協力員さんを対象とした『体験学習』の研修会「青銅鏡作り体験」を風土記の丘研修センターで3月28日に行いました(協力員8名参加)。
「青銅鏡作り体験」は研修センターで行っている大人のものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」で今年度から開始した講座です。
今回は原型作りの次の行程「鋳型作り」から青銅の溶解、鋳込み、青銅鏡の調整・研磨まで1日がかりで行いました。

まずはじめに青銅鏡製作についての学習です。
今回の研修会の担当は米田リーダーと長谷部さんです。

踏み返しという鏡の作り方で直径8cmほどのミニ青銅鏡を製作しました。
モデルは東大寺の鎮壇具「瑞花六華鏡」。
早速青銅鏡の鋳型作りです。

型は砂型です。
水ガラスが入った砂を炭酸ガスで固めて型を作りました。



作業にみなさん集中しています。
青銅を流し込む穴も開けました。

鋳型が出来上がりました。壮観です。

いよいよ鋳込み(湯入れ)の行程です。

青銅を炉で溶かします。青銅は銅と錫の合金です。
真っ赤に溶けました。

一人一人順番に鋳込みます。
鋳込む時が一番緊張です!!
「久々に緊張した!」という協力員さんも。
このスリルがよいそうです。


ゆっくり、落ち着いて型に青銅を流します。

入れ終わったら少しさまし、型から青銅を取り出します。

砂を洗うと黄金色?をした青銅鏡が現れました。

次は青銅鏡を調整します。
グラインダーでバリを落とします。
切り落とし過ぎないように平らにする作業もなかなか大変。

鏡面を平らに調整。

最後に磨きの行程。
紙ヤスリで2時間近く磨きました。
でも、まだまだ磨き足りない様子。
この作業は根気と体力がいります!!

最後にまとめ。
予定修了時刻は3時でしたがもう4時を回っていました。
みなさん熱心でした。

「この体験を通して青銅鏡の見方が変わる」と感想を述べていた協力員さんもいらっしゃいました。

製作した青銅鏡
ここまで磨き上げるのは大変な苦労でした。
参加された協力員さんお疲れ様でした。
来年度も「原始古代の技を学ぶ」では一般の方を対象とした「青銅鏡作り体験」を積極的に開催します(6・9・11・3月に開催する予定)。
また、4月1日から家族向け体験メニューで「青銅鏡作り」を新設します。
国内の博物館で青銅鏡作り体験ができるのは珍しいです。
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