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2010年06月 アーカイブ

2010年06月08日

平成22年度考古学講座第1回「縄文時代の女性たち」2010.6.6

今年度最初の考古学講座を平成22年6月6日(日)(午後1時半~3時20分)に風土記の丘研修センター講堂にて開催しました。

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平成22年度の考古学講座は、秋に開催します、特別展「発掘された女性の系譜~女性・子ども・家族の造形~」に関連して「女性研究者が語る考古学最前線」というテーマで県内の数少ない女性研究者のうち4人の方にご講演いただくことになりました。

その4回シリーズの第1回目は「縄文の女性たち~釈迦堂遺跡出土遺物から~」ということで釈迦堂遺跡博物館の学芸員秋山圭子さんを講師にお招きしてご講演いただきました。

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釈迦堂遺跡についてや縄文時代の女性の姿についてなど親しみやすくお話してくださいました。

【主な内容】
 時の流れ、釈迦堂遺跡について、釈迦堂遺跡の特徴、
 人骨からわかること(病気、縄文人・弥生人の顔、出産)、
 集落での風景~女性たちの仕事、女性たちの道具、
 縄文時代のたべもの、縄文土器、土器の「重さ」、土偶、
 人の一生、いのちの区切り、つながる かさなる

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48名のご参加をいただきました。
みなさん秋山さんの終始和やかな雰囲気に癒されながら話を興味深く聞いているようでした。

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秋山様にはこんな釈迦堂遺跡の土偶のサンプルもお持ちいただきました。
参加された方に手に取って見ていただきました。

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秋山様ご講演ありがとうございました。


☆★☆講座は、あと3回続きます☆★☆

次回以降の講演もご期待ください!!

 第2回 6月27日(日)
 「甲斐黄金村ものがたり~湯之奥金山遺跡の発掘調査と博物館活動~」
  講師:湯之奥金山博物館 小松 美鈴氏

 第3回 7月18日(日)
 「 鏡よ鏡~その輝きに魅せられたわたしたち~」
 講師:当館 雨宮 加代子氏

 第4回 8月8日(日) 「女性の考古学よもやま話」
 講師:山梨県埋蔵文化財センター 野代 恵子氏

※2回目は現在受講お申し込みを受け付けております。
※3・4回のお申し込みは開催日1ヶ月前より受け付けます。

4回受講していただいた方には受講証お渡しします。
ぜひ続けてご参加ください。
お申し込みお待ちしております。

2010年06月17日

第45回史跡文化財セミナー「能見城防塁と新府城」2010.6.13

平成22年度2回目の史跡文化財セミナーになります、第45回史跡文化財セミナーを「能見城防塁と新府城」を平成22年6月13日(日)、韮崎市にて開催いたしました。

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☆今回のコース☆
はじめの会(新府城公園駐車場)

新府城
東出構~搦手~二の丸~本丸(登る)
本丸~三の丸~枡形・三日月堀(降りる)

新府城公園駐車場…車で移動…穴山さくら公園駐車場

宿尻遺跡を通って、能見城防塁の一部を見る

昼食(穴山ふれあいホール)

御名方〔みなかた〕(黒駒)神社・能見城防塁

終わりの会(穴山さくら公園駐車場)

今回の史跡文化財セミナーには29名の方にご参加いただきました。
参加くださった方々…
韮崎市の方、史跡文化財セミナーリピーターさん、協力員さん、2年前にも参加してくれたお父さんと息子さん、いつもは講座に参加してくれている方、どうしても参加したくて参加してくださった方…ありがとうございました。

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講師は韮崎市教育委員会 閏間俊明氏。
新府城や能見城防塁などをわかりやすくまた、時折笑いが起こるような解説をしていただきました(今回の解説バージョンは笑いありバージョンでお願いしました!希望を叶えていただきましてありがとうございました)。

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東出構からの新府城の見学スタートです。
新府城は武田信玄の息子武田勝頼さんが築いたお城で、戦国武将武田氏の最後の城です。
勝頼は天正9年(1581年)、1年足らずで新府城を造らせ、天正9年12月24日~10年3月3日までいたそうです。

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堀を見学
幅の広い堀です…堀の種類は3つあるそうです。
ここは今は水がありませんが、雨が降るとぐじゃぐじゃになるそう。

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いよいよお城の中へ入ります。北西玄関である搦手(からめて)前まで来ました。
そのすぐ横は吸い込まれそうなこんな断崖です。敵はこんな崖登って来れないはず!

