国三十三番観音霊場写し。
中央道近くの強瀬跨道橋南側の高台、こんなところにと思う場所にあります。

20120810-18.jpg

「西国三十三番」は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音霊場のことで、「写」はコピー、ミニチュアという意味です。

20120810-19.jpg

関西まで行かなくても石仏を巡拝することによって西国の霊場を廻ったことになり同じご利益が得られると信じられてきました。
坂東三十三箇所(神奈川県・埼玉県・東京都・群馬県・栃木県・茨城県・千葉県にかけてある33か所の観音霊場)、秩父三十四箇所(埼玉県秩父地方にある34か所の観音霊場)は山梨に比較的近いので実際に行くことができたと思います。
西国三十三番は遠いので行くことが難しかったのでこの西国三十三番観音霊場写しつくっただろうということでした。

もとは妙見山にこれらがあったそうですが中央道の開通で山がなくなり、また中央道の拡幅工事によってこれらは場所を移動し、現在はここに移され整備されているそうです。

20120810-20.jpg

妙見山の三十三観音様は聖観音、千手観音、十一面観音、馬頭観音、如意輪観音、不空羂索観音、准胝(じゅんてい)観音の7観音を母体とした清楚で優美な舟型光背の浮き彫り石像です。

20120810-21.jpg

25番 播州清水寺 十一面千手観音様

20120810-22.jpg

高速道路の脇を歩いて森武七墓碑へ。

20120810-23.jpg

かつて森武七墓碑が建てられていたところです。
高速道路の橋脚のすぐそばです。高速道路が建設され、日影な位置(あまり見学されない位置)になってしまったので現在の場所に移されたそうです。

20120810-24.jpg
20120810-25.jpg

森武七墓碑。
墓碑の森武七は天保7年(1836)、天保騒動(甲州騒動・郡内一揆)の先導者の一人です。

武七は天保7年8月、郡内の農民たちが国中の米穀商と交渉に行く時に頭取に選ばれ、農民を率いて笹子峠を越えたが、人数が増えて暴徒と化し頭取の指揮に従わなくなった一揆勢に見切りをつけ、途中で引き返した。その後、武七は罪をかぶって役人のもとに出頭し、同年11月16日、石和牢舎に送られて同日牢死している。
大月市観光協会ホームページより)

墓碑はそれからしばらくしてからの18年後の嘉永7年(1854)に建てられたものです。
この墓碑は大月市の文化財に指定されています。

名勝猿橋へ向かいます。

20120810-26.jpg

名勝 猿橋。
橋脚をはなく、両岸から張り出した四層の桔木(はねぎ)によって支えられている珍しい構造の木造橋です。
橋を中心とした付近一帯の景観を含めて名勝に指定されています(昭和7年3月25日指定)。
「猿橋」は、山口県の錦帯橋などとともに日本三大奇橋と呼ばれています。

20120810-27.jpg

橋は桂川の最も川幅が狭まった箇所に架けられています。

20120810-28.jpg
20120810-29.jpg

ここで虹を発見!!!

20120810-30.jpg

猿橋から東側にある八ツ沢発電所施設(水路橋)を眺めました。国の重要文化財に指定されています。

20120810-31.jpg
20120810-32.jpg

駒沢発電所で使用した水を八ツ沢発電所で再び使用するために作られた水路です。
水路が川を渡るということでこのような水路橋になっています。
今も水が流れているようすが確認できました。

20120810-33.jpg
20120810-34.jpg

橋は31mほどの長さがあり、何度か架け替えが行われていて最近では30年程前(昭和59年)に総工費3億ほどで架け替え工事が行われたそうです。

20120810-37.jpg
(大月市郷土資料館にて展示資料)

この架け替えでは今後の架け替えを考え、橋を支える桔木にH鋼を木材で囲ったものを使ったといいます。これで部分的な修理で済むということです。

20120810-35.jpg

午前の見学はこれで終了し、お昼へ。
桂川を眺めながら…猿橋近隣公園でお昼を食べました。

お昼を早めに切り上げて、午後の見学へ。

20120810-36.jpg

大月市郷土資料館

2階常設展示室では大月の歴史を学びました。
大月市の原平遺跡の縄文土器や子の神古墳の直刀、甲州街道の宿場町の模型(猿橋の模型もあり)、明治から昭和の機織り機具などの民具などを見学しました。

