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2011年07月 アーカイブ

2011年07月05日

平成23年度考古博物館の日イベント「土器カードをつくろう!」2011.6.25

6月の考古博物館の日イベントを6月の第4土曜日6月25日(土)に開催しました。

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月の第4土曜日は考古博物館の日→詳しくはこちら

6月の考古博物館の日は「土器カードをつくろう!」
本物の土器のカケラの拓本を取って、土器カードを作りました。
会場は考古博物館エントランスホール。


「発掘調査報告書」には土器などの拓本が図面や写真などとともに掲載されていたりします。
土器や瓦の文様などを墨の濃淡で表しています(拓本)。

※発掘調査報告書には発掘調査によって確認された遺構や遺物など調査成果が掲載されているもので、大切な国民共有の財産です。


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暑い中、ご来館。
山梨学院大学3年生の学生さん、拓本体験。

なかなか上手にできたそう。

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拓本の裏の土器の写真台紙は、春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」に合わせたものを特別に用意しました。
《縄文土器、平安時代の甕、中世の鍋》
これらは、企画展のポスターにも掲載されたものです。

土器はお持ち帰りいただけないですが、作ったカードはお持ち帰りいただきました。

ご参加ありがとうございました。

次回の7月の考古博物館の日は夏休み真っ最中の7月30日(土)。
テーマは「考古博物館まるごと探検隊!」です。

来年開館30周年を迎える、山梨県立考古博物館の中を探検します。

この回は事前に参加お申込みが必要です。
参加お申込みは6月30日(木)から受け付けます。

ご参加お待ちしております。

→詳しくはこちら

山梨県立考古博物館 平成23年度考古学講座 第2回「生ゴミの考古学~骨から探る古代の食生活~」2011.6.26

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平成23年度考古学講座の第2回目を平成23年6月26日(日)(午後1時半~3時)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

平成23年度考古学講座について


第2回目も春季企画展講座として、6月26日(日)まで開催の春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」に関連した内容で行いました。

第2回 テーマ「生ゴミの考古学~骨から探る古代の食生活~」
講師:山梨県立博物館 植月 学氏

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◇主な内容
 はじめに
  考古学の研究、動物遺体(骨)を出土する遺跡、土を洗う
 1.甲斐への海産物の流入の歴史
   海の幸を求めた縄文人、古代のカマドから出土したイワシ、中世武家館の食生活
 2. 肉食の歴史
  古代のウシ利用、中世の武家居館における肉食
 3.近世甲州の食生活
  甲府城下町の食文化、鰍沢河岸跡の動物遺体
 おわりに


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48名の参加。たくさんのご参加をいただきました。
とてもおもしろい話が聞けたと好評の講座となりました。
植月さん、ご講演ありがとうございました。


次回第3回目の考古学講座は、特別展準備講座として、
「縄文土器の作り方~土器の製作実験から~」を7月17日(日)講師に北杜市教育委員会 村松 佳幸氏をお迎えして開催します。

第29回特別展は「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」として9月28日(水)より開催します。

参加お申込みは、考古博物館ホームページから簡単にお申込みいただけます。
ぜひご利用ください。

お申込みページは、こちら

明日は七夕さまです。 2011.7.6

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明日7月7日は七夕。

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本日考古博物館のエントランスホールにある、土器の顔出しパネルのところに今年も飾りました。
今年の七夕飾りはいかかでしょうか?

★2010年の七夕飾りこちら

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みんなの願いが叶いますように。

2011年07月07日

親子ものづくり教室チャレンジ博物館「縄文土器をつくろう」をPRしてきました。

ここはどこでしょうか?


