特別講演会の第3回目を平成22年11月21日(日)午後1時半から3時まで、風土記の丘研修センター講堂で開催いたしました。
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第3回目テーマは「縄文人のお産」。講師には山梨県埋蔵文化財センター所長小野正文氏をお迎えしました。
講演は、まず藤森栄一先生の縄文時代のお産に関する最初の論文である「縄文人のお産」の話から始まりました。
今回の講演会の題目は…「縄文人のお産」。そのものズバリのタイトルです。
それから出産土偶についてやお産のかたちのお話、お産の土器などのお話がありました。また、特別展に展示中のだっこ土偶(東京都宮田遺跡)やツボを持つ土偶(長野県目切遺跡)、人体絵画土器(長野県唐渡宮遺跡)などについてもお話くださいました。
講演会は30名のご参加をいただきました。
いつも講演会にご参加くださるリピーターの方や協力員さん、助産学を研究されている専門家の先生もいらっしゃいました。
考古学ファンだけではなく、「お産」の専門家も注目した講演会でした。
最後に理学博士である松井孝典(まついたかふみ)が書いた「おばあさんが存在することによって人類が繁栄する」という内容の「我々はなぜ人間圏をつくったのか」という文章を提示して「おばあさんの存在」について述べられました。
と同時に宮田遺跡のだっこ土偶は背骨の曲り具合などから女性はおばあさんではないかと提言されました。
「知り得ている日本の土偶のすべてをお見せできた講演であったと自負している」という小野所長さまの言葉で講演は締めくくられました。
小野所長さま、ご講演ありがとうございました。
今回も講演会後、学芸員による特別展解説を行いました。
先程の講演の内容を踏まえた解説もプラス。
参加された方々は、土偶や出産土器を丁寧に見ているようでした。
また、もう何度も展示を見ていただいた方もこの解説を聞きながら、展示を観覧されていました。
以上をもちまして全3回の特別講演会は終了です。
特別展「発掘された女性の系譜」は明後日11月28日(日)までです。
山梨ではもう見ることができない遺物の数々お見逃しなく!

