11月23日(水・祝)まで第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」を開催しております。

平成23年11月3日(木・祝)文化の日に特別展関連イベントとして「縄文土器で煮てみよう!」を考古博物館前ピロティーにて開催しました。《午前10時30分~午後3時開催》
11月3日は考古博物館の開館日でもあります。29回目を迎えました。

特別展は縄文時代中期の100点の縄文土器がみられますが、いったい縄文土器はなにに使われたのでしょうか?
実は、縄文土器は主に「煮炊き」に使われた道具です。
知られているようで意外と知らない方もいるのではないでしょうか?
イベントでは、お鍋として本当に使えるのか?縄文土器(レプリカ)で煮炊き(アク抜き)体験を行いました。
「グツグツをみに来た」という親子連れの方、静岡や滋賀など県外から来られた方、NHKのイベントPRをみて来られた方などで賑わいました。

まずは、参加者のみなさんに石皿・磨石で考古博物館周辺から採集したドングリ(クヌギ)を割ってもらいました。
ドングリ割り体験は子どもさんに人気。
夢中でドングリを割り続ける子どもさん、たたき加減も習得して、まるで縄文人!?

その後皮をむいたドングリを土器の中へ入れてもらって、ドングリのアク抜きをしました。グツグツ煮ると、みるみるうちにアクが出てきます。

アクをすくい、お水を追加する作業を繰り返してドングリのアクを抜いていきます。
最後、丸い形をしていたドングリは煮崩れてペースト状になります。


これらのドングリはアクを抜くのに時間がかかり、すぐには食べられないので、アク抜きをしたドングリペーストを入れた「ドングリクッキー」(現代風にアレンジ)を試食してもらいました。
職員から土器やドングリなどの話を聞きながら、ドングリを割ったり、ドングリクッキーを食べたりしました。

そのほかには、特別展「縄文土器名宝展」のギャラリートークを1回(午前中1時間ほど)行いました。
「展示されている縄文土器は、みんなきれいなものばかり。なぜすすけていないのですか?」という質問も出たようです。
-おまけ-
実験的に甕・台付甕(レプリカ)で古代米(黒米)・白米を炊いてみました。
芯もなくふっくら炊けました。試食してみると「思いのほかおいしかった」と好評でした。
*炊いた黒米は、黒米を栽培している方からのいただきものです。

この「縄文土器で煮てみよう!」は大人40名、子ども17名 計57名の方にご参加いただきました。
展示してあるだけではわからない土器の用途(お鍋・煮炊き)を知ってもらえるよい機会となったようです。