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搦手を通ります。まっすぐ入って来れないような構造になっています。

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ずんずんお城の中へ…登ります。草木が茂っている中を歩きます。
所々で見学。

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大きな大きな井戸発見!ろうと状をしていてここに水が集まってくるそうです。
深さがかなりあるので説明をしてくださっている閏間さんもちっちゃいです。

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道道にはホタルブクロやアザミ?が咲いていました。

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二の丸到着です。二の丸からの眺めはとてもよい!

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ということでしたが、あいにく曇りで鳳凰三山は見えず…残念。
ここの場所からも崖を見渡すことができました。ここからも敵は来られまい。

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そして約1時間ほどかけて歩いて新府城の頂上本丸到着!

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本丸からの眺めは…

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こんな景色です。
晴れればきれいな八ヶ岳が見られたはず。
能見城も見えます。
新府城は佐久・諏訪・駿河の方面を見渡すことができる位置にあることがわかります。

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ここまでの道のりのおさらい。
複雑な構造をしていて容易にはここまで来られなかったはずです。
「昔、新府城で道に迷ったことあります…。」という閏間さんの昔の体験談もお話いただきました。

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本丸から下ります。シトミ構えの構造がわかる部分です。

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三の丸を見学しつつまた下ります。

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三日月堀・丸馬出、枡形などを見学。
丸馬出は武田氏の築城した城の特徴の一つと言われています。
三日月堀はまだ発掘調査されていません。

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さらに下って新府城を降りました。

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次は能見城防塁跡の見学です。
その途中にある宿尻(しゅくじり)遺跡を見学。
発掘調査されていて縄文時代の住居跡などが発見されています。

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今でも土器片が落ちているのが見られます。
閏間さんが持ち上げているものはなんでしょう??

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能見城防塁の一部を見学。
一見するとどこが防塁??ですが、言われるとわかります。
能見城は新府城築城に際して外郭として改修されたものなどと言われていますが定かではありません。

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城跡は開発でほとんどが破壊されてしまいましたが、防塁の一部は今でも存在が確認できます。

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そしてお昼です。穴山ふれあいホールをお借りして昼食を取りました。
(ホールを快くお貸しくださいましてありがとうございました)。
ここは十数年前に廃校となった穴山小学校の敷地に建てられたホールです。

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旧穴山小学校の校庭にある樹齢100年を超える(小学校が創立されたくらいの時に植えられた?)プラタナスです。

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鈴懸の木(すずかけのき)とも呼ばれています。実がこのように鈴なりにぶら下がっていました。

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午後の部です。
能見山を前に眺めながら、説明いただきました。

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そして歩いて御名方〔みなかた〕(黒駒)神社へ。

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高さ26mもある赤松、黒駒の松(市指定天然記念物)も見学しました。

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また境内の北側に残る土塁跡も見学。
能見城の北側を守っていたという土塁の跡を確認しました。
これで見学が終わり、穴山さくら公園まで戻って終わりとなりました。

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が、今回はまだ続きが…続史跡文化財セミナー。
閏間さんのご厚意で終わった後に*オプション*(このオプションは、希望者のみでしたが全員?ほとんど?の方が参加されました)で

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他の防塁の一部や道祖神、トンネル、穴山スイッチバック跡を20分ほど見学しました。