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ここはNHK甲府放送局です。

また、夕方のNHK甲府のニュース番組「まるごと山梨」(午後6時10分~放送)のイベントPRコーナーに出させていただきました(平成23年7月6日放送)。
ありがとうございます。

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PRしたイベントは、来る7月17日(日)より開催の親子ものづくり教室「チャレンジ博物館 縄文土器をつくろう」です。

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この教室では、このような本物の縄文土器をモデルにしながら土器を作ります。

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北杜市の遺跡から発掘された土器も紹介しました。

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粘土づくりから形づくり・文様づけ、野焼きまでを体験できます。
(7月17日(日)・24日(日)・8月7日(日)の3日間にわたって行います)。

縄文土器を作ることによって縄文時代の知恵や、技術を感じてもらえたらと思います。

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第4回チャレンジ博物館「縄文土器をつくろう」のご案内

ただいま、参加お申し込みを受付中です(定員になり次第締め切ります)。
自分だけの縄文土器を作ってみませんか?夏休みの工作にもぴったりだと思います。
ご参加お待ちしてます!!

2011年07月20日

山梨県立考古博物館 平成23年度考古学講座 第3回「縄文土器の作り方~土器の製作実験から~」2011.7.17

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平成23年度考古学講座の第3回目を平成23年7月17日(日)(午後1時半~3時15分)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

平成23年度考古学講座について

第3回目は、この秋の考古博物館第29回特別展「縄文土器名宝展~縄文芸術の到達点~」(会期:9月28日~11月23日)の特別展準備として開催しました。

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第3回 テーマ「縄文土器の作り方~土器の製作実験から~ 」
講師:北杜市教育委員会 村松 佳幸氏
40名の参加をいただきました。

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《内容》
1.縄文土器の作り方
2.土器作りQ&A
3.縄文土器を見るポイント
4.各地域の縄文土器

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1.の縄文土器の作り方では、村松先生が作られた縄文土器の製作工程写真とともにお話が進められました(2つの有孔鍔付土器を作られました)。

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釈迦堂遺跡博物館所蔵の有孔鍔付土器(高さ20cmほど)をモデルに作られました(2個目)。
写真左が実物の縄文土器、右が村松先生が作られたもの。

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会場にもその作られた土器をお持ちいただきました。
村松先生はとても手先が器用と評判です。仕上がりにはいつも感心させられます。

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最後は特別展準備講座ということで、特別展に展示されるであろう新潟や長野、山梨などから出土した縄文時代中期の代表的な土器をご紹介いただきました。
写真の土器は、焼町土器。
特別展で実物を見るのが楽しみになったのではないでしょうか?

村松先生には、非常にわかりやすくお話いただきました。ご講演ありがとうございました。

参加されたある女性は、講演の帰りに、「縄文土器の粘土づくりから野焼きまでのお話を聞けてとてもよかった」と感想をおっしゃってくださいました。


次回最終回第4回目の考古学講座は、7月16日(土)より開催しております、夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」関連講座として、「大陸から伝わった器 ~須恵器の登場と消長~」を開催します。
開催日は、8月7日(日)、講師は考古博物館 学芸員 石神孝子氏です。

考古博物館ホームページから簡単に参加お申込みいただけます。
お申込みページは、こちら

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夏季企画展では、山梨では数少ない貴重な須恵器を一同に展示しております。
夏季企画展について
甲府市教育委員会などからも資料をお借りしています。
山梨の須恵器を一同にみられるまたとない機会です。
この講座をお聞きいただき、展示をご覧いただければと思っております。

夏休みの恒例イベント!夏休み自由研究プロジェクト2011 合同プレゼンに今年も参加してきました!2011.7.18

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平成23年7月18日(月・海の日)夏休みの恒例イベント!夏休み自由研究プロジェクト2011 合同プレゼンに今年も考古博物館参加してまいりました。
博物館を活用した夏休み自由研究プロジェクトは、2003年度より行われている事業で、今年で9回目を迎えたそうです。
夏休み自由研究プロジェクト2011について(県立博物館ホームページ)

いろいろな博物館の情報を一度に手に入れるチャンス!とあってたくさんの子どもさん・保護者の方がおいでになりました。
プロジェクトに初参加された館もあり、とても賑わいをみせたイベントでした。
《プロジェクト参加館33館、合同プレゼン参加館19館》
《会場:アイメッセ山梨、時間:午後1時30分~4時30分の3時間で開催》

※かいじあむ通信「交ひ」表面 裏面 夏休み特別号「夏休み自由研究プロジェクト2011」についての特別号。

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考古博物館ブースの左隣りは、昨年度の考古学講座でもお世話になった、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館さん、右隣りは、考古学講座でもお世話になったり、縄文王国山梨の仲間、しゃかちゃんこと釈迦堂遺跡博物館さん。

甲斐黄金村・湯之奥金山博物館さんの砂金採り体験、釈迦堂遺跡博物館さんの土偶作り体験どちらも大人気のようすでした。

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考古博物館では、今年も「土器の拓本カード」作りを行いました。
今年は、職員4人お揃いのピンクのポロシャツを着ての参加です。

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本物の縄文土器のカケラの模様の写し取りにチャレンジ!