また期間限定展示中の現在修理工事がされている宝鏡寺(大月市七保町林)薬師堂(県指定文化財)の修復成果の展示も見学しました。
宝鏡寺薬師堂の板壁が展示されていましたが、その板壁からは約330年前の墨書(歌や落書き)などが発見されています。

また1階企画展示室ではしばし涼みながら、写真家白籏史郎さんの大月市から見える富士山の写真なども見学しました。

20120810-38.jpg
20120810-39.jpg

入館券には、歌川広重が描いた「甲陽猿橋之図」。
記念スタンプは猿橋。

見学後は、大月市民会館へ戻る方向へ。

20120810-40.jpg

道すがら、三嶋大明神さん(三嶋神社)

20120810-41.jpg
20120810-42.jpg

殿上の一里塚跡について。
『甲州道中分間延絵図』によると阿弥陀寺前の道の両側に塚が描かれています。
江戸から22里目。大月市内では東から2番目の一里塚。
写真右上カーブミラーのあたりに一里塚があったそうです。

20120810-44.jpg

『身延道中記』の挿絵にある「青面金剛」の文字庚申塔が今でも現存しています。

20120810-43.jpg

こちらが一里塚跡。向かい側から横目で眺めて。
また歩きます。

20120810-45.jpg

旧甲州街道を歩きつつ、発電所の水車

20120810-46.jpg

午前中遠目でみた東京電力駒橋発電所の導水管

20120810-47.jpg

大月市のマンホール
市の花「ヤマユリ」、市の木「八重桜」、名勝「猿橋」などがデザインされているようです。それから富士山も。

20120810-48.jpg

歩きます、歩きます。
日陰がないのでとても暑かったと思います。
すごい汗。思わず自動販売機で飲み物購入した方も。

20120810-49.jpg

歩いていると脚が3本の火の見櫓。
珍しい火の見櫓ということを参加者の方に教えていただきました。
通常は4本だそうです。

20120810-50.jpg

やっと大月市民会館に到着。
建物の日陰に逃げ込みます。
終わりの会です。
今回は約1万3000歩歩きました(距離は8kmくらい)。
暑い中ご案内いただきました講師の杉本課長さんありがとうございました。
参加された方も大変の暑さの中お疲れ様でした。

ちなみに暑さですが8月5日(日)甲府で最高気温36.5度(14:35)、大月34.3度(12:28)でした。(気象庁ホームページより

最後に余談でありますが…
いつも文化財セミナーに参加してくださっている方から先日前回第53回の史跡文化財セミナーのブログにコメントをお寄せいただきました。
その方はご自身が撮影された写真と当日資料、そしてこのブログを一緒にアルバムに収めてくださっているそうです。
いつもこのセミナーやブログを楽しみにしてくださっていることを知り嬉しく思いました。
これからもいろいろな県内の文化財を一緒に訪ねることができればと思っております。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

次回の第55回史跡文化財セミナー「甲斐銚子塚から左右口宿」は10月21日(日)に当館周辺(甲府市)で開催します。
参加お申込みは、開催日1か月前9月21日(金)より受け付けます。
開催日10月21日は考古博物館では開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」を開催しております。セミナーのコースには入らない予定となっておりますが、あわせてぜひご覧くださいませ。
ご参加お待ちしております。

2012年08月12日

珍景 2012.8.12

今朝、考古博物館の開館準備をしていたところ職員が「あれ?なんだろ?」思った光景です。

20120812-1.jpg

場所は考古博物館正面入口の裏側です。


近づいてみると…
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓

20120812-2.jpg

アブラゼミさんとその抜け殻が並んでるではありませんか!!!!!!!!
珍しい光景(^o^)
殻から出てきたばかりなのでしょうか、羽の乾燥中だったので私たちが写真を撮ろうと近づいても飛び立ちませんでした。

20120812-3.jpg

近くで見ると羽のきれいな黄緑の筋が見えました。
これからたくさん鳴いてね!

