
平成23年度考古学講座の第1回目を平成23年6月5日(日)(午後1時半~3時)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。
考古学講座ではいつも一つの大きなテーマを設けて4回行ってきましたが、今年はそのテーマを設けずに企画展や特別展に関連する講座4回開催することとなりました。
第1回目は春季企画展講座1として、6月26日(日)まで開催中の春季企画展「古代の台所~縄文土器から圧力鍋まで~」に関連した内容で行いました。

第1回 テーマ「お鍋とお釜の考古学 ~土器からみる煮沸具の変遷~」
講師:帝京大学山梨文化財研究所 櫛原 功一氏
39名の参加をいただきました。

櫛原さんは「博士」でもあります。
博士の話も聞ける考古学講座です。

博士なのですが、決して難しい内容ではなく、とてもわかりやすくお話いただきました。
また、櫛原さんは事前に企画展をご覧になり、その展示内容も盛り込んだ内容にしてくださいました。

【主な内容】
はじめに ―土器の見方―
「土器の内外面の使用痕から、土器をどのように使ったかわかる」
食生活の変化
「食生活改善のために、たえず人間はさまざまな工夫や努力をしてきた。その結果、寿命の向上、ライフスタイル、住まいと集落の発達をもたらした」
鍋と釜の地域性
「日本列島でも南北の違いがある」
土器の変遷(縄文時代から近世まで)
「土器のかたちの変化は調理施設の変化の反映でもある」
食物の変化
「何を食べてきたのか、遺跡調査のなかで調査が進んでいる」
炉とかまどの祭祀と象徴性
「炉やかまどは、単なる調理施設にとどまらない象徴性をもっていた」

今回の講座は初めて講座にいらっしゃる方も多く、勧学院の方も積極的にご参加いただきました。
勉強熱心なようすが伝わってきました。
櫛原さん、ご講演ありがとうございました。
今回の講座は春季企画展関連講座ということで、
講座終了後は、石神学芸員による展示解説を開催しました。
10名くらいの方がこの解説にも参加してくださいました。
展示解説もすることで、企画展の理解度も高まったと思われます。
次回第2回目の考古学講座は、引き続き春季企画展関連講座として、
「生ゴミの考古学~骨から探る古代の食生活~」を6月26日(日)に講師に山梨県立博物館 植月 学氏をお迎えして開催します。
わたくし的にはタイトル(テーマ)が4回の講座の中で「おもしろそう!」と一番ヒットしました。
どんな内容かとても興味深いです。
こちらの回は只今参加お申込み受付中です。
考古博物館ホームページから簡単にお申込みいただけます。
最近はホームページからお申込みくださる方も多くなってきました。
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