平成22年度2回目の史跡文化財セミナーになります、第45回史跡文化財セミナーを「能見城防塁と新府城」を平成22年6月13日(日)、韮崎市にて開催いたしました。

☆今回のコース☆
はじめの会(新府城公園駐車場)
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新府城
東出構~搦手~二の丸~本丸(登る)
本丸~三の丸~枡形・三日月堀(降りる)
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新府城公園駐車場…車で移動…穴山さくら公園駐車場
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宿尻遺跡を通って、能見城防塁の一部を見る
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昼食(穴山ふれあいホール)
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御名方〔みなかた〕(黒駒)神社・能見城防塁
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終わりの会(穴山さくら公園駐車場)
今回の史跡文化財セミナーには29名の方にご参加いただきました。
参加くださった方々…
韮崎市の方、史跡文化財セミナーリピーターさん、協力員さん、2年前にも参加してくれたお父さんと息子さん、いつもは講座に参加してくれている方、どうしても参加したくて参加してくださった方…ありがとうございました。

講師は韮崎市教育委員会 閏間俊明氏。
新府城や能見城防塁などをわかりやすくまた、時折笑いが起こるような解説をしていただきました(今回の解説バージョンは笑いありバージョンでお願いしました!希望を叶えていただきましてありがとうございました)。

東出構からの新府城の見学スタートです。
新府城は武田信玄の息子武田勝頼さんが築いたお城で、戦国武将武田氏の最後の城です。
勝頼は天正9年(1581年)、1年足らずで新府城を造らせ、天正9年12月24日~10年3月3日までいたそうです。

堀を見学
幅の広い堀です…堀の種類は3つあるそうです。
ここは今は水がありませんが、雨が降るとぐじゃぐじゃになるそう。

いよいよお城の中へ入ります。北西玄関である搦手(からめて)前まで来ました。
そのすぐ横は吸い込まれそうなこんな断崖です。敵はこんな崖登って来れないはず!

搦手を通ります。まっすぐ入って来れないような構造になっています。


ずんずんお城の中へ…登ります。草木が茂っている中を歩きます。
所々で見学。

大きな大きな井戸発見!ろうと状をしていてここに水が集まってくるそうです。
深さがかなりあるので説明をしてくださっている閏間さんもちっちゃいです。

道道にはホタルブクロやアザミ?が咲いていました。

二の丸到着です。二の丸からの眺めはとてもよい!

ということでしたが、あいにく曇りで鳳凰三山は見えず…残念。
ここの場所からも崖を見渡すことができました。ここからも敵は来られまい。

そして約1時間ほどかけて歩いて新府城の頂上本丸到着!

本丸からの眺めは…

こんな景色です。
晴れればきれいな八ヶ岳が見られたはず。
能見城も見えます。
新府城は佐久・諏訪・駿河の方面を見渡すことができる位置にあることがわかります。

ここまでの道のりのおさらい。
複雑な構造をしていて容易にはここまで来られなかったはずです。
「昔、新府城で道に迷ったことあります…。」という閏間さんの昔の体験談もお話いただきました。

本丸から下ります。シトミ構えの構造がわかる部分です。

三の丸を見学しつつまた下ります。


三日月堀・丸馬出、枡形などを見学。
丸馬出は武田氏の築城した城の特徴の一つと言われています。
三日月堀はまだ発掘調査されていません。

さらに下って新府城を降りました。

次は能見城防塁跡の見学です。
その途中にある宿尻(しゅくじり)遺跡を見学。
発掘調査されていて縄文時代の住居跡などが発見されています。

今でも土器片が落ちているのが見られます。
閏間さんが持ち上げているものはなんでしょう??

能見城防塁の一部を見学。
一見するとどこが防塁??ですが、言われるとわかります。
能見城は新府城築城に際して外郭として改修されたものなどと言われていますが定かではありません。

城跡は開発でほとんどが破壊されてしまいましたが、防塁の一部は今でも存在が確認できます。

そしてお昼です。穴山ふれあいホールをお借りして昼食を取りました。
(ホールを快くお貸しくださいましてありがとうございました)。
ここは十数年前に廃校となった穴山小学校の敷地に建てられたホールです。

旧穴山小学校の校庭にある樹齢100年を超える(小学校が創立されたくらいの時に植えられた?)プラタナスです。

鈴懸の木(すずかけのき)とも呼ばれています。実がこのように鈴なりにぶら下がっていました。

午後の部です。
能見山を前に眺めながら、説明いただきました。

そして歩いて御名方〔みなかた〕(黒駒)神社へ。

高さ26mもある赤松、黒駒の松(市指定天然記念物)も見学しました。

また境内の北側に残る土塁跡も見学。
能見城の北側を守っていたという土塁の跡を確認しました。
これで見学が終わり、穴山さくら公園まで戻って終わりとなりました。

が、今回はまだ続きが…続史跡文化財セミナー。
閏間さんのご厚意で終わった後に*オプション*(このオプションは、希望者のみでしたが全員?ほとんど?の方が参加されました)で

他の防塁の一部や道祖神、トンネル、穴山スイッチバック跡を20分ほど見学しました。
雨も心配されましたが、雨も降らず無事今回のセミナーを終えることができました。
嬉しいことに、参加者の方から「今回参加できてよかった」というお言葉を重ねていただきました。
講師の閏間さま、参加者の皆さま、お疲れさまでございました。
次回、第46回史跡文化財セミナー「富士信仰と浅間神社」を8月1日(日)に富士吉田市にて開催します。
夏の暑い日、涼しい富士北麓周辺を歩きませんか?
こちらの参加お申し込みは7月1日(木)より受け付けます。
早めのお申し込みをお願いいたします。