公園内にたくさんいるセミたち。「夏も後少し」と今、精一杯鳴いています。

2012年08月15日

夏休み中の考古博物館 2012

小・中・高校生は夏休みも後半に突入!
残り少ない夏休みいかがお過ごしですか?
考古博物館はお盆も休まず開館しております。

夏休み中の考古博物館は夏休みフリーパスポートイベントに学校来館、職場体験などなどおかげさまで忙しくしております。

20120815-1.jpg

考古博物館夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」開催中です。
「富士山への祈り」も同時開催中。
書き込み式のリーフレットの問題を解きながら展示を見学。
いろんな土偶、顔のついた土器に出会ってもらっています。
参加型コーナー「土器・土偶にニックネームをつ付けよう!」も大人気です。
会期は8月31日(金)まで。終了も迫ってきています。

20120815-2.jpg

今年も夏休みフリーパスポート(県内小中学生対象)が配布されました。
今年はパスポートの形が変わって冊子になっています。
7月10日~8月31日までこのパスポート持参で観覧無料です。

20120815-3.jpg

関連して夏休みフリーパスポートイベント(県内小中学生対象)を7月16日より8月31日まで毎日開催しています。
夏休みフリーパスポートイベント

今年の体験メニューは

「古代の火おこしにチャレンジしよう!」
「勾玉をつくろう!」
「トンボ玉をつくろう!」
「青銅鏡をつくろう!」
「土器の拓本をつくろう!」

を日替わりで開催しています。
本日は「青銅鏡をつくろう!」の開催日でありましたが、開館前に館入口に子どもたちが並ぶくらいの人気ぶりでした。

「青銅鏡をつくろう!」などは夏休みの工作にもいいかもしれません。

ここでは「土器の拓本をつくろう!」の写真のみの掲載でごめんなさい。

20120815-4.jpg
20120815-5.jpg
20120815-6.jpg
20120815-7.jpg
20120815-8.jpg
20120815-9.jpg

みなさん楽しんで体験し、喜んで拓本しおりを持ち帰ってくれます。
体験終了後の「今日来てよかった」というある男の子の一言がとても嬉しく感じました。

20120815-10.jpg

昨年度、小中学生の考古学研究を募集・表彰・展示する「第9回わたしたちの研究室」の個人部門 小学生の部で最優秀賞を受賞した土橋くんもお友達と一緒に来館してくれました。
考古博物館学習・閲覧コーナーには昨年度の個人部門の最優秀作品が展示してあります。子どもも保護者の方も感心しながらよく見ています。

今年も第10回わたしたちの研究室を開催します。作品募集は9月1日(土)からです。
夏休みなどに調べたものをぜひ応募ください。
第10回わたしたちの研究室

20120815-11.jpg

一般のお客様も多いのですが、この時期にも学校での来館があります。
校外学習で当館を訪れてくれました。
8月9日来館、東京の小金井第一小学校の皆さん。
教育主事の話をエントランスホールにて聞きます。
館内だけでなく古墳も見学しました。
暑い中のご来館ありがとうございました。

20120815-12.jpg

他には中学生の職場体験、高校生のインターンシップも夏休み中盛んに行っています。

インターンシップ・職業体験

20120815-13.jpg

8月4日(土)甲斐市立竜王中学校 2年生の生徒さんの職場体験。
教育普及活動の一環で夏休みフリーパスポートイベントの「土器の拓本をつくろう! 」で小学生に土器の拓本を教えています。
とても緊張しながらも丁寧に説明していました。

20120815-14.jpg
20120815-15.jpg
20120815-16.jpg

8月9日 甲斐市立双葉中学校、甲府市立甲府北中学校 2年生の職場体験。

作業を手伝い、優しく接していました。

教育普及活動以外の体験もしてもらっています。
「短い間だったがよい経験ができた」ということです。(職場体験生より)

*これまでの職場体験
8月2日 富士河口湖町立勝山中学校
8月2・3日 甲府市立南中学校、甲府市立東中学校
8月4日 甲斐市立竜王中学校
8月8日 山梨県立市川高等学校
8月8、9、10日 甲斐市立双葉中学校、甲府市立北中学校、山梨大学教育人間科学部附属中学校、富士河口湖町立河口湖北中学校
8月9、10日 笛吹市立浅川中学校

