平成20年11月2日(日)に風土記の丘研修センター講堂にて、特別講演会の第2回目を開催しました。今回は、埼玉県立自然の博物館の栗島義明氏を講師にお招きし、「縄文時代の埋納行為」についてわかりやすくかつ中身の深い講演をしていただきました。
*すみません、照明を暗くしているため、写真が暗く、不鮮明で見にくくなってしまっています。
パワーポイントを使用しての講演です。
特別展の埋納行為の始まりで展示しています、「鳴鹿山鹿遺跡の石器」についてお話がありました。
そして、石材原産地遺跡での埋納行為、山脈を越えた石器の移動、石器管理、縄文人の智恵、石器の埋納行為の不思議などについてお話いただきました。
また、縄文の至宝と埋納で展示しています、「富士吉田市上中丸遺跡遺跡の土器に納められた磨製石斧と黒曜石の原石」についてのお話がありました。
このように埋納された事例は2例しかなくとても珍しい事例ということでした。

それから、縄文の至宝と埋納で展示しています、ヒスイ大珠についてもお話がありました。
ヒスイ大珠は縄文時代のムラの中心から発見されることが多く、これはムラの長が身につけるとともにムラの統合のシンボルとなっていたのではないかということをおっしゃっていました。
さらに、地域間の交易の実態や大珠出土位置の地域差、縄文時代の交易活動などについてお話いただきました。
最後に、考古学ではそのものをみるだけでなく、そのものの形以上に出たあり方に注目し、その状況からその当時の社会などを分析しているということを強調していただきました。
それから、栗島さんが今日、心にとめておいてもらいたいこととして「縄文時代は考えている以上に社会的組織があり、それがしっかり運営されていた。それは現代の特に田舎のムラの社会に残っており、今に繋がるものがもう縄文時代にあった。」ということを話されました。
栗島さんご講演ありがとうございました。
第3回特別講演会「銅鐸の世界」は、次の日曜日11月9日(日)に開催します。
こちらにもお越しくださいませ。
※講演会につきましては、考古博物館ホームページをご覧ください。