雨も心配されましたが、雨も降らず無事今回のセミナーを終えることができました。
嬉しいことに、参加者の方から「今回参加できてよかった」というお言葉を重ねていただきました。
講師の閏間さま、参加者の皆さま、お疲れさまでございました。

次回、第46回史跡文化財セミナー「富士信仰と浅間神社」を8月1日(日)に富士吉田市にて開催します。
夏の暑い日、涼しい富士北麓周辺を歩きませんか?
こちらの参加お申し込みは7月1日(木)より受け付けます。
早めのお申し込みをお願いいたします。


2010年06月18日

新しく県の文化財に指定されました-甲府城跡出土飾瓦-2010.6~

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今年度も新指定文化財展を開催中です。
今回は平成22年3月31日に新しく山梨県の文化財に指定された「甲府城跡出土飾瓦」を6月17日(木)より期間限定にて考古博物館のエントランスホールで展示しております。

昨年度の新指定文化財展についてはこちら

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★考古博物館ホームページにもこの展示の紹介があります。新指定された瓦についての詳細はこちらのページをご覧ください。

こちら

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桐文様の鬼瓦。

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鷹羽(たかのは)文の飾瓦。

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鬼瓦の上につく鳥衾(とりぶすま)。

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金箔が所々に残っているのを確認できます。

今回指定を受けた瓦は151点でここに展示していますのは一部になります。
また常設展示甲府城コーナーにも指定になった瓦を展示しております。

期間限定展示なのでお見逃しなくご覧ください!!

2010年06月22日

平成21年度協力員さん感謝の品

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平成21年度にご協力・研修会に参加でスタンプを12個以上集めた協力員の方に感謝の品を順次お渡ししています(長らくお待たせしました)。

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焼成の際の破裂という不幸がありましたが、その悲しさをバネに(!?)して再び保坂課長が心を込めて製作しました。
今回新しいものは土偶ちゃんの頭です。
酒呑遺跡や原町農業高校前遺跡、金生遺跡(北杜市)などいろんな遺跡から出土した土偶をモデルにして作られています。

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土偶ちゃんの他にも泥めんこや矢じりも選べます。

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手作りなので、土偶ちゃんの顔の表情がそれぞれちょっとずつ違います。
どれもとても愛らしく、愛着を持っていただけると思います。


平成21年度に引き続き、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

2010年06月23日

生花(せいか)2010.6.23

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"いけばな"ではなく、生花(せいか)というそうです。
今回も原田さんが今日生けてくださいました。

征木(マサキ)というニシキギ科ニシキギ属の木が薄端(うすばた)に生けられています。

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薄端は金属製の花器で胴の部分と広口の上皿部に分かれていて、2つ重ねて花器として使うようになっているらしいです。

この自立している姿素晴らしいです。

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葉っぱは緑一色ではなくて緑に黄色の縁取り。
ありがとうございました。

2010年06月27日

平成22年度ボランティアガイド研修 2010.6.25・26

今年度も引き続き、協力員さん対象のボランティアガイド研修を平成22年6月25・26日(金・土)に開催しました。
この研修はボランティアガイドさんを養成するため、また、活躍されているガイドさんの勉強のため、協力員さんの考古博物館の展示物や山梨の歴史などの知識を深めるための研修でもあります。

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講師は末木学芸主幹です。
どの協力員の方も熱心にお聞きいただきました。
また質問などもしていただいたようで、末木主幹も丁寧に答えていたようです。

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現在ガイドとして活躍されている協力員さんも熱心に勉強されていました。

ご参加いただきましてありがとうございました。
ボランティアガイド研修(後期)は9月に開催する予定です。
よろしくお願いいたします。

月の第4土曜日は考古博物館の日イベント「縄文ぬりえをぬろう」2010.6.26

第3回目の考古博物館の日イベント「縄文ぬりえをぬろう」を6月26日(土)に開催しました。

*月の第4土曜日は考古博物館の日」について

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縄文時代を想像しながらぬりえをぬっていただきました。
今回のぬりえは展示室に展示してある縄文土器や土偶、そして南アルプス市の遺跡に関係するかわいらしい縄文ぬりえ(ぬりえを南アルプス市さんからいただきました!ありがとうございました)です。

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家族でぬりえをぬってくれています。
どんなぬりえになったかな?