*これからの職場体験の予定
8月22、23日 甲府市立富竹中学校
8月22、23、24日 甲府市立城南中学校
8月23、24日 山梨県立甲府西高等学校

職場体験生は職場体験生の名札を付けております。
温かいご支援お願いいたします。

20120815-17.jpg

夏休み期間中も協力員さんのボランティアガイドさん活躍中です。
今の時期は、親子連れの案内が多いです。

20120815-18.jpg

4月より新しくガイドになられた方も頑張っています。

20120815-19.jpg

最後にミュージアムショップ。
協力員の皆様、毎日ご協力ありがとうございます。
お子さんもよく買い物をしてくれます。
4月から協力員さんになられた方もベテラン協力員さんと一緒に頑張っています。

夏休みもあと少し。
館の中を涼しくしてご来館をお待ちしております。

ミュージアムショップも夏休み仕様です。2012.8.11

20120815-20.jpg

ミュージアムショップも夏休み仕様になっています。

20120815-21.jpg

ミュージアムショップ運営委員さんが、夏休みの子どもたちにおすすめする商品をこのコーナーに集めてくれました。

20120815-22.jpg
20120815-23.jpg

「夏休み工作にオススメ!」のポップや夏らしいプライスカードの飾りも運営委員さんの手作りです。
定番の勾玉づくりセットや組み立ててつくる「竪穴式住居」や「高床式 倉」、黒曜石の原石などをオススメしています。

20120815-25.jpg
20120815-24.jpg

その他にも「当館 限定!」夏バージョンポップも作ってくれました。
ここでしか手に入らない一品。
今年の夏の思い出にいかがでしょうか?

2012年08月22日

山梨県立考古博物館平成24年度考古学講座 第4回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害4古墳時代編~カイノクニ(甲斐国)に生きる~」2012.8.19

20120822-1.JPG

平成24年8月19日(日)(午後1時半~3時10分)、平成24年度考古学講座の第3回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害4 古墳時代編~カイノクニ(甲斐国)に生きる~」が風土記の丘研修センター講堂にて34名の参加のもと開催されました。

☆平成24年度考古学講座について☆
各時代の基礎的な知識を学びながら、各時代の人々が自然災害や環境とどう向き合ってきたのかを通史的に概観します。

平成24年度考古学講座について

平成24年度考古学講座の第4回「考古学が語る 暮らし・環境・自然災害4 古墳時代編~カイノクニ(甲斐国)に生きる~」

20120822-2.JPG

20120822-3.JPG

講師には甲州市教育委員会の入江 俊行氏をお迎えしました。
今年1月には冬季企画展「甲州市内の出土品」ミニ講演会でもお世話になりました。

*平成23年度考古博物館冬季企画展「甲州市内の出土品~国史跡 勝沼氏館跡の発掘調査~」ミニ講演会「勝沼氏館跡の発掘調査成果」 2012.1.22

20120822-4.JPG

1.「古墳時代」とはどんな時代だったのか?
2.カイ(甲斐)にはどのような古墳があったのか?(甲斐国成立前史)
3.古墳時代の暮らし
4.古墳時代災害
5.まとめ
(講演資料より)

20120822-5.JPG
20120822-6.JPG

古墳時代がどんな時代であったのかという基本的な事項や山梨の古墳時代の古墳、暮らし、災害について話をしていただき、盛りだくさんの講座内容でありました。
参加者の中には遠方より(長野・京都)いらっしゃった方もいました。みなさん熱心に聴講していました。

入江様、ご講演ありがとうございました。

最終回第5回目の考古学講座はだいぶ先になりますが
来年1月12日(土)、冬季企画展『甲州市の出土品Ⅱ』タイアップ講座として開催します。
講師には甲州市教育委員会 飯島 泉氏をお迎えします。

参加お申し込みは12月12日(水)からです。
全5回参加された方には修了書をお渡しします。
お忘れなくご参加ください。

2012年08月25日

珍しい来館者 2012.8.25

残暑が厳しい日々ですが、珍しい来館者がやってきました。

20120825-1.jpg

オニヤンマ様です。
ようこそおいでくださいました。
鮮やかな緑色の複眼です。

館内にいたところを協力員さんが格闘しながら捕まえました。

20120825-2.jpg

日本最大のトンボ。
指の大きさでオニヤンマの大きさがわかると思います。

本日は夏休み最後の土曜日ではないかと思います。
駆け込みで「自由研究をしなくては!」という親子の方も来館していました。
夏ももう終わりに近づいています。
秋の到来とともにインカの謎が山梨へやってきます!
考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」が9月18日(火)より開催です。
前売券好評発売中。
インカ帝国展(山梨版)ホームページ