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縄文土器を学校の授業で勉強して興味を持った子、ちょうどしおりがほしかったんだと本好きの子などなど、「やってみたい!」とみんなやる気満々です。

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墨を打つ作業では、模様が浮き出たところを見ると「ホントだ!」と言いながら模様を観察。

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「どんな模様が付けられているのかな」とわくわくしながら作業をしているようでした。

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ブースの後ろのパネルには小中学生の考古学研究、第8回わたしたちの研究室で最優秀賞に輝いた作品を展示しました(通常は考古博物館に展示してあります)。
個人研究部門・小学生の部で最優秀賞を受賞した東桂小学校の飯山さんの研究や個人研究部門・中学生の部で最優秀賞を受賞した山梨英和中学校小関さんの研究にみなさん感心したようすでした。
※飯山さんは7月10日に放送された山梨放送開局記念特別番組「子どものチカラ」で「元気の源は縄文時代!」少女として紹介されました。→「子どものチカラ」

今年も小中学生の考古学研究を募集します!(第9回わたしたちの研究室)
ぜひ夏休みの自由研究などで研究した作品をご応募ください。
9月1日より募集開始です。
第9回わたしたちの研究室について

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さてさて、土器の拓本カードの最後の作業は、考古博物館所蔵の縄文土器の写真カードと合わせてラミネート!
自分で作ったカードのできあがりに嬉しそう。
よくできました◎

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考古博物館のブースに来てくれたみなさん、ありがとうございました。
写真カードで選んだ本物の縄文土器をまた考古博物館へ見に来てくださいね。
再び会えるのを楽しみにしています。


2011年07月21日

平成23年度考古博物館協力会第1回日帰り研修「東日本第3の巨大古墳群馬県浅間山古墳への旅」 2011.7.3

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大変遅くなりましたが、
平成23年7月3日(日)に開催した、平成23年度山梨県立考古博物館協力会第1回日帰り研修「東日本第3の巨大古墳群馬県浅間山古墳への旅」の報告をいたします。

■研修先■
 ①国指定史跡 浅間山古墳(群馬県高崎市)
 ②国指定史跡 大鶴巻古墳
  小鶴巻古墳(群馬県高崎市)
 ③多胡碑記念館・多胡碑(群馬県高崎市)
 ④安中市ふるさと学習館(群馬県安中市)
  
28名の協力員さん、9名の協力員さんのご家族の方、事務局3名、計40名で参りました。

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天気は雨も心配されましたが、晴れ。協力員のみなさん晴れ男、晴れ女ですね。
移動は大型バス。運転手はアオイ観光の小林さん。

午前8時考古博物館駐車場を出発。

すぐ中央自動車道に乗りました。
バスの中では、研修の始めの会をし、参加されたみなさんに自己紹介をしていただきました。
今年度初めて協力員さんになられた方は、初の研修です。

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事務局長(保坂学芸課長)は今回もマイクを離しません♪
見学する遺跡の説明など詳しくしてくださいました。
資料(しおり)も活用いただきました。

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そうしているうちに(2時間20分ほどかかりました)今回のメイン研修地である国指定史跡浅間山古墳に到着しました。
浅間山古墳と次の見学古墳、大鶴巻古墳、小鶴巻古墳は徒歩で見学しました。
浅間山古墳は、墳丘には登れないので、周囲を歩きながら見学。
後円部から前方部へ。

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後円部~くびれ部~前方部

全長171.5m(高崎市史より)の前方後円墳で、東日本第3位の大きさです。
群馬県では一昨年研修で訪れた天神山古墳(太田市)についで2位の大きさになる古墳です。
我、山梨県が誇る甲斐銚子塚古墳は全長169mで東日本第4位。