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土偶ちゃんをこんなにカラフルにぬってくれました!

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ぬりえの前でピース!

このぬりえは考古博物館エントランスホールにて1週間ほど展示しています。

次回の「考古博物館の日」は9月25日(土)。
(7・8月は夏休みフリーパスポート期間中なのでお休みです)。
内容は「特別展事前ぬりえをぬろう」。
第28回特別展「発掘された女性の系譜」で展示されるもののぬりえをぬってみます♪
少し先になりますが、次回の「考古博物館の日」もお楽しみに。

2010年06月29日

平成22年度考古学講座第2回「甲斐黄金村ものがたり」2010.6.27

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第2回考古学講座「甲斐黄金村ものがたり~湯之奥金山遺跡の発掘調査と博物館活動~」を平成22年6月26日(日)(午後1時半~3時)に風土記の丘研修センター講堂にて開催し、36名のご参加をいただきました。

*平成22年度考古学講座について

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湯之奥金山博物館の学芸員小松美鈴さんを講師にお招きしてご講演いただきました。

甲斐黄金村・湯之奥金山博物館の活動や湯之奥金山遺跡(国指定史跡)について、また戦国期の鉱山作業や甲州金、昨年度行われた茅小屋(かやのや)金山遺跡の測量調査・ロボット坑測量についてなど様々なお話を流れるようにかろやかにお話いただきました。

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湯之奥金山博物館は身延町にある平成9年開館、今年11年目の博物館で甲州金など91点をメイン展示にしているそうです。
この数の甲州金を一同に見られるのは「ここだけ」とおしゃっていました。

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展示の様子やこども金山探検隊の様子、砂金掘り大会の様子の映像も流していただきました。
砂金掘りは「スポーツ」だそうです。
毎年好評の砂金堀り大会は今年は8月7日(土)に開催されます。

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講演中には参加者のみなさんにこの写真で持たれている金塊を触らせていただきました。

「これ本物だと思いました?実は本物の金ではありません…。」


また講演最後には博物館の役割についてお話いただきました。
湯之奥金山博物館は子どもでも大人でも気軽に立ち寄ってもらえる「敷居の低い博物館」を目指して活動しているそうです。
「地域文化を未来に伝えていくこと、つながっていくことが大事でその一助となるのが博物館の使命である」と小松さんはおっしゃっていました。

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小松さんには、12ページにもわたる講演資料も作製していただきました。
さらにこれらの資料もいただきました。
「よってけし、身延」の6ページには、小松さんも地元で活躍する人として紹介されています。

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さらに講演後には小松さんからステッカーとシールを参加者の方1人1人お渡しいただきました。
シールのキャラクターは博物館のマスコット「もーん父さん」だそうです。
ステッカーは「蝙蝠山(こうもりやま)」。←車にも貼れます!

*湯之奥の遠景を身延方面から見ると蝙蝠が羽を広げているような形に見えるそう。

この講演を聴いて、博物館へ行ってみたい、金山に登ってみたい、砂金採りをやってみたいと思ったのではないでしょうか?
みなさん講演の内容が濃く満足されていたようです。

小松様ご講演ありがとうございました。


☆★☆講座は、あと2回☆★☆

 第3回 7月18日(日)
 「 鏡よ鏡~その輝きに魅せられたわたしたち~」
 講師:当館 雨宮 加代子氏

 第4回 8月8日(日) 「女性の考古学よもやま話」
 講師:山梨県埋蔵文化財センター 野代 恵子氏

どちらの講座も興味深い貴重な話が聞けるかと思います。
受講お申し込みお待ちしております。

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