2012年08月28日

生け花 2012.8.25

20120828-1.jpg

いつもの考古博物館受付・常設展示室入口のところに原田協力員さんが生け花を生けてくださいました。
この度もありがとうございます。

20120828-2.jpg

生け花のバックには9月18日(火)開催の「インカ帝国展」のポスターが貼ってあります。

20120828-3.jpg

赤色のお花、ケイトウ (鶏頭)が目を引きます。

20120828-4.jpg

名前がわからないのですが、アカツメクサ(赤詰草)に似ています。

20120828-5.jpg

珍しいお花です。
お名前知らず、ごめんなさい。

20120828-6.jpg

この他にもシマススキやヤツデのような葉も生けられています。

山梨県立考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」事前講演会「世界遺産"マチュピチュの歴史保護区"を訪ねて」2012.8.26

20120828-7.jpg

もう開催まであとわずかとなっております、9月18日(火)より開催の考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」に先駆けての事前講演会「世界遺産“マチュピチュの歴史保護区”を訪ねて」が平成24年8月26日(日)(午後1時半~3時10分)風土記の丘研修センターにて開催されました。

*事前講演会のご案内

20120828-8.jpg

講師は山梨県教育委員会 学術文化財課 森原明廣氏です。
インカ帝国の基礎知識や講師がマチュピチュ遺跡に訪れた時のお話などをしていただきました。

20120828-9.jpg

講演内容
1.はじめに
2.世界遺産としてのマチュピチュ
3.インカ帝国とは?アンデス文明の歩み
4.マチュピチュを訪ねて クスコ~マチュピチュ~チチカカ湖
5.いよいよ始まる「インカ帝国展」
 (講演資料より)

20120828-10.jpg

前売券をもう買ったという方、記念コンサートに出演者として出られる方、インカ帝国展を心待ちにしている方など多くの方、66名の参加を頂戴しました。
また十数名の協力員の方の参加をいただきました。

20120828-11.jpg
20120828-12.jpg
20120828-14.jpg

講師が訪れた時の写真と思われるマチュピチュやチチカカ湖などの写真も示しながら話をしてくださいました。
最後の現地の人たちのポートレートも素敵でした。

20120828-13.jpg

参加者は興味深く聴講しておられました。
みなさん特に"世界遺産マチュピチュ"に興味を持っていたようです。
この講演を聴いて、さらにインカ帝国展が楽しみになったのではないかと思います。

講師には、講演後の質疑応答の質問にもしっかり答えていただきました。
森原氏ご講演ありがとうございました。

インカ帝国展のCMがUTY(テレビ山梨)さんで盛んに放映され、注目が高まっております。
今年のインカ帝国(特別展)は昨年よりさらに早い開催、9月18日(火)からです。
「インカの謎が山梨にやってくる」ご期待ください!!!!!!!!

*インカ帝国展 山梨版 ホームページ

2012年08月29日

考古博物館平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ~」同時開催「富士山への祈り」は8月31日(金)まで開催!

20120829-1.jpg

【夏季企画展外看板】

20120829-2.jpg

はるか昔の縄文時代-
子どもが産まれ、大人に成長することは、それはそれは大変な事でした。
「子どもたちが、健康で大きく育ちますように…」
そんな縄文人たちのねがいは、今の私たちのねがいとも重なります。
縄文の母たちからのメッセージを聞きに来てみませんか?

7月21日(土)より開催してきました、平成24年度夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ」同時開催「富士山への祈り」の会期もあとわずか明後日までとなっています。かわいい土偶たち皆さんご覧いただけたでしょうか?

