

第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」の特別講演会、第3回「縄文文様を分解する」を平成23年11月13日(日)の午後1時半から3時まで、風土記の丘研修センターで開催いたしました。
◆第29回特別展についてはこちら
◆特別講演会の詳細はこちら

講師に山梨県埋蔵文化財センター 副主幹 文化財主事 今福利恵(りけい) 氏をお迎えしました。
講師の今福さんは、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期(史学専攻)修了。博士(歴史学)であります。
また、先日名誉ある尖石縄文文化賞(第12回)を受賞された方です。
※尖石縄文文化賞は、特別史跡尖石遺跡の発掘と集落研究に情熱を注いだ名誉市民宮坂英弌(みやさかふさかず)氏の業績を記念し、縄文時代研究のさらなる発展を願い、研究に功績のあった個人及び団体を表彰。→詳しくはこちら

81名と非常に多くの皆様にご参加いただきました。
講演会場の部屋がいっぱいです。

最先端の研究内容の講演でありました。
縄文土器の文様を分解して研究していくと、地域のネットワークがわかるということです。

参加者の皆さんは、最初は少し難しい内容のようでしたが、だんだんとお話が進んでいくと「うん、うん」と内容が理解できてきたようです。
最後に今福さんは、これからの土器文様分析として「土器文様は、個々に付けられた名前のようなもの。土器文様から親族組織のような連続した社会背景を探ることができるのではないか?」とおっしゃられていました。
今福さんにも特別展図録の考察編を書いていただきました。
※第29回特別展図録について→こちら
今福さんのご著書『縄文土器の文様生成構造の研究』もございます。
※考古博物館ミュージアムショップにて販売中です。
※著書のご案内(第29回特別展関連グッズ紹介Ⅲ
の下のほうにございます。
今福さん、ご講演ありがとうございました。

今回も特別講演会の後は、保坂学芸課長が特別展を解説する、特別展解説会を開催しました。
48名の皆様にご参加いただきました。
みなさん、講演でのお話を踏まえて、文様に注目しながら見学されているようでした。
以上をもちまして全3回の特別講演会は終了いたしました。
第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」も会期が残すところ8日となりました。11月23日(水・祝)までです。《おかげさまで特別展観覧者は5400名を超えました。(11月13日現在)》
このような縄文中期の縄文土器100点が一度にみられる機会はもうないと思われます。
お見逃しないようお越し下さいませ。