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反対側からも見学します。墳丘は木が茂ってこんもり。
4世紀末から5世紀初頭に築造されたと推定されている、浅間山古墳。
甲斐銚子塚古墳は、4世紀後半に造られたのではないかと言われているので、銚子塚古墳より少し後にできた古墳になります。

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170mを超える巨大古墳は、1枚の写真には収まりきりません!
横からみると前方部が後円部より低いのがわかります。
周堀(内堀)は、馬蹄形をしていて、今は田んぼとなっています。
墳丘に登れないのは少し残念でありましたが、
間近くでみた、東日本第3の前方後円墳は、どうだったでしょうか?

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ではでは、次は大鶴巻古墳、小鶴巻古墳へ向かいます。
浅間山古墳からそれほど遠くないところにあります。
少し歩いていくと、向こうに大鶴巻古墳の後円部が見えました。

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小鶴巻古墳に到着です(10時50分)。ここが古墳と言われないとわからないかも。というかんじです。
5世紀後半に造られた前方後円墳です。全長87.5m(高崎市史より)。
宅地化が進行してすぐ隣に住宅がありました。周堀は把握することが難しくなっていました。
ですが、幅20m前後の周堀が墳丘を一周していることがわかっているそうです。
墳丘の一部は現代の墓地にもなっていました。

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お隣の大鶴巻古墳へ。国指定史跡。(11時)

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大鶴巻古墳は、4世紀末から5世紀初頭の築造と推定されています。
前方後円墳で全長123m(高崎市史より)。
周堀(内堀)の周りを歩いて、後円部~前方部へ。

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墳丘へ登ることができるようだったので登ってみました。

高崎市のホームページによると、大鶴巻古墳は、地元の「大鶴巻古墳保存会」の方々が、いつも草刈りや、清掃をしてくださるので、今でも美しい古墳の形を見ることができるということです。
地域の方の努力もあってこの古墳が守られ、未来の人へ伝えられていくのだなと思いました。

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古墳の石室は発掘調査がされていないので、不明ですが、おそらく竪穴系の埋葬施設だと考えられています。ここに眠っている方はどんな方なのか、副葬品はどんなものがあるか、想像しながら見学しました。

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高さは約10mです。眺めがいいです。
お隣の小鶴巻古墳の全景が見えたり、浅間山古墳の一部も見えました。

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埴輪片発見か!?

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前方部へも行ってみました。
大きさを実感できます。
大鶴巻古墳の周堀(内堀)も今は主に田んぼとなっていました。

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大鶴巻古墳、前方部より(11時30分)

これで午前の見学は終了して、お昼を取りました。

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お昼の場所へ移動中に発見。
群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」の旗。
いろんな姿をしたぐんまちゃんです。

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お昼は和食処 武笠路(むかさろ)さん(藤岡市)にて。

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お腹いっぱいいただきました。
ごちそうさまでした。

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さてさて、ご飯を食べ、午後の見学場所、多胡碑記念館へ。午後も好調です♪

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多胡碑記念館では、学芸員の和田さんにご案内いただきました。(13時)
駆け足でしたが、館内に展示されている貴重な石碑の拓本などを見学しました。
その後、館外にある、多胡碑を見学しました。

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多胡碑は国指定特別史跡で、那須国造碑、多賀城碑と併せて日本三大古碑といわれています。
また多胡碑(711年の銘があります)は上野三碑の一つです。上野三碑…「多胡碑」「山ノ上碑(681年)」「金井沢碑(726年)」。

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国内に現存する平安時代以前の石碑はわずか18しかないともいわれています。
この時代の文献資料は、あまり現存していないため、約1300年前につくられた石碑が文字を読むことができる状態で残っていることは大変貴重なことです。
現在は保護のため、覆屋が設けられています。
扉を開けた公開は毎年1回、3月9日の一番近い日曜日だそうです。

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約1300年前に刻まれた文字がしっかりを見えました。
記念館あわせて、40分ほどの見学でありました(13時40分)。