20120829-3.jpg

たくさんの夏休み期間中のお子さんなどにご覧いただいております。
では、写真で展示を紹介します。

☆展示構成
1.土偶とは?
2.姿いろいろ、縄文の女神たち
3.誕生と死
4.そして、再生をねがう

20120829-4.jpg

今回の展示のリーフレットは書き込み式にしてみました。展示をみながら楽しんで書き込んでもらっています。
まず展示を入ってお迎えするのは(シンボル展示)
鋳物師屋遺跡(南アルプス市)の土偶さん(レプリカ:原品は重要文化財)と
上黒駒出土(笛吹市)の土偶さん(レプリカ:原品は重要文化財)です。
人とはかけ離れた部分をみつけてもらっています。
どこがちがうかな?

1.土偶とは?

土偶は縄文時代に土で作られた人形です。
特に妊娠した女性をあらわしたものが多いです。
何のために使われたのでしょうか?
「子どもがたくさん生まれて大きく育ちますように」
「たくさんの食べものが収穫できますように」といった願いを込めて使ったものなのでしょうか?

2.姿いろいろ、縄文の女神たち

20120829-5.jpg

ひとくちに「土偶」といっても様々な形があります。
形に注目してみます。
この展示ケースにはかわいい土偶たちがたくさん集まっています。

20120829-6.jpg
20120829-7.jpg
20120829-8.jpg

最初の土偶~立ち上がる土偶~顔かたちそっくり、双子の土偶?いろいろな土偶がいます。

20120829-9.jpg

ここにはいつも常設展にいる一の沢遺跡(笛吹市)重要文化財の土偶の「いっちゃん」もいます。

20120829-10.jpg

こちらの二人は顔かたちそっくり、双子の土偶?です。
桂野遺跡(笛吹市)から見つかったものです。
(左の土偶は笛吹市教育委員会蔵)
同じ遺跡でも二つはお互い離れたところからみつかったそうですが、
顔のつくりがそっくり。同じ人がつくったのでしょうか?

20120829-11.jpg

もうひとつのケースには、「かたち、様々。」な土偶がおります。
変わった姿の土偶たちです。
これも土偶!?

20120829-12.jpg

大木戸遺跡(甲州市)の土偶。
参加型コーナーで名前を付けてもらっています。

20120829-13.jpg

妊婦さんの気持ちを表している土偶です。
大事そうにお腹に手を添えています。
宮之上遺跡(甲州市:甲州市教育委員会蔵)

3.誕生と死

20120829-14.jpg

子どもがたくさん生まれて大きく育つように
食べものがたくさんとれますように
と願った縄文人たち。
縄文人の誕生と死(特に子ども)について考えます。

人の顔がついた土器。
お母さんが赤ちゃんを産む姿を表しています。
海道前C遺跡(北杜市)のかわいらしい母の顔がついた人面装飾付土器や子どもが生まれそうなようすを表した人面装飾付土器などが展示してあります。
生まれる縄文人をようすをよくみてください。
海道前C遺跡の土器はお名前を付けてね!の土器です。

20120829-15.jpg

人面装飾の顔なんともかわいいです。

20120829-16.jpg
20120829-17.jpg

子どもの死をとむらう、土器と土偶です。
埋甕や容器形土偶です。

4.そして、再生をねがう

20120829-18.jpg

20120829-19.jpg

遺跡からみつかる土偶。
その多くは壊されてバラバラな姿をしています。またわざわざ壊されやすいように作られているものもあります。
頭、胴体、足…ほとんどがバラバラな状態でみつかります。
バラバラに壊した土偶を種のようにまくことによって、再生を願ったのかもしれません。


これらの展示を通じて縄文人たちの思いにふれ、忘れがちな大切なことを思い出してもらえれば…と願っています。

20120829-20.jpg

土偶の展示の他にも参加型展示コーナーを設けました。

・土偶・土器にニックネームを付けよう!
・土偶にさわってみよう、鳴らしてみよう!

20120829-21.jpg

土偶は鳴る土偶で職員手作りです。
一番左は縄文王国山梨の仲間、釈迦堂遺跡博物館(しゃかちゃん)で販売されている土偶です。

20120829-22.jpg

どんな音が鳴るかな?

