「70cmをこえる身長、均整のとれた美しい文様、そして4回にも及ぶ海外出展…。(中略)その殿林が考古博物館を旅立っていきました。」
これは(2007年)9月11日に掲載した「旅立ちのとき」の書き出しです。その「殿林」(甲州市、深鉢形土器)が帰ってきました。
落ち着きとともに風格さえも漂わせるその様は、縄文時代コーナーの中央に構えるにふさわしく、我々には安心感を、そして初めての来館者には驚きと衝撃を与えます。ここが殿林の指定席、半年ぶりに所定の場所に戻ってきました。
東京国立博物館との相互貸借は以上で終わり、当分の間ありません。が、そこは「縄文王国」山梨、殿林に続き、他館や他県へと新たに旅立ったものがあります。

左:深鉢形土器(甲州市安道寺遺跡) 兵庫陶芸美術館へ(貸出中、6月中旬まで)
右:深鉢形土器(笛吹市一の沢遺跡、重要文化財) 同上
殿林も5月から(11月まで)東京・京都・広島を巡回するなど、上述の2点以外にも多くの考古資料が今後旅立っていきます。残念な気持ちもありますが、他県(他館)で多くの人に見てもらえる!と思えば、喜ぶべきことなのでしょう。
さて、この回(ページ)をもって協力会ブログ担当が変わります。前回も含め足かけ2か月程度という非常に短い間でしたが、これまでありがとうございました。4月からは新しい担当が新しい色で、そして新しくも柔らかな感性で運営していくことと思います。引き続き変わらぬご愛顧を、そしてご協力をお願い申し上げます。また、2年間担当してきた考古博物館ホームページも、本日の更新を最後に、担当が変わります。協力会ブログ共々、今後とも切にお願い申し上げます。
最後の掲載は、園内の様子、今日の桜です。最後の1枚なのに、曇天のため映えない写真となってしまったのが残念です。結局、当館の桜は24日(月)に、一番開花して欲しくなかった日に開花してしまいました。そして今日は早くも満開に。
4月6日の史跡文化財セミナーを含め、今後も桜には悩まされそうです…。