それから、最後の見学地、安中市の歴史をわかりやすく展示している安中市ふるさと学習館へ(14時25分)。

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館内は、ふるさと学習館の学芸員佐野さんにご案内いただきました。
佐野さんはあの菅助文書(真下家文書)を発見した方であります。

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これは縄文土器のイノシシ装飾の展示。この集合具合の展示があまりにも印象に残ったので。
記念に。

《広報あんなか2007年1月号 ふるさと学習の森 だよりより 抜粋》

イノシシ土器は、安中ブランド
約5千年(縄文時代前期後葉)も前に安中でつくられた土器にイノシシの顔が使われているのです。これらは、獣面土器と呼ばれ縄文式土器の中では、諸磯b式という土器に分類されます。獣面土器は、日本の中でも特に安中市を中心に群馬県西部地域から多く出土します。つまりイノシシ顔の土器は、この地で発祥した言わば安中ブランドなのです。

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戦国武将、山本勘助の実在を示す、真下家(ましもけ)文書の1通が展示されていました。

「山梨県の方はすぐこの文書を見学に来てくれました」と佐野さんはおっしゃってくださいました。

平成20年に5通の「武田氏関連文書」(真下家文書)が発見されました。
山梨県立博物館の学芸員も調査にあたり、これらの古文書は、昨年度県立博物館で開催されたシンボル展「実在した山本菅助」で展示されました。

ここで展示されていたものは、武田晴信信判物(天文17年(1548)年)。
山本菅助の信州伊奈郡における働きに対して恩賞を与えることを伝えたものです。

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すぐ近くでゆっくりと文書を見ることができ、「山本菅介」の文字も見えたようです。
はるばる安中市まで見に来た甲斐があったのではないかと思います。

14時50分。30分弱と短い時間でしたが見学を終え、山梨へと帰路に着きました。

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安中市ふるさと学習館前にて、第1回日帰り研修参加者集合写真

午後5時30分ちょうど考古博物館駐車場に到着。
予定時刻ぴったりということで、運転手さんの凄腕にびっくり。
1日の終わりもよく、研修を終了することができました。

参加されたみなさん、博物館をご案内いただいた、学芸員の和田さん、佐野さん、そして、安全に運転してくださったバスの運転手小林さん、ありがとうございました。

■研修記大募集中です■

協力員のみなさまには研修記をお願いしています。
はじめて研修に参加された方の研修記、今まで研修記を書いたことがない方の研修記など大大募集中です。
このブログでもいただいた研修記を順次掲載していく予定です。
どうぞよろしくお願いします。

2011年07月24日

考古博物館平成23年度夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」協力員勉強会 2011.7.22・24

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現在、考古博物館では、7月16日(土)より平成23年度夏季企画展「大陸から伝わった器~山梨の須恵器Ⅱ~」を開催しています。
夏季企画展
この企画展の勉強会(考古博物館協力員さん対象)を平成23年7月22日(金)、24日(日)に特別展示室にて行いました。

下記の参加者、解説担当で開催しました。
7月22日:参加協力員 13名、担当 石神学芸員
7月24日:参加協力員 11名、担当、石神学芸員

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石神学芸員がこの企画展を企画しました。
得意分野です。
わかりやすく親しみを持てる石神学芸員の解説は好評です。

1.須恵器(すえき)の登場コーナーにて
このケース内には、山梨県では5例しか出ていない「樽型ハソウ」を集めて一同に展示しました(4点展示)。
「ハソウ」も山梨県内からは数えるほどしか出土していないのですが、ここにほとんど集められ展示されています。

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2.古墳に供えられた須恵器コーナーにて
四ッ塚古墳(笛吹市)から出土した大甕や県指定文化財平林2号墳出土の須恵器などが展示されています。

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須恵器のカケラも貴重です。山梨で焼かれた須恵器をじっくり観察。

2日間で24名の協力員の方にご参加いただいたこの勉強会
参加された方からは、
「須恵器に興味が持てた」
「もっと須恵器について知りたくなった」
「須恵器おもしろいですね」との感想が聞かれました。

「これからまた勉強したい」と意欲をみせていた協力員さんたちでありました。

About 2011年07月

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