20120829-23.jpg
20120829-24.jpg

土偶・土器にニックネームを付けよう!では本当にたくさんのお名前を考えて付けてくれました!
かわいらしい名前が多かったです。

20120829-25.jpg

同室、同時開催として「富士山への祈り」を開催しています。

☆展示構成
1.富士山信仰に関わる調査
2.発掘!富士山信仰遺跡

わが山梨が誇る山、富士山。
近年、富士山に関する調査が活発におこなわれ、様々な「謎」が明らかになってきています。今回は、その一端を紹介しています。

20120829-26.jpg
20120829-27.jpg

富士山の学術調査についての説明や山梨県内山岳信仰遺跡分布調査(山梨県埋蔵文化財センター平成21~23年度実施)でみつかった遺物を展示しています。

20120829-28.jpg

20120829-29.jpg

冨士御室浅間神社 二合目本宮境内地遺跡からみつかった陶磁器、かわらけ、火打ち石など。
(冨士御室浅間神社蔵)

20120829-30.jpg

里宮遺跡からみつかった水晶や墨書石、剣形鉄製品など。
(冨士御室浅間神社蔵)
片山社の土台からみつかったということで地鎮具と考えられています。


ミニ展示ですが、世界文化遺産登録を目指している「富士山」について少し知っていただければと思います。

夏季企画展「土偶のねがい~縄文の母たちからのメッセージ」
同時開催「富士山への祈り」

20120829-31.gif
20120829-32.jpg

会期:平成24年7月21日(土)~8月31日(金)
会場:考古博物館 特別展示室
観覧料:無料

まだご覧になられていない方お見逃しなくご覧ください。

*ご案内

2012年08月30日

協力員対象 考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」事前研修会2012.8.25・26・29

20120830-1.jpg(8/25)

考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」事前研修会を平成24年8月25日(土)、26日(日)、29日(水)に行いました。
この研修会は9月18日(火)より開催される考古博物館開館30周年記念特別展「インカ帝国展~マチュピチュ「発見」100年~」に備えた協力員さんの事前の研修会です。

*インカ帝国展考古博物館ホームページ
*インカ帝国展【山梨版】ホームページ

20120830-2.jpg(8/26)

◆日程・会場
① 8月25日(土)午後1時30分~4時(勉強会+事前研修)・風土記の丘研修センター・考古博物館
② 8月26日(日)午前11時~正午(事前研修)・考古博物館
③ 8月29日(水)午前11時~正午(事前研修)・考古博物館

◆参加者
① 8月25日(土)勉強会 35名、研修会 35名
② 8月26日(日)19名
③ 8月29日(水)14名

20120830-3.jpg(8/29)

事務局より考古博物館でのインカ帝国展、特別展で協力員の方にご協力していただきたいことなどをお話しました。

特別展のチケットのもぎり、特別展の展示の監視や誘導、常設展の監視・誘導、ミュージアムショップでの販売(協力会ショップ)などご協力いただきます。

展示室など場所場所へ行き、特別展をイメージして協力員さんの役割を確認しました。
「ここでは監視・誘導をしていただきます」など。

20120830-4.jpg(8/26)

「ここはスカイビュー3Dシアター会場になります」

20120830-5.jpg(8/26)

協力員の皆様には毎週ご協力いただくかたちになっております。
不安なところもあるかと思いますが、インカ帝国展を楽しみながらお当番をしていただきたいと思っております。
皆様お忙しい中、恐縮でございますがどうぞご協力よろしくお願いいたします。

20120830-6.jpg
20120830-7.jpg

8月25日(土)のみ行った勉強会は「インカ帝国の基礎知識」として講師に南アルプス市教育委員会の斉藤秀樹氏をお迎えしてお話いただきました。

20120830-8.jpg

「中央アンデスの先史文化とインカ帝国」
Ⅰ.中央アンデス地域の環境と編年、特徴
Ⅱ.インカ帝国
Ⅲ.滅びるインカ・よみがえるインカ
Ⅳ.マチュピチュ(ケチュア語で「老いた峰」)
(講演資料より)

20120830-9.jpg
20120830-10.jpg

協力員さんだけの特別な講演です。
謎に包まれたインカ帝国についてわかりやすくお話いただきました。

20120830-11.jpg
20120830-12.jpg

「インカ帝国展」の展示をより理解するための必要な知識を得た講演となりました。

ご多忙の中、齋藤様ご講演ありがとうございました。

About 2012年08月

2012年08月にブログ「山梨県立考古博物館協力会」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2012年07月です。

次のアーカイブは2012年09月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35